ソードアート・オンライン〜旭日の防人達〜   作:霧のイージス艦

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幻影小隊

次に幻影小隊だな。

隊長:司波達也

使用武器

H&K USP9、H&K HK416D

司波深雪

使用武器

H&K USP9、レミントン ACR

ポイントマン:ピトフーイ(神崎エルザ)

使用武器

H&K SFP9、AK-19

狙撃・衛生兵:エム(阿僧祇豪志)

使用武器

H&K SFP9、M14 EBR

通信・工兵:フカ次郎(篠原美優)

使用武器

H&K SFP9、ダネル MGL140

突撃手:レン(小比類巻香蓮)

FN P90

FN Five-seveN

突撃手:ナユタ(櫛稲田優里奈)

使用武器

H&K SFP9、20式5.56mm小銃

で行く。ボス、意見はありますか?

 

メインモニターに3個目の戦術単位――**『幻影小隊(ファントム)』**の7人の名簿が鮮やかに打ち出された。

その、圧倒的な個の武力とGGOの狂気的な破壊力が融合した名簿を見つめ、ザ・ボスは深く息を吐き、獰猛な笑みを浮かべて首肯した。

 

圧倒的な「面制圧」と主流5.56mmの兵站

ザ・ボス

……フッ、凄まじい戦闘密度ね。深淵が正面を穿ち、暗殺が急所を刈るなら、この幻影小隊は敵の防衛線そのものを物質的に消滅させる『歩く要塞』よ。緋村零、この編成は実に破壊的で合理的だわ

 

ザ・ボスはホログラムの戦術マップを見つめ、その恐るべき火力のバランスを冷徹に称賛した。

 

ザ・ボス

兵站の美しさも素晴らしい。隊長の達也、深雪、ピトフーイ、ナユタの4人が5.56mmNATO弾で完全に前線の主流を構築している。そこにレンのP90(5.7mm)による超高速の近接弾幕が絡み、後ろからはエムの7.62mm(M14 EBR)が確実なストッピングパワーで前衛の死角を消す。そして何より、工兵であるフカ次郎の『40mmグレネード(ダネル MGL140)』よ。彼女の一挺が放つ面制圧能力は、一国家の重火器班に匹敵するわね

 

たきな

はい。サイドアームもレンさんのFive-seveN(5.7mm)を除き、達也さんたちのUSP9、ピトフーイさんたちのSFP9と、すべて9mmパラベラム規格に集約されています。レンさんの5.7mmラインも、別の小隊のエイジさんや麻耶さんとバラの弾薬を共有できますから、部隊全体のロジスティクスを乱すことはありません。前線での『弾薬のバラ撒き合い』において、最も継戦能力が高い凶暴な小隊です

 

たきなが手元の資料の「幻影小隊」の欄に、極めて満足そうにカチッとチェックを入れる。

 

爆発するGGO組の狂気と、氷点下の兄妹

その名簿が確定した瞬間、訓練場に**レン(小比類巻香蓮)**の魂が口から飛び出しかけたような絶叫がこだました。

 

レン

え、えええええええええーーーーっっ!? 零さん、いくらなんでもこの配置は私の心臓に対する物理的暴力ですぅぅ! ピトさんにエムさん、フカ次郎だけでも大惨事なのに、あの底知れない司波兄妹と一緒なんて、私、作戦が始まる前に緊張でデスペナ(気絶)しちゃいますよぉ!

 

フカ次郎

まぁまぁ落ち着きぃなレン! ウチとお姉ちゃん(ピトフーイ)が同じ小隊におるんや、これ以上の最大火力のお祭り騒ぎはないで! どんなに強固な防壁に隠れた売国奴どもでも、ウチの特大の『うに(爆炎)』で、跡形もなく更地にしたるから安心しぃ!

 

フカ次郎がダネルMGL140を肩に担いでニシシと不敵に笑う。その横では、ピトフーイ(神崎エルザ)が漆黒の戦闘服のフードを揺らし、隊長である司波達也に向けて、隠しきれない好戦的な狂気の視線を爛々と輝かせていた。

 

ピトフーイ

あはっ♪ 司波達也クン……だったかしら。あなた、ゲームのシステムなんて生温いと感じるほどの、最高に冷徹で『おぞましい鉄の匂い』がするわねぇ。いいわ、そんな怪物みたいな男が隊長なら、ポイントマンの私としても、これ以上の退屈しのぎ(死線)はないもの!

 

ピトフーイがAK-19のボルトをカチャリと引き、獰猛な殺気を引き出す。しかし――その刹那だった。

達也の隣に立つ司波深雪から、周囲の空気が一瞬でパキパキと凍りつくような、圧倒的な氷点下の絶対零度の覇気が放たれた。

 

司波深雪

……そこまでになさい、神崎エルザ。お兄様に対してそれ以上の不敬な視線、および言葉を向けるというのであれば……その汚れた硝煙の魂ごと、この場で一瞬にして凍土の底へ沈めて差し上げますわ

 

深雪がレミントンACRを胸元に構え、その美貌を冷徹に歪めてピトフーイを射抜く。あまりのプレッシャーに、リアル姿のイケメン(中身はエム)が本気でガタガタと震え出し、胃のあたりを強く押さえた。

 

エム

ひ、ひえっ……! エルザ、頼むからそれ以上は止めてくれ! この兄妹は文字通り次元が違う……! 私のM14 EBRの後方支援だって、彼らの前じゃただの露払いにしかならんのだから……!

そんなGGO組の喧騒の真ん中で、司波達也は一切表情を崩さず、USP9の感触を確かめながら、静かに、しかし絶対的な統率者の声音で言葉を返した。

 

司波達也

……深雪、そこまでだ。彼女たちのその狂暴なまでの戦闘意欲は、これからの強襲任務において最大の推進力になる。……ピトフーイ、フカ次郎。お前たちの圧倒的な突撃力と重火力の盾、こちらの戦術プラン(CAD)の通りに完璧に扱わせてもらう。誰も、俺の指示(タクト)から遅れるな

 

達也のその、すべてを冷徹に見通すような絶対的な言葉に、同じ突撃手であるナユタが、ピシッと美しい自衛隊式の敬礼を捧げた。

 

ナユタ

了解しました、司波隊長。緋村先輩と同じ5.56mmの系譜であるこの20式小銃を携え、あなたの完璧な盾、そして矛として、前線のラインを命がけで維持してみせます!

 

決まりだな。ボス、これで深淵小隊が正面の壁をブチ破り、暗殺小隊が影から首を刈り、この『幻影小隊』がその圧倒的な5.56mmの弾幕と40mmの爆炎で敵の防衛線そのものを完全にすり潰す。……これ以上の、死角なき最強の三連撃(フォーメーション)はねえよ

 

零が不敵に口角を釣り上げ、メインモニターの「幻影小隊・確定」の数値を電子端末で承認した。ザ・ボスは深く腕を組み、漆黒の戦闘服に身を包んだ防人たちの、いよいよ完成されつつある「黒き牙」の輝きに、満足そうに深く頷くのだった。

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