シャーレの清掃員やってます。 作:Raitoning storm
すみませんで済みませんでした。
「…ふへへ…清掃員さんはあったかいですね…お日様みたいです…」
「えっ、あっ、はい…ありがとうございます?」
″…なにがあったの?″
キヴォトスの、おそらく重篤な状態の患者が運ばれるであろう病室に、僕にべっとりとくっついた状態のアリスさんと、
そんなゲーム開発部の方々に見られたらぶっとばされるような状況だからか、もしくはアリスさんの常人並ではない力によるからか、その場を動けずにいる僕と、
清掃員のことを心配してお見舞いに来たらそんなカオスな状況にあたまが追いついてない先生がいました。
″…ほんとになにがあったの?″
「あっ、えっと、アリスさんが来たときからずっとこうでして…」
「あっ、先生!いらしてたんですね!こんにちは!」
″うん。こんにちは。どうして彼にくっついてるの?″
「それは、清掃員さんがまた勝手な行動を起こさないようにするためです!」
えっ、そうだったんですか…?
「清掃員さんは耐久力0という、村人にすら勝てないスペックなのに、勝手にアリスの勇者パーティーを抜けて、勝手に敵と戦闘を開始してしまいます…そこでアリスは考えました!清掃員さんをアリスの近くから離れられないようにすればいいんだって!なので清掃員はアリスの勇者パーティーをもう抜けられないようになりました!」
い、いつのまにかパーティーに入れられてます…仲間になるイベントもこなしてないのに…
えっと、ちなみにあの後オートマタさんたちは全員ヴァルキューレに連行されました…。ただ、先生が無傷だったことと、僕の怪我が死に至るほどではなかったことから、かけられる容疑はそこまで強いものではなさそうだとクロノスが報道していました…。
僕は病院で治療を受けた後、先生を含めた様々な方からたっぷりお説教をいただきました。すみませんではすみませんでした。
″…確かに彼が心配なのはわかるけど、彼を縛り付けるようなことはしちゃダメだよ。″
「アリスは縛りつけてなんていないです!清掃員さんがアリスの目の前からいなくならないようにしてるだけです!」
そ、それを縛り付けるって言うんじゃないでしょうか…。
「…スッー…清掃員さんは太陽みたいな匂いがしますね…落ち着きます…」
「に、匂いを嗅がないでください…恥ずかしいです…」
人の匂いについて言及するなんて犯罪ですよ…?そ、そうですよね先生…?なんで目を逸らすんですか先生…?
″そ、それでも、彼の行動を制限するようなことはしちゃダメだよ。″
「制限なんてしてないです!ただアリスは清掃員さんとずっと一緒にいれるようにしてるだけです!」
″アリスだって、彼を悲しませるようなことはしたくないでしょ?″
「アリスは清掃員さんを悲しませたりなんてしません!アリスと清掃員さんはずっと同じパーティーに入ってるんです!」
″うーん…どうしたもんか…″
アリスさんが思ったよりも強情ですね…。
「あ、アリスさん…」
「どうしたんですか清掃員さん?…もしかして、アリスのこと嫌いになりましたか?違いますよね?清掃員さんもアリスと一緒にいれて嬉しいですよね?」
「心配してくれて…ありがとうございます。」
「…え?」
「アリスさんがそこまでしてくれるのって…僕を心配してくれてるからですよね?僕、そこまで人に心配されたことがあまりなくって…」
「…」
「すごく嬉しかったんです…人に思ってもらえることが」
「で、でも、お互いの行動を妨げるようなことはしちゃいけないと思うんです…なので、僕が危ないときは、アリスさんが僕を守ってくれませんか?」
「…はい!アリス、パーティーの一員として頑張ります!」
…な、なんとかなったかな?
白亜の予告状(清掃員君入り)見たい?
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見たい
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それより今の感じを続けてほしい