蒼焔の艦隊をやってたら空母 瑞鶴改になっていました   作:東ドイツ空軍航空部隊

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第二十三話 ブラ鎮との演習準備2

 

さて……現在時刻0900。

ブラック鎮守府(まだ疑惑)の提督が一旦こちら来る模様だ。

 

「砥部中将?」

 

「あぁ。砥部光雄中将。今回演習を希望して来た提督だ。まぁ、前も言った通り疑惑がある以上あまり良い顔は出来ないが」

 

山里提督がそこまで言うのか……

どんなヤツなんだろうな

 

「にしても、ブラック鎮守府って何ですか瑞鶴司令?」

 

秋月が何か不思議そうに聞いてくる。

まぁ蒼焔艦隊も大分ブラックだが、影を倒すという目的がある以上、あまり休めないものだが

 

「その名称の通りだ秋月。提督や憲兵などが艦娘に対する非道な行為、汚職などを平気でやる鎮守府……それがブラック鎮守府と呼ばれる理由だ」

 

「はぇ……それは酷いですね……その疑惑のある提督がこちらに来ると?」

 

「そう言う事だ。何か裏があるかもしれない。一応警戒はしておく」

 

まぁこういうのは思い過ごしなのが1番なのだが……

そう言う訳にはいかないのがもしかしたらこの世界の特徴なのかもしれない

と言っていたら何か二つの影が見えた

 

「ふんっ!いざ来てみたと思ったら何もない泊地だな。それにこの泊地の連中は上官への出迎え一つもないのか?」

 

うわ……絶対慕われない上官No. 1みたいなやつが入って来た……

蒼焔艦隊所属艦娘は何も言わず一段階警戒レベルを上げた。加賀先輩、腰にかけている短刀に静かに手をかけるのはやめようか

 

「申し訳ありません砥部中将。何もないところで申し訳ありません」

 

山里提督は少しだけ顔が引き攣りながら言う。ちょっとだけキレてるなこりゃ

それにしてもどんな提督かと思ったが………中年にしちゃ少し肥満くらいっすか。

まぁそれはどうでもいいとして、こりゃ少し怪しいな……

 

「それで?以前この泊地に送った深海棲艦の情報はどうだった?」

 

「えぇ、それのことに関しては損害あれど何とか“撃沈“させる事ができました。……ですが、姫級である戦艦棲姫まで出て来たのは想定外でしたがね」

 

「なっ………!?」

 

……ん?姫級?戦艦棲姫?……ハッ!?もしかしてあの時“実験台“になったあの戦艦棲姫が想定外に現れたのか……

成る程成る程……その時俺がぶっ飛ばしたから艦隊が無事だった……って言う感じか。

 

「そ、そんな馬鹿な!?こんな弱小艦隊で戦艦棲姫をやっただと!?そんな事があるか!!」

 

「いえいえ、本当ですよ?何より報告書や航空写真などで戦果の証拠は十分に残っておりますが」

 

「そ、そんな艦がどこにいると言うのだっ!?」

 

「貴方の目の前にいますが」

 

うえ?急に俺に振って来ますか……

にしてもなんか嫌な予感が

 

「貴様の名前は何だ?」

 

「はっ、翔鶴型航空母艦2番艦『瑞鶴』です」

 

「瑞鶴だと?女じゃなくて男だと?…まぁ良い。貴様、俺の鎮守府に来い。こんな泊地じゃそんな力は勿体無いだろう?」

 

ピキッ……ってなりそうなのを何とか堪えるが……

加賀先輩が今にも短刀を抜きそうなのが怖い……玄鶴?女の子がしちゃいけない顔してますよ?

まぁ……答えは決まってるが

 

「良い提案ですが……すみませんが、お断りさせていただきます」

 

「ほう。何故だ?こんな出迎えもできないような提督や部下なんぞ貴様の成長を阻害させるだけだろう?俺の鎮守府に来た方がより一層いいと思うがな?」

 

……あ、ヤヴァイ…

砥部以外の空気が下がった気がする……

ってかしれっと山里提督と仲間を侮辱したなコイツ……赦さんッ!!(某スパダーマッ風)

 

「そうですなぁ……嘘の情報を流し、友軍を混乱させるその行動は最早信頼値ゼロと言っても過言では無いでしょう?」

 

「なっ!?」

 

「それに……貴方の後ろにいる艦娘の事だ」

 

砥部の後ろにいるセミロングの銀髪に青灰色の瞳が特徴の娘……

見覚えがあると思ったら秋月型防空駆逐艦3番艦『涼月』じゃないか……?うろ覚えだから絶対とは言えないが……

急に自分のことを言われたのか、ハッとなる艦娘

 

「何故そんなにボロボロなのかが気になりますね?万全な状態でもなさそうですが本当に戦闘は可能なのでしょうか?」

 

少なくとも夢想の鉄城や激浪、突風系でもあんなにボロボロじゃないな。

それにウチらの場合は(玄鶴を除いて)幾度も激戦を経験したからこそ艤装が汚れているが、あの艦娘も同じ激戦を経験してるのだろうか……?

いや、少なくとも服装は中大破でもしない限りボロボロにはならんはずだろう

 

「はっ!何を言うかと思えば……道具をどうしようが俺の勝手だろう?」

 

と言い、艦娘にセクハラしながら言ったのだ……

……ヤヴァイ。怒るよりも恐怖が勝ってる。特に俺の後ろにいる艦娘!秋月!!

後ろを振り向くと、秋月の目のハイライトが消えていた……ヤヴァイ、あれはガチギレモードだ

 

………瑞鶴司令。もう無理です。長10cm砲ちゃんの的にしても良いですか

 

違う世界の艦娘とは言え、妹が手にかけられているのは許せないのか、小声で絶対秋月が言わなさそうなセリフをかましてきた。

 

まだやめておけ秋月……俺に良い考えがある。演習をするときに伝えるから、少しだけ待ってくれ

 

……分かりました

 

取り敢えず暴走しそうな秋月を抑える……

ヤッベェ……少々ちびりそうだったぜホンマ…まぁそれに関してはキレて当然だろう

 

あのクソ野郎……!

 

山里提督も殴りかかりそうにしていたが、ここは抑えておこう。

相手は腐っても上官だしな。逆に山里提督の立場が危うくなる

 

「少なくとも、艦娘のケアや修復がなってない以上、貴方の鎮守府に行く理由がわかりませんな。やはり無能と言わざるを得ない」

 

「何だとッ……!?貴様!!俺を誰だと」

 

「えぇ、分かっておりますが?砥部海軍中将殿?」

 

「ぐううう………!」

 

何も言えなくなったのか急に黙り込む砥部。

この感じだと艦娘何人か沈めてないかこりゃ

 

「この俺に逆らうことをしたらどうなるか思い知らせてやる!!覚えておけッ!!」

 

と言い、どしどしと歩きながら帰っていった

……色んな意味で突風みたいなヤツだな

 

「瑞鶴司令、この演習蒼焔艦隊で出ましょう。私も頭にきました」

 

「涼月……待ってて。絶対に助けに行くから」

 

この中でも一番殺気が出てる秋月。

これは間違いなくヤヴァイ。

 

「山里提督、この演習、我が蒼焔艦隊が行っても宜しいですか。あの勘違い提督に“現実“を見せてきますので」

 

「……あぁ、くくっ、にしても砥部の顔は傑作だったな!」

 

……一番この状況を楽しんでそうな方がここに居るな

まぁ良い。演習……いわばこれは局地戦や。久々に腕が鳴るで

 

 

 

 

 

 

「クソクソ!!あの忌々しい空母風情がッ!!」

 

砥部提督は、瑞鶴に言われた事に苛立ちを隠せなかった。

あんな奴がブルネイ泊地にいるなら自分の立場すら危ういと感じ始めた砥部は、暗殺計画を立て始めた。

本当なら他が出るほど欲しいが、自分の邪魔をする奴なら誰であっても排除するスタンスの砥部である

 

「そうだ……やはりこの方法しかない……」

 

狂った考えから導き出された答えを思いついた砥部は、マイクでとある艦娘を呼び出した

 

「今すぐ執務室に来い───涼月」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆さん、選挙に行きましたでしょうか?
自公の割れが起きて歴史的敗北を喫していると言う……ヤヴァイですね今回の参院選は(まぁしょうがない気もするが……)
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