Re:ゼロから始める青春物語   作:カピバラバラ

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数々の誤字報告、修正有難うこざいます。
これからも見直しはしていきます、読者様方の配慮と善意に感謝をば。


『その女、《最強》につき』

 

「考えてもみりゃ、作戦策略練るにしたって何も知らないじゃん」

 

勇ましく吼えたスバルだが、どのルートでも流れで生き過ぎて情報が何も足りない、という問題点を解決してはいなかった。

便利屋の強さ、災厄の狐の対処、シッテムの箱を起動した後。

 

率直に言ってしまえばシッテムの箱を起動すれば勝ちだが、それには足と戦力が必要だった。

せいぜい分かっていることは、『どう死ぬのか』だけ。

つまりスバルの手の中には目指すべき勝利条件だけが浮かんでいる。

 

 

「その1、サンクトゥムタワーを起動しないとカイザーの野郎がキヴォトスを支配する」

 

これは最大の難敵であり、最大の壁。今日中にでも解決出来なければ即ゲームオーバーのクソゲー。

 

「まぁまぁ、これは当たり前に解決しなきゃいけねぇ事だ、何をどうしようともアイツらをボッコボコにして追い返さないと……」

 

「…はぁ…問題その2、災厄の狐もシャーレのビルに来る」

 

 

問題その1と2が重複していた、なんてこったパンナコッタ。

 

 

「じゃねぇよ!!俺一人で絶対今からじゃ狐が来るまで間に合わねぇし、夕方になったら戦力が必要だし!!」

 

「GPSつったよな?でもアイツらシャーレで騒いだら絶対来るだろ?」

 

隠密行動を災厄の狐のせいで潰され、時間制限がカイザーの手で設定されて、それら2つを対処する以前にシャーレビルの警備を突破して…。

 

「よし、無理だな、1人じゃ無理無理ヒヤシンス」

 

「ネガつきしか出ねぇよ、俺一人じゃ何も出来てなかったじゃん、え?ここまで人手不足だったの?俺」

 

「やべぇ、考えてる間にも時間は過ぎてるっつうのに……」

 

非常に不味い、ナツキ・スバルは困難を乗り越えた先で失敗したのではなく、己が足らな過ぎて…その手前でコケていたのだ。

問題解決能力無し、銃無し、金無し……覚悟あり、というのは置いておいて、本当に困った。

 

 

「はー…どっかにクソ強くてシャーレまで送ってくれて、権力を持っ…て……る…ーー」

 

「……」

 

「ん?」

 

「あ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー先程口に出した状況と、等しくなり掛けていた時がある。

それは1周目の空崎ヒナとの会合だ、あの強さを持った便利屋や災厄の狐でさえ、名前だけで人を怯えさせる事は出来なかった。

 

スバルは彼女の事をよく知らない、強いて言えば風紀委員の長で、苦労人の社畜、そして連邦生徒会との繋がりに、置き手紙の内容を知っている人物である事。

 

「案外出揃ってるじゃねえか」

 

空崎ヒナとの接触は殆ど偶然の産物だ、1周目、最も上手くいったと思い出したあの時は……巡回中の彼女に助けの声が届いたパターンだが、関連を持てる所はそこしかない。

 

「……」

 

せめてあのスケバンにカツアゲされた時刻を知れれば良かったのだが、あの時は足を撃たれて混乱していたし、携帯も地面に投げ捨ててしまっていたしで、唯一ゲヘナ学園の噴水広場に訪れた時に校舎に取り付けられていた時計の時間位が思い出せる関の山。

 

そして、ここまでの『死』を経験してあの時間を思い出せるほど強靭な精神はしていない。

結果、最初のパターンを何度か繰り返すのが一番早いのだが…。

 

 

「おい兄ちゃん、金だしな」

 

 

「舐めてっといてこますぞ」

 

 

「ーー何ここ、もしかして本当に強制イベント発生すんの?」

 

 

「テメェ…何ヘラヘラしてやがる!!ブチ撃たれてぇのかアアン!?」

 

 

「あ、脅し方も撃つ方向性なんだ、ワォ…文化の違いに脳内文明開化しちゃいそうだわ」

 

 

「舐めやがってぇ…!!!」

 

 

「やべ」

 

 

忘れてはいけない因縁の路地裏、頬をかいて全く同じ台詞を吐かれたのが妙に面白い。話し掛ければ同じ台詞を話し続けるNPCとは違ってちゃんと反応はするのだが。

 

スバルのS・S・R、通称空崎ヒナスーパーレーダーに従って、何とか記憶を掘り起こし路地裏に来たのはいいものの、またまた後頭部に銃を突き付けられていた。

 

 

「えと、その、手持ち全部差し出しますので見逃していただいても…?」

 

 

「あん?殊勝な心構えだな、まぁ舐められたから撃つが」

 

 

「倫理ーー?ち〜とばかし倫理が仕事してないな〜??」

 

 

「死に晒せやコラァァァァ!!!」

 

 

「いやぁぁぁ!!??誰かーーー!!助け…ーー」

 

 

パンッ。

 

 

「………ぁが」

 

 

何か、吹き抜ける感覚。

一瞬で通り過ぎた激痛は、何の結果を残したのか。

 

ーー脳天を撃ち抜かれた。

 

呆気なく身体の力が抜けていき、視界は閉じ、意識が闇の中へと落下していく。急転落下で死んでいく。

 

撃たれた、また撃たれた。死ぬ死ぬ死ぬ、死んでしまう。こんな簡単に?

 

本当に死ぬのか?……本当に??

 

 

「うぇ!?お、おい!やば…不味いってコレ!!救急車…!」

 

 

「馬鹿逃げんだよ!!どう見ても手遅れじゃねぇか!!こんなのバレたらヴァルキューレ所か…ーークソッタレ!!なんなんだよコイツッ!」

 

 

「カ、カツアゲしただけなのに……ウチらの人生、これで終わり?」

 

 

人を撃ち殺しておいて今更何を……と伝えたくても、脳天の風穴は埋まってくれない。

 

 

「ー……ーーでも………い…ーーに」

 

 

「……ーー」

 

 

過去一番の速度で、なんの感傷も無く、死んだ。

 

 

ナツキ・スバルの魂が、この世界から離れていく。

 

 

ーー流石に、分かってはいたけれど……。

 

 

 

 

 

「……」

 

 

6度目の死に戻り。

 

いつもと同じ様に、抗争の騒乱と少女達の叫び声が聞こえる。同じ日差し、同じ湿気、同じ匂い。

 

ナツキ・スバルは戻ってきた、呆気なく。

 

 

「…分かっちゃいた、分かってはいた、そう、分かってた」

 

 

「分かってた……ーーつもりだったが…」

 

 

「……」

 

 

「死ぬハードルが低すぎんだろ…」

 

 

スバルの渾身の嘆きは誰にも届かない。

想像以上に死にやす過ぎる、撃ち抜かれた額を擦り今は何ともないことを確認するが…あれ程綺麗に撃ち抜かれたのは初めてだ。

 

人生が普通に考えれば一回だけのことを思うと、たった一日で6回も死ねるというのはあらゆる意味で……常軌を逸している。

何がどう巡り会っても死ぬ世界、十七年間長く平凡に生きてきたつもりだったけれど、今までの死を考えると十七年間×三百六十五日×6回分の死線を掻い潜って……。

 

「ーー掻い潜って無いな……全部クリーンヒットアンドデッドだ」

 

死ぬ事は永遠に慣れることが無い、痛みも慣れる筈が無い、死に戻りをする度にナツキ・スバルの中の何かが欠けていく事だけが心配で、そしてこの世界、キヴォトスは本当に……。

 

 

「スラム街の方がマシな治安してんじゃねぇよ!?!?何だよアレ、初めての人には銃を向けてはいけませんって、親から習わなかったのかよあぁん!?」

 

「2回目もそうだが人の身体にバチボコ穴開けやがって!!巫山戯んな、もう少し、こう、死ぬにしたって何かあるだろ!!クソったれ!」

 

 

ーー本当に、倫理が死んでいる。

銃は銃だ、おままごとでも玩具でも、遊びでも何でもない、人に向けて放つものでは無いし、そもそも銃を向ける前に話し合うべきだろう?

 

恐ろしい、まだ身体が震えている。銃で撃たれる、という事はそういう事、心に深い傷と痛みを与える行為。

 

例えキヴォトスの人間が軽傷にしかならずとも、本来ならばそんなもの向け合うべきでは無いのだ。

 

「あーー!!もう!次だ次!端から総当りでやるって決めてんだよ!!!」

 

「これ位で折れてたまるかよ……!」

 

 

 

 

 

 

 

 

背後で、大爆発が起きる。

 

その熱に背中が焼かれ、吸い込む空気が熱されると、全力で走る為に肺へと取り込む空気が熱いせいで全身が痛い。

 

そもそも爆発の衝撃が痛い、足が痛い、喉が痛い、目が痛い。

もう銃弾が飛び込んでくるのも慣れてきた、この世界じゃ当たり前の事だから早く慣れておくべき事だが、残念ながら根っからの現代っ子であるスバルが慣れるにはまだまだ時間が掛かりそうである。

 

ナツキ・スバルは6度目の死に戻りの後、無鉄砲は駄目だ、と道を歩きながらぶつくさ舌の上で思考を転がし回していた。

 

抗争の場から離れて、路地裏には近付かず対策を練る。

ランダムエンカウントエネミーの空崎ヒナを、スペランカーもビックリドッキリの貧弱即死状態で無策で探し回るなんて正気の沙汰では無い。

 

 

ーーそうして、便利屋に見つかる事になったのだが。

 

 

「ーーやべぇやべぇやべぇやべぇやべぇー!!???」

 

「あは!待ってよ〜」

 

「死んで下さい死んで下さい死んで下さい死んで下さい死んで下さい!」

 

「ハルカ!?だ、駄目よ!殺しちゃ依頼が……」

 

 

忘れてはいけない、でも忘れていた。あれだけ劇的な出会いをして、和解を挟み、そして友となった便利屋でも死に戻りを挟めば関係性リセット。

見つかった時には心の底では何処か、便利屋に対して安堵感を抱いていたスバルだが、ハルカの顔面を掠めるショットガンアタックに現状へと引き戻される。

 

ハルカも、ムツキもカヨコも、アルですらスバルに銃を向けてしまっているのだ。

 

 

「奇跡的にぃーー!?お、ぉお思い出したりしませんかー!?その!前世俺ら仲良かったとかさ!!」

 

「何それー、もしかしてお兄さんオカルト好きなの?」

 

「いや別に??まぁそうだよ!そうですよね覚えちゃいねぇよなッ!ほんのちょっぴりでも期待した俺が馬鹿だったよ!」

 

街中を全力疾走しても、彼女らの体力には張り合えない、シャーレのビルを登りきるにもボロ負けしていたのだ、逃げ切るよりも早くスバルの体力が尽きる。

 

運命様に噛み付いたと思えば、運命様から噛み付き返された。

 

 

「ほんと、どんだけ奇跡重ねてきたんだよ俺…!って、どわぁぁぁーー!?」

 

「つ、捕まえないと…アル様の為に捕まえて、捕まえれない私なんか要らないですよね…い、要らなくなったら捨てられて…ごめんなさい役立たずで…」

 

「おちケツおちケツぅっ!?アルはそんな事しねぇって!!」

 

「アル様の事を馴れ馴れしく呼ばないで下さいぃッ!!」

 

「一番訳わかんねぇよお前ッ!!」

 

 

もう少し犬にしたって理性がある、そう思いながらひたすらに走るスバルだが……。

 

 

「っづぁっ…俺さぁ!゛本当に一般ピーポーで銃弾一発で死んじゃうの!!手ぇ止めてくんないかなぁ!?」

 

 

「そんな言い訳してもダメだよ〜?逃げたいって顔に書いてあるもん」

 

 

遂に、爆発が届いてしまう。

 

 

「それじゃ、ちょっと眠っててね〜お兄さん!」

 

 

ムツキの背負っているバックが投擲される。記憶が正しければ、あれは災厄の狐にも放たれた爆弾詰めのバック。

ーーそれが、弧を描いてスバルの元へと飛んでくる。

 

「投げ返し……ーークソッ」

 

「残〜念!」

 

バックをギリギリでキャッチして、聞こえてくるのは爆弾の起動音。

同じ轍を2度踏む、投げ返そうとした災厄の狐を思い出し……安堵感は消し飛ばされ。

 

ーーそして、ナツキ・スバルの身体を烈火が覆う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

意識が、目覚める。

 

 

「っあづぁッ゛!゛?゛ぁぎッ…ああああああ゛ああぁぁぁ゛ぁあ゛ッッ゛!゛!゛」

 

 

「ぅ、フゥッ、ふぅッ!!ぅう…ッ……ふぅぅぅッ…!!!」

 

 

死んだ時の感触を残しながら、7度目。

全身を焼く炎、身体のパーツが順々に消し飛んでいく感覚、この世で経験し得ない想像を絶する痛みが臓腑を焼いた。

金切り声に近しい叫び声をあげて、スバルは再びコンビニの屋上へと。

 

2時間に1回程のペースで死んでいるスバルの精神は、どんどん摩耗していっている。

落ち着こうとする為の深呼吸が、今さっき吸い込んだ爆炎の痛みを思い出させてしまう。

 

 

「あぁ゛く゛そッ…」

 

「救いてぇッ゛…って、思ってる奴に…」

 

 

トラウマになってしまいそうだ、最初との落差が余計に心へ苦しみを染み渡らせてきた。

分かってる、こういう世界なのは分かってはいる、それでも痛いものは痛くて、苦しいものは苦しくて……。

 

「腹立つもんは、腹が立つ…」

 

「キル0デス7、誇りに思っとけよ俺、それでいい」

 

立ち直れ、立ち上がれ、折れるな。

ナツキ・スバル自身を鼓舞出来るのは、ナツキ・スバルだけ。

 

「どうする、街中ブラると便利屋、遅れると狐…」

 

「ヒナ、ヒナに会いてぇ…はぁ、言ってること気持ち悪いな俺…ーーS・M・G、ヒナに会うために作戦立てりゃいい…!」

 

「どうする、どうする?巡回ルートなんて知らねぇし、ヒナがどの時間にあの路地裏に通りかかるかも分かんねぇ、目当て付けて虱潰しにやるってったってすぐ殺されて……ーー」

 

 

すぐ、殺されて?まだ1度しか挑戦してないのにか?

 

全部救う為に、全部に挑戦すんだろ、俺。

 

 

「……」

 

 

「…………はー…」

 

 

「虱潰し、ね」

 

 

答えは出ている、後はそれが出来るかどうか。

 

 

「…ーー出来る出来ないじゃねぇ、やるんだ、挑戦して、無駄になっても何百回も…」

 

 

1度として楽な死なんて無かった、1度として痛みを伴わない死は無かった、1度として苦しくない、後悔のない死は無かった、それでも挑むのか?

 

 

「答えは……」

 

 

「……」

 

 

「ーーYES、だな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー今日も今日とて街を練り歩く。

 

 

時刻は昼下がり、昼ご飯を終えた辺りの事。

 

抗争の日は特に獲物が溢れてやがる、負傷して抗う力がもう無いって奴だったり、道端で気絶した奴なんか街中に溢れかえってるからな。

 

つまりは絶好の狩り日和、ポケットから上着の内側まで、隅々まで丸裸にして…金が無いなら銃を、銃の次は持ってるものを、最後には気に入りそうだったら服まで奪っちまえばいい。

 

本当に最近は自由で良い毎日だ、学校終わりをわざわざ狙わなくても漁り生活だけでやっていける。

相棒と毎日オラつくのも楽しかったが……それだけじゃ生きていけない、学園に入る事の出来ねぇ私らは仕事もブラックな奴か、未払いばっかだ。

 

悪いとは思ってるぜ?追い剥ぎなんかしたらいつかバチが当たるってな、でもそれは『今日』じゃねぇ。

 

 

「おい、見ろよアイツ」

 

「あん?おー…ジャージ姿の奴か?銃も背負っていやがらねぇ……ーー路地裏に入ってったぞ?」

 

「やるか?」

 

「やるしかねぇ、あんな無防備で出歩く男なんてぜってぇ金持ちの子だ、ゆすればガッポガッポだぜ?」

 

「いよーし!行くかァ!」

 

 

アホ面丸出しの丸腰で路地裏に入っていった奴を見かけた、しかも見慣れない奴、ゲヘナであんな無防備って事は相当なおぼっちゃまって‪事さ!

 

今日の贅沢な晩飯を想像しながら追いかけて、銃を握りしめ……。

 

その男に、声を掛ける。

 

 

「おい兄ちゃん、金だしな」

 

 

「舐めてっといてこますぞ」

 

 

背を向けた男にそう声を放ったが……無視される。

 

その背中からは謎の気迫を感じ取れるも、銃も持ってない奴にビビる必要は無い。

 

 

「……?おい兄ちゃん、聞こえてねぇのか?金出せっつってんだよ」

 

 

「あ!?おい待てッ!!」

 

 

唐突に、目の前の男は脇目も降らない全力疾走で走り出した。挑発する様に手をこまねいて、角を曲がっていく。

 

 

「クソがッ、舐めてんじゃ……おわぁっ!?」

 

「危ねっ、…おいマジでぶち殺す、アイツ」

 

 

追いかけていると、死角から唐突に鉄パイプが降り掛かってきた。壁にもたれかかっていたのが倒れてきたのか?

 

……いや、アイツが倒したんだ、許せねぇ反抗しやがってよぉ…!

 

 

「待てやコラァァァァ!!!」

 

 

銃を乱射しながら、走り続ける男を追おうとしたその時。

 

ーーバカでかい金切り声が場を支配する。

 

 

「風紀委員さーーーーーーーーん!!!」

 

予備動作なしの救命信号、不意をつかれたスケバン2人がずっこける。

路地裏の静寂を打ち砕き、大通りの誰もが聞こえてしまったであろう大声は、 男声とも思えぬ女々しい声として響いた。

男の喉から到底出るとは思えぬ声にビビりつつ、幾ら何でもプライドが無さすぎる叫びに少し引いてしまう。

 

「誰かーーーー!風紀委員呼んでーーーーーーーー!!!」

 

銃声をかき消す大声は、最早乱射程度でかき消せるものでは無かった。

 

「おいバカッ!!カツアゲでそんな声出すなよッ!?」

 

「早くソイツ黙らせろ!誰か来たら面倒な事に……」

 

 

 

 

 

 

 

 

「そこまでよ」

 

 

 

 

 

ーーそして。

 

 

ナツキ・スバルが幾度も積み重ねた死の先で。

 

 

 

「そ」

 

「「そ、そ…」」

 

 

「「空崎ヒナぁ!?」」

 

 

遂に希望(空崎ヒナ)と会遇する。




死に戻り描写は次話で。
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