蒼焔の艦隊をやってたら空母 瑞鶴改になっていました 作:東ドイツ空軍航空部隊
演習まで後1時間が経った。
相手の艦隊の詳細が“ご丁寧“にも届いたのは不幸中の幸いか
「あぁ……瑞鶴君、どうやらある意味嫌われたようだね……」
どう言うことかと言うと、砥部の艦隊の方が多いと言うのだ。
こっちが6で、相手は12………まるで艦これ世界で言う連合艦隊みたいな編成だなおい
前衛に重巡旗艦以下3隻、その他駆逐2、軽巡1、後衛に戦艦2と航空母艦4……この戦力だったら影の艦隊一つは消し去れそうだけどな
「まぁブラック鎮守府所属艦娘とならばそこらの練度は比べ物にならないでしょうが───問題ありません。いつも通り、艦娘だろうが容赦なく捻り潰します」
「……おぉ。ま、まぁやりすぎないようにな。───それで、勝つ算段はあるのか?」
「はい。山里提督はどんと構えて見ててください。あのクソ野郎の顔に一丁泥を塗りたくってやります」
山里提督は『まぁ艦娘を殺すことはしないだろう……多分』と心の中で言っていた。
そう。“艦娘は“
「蒼焔艦隊、集合!!」
との号令に全員が集まった。
やはり皆真剣な顔をしているな……
「後30分で演習が開始する。相手は、我が方の艦隊数、戦力比で見て全て優っている。もちろん普通のやり方ではすぐにやられるだろう───だが、我々はこのような戦いを何度も経験してきた。
相手がたとえ誰であろうと全力でやれ」
『了解!!』
「各員、戦闘準備を整え次第演習海域へ出撃するぞ!」
創設蒼焔艦隊初の大規模演習作戦だ。
砥部中将さんよ……良い顔でいられるのは今のうちだ。蒼き斬撃を喰らわしてやるぜ
「司令、演習海域に到着しました。玄鶴さんも演習海域内での配置完了です」
「分かった。開始まで後5、6分……遊撃隊はいつでも発艦準備に備えておけ」
射程外発艦と遊撃隊のコンビネーション攻撃……
うん、これは地獄確定だね!
『開始まで後10秒だ。準備はいいか』
「いつでも行けます」
『分かった……幸運を』
とだけ山里提督は言った。
まぁ、この状況だと仕方ないけどねぇ……
「演習時間に入った!各航空隊、発艦始めッ!」
『了解しました!玄鶴航空隊発艦始め!」
「加賀航空隊発艦します。奇襲攻撃に持って行きたいわね」
「できれば良いですけどね加賀先輩……瑞鶴航空隊発艦!」
始まる前に「制空招く戦友』や『想翼の守り手』などなどを発動させて貰いましたわ
ってかこれ奇襲攻撃出来るか……?
「しれぇ!玄鶴さんの遊撃隊が上空を通過してます!いつ見てもすごい数ですねぇ」
上空には玄鶴から発艦したXTB2Dから成る遊撃隊とその護衛機三式戦闘機丙型である
「あれが加賀先輩の力で再発動するのか……恐ろしや」
新考証の奇襲攻撃再発動があるとさらに化ける気がするなこりゃ……
現状これでも流石に強すぎるか()
1装甲網全体+自身にも5000%の装甲網を展開する比叡(ソロモンの鉄城)
2対戦艦用航空母艦としての能力も高い俺こと瑞鶴改(夢想の荒鷲)
3射程外発艦+遊撃隊を発動し圧倒的な機数で圧倒する自慢の妹こと玄鶴
4同じく遊撃隊を発動し『征空の凱旋』戦技による空母回避数三回付与+遊撃隊再発動戦技+『想翼の守り手』により回避数付与と全体に耐久状態を付与する加賀改(夢想の荒鷲)
5艦載機爆撃と雷撃を38回も躱し、『千の波の加護』などの戦技で圧倒的な回避数を得た雪風(ソロモン沖の突風)
6軽巡、駆逐に耐久を付与し、全体に攻撃回避数を7回も付与する秋月(マリアナ沖の突風)
…何この無敵艦隊()
まぁそれは良い。じゃあ……
「───敵艦、見ゆ!」
あの砥部に一泡吹かせてやりますかね!
《失敗は許さん。必ず奴を仕留めろ。その為にわざわざ貴様等を入渠させてやったんだぞ?それを忘れるな》
「………はい」
砥部提督から念を押された私は個人用無線を切った。
「涼月さん……そんなに気を張らないでください。私達ならきっと勝てますから……!」
前衛艦隊旗艦の羽黒さんが心配するように、そして励まして微笑んでくれる。でも今の私にはそのような事は出来ない……
たった1人で相手艦の1人を事故に見せて暗殺……なんて聞いただけでも不可能な話ですが……
それでも、やらなくてはならない。身を挺して。
「───えぇ!必ず、勝ちましょう……!」
もし勝ったら待遇などをよくしてやるなどを言っていましたが───負けるとなると───想像もしたくない事が起きるかもしれない……
ごめんさい、瑞鶴さん……!こんな安い謝罪でどうにもなるような事ではないと分かってますが……!
その時、後衛の空母艦娘から信じられない報が響いた
『───制空隊が全滅!?制空権も取られたの!?』
…どうやら、そう上手くは行かなさそうだった
こちらは空母4に相手は空母3……僅かにこちらが有利の筈“だった“
『空中待機していた攻撃隊が撃ち落とされてる!───駄目です…全機撃墜されました』
『制空戦でも負けて、制空権まで取られたの……?』
空母艦娘からの落胆の声が聞こえていた。
確かに制空隊としてなのか零戦52型が飛んでるのを見たが、あれが全て撃ち落とされた……の?
「ッ!全砲門、開いてください!敵機接近!!」
羽黒さんの声と同時に上空から敵攻撃隊が来襲した───だが、明らかに無謀だと分かっていた
「何……あの数は……!?」
「敵攻撃隊100以上!!私達だけでは抑えきれない数よ!」
まるで、カラスの大群───私たちは相手を間違えたのだろうか?
……でも、相手が誰であろうと、私たちは勝たねばならない……!
皆は速度を上げ、私もそれに続くように進む。
だが、私は瑞鶴さんがいるであろう方向へと舵を切った
あの人を葬る為用に作られた10cm砲用に装填された、“自爆用砲弾“を抱えながら……
「───制空権確保!!」
やっぱり『制空招く制空』戦技は正解やったな!
圧倒的数的有利で零戦52型を全機撃墜する事ができたし、加賀先輩と瑞鶴の迎撃隊が空中待機していた敵攻撃隊を叩き落とした。
「勝利の女神は、我が軍に微笑んでくれましたねしれぇ!」
「そうだな、陣形有利だ!」
あの大艦隊相手に陣形有利って中々シュール過ぎる光景だが、陣形有利+制空権確保はデカイ
だが、相手も射程圏内に入ったみたいだな
「遊撃隊全機へ、突撃開始!轟沈判定状態にしてやれ!!」
一空母につき500機近くをも行く攻撃隊が襲いかかった
後衛の戦艦、空母部隊から先に仕留めていく方がいいだろう。
攻撃が来ないとは一言も言って無いからな(まぁ装甲網があるから演習弾でも止めてしまうのだろうが……)
玄鶴の先制攻撃により、敵主力機動部隊は壊滅状態に陥るのであった(大本営発表風)
その発表風の通り、身を守る軍略戦技すら持ってない後衛の主力艦娘はすぐさまダウンした。
『インフィニティ・ネット』くらい持ってなさいよ()
戦艦、空母は玄鶴の攻撃で全て轟沈判定状態。
玄鶴も玄鶴で容赦無ぇなこりゃ
「後衛艦隊の“全滅“を確認!後は前衛のみです!」
雪風が言ったのと同時に砲撃が比叡に命中した。
「ひえぇ!?で、ですがこの装甲網は破れませんよ!反撃です!!」
あ、これは勝ちましたね。
反撃戦技(この場合攻撃してきた艦1隻では無く6隻に対して)だからか……
前衛艦隊すらも一瞬にして溶けた(多分比喩表現)
「ピュ〜」
「一瞬でしたね。まぁ何も載せて無い艦娘でしたししょうがないですが……」
これ比叡と玄鶴だけでなんとかなるよな完全に……
戦艦の砲撃が命中しても装甲網で守られる比叡と絶対に相手から攻撃を受けない距離から攻撃する玄鶴
これぞ鬼畜()
「まぁ、砥部に一泡吹かせる目的は成功ですね……後は」
「えぇ、まだ前座に過ぎな───あの近づいてくる艦娘、何かおかしいわ」
加賀先輩が言った先にいたのは砥部の隣にいた艦娘……
なんと言うか……ッ!?10cm砲が俺に向いてる!?
「演習は終わった筈ですよね!?」
「涼月がこっちに突っ込んで来ます!」
雪風が防衛迎撃状態に入ったが相手の速度が速すぎて全く当たって無いだと!?
戦技も無しに躱せるのか!?
涼月は10cm砲を構え───俺の視界を遮るように海面を撃った!
「おいおいおい───まさか!?」
視界が晴れた時には目の前に涼月───まるで抱き合うように零距離で10cm砲を俺の胸に当てていた
「───ごめんなさい」
あ、これまz
そういえば今回のサルベージで蒼龍とプリンツ・オイゲン来ましたね。
蒼龍(装甲化改装の荒鷲)も重撃遊撃隊とか言う謎すぎる遊撃隊飛ばしてくるしプリンツ・オイゲン(大西洋の雄山)は重巡としては多分初?の機雷戦技付き
……やばいですね完全に()