というわけで続きです。
「あ〜! セイアちゃんとタクマいた〜〜!!!
もー探したんだからー!!」
「無事に見つかったようだな」
〈ええ、まあ… おかげさまで…〉
「済まない。
少し道に迷っていてね。
ところで先生の姿が見えないようだが…」
「先生は別のトリニティ生の引率をしているらしい。
貴方なら知っていると思っていたが意外だな」
「先生がわざわざ…?
タクマ、何か聞いているか?」
〈いや何も。
思ってたよりEXPOに参加したい人がいたから急遽先生にお願いしたとかそんなんじゃないですか?〉
「ふむ…
まあいいか。
先生のことだ、何か考えがあるのだろう。
私たちは君たち2人と一緒に行動を共にすれば良いのだね?」
「そういうこと!
よろしくねー!」
「よろしく頼む。
是非EXPOを思う存分楽しんでいってくれ」
「頼りにしているよ」
□□□□□□□□□
「そういえば」
〈「「??」」〉
「先程エンジニア部という名を耳にした。
確かそこは、タクマが中心となって正実で使用している武器を共同で開発していた部活だったと記憶しているんだが…
君たちから見てどんな部活なんだい?」
「うーん… 面白いものをいっぱい作ってるところだよ!」
「では、エンジニア部にいっても構わないだろうか?
少し興味が湧いたのと、トリニティの平穏の維持に貢献してくれていることに関して直接感謝を述べたいと思う」
「冗談…ではないのだろうな。
まあ、エンジニア部ならセミナーも入念にチェックしているだろうし大丈夫か…」
「よーし、しゅっぱーつ!」
□□□□□□□□□
〈うわぁ…
アバンギャルド君暴れてんじゃん…〉
「あはは! どうするタクマ?
これ破壊するしかないんじゃない?」
「笑い事じゃないぞアスナ先輩…!」
「なんだこれは… 驚いたな…」
〈白石さぁん、これ破壊しないと先に部屋が崩れますよ?〉
「…やむを得ない。
頼むよタクマ、アスナにカリンも」
「…私もやるよ」
「君は…?」
「済まないセイア。
セミナーのチェックが入っているから大丈夫だと言った私の責任だ」
「気にしてないし君のせいではないよ。
私が行きたいと言ったのだから」
□□□□□□□□□
「とりあえずなんとかなったようだね。
事なきを得られたのは君たちのおかげだ、ありがとう」
「楽しかったから気にしないで!」
「アスナ先輩、そういう問題では…」
〈白石さぁん、さすがに外から客が来るタイミングで暴走させるのはヤバいんじゃあないですか?
エンジニア部の人たちがそこまで分別なかったかと聞かれれば首を傾げざるを得ませんけど…〉
『タクマの言う通りよ!
なんか騒がしいと思ったらまたこんな…!
いつかきっとやらかすとは思ってたけどよりによってEXPOの当日なんて…!
どうせ昨日のチェックの後に余計な機能の追加でもしたんじゃないの!?』
「ユウカ、誓って私たちは何もしていない」
『んじゃあなんで暴れてんのよ!!』
「原因は判明してないが…
少なくとも私たちが何もしてないのは事実だよ。
……………まあ、日頃の行いと言われればそれまでだけど。
騒ぎを起こしたのは申し訳なく思っている。
だが、今回に限っては本当に心当たりはないんだ」
『…………………………………本当に違うのね?』
〈早瀬さん、今の白石さんは多分嘘はついてないよ〉
「んー。 私もそう思うよ?」
『……まあ、タクマとアスナ先輩がそう言うなら信じるわ。
確かにウタハ先輩はこういう時に嘘をつくタイプじゃないけど…
はぁ… せめて会長がいてくれれば
私が検証しようにも門外漢だし』
「確かにリオ会長ならすぐ証明できただろうが…
いない以上は仕方ない。
私たちエンジニア部が責任を持って調査する。
だからこの件は私たちに任せてくれないか?」
『わかったわ。
時間をあげるから原因の特定をしてちょうだい』
「任せてくれ」
〈…とりあえず、現場検証というか物的証拠はそこに転がってますしそこから調べてみましょうか〉
「ああ。
ところでだタクマ。
そちらは一体誰方だ?
トリニティの生徒なんだろうが、君たち正実とはだいぶ雰囲気が違うというか…」
「この人はねー、セイアちゃんだよ!」
「ご紹介に預かった百合園セイアだ。
一応、トリニティ総合学園生徒会ティーパーティのホストを務めている」
「………………………………………ティーパーティ?」
「ああ。
正実で使用している武器を共同で開発してくれた君達にお礼を言いにきたんだ。
君達の協力のおかげでトリニティはそれ以前よりもぐっと平和になったからね」
「……………………………………………………タクマ、彼女は本当にティーパーティなのかい?」
〈本当ですよ。
もしもさっきのアバンギャルド君の暴走で怪我でもしてたら…
良かったですねぇ外交問題にならなくて。
俺は笑い転げてたでしょうけど〉
「………………………………………………ウァ」
「おや」
〈気を失っちゃった‼︎〉
□□□□□□□□□
「うぅん…
ここは誰… 私は何処…
知らないてんじょ… めちゃくちゃ見覚えあるな…」
〈寝起きからボケられるようなら大丈夫そうっすね。
一応改めて聞きますけど、本当に何もしてないんですよね?〉
「勿論だとも。
もし万が一余計な機能とやらを追加していたとしても、あんな風に無作為に暴れ回るようなプログラムなんて追加するわけがない。
だってそんなの、ロマンがないからね」
〈んまぁ白石さんならそう言いそうですよね。
1番やりそうなというか出来そうな人達ではありますけどやる必要は無さそうですし…〉
「それにしても、まさかティーパーティなんて大物がこんなところを訪ねてくるなんてね…
正直想像もしていなかった」
〈トリニティの中でも割と好奇心旺盛な方ですからねぇ….
何はともあれ怪我がなくて良かったですよ。
双方とも。
さっきは茶化して言いましたけど、リアルに外交問題に発展してたかもしれないですし〉
「全くだ。
私達が入れたプログラムのせいで暴走してしまったなら甘んじて責任は取るつもりだが、今回ばかりは無関係だ。
しかし、そうなると誰がアバンギャルド君を暴走させたのか…
ヴェリタスほどではないにしても、我々のセキュリティもなかなかのものだという自負がある。
それを飛び越えるとなると…」
〈内部犯というか…
必然的にミレニアムの関係者に絞られてきますよね。
ゲヘナバカマコトにそんな芸当できるとは思えませんし、かと言ってトリニティの中で1番電子機器に触れてるだろう俺達…というか俺もエンジニア部のセキュリティ超えるのは無理ですし〉
「せっかくの楽しいEXPOだというのに…
考えなきゃいけないことが多くてゲンナリするよ」
〈同情します。
アバンギャルド君見ても良いです?〉
「構わないよ。
ショートしてる部分もあるから気をつけてね」
(タクマ、タクマ。
ちょっとこっちにきてくれ)
〈?〉
「これ、アバンギャルド君の中にあった部品だ。
私に機械のことはよくわからないが、不自然に後付けされたようなパーツだと思うんだがどうだろう」
〈それは…
確かに無理やり引っ付けたような感じがしますね。
白石さん達がこんな雑な取り付けをするとは思いませんし…〉
「ビンゴ、だな。
これをリオの元に持っていけば自ずと犯人もわかるだろう」
〈俺が持っていきますよ〉
「いいのかい?」
〈ええ。
残念ですが俺は潜入任務とか向いてないですからね。
翼(コレ)のせいで。
なんで、おつかいくらいはしますよ〉
「ふむ…
まあ、君がそういうなら任せるとしよう」
◻︎
「…タクマ?」
〈こんにちは調月会長。
エンジニア部で暴れてたアバンギャルド君から、無理やり後付けされただろうパーツがあったので待ってきました。
解析できます?〉
「見せて頂戴。
……これは、少なくともミレニアムの生徒が作ったものではないわね」
〈解析もしてないのにわかるんですか?〉
「ええ。
全生徒の手癖はすべて把握しているけど、こんな作り方をする生徒もこんな雑な取り付け方をする生徒もいないわ」
〈そりゃまた何というか…
よくそんなもん記憶できましたね…〉
「生徒全員の名前と顔を覚える感覚と大差ないわよ。
…昔は、全生徒の好みや欲しているものが分かればみんなが満足する学園に出来ると考えていたのよ。
結局、そんなことはなかったのだけれど。
…関係ない話だったわね。
すぐに解析を始めるわ。
少し待っていて頂戴」
〈わかりました。
そういえば勝手に持ってきちゃいましたけど、これってエンジニア部が何もしてないっていう物的証拠になりません?
何も言わずに持ってきちゃったのは俺ですけど大丈夫ですか?〉
「心苦しいけれど、アバンギャルド君には適当なウイルスを入れておくわ。
それならエンジニア部の疑いも晴れるでしょう〉
〈その心苦しいってのは、一体どっちに対して何でしょうね…〉
「何か言ったかしら」
〈いえ、何も〉
まさかティーパーティーと正実の水着イベなんて…
しかも水着ハスミ。
一番好きなキャラなので別衣装で実装されたのは滅茶苦茶嬉しいんですがそれ以上にハスミの水着でOK出たんだ…っていう驚きがデカいです。
勿論取りました。
ですがフォックスはまだ来てないので2天目で取ります。
次のお話も一カ月以内には…というかもう少しペースを上げていくつもりです。
それではまた次回。