寝て起きたら翼が生えてた    作:レタスサラダ

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第5話です。 どうぞ。


オトコ…ドコ…

「はいお前ら集合〜

2週間前に今回の正実の人員募集を掛けたが、ここにもう1人加わることになった。」

 

「ツイカ? ダレダロウネー?」

「ヤサシイヒトダトイイネー。」

「ココロガオドル…!」

「ヒトッパシリツキアエヨ!」

 

「じゃあ今から自己紹介してもらうから。

仲良くしろよー?」

 

「緋翠拓真です…

今日から正実のメンバーになりました。

…えっと、よろしくお願いします。」

 

「「「「「男の子!?!?!?!?!?!?!?」」」」」

 

「あっおいお前ら落ち着け… ああ、無理だったわ。」

 

 

治安と規律を司る正義実現委員会。

しかし彼女らもまた中学生、高校生の女の子。

都市伝説でしかなかった人間の男の子などというファンタジーじみた存在が現れれば張った肩肘も緩むというもの。

結果として、タクマは正実のメンバーに囲まれて質問責めにあっていた。

 

 

「どこから来たの?」

 

〈遠いところとだけ。〉

 

「どうして正実に?」

 

〈委員長に勧誘されて。〉

 

「どんな人がタイプ!?」

 

〈あんまり気にしたことなくてわかんないです…〉

 

「好きな食べ物は?」

 

〈多過ぎて決め切れないです。〉

 

「銃はどれ使ってる?」

 

〈まだ決まってなくて… でも多分スナイパーライフルになるかなと。〉

 

「何年生?」

 

〈1年生です。

よろしくお願いしますね。〉

 

「ぬるぽ。」

 

〈ガッ。〉

 

「はいはい質問したくなるのはわかるけどそれくらいにしておけー?

タクマが困ってるぞー。」

 

「「「「「ハーイ。」」」」」

 

〈すみません、助かりました。〉

 

「いやいや、こうなるのはわかってたから気にすんな。

さて、とりあえずの自己紹介が終わったところで早速訓練だ。

正実は犯罪者や不良との戦闘が多いから体力の増強は必須だ。

つーわけでとりあえずはランニングだ。

入ったばっかで体をほとんど動かしてこなかった奴もいるだろうからまずは軽めに。

徐々に距離を伸ばして体力をつけてもらうからなー。」

 

 

【タクマside】

こうして正実として初めての訓練が始まった。

ここに来る前までの俺は人並み程度の運動神経しか持っていなかったが、ヘイローとやらを獲得したせいか前よりも体の動きが良くなっている気がする。

気がする程度だし背中の翼が重いしデカいしで色々不便ではあるが、ただでさえ他の皆よりも紙装甲な分少しでも鍛えて動けるようにしておかないといつか致命傷を負いかねない。

伸び代も調べていかないと…

おあ… 体中が痛え…

 

 

「次は射撃訓練だぞ。

どの種類を使うか調べるから一通り撃ってもらうからなー。」

 

 

 

 

□□□□□□□□□

 

 

 

 

射撃訓練はまあまずまずといったところだった。

無論そんなもの一度も使ったことなどないのでどうだったかと聞かれたら散々だった以外に答えようはないのだが、少なくとも明らかに弾が変な方向に飛んでいくとかはなかった。

ハンドガン・サブマシンガン・ショットガン・ライトマシンガンにスナイパーライフル、一通り試してみたが全部散々だったので逆に考えれば訓練すれば全てある程度使いこなせるということだ(ポジティブ)

入部前には委員長からはその硬い翼を生かしてスナイパーライフルをと勧められたが、まあ使える武器種は多いに越したことないだろうし。

それにしても、反動がすげえのな…

普通の訓練ですでに体バキバキなのにさらにしんどい。

 

 

「こんにちは、お疲れ様っす。」

 

〈? お疲れ様です。

えーっと、貴方は…〉

 

「仲正イチカっす。

同級生だから敬語はいらないっすよ?

私のこれはただのクセなんで。」

 

〈あ、そうだったのか。

よろしく仲正さん。〉

 

「仲良くしてくれると嬉しいっす。

それにしても、君が噂の男子生徒だったんすね。」

 

〈噂?

俺、みんなの前に顔出したの今回が初めてだったはずなんだけど…〉

 

「まあ私も出所までは詳しく知らないんすけどね。

救護騎士団に運び込まれた人がいて、見たことのない生徒で所属もわからない人がいるって。

委員長も特に言及してなかったから、みんなが何かの見間違えたんだとばかり思ってたんすよ。」

 

〈あーそれかぁ…

事実ではあるんだろうけどその時の記憶ないんだよね。

羽川先輩がそんな感じのこと言ってたし。〉

 

「あれ、そこも事実だったんすね。

まあ何はともあれ大事ないようでよかったっす。」

 

〈会って間もないのに心配してくれてありがとう。〉

 

「いやいや、気にしなくていいっすって。

訓練再開するみたいだから行くっすよー。」

 

 

キヴォトスに来て初めての友人ができた瞬間だった。

仲正さんともう1人、そう遠くない未来で出会う人物と合わせてトリニティのツーカートリオとして色んな意味で悪名を轟かすことになるとはこの時の俺は思いもしなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈仲正さん、一つ聞きたいんだけど。〉

 

「いいっすよ?」

 

〈もしかしてさ、トリニティって女子校だったりする…?

実は記憶喪失みたいな感じらしくてキヴォトスについてあんまり知らないんだよね。〉

 

「あ、そうだったんすね。

んーーーー… そういうわけじゃないっすよ。」

 

〈そうなの?

その割には男子が1人も「トリニティじゃなくて、そもそもキヴォトスの生徒は女の子しかいないからその質問にはノーと答えさせてもらうっす。」ウソダドンドコドン……〉

 

 

 

 




サツキガチャ無事爆死で安定の天井です。



地の文で書くときは☆で書いていくことにしました。

今後の展開についてです。

  • 1. 時系列順が良い
  • 2. 原作時間軸まで飛んでほしい
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