シャーレの清掃員やってます。   作:Raitoning storm

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お揃い

 

「…し、失礼します」

 

 

「ようこそ。靴は…適当に脱いじゃっていいから」

 

 

「い、いいんですか…?」

 

 

「いいよ。どうせ誰も気にしないし…」

 

 

先日のカヨコさんとの約束を果たすため、こうしてノコノコと便利屋にお邪魔することになりました…シャーレの清掃員です。

 

 

「す、すみません…いきなり。中々予定が開かなくて…」

 

 

「ううん。私も楽しみにしてたし…仕事が専属的だと、中々休みも取れないよね…。社長?入るよー?」

 

 

はーい、と少し間延びした返事を聞いた後、ゆっくりと扉を開けるカヨコさん。

 

 

「まあ、何も無いところだけど…ゆっくりしてって。」

 

 

「は、はい…失礼します…」

 

 

「おかえりなさいカヨコ…あら?そちらの方は…」

 

 

「こ…こんにちは…シャーレで清掃員をやっております…」

 

 

「ええ、話には聞いてるわ。どうぞ、何もないところだけれどゆっくりしていって」

 

 

アルさんは、余裕たっぷりと言った感じで返事をされてます…!すごい…!これができる女社長…!

 

 

(…ど、どうだったかしら!?今の受け答え!余裕たっぷりって感じだったかしら…!?)

 

 

(…まあ、彼は目を輝かせてるし…少なくともそう思われてはいるんじゃない?純情だしね…)

 

 

「…す、すみません…!お待たせいたしました…!そ、粗茶ですが…」

 

 

「あっ、あ…い、いえ…お構いなく…」

 

 

「ご、ごめんなさい…!私なんかが淹れたお茶なんていりませんよね…!」

 

 

「あっ、いや。その、いらないというわけではなくて…」

 

 

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…!」

 

 

「えっ…あっ…いや、ぼく、違っ…あっ…」

 

 

 

そ、そんなことを言いたかったわけじゃないのに…ぼ、ぼくは…どうしたら…情けなく手をあたふたさせるしかないなんて…

 

 

 

「はいはい〜ハルカちゃんそこまでね。お兄さんもほら、落ち着いて?深呼吸深呼吸〜」

 

 

「え、は、はい…」

 

 

「…ひゅっ」

 

 

び、びっくりした…

 

 

「ごめんね?お兄さん。ハルカちゃん定期的にこうなっちゃうんだー」

 

 

し、心臓にわるい…

 

 

「ご、ごめんなさい…わたしのせいで…ご迷惑を…」

 

 

「い、いや…半分くらいは僕のせいなので…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…なるほど…」

 

 

その後、カヨコさんから話を聞きました…どうやらハルカさんは自己肯定感が低いそうです…ときには暴走して爆破を起こすこともあるとか…こ、怖いですね…。

 

 

「ご、ごめんなさい…私の話なんか聞いても楽しくないですよね…」

 

 

「…自信をつけるって、難しいですよね…僕も自分に自信がないです…」

 

 

「…ふへっ…じ、じゃあ私たち…お、お揃い…ですね…」

 

 

「…そ、そうですね…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白亜の予告状(清掃員君入り)見たい?

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