蒼焔の艦隊をやってたら空母 瑞鶴改になっていました 作:東ドイツ空軍航空部隊
夕暮れに染まったブルネイ泊地。
司令部の会議室では艦娘が集められた。
ホワイトボードには地図が貼ってある
そしてそこにはブルネイ泊地の提督である山里風吹が立っていた。
「全員集まったか」
艦娘で集められたのは長門、陸奥、霧島、榛名と主力の戦艦
右から蒼龍、飛龍の二航戦、翔鶴、瑞鶴の五航戦の空母である
「さて、皆んなに集まってもらったのは言うまでもない。ここ近海の海域で謎の艦載機が目撃されている。それは我々を支援するような行動をとっている」
「支援してくれてるのなら、問題ないのでは?」
「確かに問題はないが、無視はできない」
霧島の問いに山里提督はそう答えた。
そうして山里提督は数枚の写真を貼った。それは空母艦載機の妖精搭乗員が撮ったものだった
「これを見る限り、米海軍の艦載機、グラマンF4Fだ。それとTBFアベンジャー、名称不明の攻撃機だが所属は米軍のものと分かった。それとドイツのBf109の姿も確認できる」
「んん?かなり艦載機に偏りがある気がするけど……?」
蒼龍は疑問を抱いた。米空母の艦娘ならまだこの編成で理解できるがBf109が混じっているとなると判断がつかなくなるのだ
本当にどこ所属の空母艦娘なのだろうか?と感じ始めてた
「確かに疑問を抱くこともあるだろう。それでだ。明日、この艦載機の母艦……それを捜索し、発見することとする」
「おぉ!」
「それは楽しみね!」
それぞれの艦娘達が驚きの声を上げる。
特に五航戦は、もしかしたらと思うところもあるのだ
「作戦は明日……出撃するのは第一艦隊だ。第二、第三艦隊はもしもの時に備えて第一艦隊を支援するよう頼む。第四艦隊は出撃待機とする」
「翔鶴姉」
「瑞鶴、どうしたの?」
夜の港にて、翔鶴と瑞鶴の姿があった。
翔鶴は考えていた。あの時、自分と瑞鶴を助けてくれたのは誰なのだろうと
「あの時の作戦で助けられた………事?」
「えぇ…私は、会ってみたい。私と瑞鶴を助けてくれた人に……」
「うん。分かってる。明日の作戦で、必ず見つけよう。私だって………まだお礼言えてないし……」
自分達を助けてくれた人に会いたいと、五航戦姉妹は思った。
その存在は、いつも変哲のない島を拠点にしているとは思わなかっただろう
あぁ〜いい朝だ………
「いい朝ですねぇ」
「暁の水平線に待っているのは勝利の言葉也!」
「我らは蒼焔艦隊!どのような海であろうと突き進む!」
「夕日を拝めるのは今を生きる者達の特権だ!」
こういう妖精達もいて和やかしいんだ
いつもは艦載機飛ばしたり機銃ぶっ放してヒャッハーしてる子達だけどね
「幸運の女神というよりかは幸運の神様っていうやつ?」
「ノーマル瑞鶴よりかは運が上がってるから問題なし」
「いっそのこと装甲甲板にすれば良かったのに」
「物資がないんだべ物資が」
装甲甲板かぁ………そういえば艦これでも五航戦姉妹は装甲空母のできたんだっけな
試製カタパルト誰かくれないかな……今年のクリスマスそれでも頼もうかな……(謎に悲観)
肩に座ってる妖精四人はパイロットや整備員、機銃員などを務めてる妖精だ。どうやら非番のようだな?
「非番が四人とも?」
「うんー」
「暇すぎなンゴね」
「ンアー」
「敵も来ないし艦娘の姿も見ないし何もできないし艦載機も偵察機ぐらいしか飛んでないし」
一人ビースト先輩がいたような気がするが………
本当にそうだが自分も暇すぎる
「暇だから何かするー?」
「一つあるよー」
「何?」
「おいKMR。そう言えば俺のことジロジロ見てたy」
KMRでアウトな気がするがとりあえずこの妖精にデコピンしておいた。
とっても痛そうにワタワタしていたが、問題ないだろう
「おークリティカルヒットだー」
「影の戦艦を一撃で吹っ飛ばす感じみたいねー」
「んべんべ。急にネタに走るんじゃないよー」
「うぅぅぅ…酷いですー」
「そのネタはダメだ…ってかどこで覚えやがったよ……」
あの時代あんなビデオ無かっただろ!?
俺はネタしか知らないけども
「うーん、何かないかな………ん?」
通信妖精が何か険しい顔をした。
どうやら何か無線を傍受したのか?
「救援要請です!どうやら大破艦が出ている模様!」
「おっと……非番の時間は終わりだ。戦闘配置につけ!」
「行け行けー!」
「艦載機でアウトレンジ攻撃じゃあ!」
肩に乗っていた妖精も戦闘配置についた。
にしてもこの時間帯に救援要請とは?意外と出撃は早くても許される鎮守府なのだろうか?まぁ9時ぐらいは許容範囲か
「(うーん?なんか引っかかるんだよな?この辺りの海域はあまり深海棲艦共は出ないと思っていたんだが……ま、そういう日もあるもんなのかね)」
だが、通信妖精は聞き逃した部分もあった。
それは艦娘達の罠を張った救援要請だと、知る由も無かった
「本当にこの海域ー?」
「間違い無いと思うよー?ただ、撤退したのかどうかも分からないよ」
「偵察機の報告を待つのみだー」
艦娘側の救援要請の無線傍受して現場海域に到着したが、そこに艦娘の姿は無かった。深海棲艦の姿も
なんだろうか、すんごい嫌な予感がすると
今すぐこの海域を離脱するべきかを迷い始めたその時だった
《こちら哨戒3号機!艦娘側の零戦隊に発見された!現在追跡されている!》
《哨戒2号機も同様!識別帯から恐らく五航戦の零戦隊に捕捉された!援護を!》
何だと……ッ!?これまさか……まずいっすねぇ!!?本気でまずいっすねぇ!?
TBFだから速度面でも零戦で劣りまくるぞ!あんな鈍重雷撃機を哨戒機にするのでは無かったか………?
「取り敢えず逃げてください!」」
《無茶言うな!ゼロに追われて振り切るなんぞ不可能だ!》
《えぇいままよ!》
「見つけました」
第一艦隊航空母艦の加賀は彩雲からの情報で目標のTBFを発見した。
「追い込みかけます。赤城さん」
「分かりました!」
赤城、加賀の一航戦コンビは零戦52型を出現させ、離脱しようとするTBFを追跡する
「本当にアメリカの艦載機ですね。ですが正体を掴むまでは追跡させます」
「相手側の艦載機がどう出るかは分かりませんが、もしもの時は………鎧袖一触です」
「こちらも発見しました。追跡戦に入ります」
「零戦隊発艦!」
翔鶴、瑞鶴の五航戦コンビもTBFを発見し、52型を出撃させ追跡させる。
TBFは鈍重な機体にも関わらず巧みな操縦で振り切ろうとするがそれでも零戦から逃がれることは不可能に等しかった
「翔鶴姉、もし見つけたら、どうするの?」
「そうね……まずはお礼を言いたい。瑞鶴も同じでしょう?」
「うん。なら……絶対捕まえないとね」
「ふふっ、気合い入ってるようね」
五航戦は自分達を助けてくれたかもしれない者を拿捕すると気合を入れた。
(どうするどうするどうする!?TBF哨戒機は振り切るのに必死だしここがバレたら一環の終わりだぞ!?アウトレンジのへったくれもねぇな!)
取り敢えず進路変更させ、逃げるような形になる
どこから哨戒機が見てるのかは分からないが、こうするしか無いのだ
「!?上空に不明機確認!あれは瑞雲だ!」
ゲッ!瑞雲!?いつの間にここまで来たんだ!?
となると相手に航戦か航巡がいるな?
「前方に艦娘確認!くっそ!T字戦不利の位置になるぞ!」
回り込むのも早いってか!
くっそ!どうすればいいんだこれ………?
「瑞鶴さん、まさか艦娘側と戦闘するわけでは無いですよね?そうすればやられるのはこっちですよ!?」
「分かってる!戦闘は極力回避一択だ!……だが、もう逃げ場はなさそうだが」
正直T字戦不利の時点で何となく負けなのは分かっていた
まさか瑞雲相手にここまで接近させるとは思わなかったが
そうして、手を挙げて投降した。もはやこれしか方法が浮かばん
「投降か?」
「ええ。流石に多数とはやりあえないからな………」
相手はまさかの伊勢型航空戦艦コンビとは……随伴の軽空母や駆逐艦もいるし
それと同時にプロペラ音が聞こえた。TBFと………げっ、やっぱり振り切れんかったか……
「取り敢えず、艦載機を下ろしてくれないか?それぞれ戦闘の意志無しはないだろう?」
「……そうですね。全艦載機、帰還せよ。繰り返す、帰還せよ」
どうやら相手も艦載機を下ろしたようだった。
だがこっちの艦載機は……収容に時間がかかる
「まさか、瑞雲に見つかるとは思いませんでしたよ」
「瑞雲は素晴らしいからな。よく分かってるじゃないか」
おっとそういえば日向は瑞雲教のリーダー的存在みたいな艦娘だったな。
隣には伊勢もいた
「取り敢えず、私達について貰っていい?勿論、危害を加えるつもりはないから!」
「ええ。分かりました」
そうしてこの6名の艦娘に取り囲まれる形で人がいる鎮守府まで行く事になった。
はてはて………ここからどうなるんだ?こりゃ