...ここはどこだ?
目を覚ますと同時にそのような感想が頭をよぎる
普段どうりに寝て、起きたら見覚えのない場所...
いやそういやとあるゲームの部屋がこんなデザインだったような
そのように寝起きの回らない頭でそのように考え、正解に行き着く前にどこからか声をかけられる
「今日からよろしくね?えーっと名前は...りたかな?」
「...すまん...ここはどこだ?状況がわからないんだが」
そのように言葉を返すとまたどこからか声が返ってくる
「ごめんね?私も今日が初めてなの。大変な管理だから君が手伝ってくれるって言われて。マニュアルは読んでるけど...とりあえずここはL社第二支部。おめでとう今日から君も翼の社員だよ」
その返答でさきほどの寝ぼけた頭で思考した内容とつながる
とても信じがたいがゲームの世界...いや世界観?の場所に転移させられたみたいだ。
「...L社って...もしかしてだけど...Lobotomy社で合ってるか?」
「え?うん。都市じゃ有名でしょう?」
「あー...俺生きて帰れるかな...」
まず最初に浮かんだのはそのような感想
都市は元いた世界ほど生き残るのは簡単ではない
そういう意味だと即L社に入社できたのは幸運といったところだろうか
「さあ?それは私の指示と君の実力次第。といっても今日は初日だから心配する必要はないらしいよ?」
「不安だなぁ...ちなみにいくつか質問しても?」
「うん?いいよ?この支部の最初の職員だし特別ね?」
特別扱いとはいえ質問がいくつかできるのはとてもありがたかった
あのゲームとの差異は早めに確認しときたい
「まずはじめに名前を聞いてもいいか?管理人呼びの方が都合がいいならそちらでもいいけど」
「私?私はディア。管理人って呼び方に合わせるなら新米管理人かな。呼び方は任せるよ」
とりあえずは名前だ。ロボトミー本編はAが管理人だった。ということはAから始まらない以上...続編で多少公言されてた別の支部なのだろう
「そしたらえーっと...T社だっけ?W社だっけ?それの特異点での一時停止や一日の巻き戻しみたいな芸当はできるのか?」
「んー...それは...まあ知ってるっぽいしいっか。できるよ。まだやってことはないけどね」
続いては生命に関わる一番重要なものを尋ねる。幸い世界観がしっかり作られているためそれすら使えないなんてことはないようだ
「じゃあ残り二つかな。弾丸って使える?K社の特異点の応用のやつ」
「え?なにそれ?マニュアルにも載ってなかったよ」
期待はしてなかったがやはりというべきか...まだなのかそれともここの支部にはないのか...
「わかった。じゃあラスト...ステータス...えーっと職員のランク的なやつは見れる?」
「うんそれなら見れるよ?えーっと君のランクは...
勇気1(15)・慎重2(27)・自制3(52)・正義3(48)職員ランク3
こんな感じかな?比較対象がいないから詳しくわからないんだよね」
これに関しては初期ステータスじゃないだけ温情といったところだろう。
勇気がだいぶ低いのがちょっと怖いが
「なるほどありがとう...ランクはちょっと至急かな...主に勇気と慎重はどうにかしないと」
「そうなの?たしか作業で強くなれるんだったよね?」
「そうだね...それにしてもよくあの長いマニュアル読んだね...」
ゲームをプレイしたことある人ならよく知ってるあのクソながマニュアルだ。
正直あれをまともに読んだことがあるって人の方が少ないのではないだろうか?
「...君がマニュアルを知ってるのはもうツッコまないでおくよ。私からすれば翼の秘密より自分の命の方が大事だからね。ただ知ってるなら流出禁止だよ?私もだけど君もろくな末路にならないからね?」
「まあ...よく知ってるよ。」
都市での翼の情報の価値を舐めたらいけないのだ...
ゲームの支軸と同じならばいずれ没落する翼であろうとも
「さて今日を初めて行こう。普段なら指示には絶対遵守というところなんだけど...君の方がくわしそうだし異論があったらその場で言ってくれ。」
「わかった」
そうしてL社での人生がスタートしたのであった
本編開始前の出来事
アンジェラ「あれを都市に放出したらろくなことにならないわ...おおよそのたれ死ぬでしょうけど...計画の支障になるものは残すべきではないわね...本部で雇おうにもリスクが大きすぎる...それなら」
ディア「え?不安だから頼りになる職員を一人送る?...ありがとうございます?」
ディア・・・新米管理人。あのクソながマニュアルをしっかり読むぐらいには真面目。思考能力と真面目さを買われてL社に雇われた。もちろん認知フィルターは付けてる