Re:ゼロから始める青春物語   作:カピバラバラ

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『アイのカタチ』

 

「では、行きましょうかマリーさん」

 

全ては決着した、と。

自身の勝利を確信して、その場を去ろうとするハナコ。

 

「ミネさんはツルギさんに任せます」

 

トリニティの主導は握った、サクラコがどうしてシスターフッドを任せたのかはあまり想像つかないが、彼女も退却した以上、この場所に執着する必要は無い。

 

「私達は…サクラコさんが望んだ通り、トリニティ学園の皆へ大々的な声明を───」

 

──そうだとも。

浦和ハナコは勝利を掴んだ。

 

実の所、聖園ミカや浦和ハナコ、そしてアリウス分校の主たるベアトリーチェ、各自の狙いは順調に果たされていたと言える。

 

主体となる三者間でナツキ・スバルを取り合う構図。エデン条約の一件は誰の勝利でもない総倒れであったが、スバルとしても今回は明確に浦和ハナコが流れの手網を握っていると認識していた。

 

その認識は確かに正しい。

スバルの事細かな動向一つ一つに対し、最善かつスバルにとっては最悪の一手を打ち続けるハナコと、その裏切りに対応しきれない聖園ミカ、『ナツキ・スバル』の主導権を握られてしまったアリウス。

 

予期せぬ反乱と開戦はアリウスの主でさえ、痛手を受け引き下がるを得ない判断へと追い込む程。最早知りようのない事ではあるが、この一件は浦和ハナコが優秀過ぎたが為に起きたのだと言えよう。

 

言葉巧みに仲正イチカを誘惑し、戦力の要たる剣先ツルギへと衝突させ、一時的に正義実現委員会の指揮権を獲得した後、手篭めにしたシスターフッドの長の権限と戦争を餌に釣り出した狐坂ワカモによって戦力差を埋めた。

 

学園内に燻っていた強硬派へ懐疑心を持つ者達を、聖園ミカがナツキ・スバルを頼る決断をした事実と、予測していた古書館への放火に対し連邦生徒会の介入による権威の失落で揺さぶった。

 

──最終的には、アリウスの指導者の立場すら変えさせる選択をさせて、今に至る。

 

ベアトリーチェの尖兵、アリウススクワッドの裏切りさえ想定の範囲内であるハナコにとって、ナツキ・スバルへの執拗な嫌がらせを片手間に行える程度の余裕。

後は、自らが立案その実行の為に全てを捧げてきた計画を、戦乱の収まったトリニティで行うだけの事。

 

「…マリーさん?」

 

反応の無いマリーに対し、首を傾げて様子を見る。ハナコの伸ばした手がマリーへと触れる前に、聴覚へ鋭い悲鳴が飛び込んできた。マリーからではなく──ナツキ・スバルから。

悲鳴、というべきか、声にもならない絶叫というべきか、久しぶりに高鳴った心臓を抑え振り向いて、

 

「────」

 

「ぁ。ぁ…ああ──ッ!?」

 

ナツキ・スバルらしからぬ、百折不撓の心を持っていた筈の少年が見る見るうちに絶望へと染まっていくのを、敵対するものながら驚愕の目で捉える。

 

浦和ハナコは、ナツキ・スバルをある種人生の中で最も信頼できる他人だと感じていた。操りやすく、誘導しやすく、傷つきやすい。素直な愚者は捻くれた賢者よりも聡い、故に自らを賢者と勘違いした烏合の衆の中で過ごしてきた身として、ナツキ・スバルへ確かな愛を向けていたのだ。

 

そんな彼が、自分の策略でもまだ立ち向かおうとしていた彼が、何故そのような顔をするのか。窮地を繰り返して尚見せなかった顔を浮かばせたのは何なのか、追い詰めたのは自分だが少し妬けるとスバルとマリーの目線、その方向へ顔を動かして、

 

「……──」

 

真の絶望の顕現に、直面する。

 

理解とは真実とは、所詮、ああ──浦和ハナコが自戒した通り、見たいように見た姿でしかないのだから、『やり直し』の真実がどうであれ、彼女らには、

 

──どうして、等と疑問を口にする資格は無い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──スバル自身、その記憶は少しずつ忘却の渦に呑まれていて思い返せば思い出せるが、残酷な記憶でもあったし、特段記憶の引き出しから取り出すことは無かった。

 

どちらかと言えば、棄却すべき忌みたる追憶。そして脳内に鍵をかけ決して口にしまいと封印している言葉と、迂闊がもたらす地獄を繰り返さない為の戒め。

 

今尚、何処か遠くで苦痛を迎え入れる女神を生み出し、原理も動機も不明な災害であり、比べる理由も無いが、トリニティの複雑怪奇な各々の事情と比べたとて一方的に闇で塗りつぶせるほどの『不明』の塊。

 

何かしらのトリガーがある事は把握していた、何かしらスバルを縛る呪いのようなものであるとは理解していた。しかし全貌は計り知れず。

 

シロコの一件から『死に戻り』を他者へ明かす事は絶対不可侵の領域で、朝目覚めてはメモ書きを見つめ数分、瞑想し腹の底に沈める。

口に出さなければ何も起きない、だからこそ、比喩ではなく死んでも口にはしまいとしていた。

 

「アロナ!なん、で──っ…ぁ…アロナ…」

 

この手の疑問に答えられる相棒は沈黙中、ありったけの糖分を脳に送りエンジンをフル回転させて考えるしかなく、

 

「……そう、いえば…」

 

ふと、赤い空を思い出す。

あの絶望の数時間、地下深くのカタコンベの奥底で精神への責め苦を受けていた時の事、あの瞬間の外の様子は普段の世界とは一線を画していた。銃弾と爆発蔓延るキヴォトスでも、有り得ない破壊と共に映る荒野と、赤い空。

 

あれは一体何がもたらしたものだったのか──何が、と言わずともスバルだけはアレの原因を知っている。

代償であり、呪い。惨めに陥るスバルを罰する為だけの機構、バットエンドではなくデッドエンドを迎えさせる閉幕。

 

 

 

「──愛してる」

 

 

 

「────」

 

何処からともなく聞こえた声に、心臓を撫でられた。驚きと共に決意を砕かれへたり込む。

何故、なんでどうしてなんで、なんでなんでなんでなんでなんで、聞こえてはいけない声が、鼓膜に──?

 

あの声だ、あの音だ。けれどこの音は、あの音は、スバルに絶望を与えるのではなく、温かい希望を分けてくれると信じていたのに、酷い裏切りだ。この裏切りに比べれば今までの裏切りなんて裏切りですらない、真に裏切るとは心の底に眠っている信頼を希望を願いを───。

 

「────」

 

落ち着きを取り戻す為の定義付け、論理的な思考の一切合切を吹き飛ばされたのは何故か、空に現れた太陽が、その『黒』を地へと降ろし始めたからか。

 

オイル、又は溶かしたコールタールの様な物体が黒き太陽から流れ出る。星に詳しいからこそ、あれが真に太陽ならばあの液体が降り注ぐまで何万、何億年、悠長な破滅だと呑気で居られたと思う。

けれどアレは理解不能の光であり、解釈不能の破滅であり、疎通不能の災害であるが為に。

 

「──愛してる」

 

──明確に、意志を持って告げられた愛の言葉が、この世の何よりも気味が悪かった。

 

理解できない、解釈できない、疎通できないモノから見つめられる。天体でもなく、光でもなく、闇でもない『黒』からとろけるような愛熱を向けられる。

 

くぐもって、そして何処から聞こえているのかも分からない声なのに、その声はスバルに届いていた。頭の中で響くような声とは違う、現実に、空気の層を通って耳に入り鼓膜を通過する感覚がある。

 

水圧と水に邪魔されなければ、水中での会話はこんな風に聞こえるのかもしれないと思えるほど、不透明で不明瞭な声。

 

スバルは一度たりとてあの黒い太陽が顕現し、そして何を成したのかを認識していない。それでも、今の囁きが、あの黒い太陽の正体が何であるかを直感的に理解しようとしてしまった。

 

この世には、理解できてもしない方が良い事も多くある。分類するならば、アレは理解してはいけない側であり、

 

「──愛してる」

 

答えを出すつもりは無い。でもその言葉は夢で、何度も聞こえた声だ。心臓を握られる感触は無く、時が止まっている様子も無く、平然と、皆に聞こえるように。

 

想定すらしていない脅威の襲来、脅威と断定するには早計と思う輩には拳を飛ばし、認識を改めさせてやる。

少し前まで、心が折れそうになったとしても、得られる情報の細部まで得られる全てを吸収しようとしていたスバルは、世界を塗り潰した『赤』と、更にその上から飲み込んでいく『黒』を前に、敵も味方も関係ない。

 

「に───」

 

「逃げろ、逃げろっ!全員ッ!アレに触れんな──ッ!!」

 

──アレは、今までとは別次元の脅威。

一つの学園、一人の生徒、細部まで作られたこの世界を惜しげも無く破棄していく、そんな予感を肌に感じさせる。

 

アレが誰の敵かと聞かれれば、世界だ。全ての敵だ、決して一つの学園の物語では済まないあらゆる全てを飲み込み壊す終焉。

 

現れた理由なんて考える暇はない、一人でも多くアレから遠ざけ、そして逃げなければ。トリニティからは何があっても逃走なんて選択肢を取らなかったスバルでも、アレからは逃げる。

 

だが、スバルの張り上げた声に反応を返す者が居なかったのを、恐怖を欠片だけ飲み下してから気がついた。

 

「────」

 

「──。ハナエ…?っ、ハナエ!?」

 

一番近くに居てくれたハナエは、遠く空に浮かぶ黒炎を見つめ呆然としている。その『呆然』は絶望や失意のせいではなくて、まるで呪われたかのように震える瞳孔が釘付けにされていた。

膨大な『黒』が降り注ぐ、地に触れ、建物を押し潰していく。その光景を前にしてもハナエは、マリーは、そしてハナコですら、身動き一つ取っていなかった。

 

スバルにとっての絶望は、いつだって不意打ちを喰らわせてくるものなのだ。

 

「ぁ───あ゛ぁっ゛…」

 

「あああああああ─────ッ゛!!!」

 

その呻き声は、最初誰が発したのか。

発狂に等しい叫びと呻き、それが周囲から聞こえてくる。戦闘に参加していた生徒達が、アリウス兵達が、そしてマリーとハナエが、苦しみに悶えるかのように騒ぎ始めた。

 

悲鳴の狂想曲が、絶望のコーラスがトリニティを包み込む。触れてはいけない禁忌に、理解してはいけない禁断に踏み込んだ代償が降ってくる。

ナツキ・スバルの深淵、死に戻りというパンドラの匣、誰も彼もが求めたソレは、聖園ミカにも、浦和ハナコにも、アリウスらにとっても、この世誰にも求められやしない真実。

 

「──ぁ、ああ゛ぃ」

 

「あ゛ぃ゛てる…」

 

「ぁい、あい゛、あい、してる。あいしてる」

 

「なっ──」

 

雑音でしかなかった呻き声と悲鳴が、形になっていく。黒泥からしか聞こえなかった筈の狂愛が、幾百もの生徒から奏でられていく。

 

アリウス、聖園ミカ、浦和ハナコ、ベアトリーチェ。トリニティを支配する驚異達への覚悟が、決意が、こんなわけの分からない狂想の始まりで押し流されて、

 

「──愛してる」

 

アレはなぜ、唐突に現れてしまったのか。

 

「──愛してる」

 

スバルは、約束とも言える呪いを背負い続けていたのに、何故。

ぐちゃぐちゃに、頭の中に数百の声が乱反射して、何もかもが分からなくなって、愛してるが愛してると響いて愛してるとしか言いようのない愛してるが騒ぎ立てて、

 

「──愛してる、愛してる。愛してる」

 

「ハナエっ、マ、マリーっ…ぅ、ぁ…」

 

「愛してる愛してる愛してる愛して──」

 

「──救護ぉッ!!」

 

──瞬間。

愛の奔流に呑まれる寸前で、ゾンビの様に手を伸ばしてきたハナエと、押し迫る黒泥を薙ぎ払われる。

目の前も目の前、鼻先三寸で空からの破壊が地を割ってスバルを窮地から救い出した。その破壊は、少し前からよく見せられた盾の投擲によるもので、スバルの体はいつの間にか宙へと浮いていた。

 

「うぁ──っ!?」

 

浮遊感からの落下、胃の中身が喉まで上がって下がっていく感覚と共に、視界が四重にブレる衝撃を受ける。

 

誰かに担がれて、そして着地したのか。地震のような衝撃を走らせて今度は風景がスバルの後ろへと流れ始め、

 

「ご無事ですか。ナツキさん」

 

晴れ渡る青空を想起させる蒼髪、触れる腕から伝わる筋肉、投擲された盾。自分を心配する声は勇気の現れ。しかし額から多量の血を流し、地を蹴り進む。

 

「ミネ…!ぶ、無事…なのか…?」

 

「ええ。頭の中が少し煩かったので黙らせた結果です」

 

どんなど根性だと驚愕に喉を震わせるスバルを置いて、ミネは忌々しそうに黒い太陽を見つめる。アレを見て正気を失った生徒が殆どの中、正気を失うどころかガンを飛ばす胆力があるとは。

 

「アレをご存知ですか、ナツキさん」

 

「知ってる…けど、殆ど何なのか分かってない」

 

「…視界に入れるだけでも凄まじい精神汚染、それに加えあの泥には…触れない方が良さそうですね」

 

あらゆる方向から聞こえてくる愛の合唱、顕現から数十秒で既にトリニティを飲み込もうとしている黒泥、今までのどの『罰』よりも重い執行。

 

何かが違う、今までと何が違う──?

 

「………」

 

「────!」

 

「まさか」

 

──『やり直し』を認識している生徒の数、か。

いうなれば、この罰は死に戻りを認識した存在へ与えられる代物。シロコの時のように『死に戻り』を知った相手へ下される罰。

 

死に戻りとは直接認識していなくとも、仲正イチカや古関ウイ、アリウスや聖園ミカ浦和ハナコらが、やり直しに対する解釈を広げ過ぎた結果、何処かで接触していたと。

それとも、これは『やり直し』を好き勝手に定義しようとしていた者達への天罰だとでも言うのか──、

 

「飛びますっ!しっかり捕まって!」

 

「────」

 

膨大な人の涙と、黒い津波がスバル目掛けて押し寄せ、取り囲む。逃げ道が失われたかと思いきや、跳躍によって難なくミネは包囲を脱し、泥の無い方向へと逃げ込んだ。

 

そうやって逃げる為の跳躍での空中、スバルは更なる不可解へと出会う。

 

「ぅ、ぉああああ──!?な、なんだアレ…ッ!?」

 

──天使。

巨大な光輪と、成人女性の体躯を大きく超えた身長に、ラッパ、というには不自然にラッパとしての要素を剥ぎ取られ、細長い円錐となったものを手に持つ大翼の存在が、地中から音もなく現れる。

 

それが七体。到底この世の存在とは思えないし、今更この世の存在とは思えないモノが出てきてもそれ以上の非常事態で思考を巡らせる猶予は無い。

 

「──は、ふっ、たぁ!」

 

僅かに残った建物の屋根を伝いに、八艘飛びが如く宙を舞うミネ。着地した屋根の破片を握り締め、進路へ向けて投擲し爆発と見間違う破壊を起こして突き進む。

 

「せいや───ッ!」

 

突き進む、がしかし、根本的に打開できる一手では無い。炸裂する破壊を上回る数十倍の黒泥が、黒い太陽から湧く事実は変えられない。

 

「くっ……」

 

「…………。ふぅ……」

 

「──。恐らくここが、私の死地」

 

救護すべき生徒達が続々と黒泥に飲み込まれていく様子を見て、ミネは自身の全力を注ぎ込む覚悟を決めた。

そこに一人、スバルとミネとは別の生存者が降り立ってくる。

 

「………手を貸そう」

 

「ツルギさん。…いいえ、お構いなく、ここは私に任せて貴方はナツキさんを避難所へ」

 

剣先ツルギもまた、自傷の痛みによって我を保っていた。

ここを任せると口にするミネに、ツルギはある種自暴自棄なのではないかと、忠告をするが、

 

「……死ぬぞ」

 

「その覚悟ですが、死んでは『救護』を続けられない。あくまでも覚悟であり、誇りと信念を胸に──救護が必要な場所に救護を行うだけですよ」

 

「……………」

 

この破壊と殺戮を前にしても変わらぬ姿を前に、ツルギは感嘆のため息を吐く。そしてスバルを背負う人物はミネからツルギへと移り変り、その間、スバルはとある人物と目が合っていた。

 

「────」

 

──浦和ハナコ。

理性と狂気の狭間で揺れ、耐え忍ぶ事しか出来ていないが、それでも『愛』を語らず佇む。

ゆらり、と体の向きが変わり、誰かを探すような仕草で、黒泥に呑まれようとする直前まで誰かを、

 

「──……」

 

だから、目が合ったのかもしれない。

だからって、どうにも出来ないけれど。

 

目が合って、合っただけで何事も無く、浦和ハナコは『黒』の中へと沈んでいった。

 

『黒』による静寂の訪れはスバルに何も与えない、そして何もかもを奪う。

 

「…どうか、神よ。私の道に祝福を」

 

「──愛してる」

 

「魂に、安らぎを」

 

「愛してる愛してる愛してる愛してる」

 

 

 

「愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる」

 

 

 

無数の愛が、求愛が、『黒』を纏った愛と共に津波となって、溺死させようとしてくる。

答えも何もかもを呑み干して、真実がなんであれ尽くが、無形の神によって押し流される。

 

唯一人、ナツキ・スバルへの愛によって、全てが、消えていく───。

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