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それでは、本編をどうぞ。
始まりの物語
その茶髪碧眼の少年にとって文庫の修道女たちが母であり、姉で、師であった。
少年は、物心つく前に知識神の文庫の前に捨てられていたという。
それから少年は、さまざまな理由でこの文庫に入った女の子たちの手によって、唯一の男の子として育てられた。
そのためか知識神の文庫という特性から、少年にとっては毎日が勉強であり、それを苦に思わない性格からたくさんの知識を吸収していった。
そんな少年は、ある日に書棚から見つけた剣術書に興味を持って時間を見つけては、文庫の裏手で誕生日にもらった木剣を振るようになった。
体を動かして身につける技術もまた知識の一端であり、また体を動かして気分がリフレッシュすることで勉強も捗るとあって修道女たちも快く認めてくれていた。
そんな勉強や鍛錬の日々のなかで少年は、文庫に一日の宿を求めてきた旅の冒険者たちから冒険譚を聞かされ、自分も将来は冒険者になりたいと強く思うようになっていった。
雑多な装備で身を固め、種族も、年齢も、性別もさまざまな無頼の徒。己が身ひとつで生計を立てる、国に身分を保証された荒くれ者ども。
少年は、そんな冒険者という職業に憧れて成人したらこの文庫を出よう。
そう決意して修道女たちに話したら、祝福してくれた。
知識神は、無知という暗黒のなかに、知識という光を灯す神。
知識神はただ火を分け与えるような神ではなく、人々が自らの意思で学び、知識を得て、灯を熾していくことを願っているのだ。
ゆえに一歩を踏み出す少年を応援こそすれ、どうして止めることなどできようか。
修道女たちは、勉強により力を入れてくれた。
何をするにしても読み書き計算ができるだけで、まるで違うことを彼女たちは知っていたからだ。
さらには、元賢者の学院生だったという修道女は少年に魔術を教導してくれた。知識神の信徒には、学徒や魔術師が多いのだ。
少年は、剣術、魔術、勉学をより力を入れて学び、それを何年も繰り返し、やがて十五歳──成人を迎えた。
知識や知恵は俗世から生まれるものなれど、俗世に染まってはならないという信仰ゆえに街道から僅かに外れた森のなか、ひっそりと佇む文庫を出た少年は、旅装に身を包み、多くの修道女たちに見送られて故郷を離れた。
その途中で一度振り返り、修道女たちに大きく手を振った。
「いつかこの文庫にまで名前が届くような冒険者になるからな!」
そんな少年に修道女たちは、微笑ましげに手を振り返した。
そして振り返って前を向いた少年は、歩き出す。もう振り返ることはなかった。
ここから少年が冒険者になる第一歩が始まるのだった。
§
成人を迎えた少年少女が生きる道として冒険者になるというのは、珍しくない話だという。
彼女もまたそのうちのひとりだった。
幼い頃から地母神の寺院で育ち、その教えを実践してきた彼女は、冒険者の役に立ちたいとギルドの門を叩くことにした。
だが、世界は〝偶然〟か〝宿命〟か、骰子の目次第で神々にも予想だにしない物語が紡がれる。
この地母神の信徒の女神官もまたそのひとりだった。
風の精霊の悪戯か、交易神の祝福かはわからないが女神官を強い風が撫でたのだ。
「きゃっ!? あ、帽子が!」
神官衣の清潔な白い帽子が風に吹かれて飛ばされ、女神官はそれを追ってギルドに向かうはずだった足を走らせた。
風に遊ばれる帽子を追って辺境の街中を直走る女神官。
やがてその帽子は、地母神の寺院前から街の入口にまで飛ばされ、まるで導かれるようにひとりの少年の手に運ばれた。
「……っと、これはキミのか?」
「え、あ、は、はい! ありがとうございます!」
それがのちに一党を組むことになる魔法剣士と女神官の出会いだった。
END
はい、こんな感じの始まりとなりました。ここから少しずつリメイクをしていきます。前書きでも告知しましたが、リメイクには皆さんのご協力をお願いすることになります。お手数ですが力をお貸しいただければ幸いです。
あと、原作ゴブリンスレイヤーで好きな女性キャラは、女神官ちゃん、王妹ちゃん、牛飼娘さん、剣の乙女さん、魔女さん、令嬢剣士さん、イヤーワンの三姉妹、交易神の女侍祭など、他にもまだ居ますねぇ。まあ、そのなかでヒロインにできそうなのが女神官ちゃんだけでしたが……。
それでは、またお会いできることを祈っております。
魔法剣士のパーティメンバーは……
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女の子のみ
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男をひとり入れる