今月末まで予定が入ってしまったので、全体的に投稿頻度が遅くなるかもしれません。
今日また狭山さんが廊下に倒れているのを見つけました。
今私は彼女にお茶菓子を食べさせているのですが、美味しそうに食べる彼女を見ていると犬や猫におやつをついあげてしまう気持ちが何となくわかる様な気がします。
その後満足気に畳に寝転がった狭山さんへ今日は何故倒れていたのかを聞いてみると、案の定再び宝くじで食費を使い込んだとの事。
更に狭山さんは宝くじを買う為に昼間はバイトをしているそうです。
そのお金を残してご飯を買えばいいのではと提案したのですが、彼女が言うにはそんな甘い考えでは宝くじの神は微笑まないのだとか。
....やはり私にはまだ早すぎる世界の様です。
それから私も宇治さんと並んでお茶を淹れていた所、狭山さんから突然”楽しいのか”と聞かれました。
彼女からのいきなりの質問に戸惑ってしまいましたが私は迷う事なく肯定すると、狭山さんは数秒私を見つめてからそそくさと茶室から出て行ってしまいました。
彼女の行動が少し気になりましたが、まあおそらくお腹がいっぱいになって帰っただけでしょう。
また今度来た時の為にお茶菓子を補充しておきましょうかね...
後日、狭山さんが自慢げに入会証明書を見せびらかしながら茶室を訪ねてきました。
おお、ついに狭山さんも部活に所属しましたか。
まだ数える程しか彼女とは関わってませんが何となく寂しい気持ちになります。
ではこれからは他の部員の迷惑にならないよう気をつけるのですよ....え、私の所?
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今日も茶室には私と正面でお茶を淹れる宇治さん、そして私の隣で寝転がる狭山さんの3人がいます。
...まさか彼女がこの同好会に入るとは思っても見ませんでした、きっとここにあるお茶菓子が気に入ったのでしょう。
どんな理由であれ私としては構いませんが、入って何日もお茶菓子を食べるだけなのは流石にアレなのでそろそろ狭山さんにもお茶淹れの練習を...
等と考えていると、珍しい方が茶室を訪ねて来ました。
確か万魔殿の棗イロハさんでしたね、何のご用でしょうか....え、今から来てくれ?それはどういう....
訳もわからず彼女に連れられやって来たのはとある一室、そこで私は万魔殿の議長である羽沼マコトさんと対面していました。
まさかの事態に困惑していると、羽沼さんが悪い顔を浮かべて話し始めます。
彼女が言うには、私と空崎さんが最近になって交流し出したという情報を得た、ならば空崎さんの弱みや風紀委員の弱点を知っているだろうから教えろとの事。
そんなもの1ミリも知らないのですが...そもそも空崎さんにはお茶をご馳走しているだけで、風紀委員の事情をただの1生徒である私が知る筈ありません。
私の返答に羽沼さんはやたらと驚いた声を上げ、そんな彼女の反応に隣で立っている棗さんがため息を漏らしています...きっと彼女は普段から相当苦労されているのでしょう。
それからいくつかやり取りをした後部屋から出ると、こちらに走って来る小柄な少女を見つけました、あの子も万魔殿のメンバーなのでしょうか?
そういえば手ぶらで来るのもアレかと思い、いくつか茶葉を小分けにして持参したのですが渡しそびれてしまいましたね、彼女に預けておくとしましょう。
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今日は以前訪ねてきた棗さんが遊びに来ました。
更に来客は彼女1人ではないらしく、その背後から別の少女が顔を覗かせています。
確かこの子はあの日の帰り際に廊下で出会った子でしたね...名前はイブキさんと言うようです。
どうやらあの時渡したお茶を彼女が気に入ったそうで、棗さん自身も私の淹れたお茶を飲みに今回こちらへ足を運んだとの事。
お茶を淹れるまで二人にお茶菓子でも食べて貰おうとした所、狭山さんが大人気なく威嚇し出すという問題も発生しましたが、宇治さんが対処してくれたおかげで何事もなく準備も進みいよいよお茶を淹れる段階に。
それから無事淹れ終えた私は棗さんに番茶を、イブキさんには前回同様麦茶をそれぞれ差し出しました。
2人ともお茶を口に含むと満足そうに笑顔を浮かべています。
やはり私の淹れたお茶で喜んでくれる人がいるというのは何度見ても嬉しいものですね....。
どうやら私はかなりイブキさんに懐かれたようで、それから彼女達が帰るまでの間イブキさんは私の膝の上に座って過ごしていました。
その時私は思わず自分は彼女に姉なのではと錯覚しそうになりましたが、イロハさんが言うには万魔殿のメンバー全員が今の私と同じ様に彼女に骨抜きなのだとか...成る程、この子は魔性の才能があるのかもしれません。
イブキさんがまた遊びに来たいと言っていたので、今度来るまでに子供用のお茶のレパートリーを増やしておくのもいいかもしれませんね。
茶室へと戻ると宇治さんは何故か珍しく不機嫌そうに頬を膨らませ、狭山さんはお茶菓子を食べながら私と彼女を交互に見つめ呆れたようにため息をついていました。