ソードアート・オンライン〜旭日の防人達〜 作:霧のイージス艦
その2日後、時雨達に対してある命令が大高弥三郎から下された。内容は…
スパイ狩り。
それぞれの部隊が全国に分かれスパイ狩りに動く。そこで、元陸上自衛隊特殊作戦群の白雪美優が合流。
緋村時雨は人員の関係から白雪美優、椎名ひよりとのペアになった。恋人関係だけでなく、部隊同士の連携能力確保の為だ。
潮の香りと、錆びついた鉄の匂いが混ざり合う夜の西大分港。
街の灯りから外れた薄暗いコンテナ埠頭の片隅で、複数の足音が乱れて響いていた。
「くそっ、何でバレた……! 完璧に偽装していたはずだぞ!」
「いいから走れ! 船はすぐそこだ、海外に逃げ延びさえすれば――」
息を荒くして逃走を図る男たちは、自衛隊や政界の内部情報を海外の工作機関へ流していた売国奴の末端、そしてそれを手引きする工作員たちだった。
だが、彼らが埠頭の闇を突き抜けようとした瞬間、正面のコンテナの影から一人の少年が静かに姿を現した。
時雨「そこまでだ。大人しくお縄につきな」
20式自動小銃を低く構え、冷徹な、しかしどこか落ち着いた眼差しを向ける少年――緋村零だった。
「な、何だガキだと!? どけぇ!」
工作員の一人が懐から拳銃を抜き、零に向けて銃口を跳ね上げる。
その刹那。
パァン、と乾いた銃声が夜の港に木霊した。
弾丸は正確に工作員の右手首を撃ち抜き、拳銃が火花を散らしてコンテナの床に転がる。
「う、あ、ああああっ!?」
手首を押さえてうずくまる工作員。その遥か後方、クレーンの上部から、静かに無線が響いた。
ひより『……風速1.5、射線クリア。目標の無力化を確認いたしました、零。これでそちらの足止めは完了です』
無線から聞こえるのは、どこか淡々とした、しかし気品を感じさせる少女の声。クレーンの上でチェイタックM200のスコープを覗き続けている椎名ひよりだった。
零は20式の銃口を突きつけたまま、小さく息を吐く。
時雨「助かる、ひより。……おい、お前ら。これで日本国内の掃除は最後だ。散々好き勝手やってくれたみたいだが、俺たちの前で逃げ切れると思うなよ」
背後の闇から、もう一人の影が歩み寄ってくる。
美優「零、ひよりちゃん。周囲の警戒網は完全に制圧したわ。逃走用のボートも、すでにこちらの息がかかった海保の部隊が押さえている。これで西大分港のスパイは全員袋のネズミね」
穏やかで優しい笑みを浮かべながらも、手にしたHkSFP9の銃口には一切のブレがない女性――白雪美優だった。
退路を完全に断たれ、圧倒的な実力差を前にして、スパイたちは恐怖に顔を歪め、その場にへたり込んでいく。日本国内にはびこる売国奴や工作員を根こそぎ駆逐する為の布石だった。
設定集、兵器類について
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設定し直して現実風に合わせる
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このままでいい