ソードアート・オンライン〜旭日の防人達〜   作:霧のイージス艦

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白雪小隊

次に白雪小隊だな

隊長:綾小路清隆

使用武器

SIG SAUER P226、AK-19

狙撃・副隊長椎名ひより

使用武器

SIG SAUER P226、チェイ・タック M200[独自軽量化仕様]

ポイントマン:鬼龍院風花

使用武器

H&K SFP9(自衛隊仕様)、H&K HK417(16インチバレル仕様)

衛生兵:朝比奈なずな

使用武器

H&K SFP9(自衛隊仕様)、20式5.56mm小銃

通信・工兵:松下千秋

使用武器

H&K SFP9(自衛隊仕様)、レミントン ACR

突撃手:堀北鈴音

使用武器

H&K SFP9(自衛隊仕様)、SIG SG553-LB

突撃手:櫛田桔梗

使用武器

H&K SFP9(自衛隊仕様)、コルト M4A1(SOPMOD Block2仕様)

で行く。ボス、意見はありますか?

 

メインモニターに4個目の戦術単位――**『白雪小隊(スノー)』**の7人の名簿が鮮やかに打ち出された。

前世の高度育成高等学校において、互いに知略と武力を競い合い、あるいは裏で盤面をコントロールしてきた天才たちが一つの小隊に集結したその名簿を見つめ、ザ・ボスは深く腕を組み、その気高き瞳に感嘆の光を宿した。

 

「実力至上主義」の結晶と、緻密に計算された兵站

ザ・ボス

……素晴らしいわ、零。これはまさに、個々の卓越した知性とフィジカルが完璧に冷徹な歯車として噛み合った『絶対合理の軍勢』ね。見ていて鳥肌が立つほどの機能美だわ

 

ザ・ボスはホログラムに並ぶ銃器のスペックシートを見つめ、プロの兵士としての鋭い称賛を贈る。

 

ザ・ボス

兵站(ロジスティクス)の観点から見ても、これ以上なく洗練されている。隊長の綾小路をはじめ、なずな、千秋、鈴音、桔梗の5人が5.56mmNATO弾で前線の圧倒的な主流を構築しているわ。そこに、ポイントマンである鬼龍院の7.62mm(HK417)が前線での『盾をブチ破る重戦車』として牙を剥き、後ろからは椎名の.408 CheyTac(M200)が特例補給枠として超長距離からすべてを消し去る。サイドアームも清隆と椎名のP226、残り全員のSFP9と、全員が9mmパラベラム口径で10割統一されている……。一切の無駄がない完璧な戦術ツリーね

 

たきな

はい。前線で激しい銃撃戦や陣地防衛に陥った際、5.56mmの弾薬と9mmのマガジンを小隊内で完全に融通し合えるのは、後方支援班としてもこれ以上管理のしやすい布陣はありません。高度育成高校の各クラスのトップ層が揃ったことで、お互いの思考や立ち回りをミリ秒単位で先読みし合う、恐るべき心理的シナジーが期待できます

 

たきなが極めて満足そうに手元の端末をカチッとタップし、名簿に「白雪小隊・確定」のチェックを入れる。

 

天才たちの冷徹なタクトと、不穏なキャットファイト

その名簿が画面に固定されると、鬼龍院風花が美しい髪をなびかせ、その獰猛かつ圧倒的なフィジカルの威圧感を漂わせながら、フハハハ! と訓練場全体に響き渡るような豪快な笑い声を上げた。

 

鬼龍院風花

ククク、ハハハハ! 実に愉快、実にもう極上のチェス盤じゃないか、緋村零! 綾小路清隆、お前という底知れない怪物のタクト(指揮)の下で、この4キロ超えのモンスターマシン(HK417)をポイントマンとして腰だめでぶっ放す……。想像するだけで、私の知的好奇心と闘志が限界突破してしまいそうだな!

 

朝比奈なずな

あはは……風花は相変わらず大喜びだね〜。でも、私は風花みたいに無茶はできないからさ。清隆くん、私はこの最新鋭の20式小銃で、前線で大暴れする風花の背中と、みんなの死角を完璧にお姉さんケアしてあげるからね?

 

なずなが20式小銃を器用に構え、親しみやすいお姉さんスマイルを浮かべる。その一方で、突撃手として隣り合うことになった堀北鈴音と櫛田桔梗の間には、銃の硝煙よりも冷たい、凄まじい「裏の顔」の火花が散っていた。

 

櫛田桔梗

あはは! 堀北さんのすぐ隣でM4A1を撃ちまくれるなんて、本当に最高に幸せだわー。……ねえ堀北さん? 実戦のドサクサに紛れて、あんたのその偉そうな背中を後ろから完ッ全にハチの巣にしてあげても、ただの『誤射』で済ませてくれるわよねぇ?」

桔梗が完全に裏の顔の悪魔的な嘲笑を浮かべ、M4A1の銃口を軽く弄る。しかし、堀北鈴音はSIG SG553のボルトを静かに、ガチリと引き込んで冷徹な一瞥をくれた。

 

堀北鈴音

ふん、無駄弾を散らすことしか脳にないあなたに、私の背中を狙う余裕があればの話だけどね、櫛田さん。戦場において規律(マニュアル)を乱す下策は、私がこのスイスの精密機械(SG553)で、そのおぞましい二面性ごと正面から叩き潰してあげるわ。……松下さん、あなたも裏で変な計算をして足足を引っ張らないで頂戴?

 

松下千秋

ふふ、酷い言われようだわ堀北さん。私は状況に合わせてこのACR(レミントン)の仕様を変えて、一番スマートにみんなをカバーするだけよ。裏をかく工作なら、私の『隠し玉』としては100点満点だしね

 

千秋が大人びた、しかし底知れない計算高い笑みを浮かべてACRを構え直す。

そんな曲者揃いの前衛たちの後ろで、副隊長であり狙撃手の椎名ひよりが、図書室の妖精のような大天使の微笑みを浮かべたまま、絹のように滑らかに『M200』のボルトを引き、恐ろしいほど静かな声を響かせた。

 

椎名ひより

ふふ、皆さん、とっても賑やかで素敵ですね。……でも、大丈夫ですよ。清隆くんの進む道に立ち塞がる悪い大人たち(遮蔽物)は、私のこの重たい相棒が、すべて跡形もなく消去(ワンショット・ワンキル)して差し上げますから。……ね、清隆くん?

 

ひよりのその、ふんわりとした笑顔の裏にある「全部を撃ち抜く絶対的な守護者の光」を受け、隊長である綾小路清隆は、相変わらず感情の読めないポーカーフェイスのまま、AK-19を静かに胸元へ据えた。その瞳の奥には、ホワイトルームの最高傑作としての、絶対零度の冷徹な支配力が宿っている。

 

綾小路清隆

……ああ。お前たちの高い身体能力、歪んだ二面性、そして規格外のフィジカルは、すでに俺の頭の中で完璧にシミュレート(計算)してある。……総員、俺の指示(タクト)通りに動け。俺の言う通りに駒を動かせば、そこに敗北という概念は存在しない

 

決まりだな。ボス、これで深淵、暗殺、幻影、そしてこの『白雪小隊』が加わった。完璧な知性と武力で固められたこの7人が、表の総選挙の裏でDAの防衛網を内側から完全にパージ(解体)する。……新生日本の夜明けをこじ開けるための、これ以上ない最高に冷徹な『絶対勝利のチェス盤』の完成だ

 

零が不敵に、そして旧海軍コマンドの獰猛な笑みを刻み込んで言い放つと、ザ・ボスは深く腕を組み、漆黒の戦闘服を纏った防人たちの、いよいよ完成された完璧な軍勢を見つめて、満足そうに深く頷くのだった。

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