蒼焔の艦隊をやってたら空母 瑞鶴改になっていました   作:東ドイツ空軍航空部隊

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第二十五話 ブラ鎮との演習 決戦

 

 

 

ぐぅッ!零距離砲撃で爆発したのか!?

涼月は……!?

 

「………う」

 

良かった……大丈夫みたいだ

なんとか間に合ったぜ……撃沈回避付与できて。

え?何で出来たって?そりゃ、秋月の軍略戦技『残月の詩篇』は80%修復を二回も付与してくれるのだ!

 

「……にしても、自爆特攻か…やってくれるな砥部」

 

「瑞鶴司令……?」

 

「大丈夫です加賀先輩。装甲網が数cmだけ削れましたが」

 

にしても今の爆発だけで数cm削れるか……

まぁ一枚削れるよりかは良いがな…

 

どう……して……?

 

80%修復のためか、小破以上に修復した涼月が小さな声で聞いてきた

どうして……?まぁ理由は言わずもだがな

 

「まぁあの砥部に命令されてやったのだろう?仲間にも同じように言う通りにしないとうーたらこんたらみたいなことを言ったのだろ?」

 

その言葉に小さく頷く涼月。

だろうな!分かっていたが艦娘を自爆特攻に使うとは……大和を大鍋に突っ込ませるのと訳が違うぞこりゃ……

 

「……涼月」

 

あ、秋月…姉さん……?

 

秋月が涼月の頭を優しく撫で始める。

対する涼月は、何か困惑しているようだったが……可愛い

 

「大丈夫。大丈夫。私達が、皆んなを助けるから」

 

優しく、そして涼月には見えないように、殺意に満ちた顔を浮かべながら言った秋月。

凄い……何回も言うが秋月もそのような顔をするのを見た事が無い……妹に手を出した奴は誰だろうと許さないって言う顔だ

すると、涼月の寝息が聞こえた。どうやら、緊張状態から解放されたみたいだ

 

「……おやすみ、涼月」

 

「寝てしまいましたね涼月さん」

 

さぁ、このスヤスヤ寝てしまっている涼月をどうするか……

まぁ演習相手の艦娘に投げやっとけばええか

 

「さぁ、これからどうしますか瑞鶴司令?いつでも作戦行動可能です」

 

加賀先輩が鎧袖一触する気満々だ。

まぁ、やりますか……要塞制圧戦ならぬブラ鎮制圧戦開始と行こうじゃないか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───ブラック鎮守府制圧戦

文字通り、ブラック鎮守府を制圧する作戦である。ちなみに中枢部は提督室である

要塞制圧戦と違うのは陸上砲台が無い点。ただし航空隊基地や港湾施設は任意で破壊できる(まぁどーせ奇襲攻撃で一気に破壊してしまうが)

ブラ鎮所属艦娘は山里提督の艦娘がなんとかしてくれるようで良かった

 

「ま、こっちには陸攻などは無いから完全に艦載機頼りやけどな」

 

「ですがこっちには600を超える攻撃隊がいます。制空権確保も楽かと」

 

加賀先輩が言うように『制空招く戦友』は明らかに艦載機ドーピング(数で)だから相手がどんだけの防空戦闘機等を配備しているかだ

まぁ無慈悲なことに、相手がどれだけ配備しようとも、数的有利だけは変わらない。それは事実だ

 

「───奇襲攻撃で一気にカタをつけるのもアリですね。玄鶴、聞こえるかしら」

 

『どうしました加賀先輩?こちらはいつでも遊撃隊発艦可能ですよ!』

 

「それなら良いわ。このまま奇襲攻撃決めるわよ。目標は中枢部“提督室“よ。飛行場及び港湾施設は任意破壊になるけど」

 

『分かりました!じゃ、このまま決めちゃいましょう!』

 

3空母から発艦したXTB2Dと流星(爆装)編隊約600機はブラック鎮守府制圧の先鋒隊として出撃した

やはり何度見てもカラスの大群みたいだなもう

 

「もう瑞鶴司令達だけで十分じゃありませんかね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「クッソ!!なんでこんな結果にッ!!」

 

提督室で1人机を叩いている砥部。

演習は惨敗し、暗殺すらも失敗し1人で鎮守府へ逃げていた。

 

「これからどうすれば良いのだ……?ま、まぁ大丈夫だろう。まだチャンスはある───なんだこの音は……?」

 

砥部は執務室の窓から謎の音の正体を確認する───それと同時だった。

突然当たりが爆発音が響き始めた

 

「な、何がどうなってる!?」

 

あたりから爆発音が響き渡り、砥部が見た光景……

それは港湾施設や飛行場が木っ端微塵に爆撃されている所であった。

 

「あ、悪魔だ………!こんな事有り得ない!!───まさか!!」

 

絶望する砥部にさらなる絶望が追い打ちをかけた。

正面から現れたXTB2D攻撃機が銃撃を提督室に加えたと同時に爆弾を投下したのだ

 

「ぐぅ!?」

 

砥部はなんとか躱したようだが、投下した爆弾は起爆していなかった

 

「……不発弾か?は、はは、ま、まだ俺にも神が見捨てて無いって事」

 

その言葉は途中で止まってしまった。

投下された800キロ爆弾は直ぐに爆発しなかった。そう。“直ぐには“

だが、爆弾の後部についている小さいプロペラが回り続けていた。

 

「ッ!?まさか遅延信か」

 

その言葉が続く前に、提督室で大きな爆発音が響いた。

砥部が最後に見た光景は、防げる筈のない爆発であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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