蒼焔の艦隊をやってたら空母 瑞鶴改になっていました   作:東ドイツ空軍航空部隊

9 / 36
第五話 救援と追跡阻止

 

 

 

朝日が昇り、日の光を浴び始める東南の島

そこには軍事施設があり、空には水上機が飛んでいた

 

 

ここは『ブルネイ泊地』と呼ばれる対深海棲艦の最前線基地の一つ

司令部の執務室で白い軍服を着た男性が座っていた

 

「鎮守府一つが壊滅した………か。中々めんどくさい事になったな」

 

上からではとある鎮守府が深海棲艦によって壊滅したと言う連絡を得ていた

もし一つの鎮守府が壊滅すれば海域奪還の可能性がさらに狭まる可能性があると思考させていると、執務室のドアがノックされる

 

「いいぞ。入れ」

 

彼の返事で艦娘が部屋に入ってきた

 

「失礼します。山里司令官!」

 

入ってきたのは特型駆逐艦吹雪型一番艦吹雪である。

山里提督がこの泊地に配属になってからの所謂初期艦であり、秘書艦、第一艦隊の一人である

 

「何だ、いつも通り風吹って呼んでくれないのか?」

 

「ふえ!?いえ、そう言う訳じゃ無いのですが……!」

 

「まぁ、何と無く言いたい事は分かる。漢字は違えどふぶきだからな」

 

「私も、まさか司令官と似た名前とは思っていませんでした」

 

秘書艦の吹雪は少しにこやかの顔をしながら言った。

提督の名前は山里 風吹(やまさと ふぶき)。階級は中佐でまだ提督としてはペーペーらしいが、海域の解放は成功しているのだ

吹雪と名前が似ているのは偶然だった。

 

「司令官、今日のお昼はどうしますか?」

 

「あー今日は無理だ。仕事が重なりまくってるからな。夕立と睦月と一緒に食べたらどうだ?」

 

「………まさかとは思いますが、“また“カップ麺で済まそうとしてますよね?」

 

「ギクッ………そ、そんな訳ないだろ。ベットの下にある訳ないだろ」

 

「今自白しましたよね!?てか没収したはずなのにどうしてまたあるんですか!」

 

「し、仕方ないだろ!お手軽で3分時間があるだけで食えるんだぞ!食事にはもってこいじゃないか!」

 

「鳳翔さんと間宮さんに報告します」

 

「おいそれはやめてくれ!?」

 

そう。この提督はブラック(主に自分に対して)なのである。

皆は食堂で美味しい食事を摂るが、この山里提督は仕事が重なりまくってる時はカップ麺を極秘で購入(笑)してそれで腹を足していた。

ある日それを吹雪達に見られたらしくそれを鳳翔と間宮に伝えるとすぐに執務室に突撃したらしい

 

この日から提督は鳳翔と間宮に対して謎の恐怖感を抱くようになったとか…

 

「ってか今日は本当に忙しいんだ……謎の艦載機の件もあるしな」

 

「そう言えば私も見ましたね。急に現れて深海棲艦に襲われた私たちを救ってくましたね」

 

「その艦載機の持ち主と会えたらいいな。せめて感謝だけでも伝えたいのだがな……いかんせん目撃情報が少ない。だから今回のお昼過ぎに作戦行動兼その艦載機の正体暴き……って事になるな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日もあの無人島に居る

案外この元鎮守府でも一人で何とかやっていけているンゴ

 

「今日も訓練だ。特に急降下爆撃だ」

 

「XTB2Dはダイブブレーキはありますが、コイツァ雷撃機ですぜ瑞鶴はん」

 

「大丈夫大丈夫。流星でできるのならコイツでも問題ない」(確信)

 

この関西弁妖精は整備班長だ。うちの空母には中々癖が強い子達が多いから………

米軍の搭乗員や日本、ドイツの搭乗員や乗組員達で構成されてるのも蒼焔艦隊クオリティーなのだ

 

「Hey グンペイ.このskypirateに何か書いてみるか」

 

「書くって言っても何を書くんだ?サム」

 

「meが考えるにはSearch and Destroy!日本語で言うケンテキヒッサツ?って言うやつ」

 

「米軍機に見敵必殺って尾翼に書くのか?」

 

「カッコイイじゃない。コマンダー機だけって事で」

 

軍平とサムがスカイパイレートに何かを書こうとしている。

軍平の本名は碇 軍平である。え?どっかのクソでかいゴリラが出てくる映画で聞いたことある人物名?さぁ、たまたまでしょ()

因みに戦闘機パイロットでグラマンF4Fに乗っている

 

そして訓練として標的艦を浮かばせて爆撃で沈めると言うもの

今回は急降下爆撃だが

 

 

 

 

 

 

 

「爆撃隊第一中隊、急降下爆撃訓練を開始する。全機、俺から離れるなよ!」

 

敵艦上空から降下して爆弾を落とす。これまでのSBDやSB2C、九九艦爆等と違ってコイツは重量や爆弾搭載量も全くと言っていいほど違うのだ

訓練を重ねるしかないのだ。すんごい地道だが

800キロ爆弾四発なんて日本搭乗員妖精からすれば双発爆撃機ぐらいしか載せれないと思っていたぐらいだから

 

「やっぱりXTB2Dでも急降下爆撃は可能なんだな。ただ、本家にはどうしても劣る所はあるが」

 

「それは仕方ありません。彗星とかを配備させてくれれば……まぁ無いですが」

 

この元鎮守府は色々とぶっ壊れているからなぁ……

装備開発の機材や部品、手伝ってくれる専用の妖精さんも居ない。

ここの長く居れる時間も長く無いかなぁ………

 

《ザザッ………こちら、哨戒二号機、無線を傍受した。恐らく中破艦が出ていると思われる》

 

「何……分かった。これより出撃態勢をとる。哨戒機は全機帰還せよ」

 

この付近の海域では艦娘達が行動しているのか意外と……

姫級を多分やったんだろうから相手の作戦行動範囲も落ちたのか?

 

「孤立艦ではないが中破艦ともなれば、修復材が必要だな……あ、そうだ。スカイパイレートにバケツ括らせて空挺投下させてみるか。妖精さん、全機訓練中止を伝えてくれ。これより瑞鶴改は出撃すると」

 

「了解しました。『全機へ、訓練を一時中断とする。出撃時間が来た。全機空母へ帰還せよ』」

 

そして訓練を中断して空母へ帰還したXTB2D。

隊長機だけ何故か尾翼に“見敵必殺“と漢字で書かれているが気にしないでおこう

 

 

 

 

 

 

「何とかなったわね……にしても急に敵機直上急降下してくるなんて」

「クッソ〜……アタシの防空網を掻い潜ってくるなんて……」

「いえいえ!摩耶さんのせいじゃありませんよ!」

「このままだと多聞丸に怒られちゃう……」

「朝潮も何とか大丈夫です」

「敷波も大丈夫です」

 

海域攻略艦隊にて、陸奥を旗艦とした飛龍、祥鳳、摩耶、朝潮、敷波は敵艦載機の奇襲を受け飛龍が中破してしまった。

摩耶は自慢の防空能力が少々しか通用してなかったことに納得出来ていなかったが、それを祥鳳が宥めていた

 

「今度提督に新しい電探でも作ってくれるよう頼もうかな………っておい!空から何か来る!」

「「「「「っ!?」」」」」

 

摩耶は上空から何かをぶら下げて飛んでくる謎の航空機を発見した。

8cm高角砲を謎の航空機の方に向ける

 

「まだ攻撃隊が帰還してないのに……!」

「三式弾いつでも撃てるわ!」

「飛龍さん!防空は摩耶さんと朝潮さんと敷波さんに任せましょう!」

 

防空担当は摩耶だが、一人だけでは捌ききれない為、駆逐艦二隻にも頼らざる得ない状況であった。

数秒も経たず、謎の航空機は飛龍に向かって飛んでいく。

 

「………え?」

 

謎の航空機は飛龍に向かって攻撃………かと思ったが、落としたのは爆弾では無く修復バケツだった。

飛龍に向けて落下傘投下したのだ。

 

「え?これを……?」

 

飛龍は困惑していたが、謎の航空機は翼を振って飛び去っていった

 

「「「「「「………………」」」」」」

 

全員唖然としていた

すると飛龍が正気を取り戻した

 

「はっ!?祥鳳さん!あの飛行機を追って!」

「え?え!?」

「いいから早く!」

「わ、分かりました!」

 

祥鳳は緑の矢を一矢上空に向けて放った

 

 

 

 

 

 

「作戦完了。これより帰還する」

 

《了解した。敵機襲撃に警戒し、帰還せよ》

 

任務を終え瑞鶴改に向けて帰還中のXTB2D。

銃手は砲塔銃座で警戒していた

 

「…………あ?」

「どうした?ガンナー」

 

銃手が後ろから何かがついてくるものに気づいた

 

「Oh………お客さんだ。さっきの艦娘から発進した艦載機と思われる」

「チッ……空母の位置を晒すわけには行かないってわけか」

「了解。母艦に報告だ。『偵察機接近中、すぐさま退避行動トレ』と」

 

 

 

 

 

「げっ、ここで艦娘側の艦載機が………」

 

何というかタイミングが悪いと言うか………

 

 

「振り切れるか?」

 

《何とかやってみる。ガンナー!機銃を撃て!但し絶対に当てるなよ!》

 

成る程、機関銃を撃って追い返すやり方か

頼むぞ……撃墜はよりめんどくさくなるからな……

 

 

 

 

祥鳳が放った艦載機は二式艦上偵察機である。

彗星をベースに偵察機にしたものである

 

「よし!追いついた!」

 

二式艦上偵察機の妖精は謎の航空機に追いつく

謎の航空機は偵察機を振り切ろうと急降下などを繰り返す

 

「このっ……!だが逃さない!」

 

偵察機も逃さないよう急降下にも追いつく

すると、謎の航空機の砲塔銃座が動き、偵察機に向かって発砲した

 

「っ!?」

 

いち早く気づくことができた為、弾に当たる事はなかった。

だが、急に発砲してくることは想定外だった

その航空機は雲海に向かって突撃した

 

「何処に行った!?」

 

雲海で見失った偵察機はそのまま飛行を続けたが、上空にさらなる機体がいた

 

「!?こっちに来る!回避!」

 

上空から急降下で突っ込んできた航空機は威嚇とでも言わんばかりに機銃を撃った

 

「仕方ない…追跡中止!母艦に打電して!」

 

偵察機は追跡を断念し、戻っていった

 

 

 

 

 

 

「あっぶねぇ……近くの雲に退避して正解だったか」

 

珊瑚海海戦でも瑞鶴はスコールに退避して攻撃を躱したと言うのは本当みたいやな

スコールとかの目眩し系に運があるな瑞鶴は

 

「にしてもBf109を上空待機させて正解でしたね。一発も当てずに偵察機を退ける事も出来てますし」

 

「天候と運に救われたって感じだ」

 

そして任務を終えたXTB2Dを収容し、上空待機のBf109を全機帰還させた。

 

「さて………ここからどうなるのかね……」

 

「まぁ、そうでもしなければ偵察機は諦めていなかったと思いますよ」

 

妖精さんに励まされた。

うん。可愛いからウリウリしてやろう。ウリウリ

 

「ん……瑞鶴さん……くすぐったいです」

 

「ハッハッハ、すまんな」

 

今回の戦果は無事中破艦一人支援成功。偵察機追跡阻止成功って感じかな。

にしても報告では摩耶が居たって言ってたような……

あっぶねぇ……摩耶様改二だと防空番長って言われてたような……

 

「ま、撃墜されてなくてよかった」

 

そしてまた今日もあの無人島に帰港する事になった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。