シャーレの清掃員やってます。   作:Raitoning storm

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第23話

 

 

 

…あ、起きた?それとも起こしちゃったかな?ごめんね。

 

 

…?どうしたの?…ああ、これね。ごめんね、我慢できなくって…

 

 

ううん。君が謝る必要なんてないよ。私が勝手にやってることだから。気持ちいい?私の膝枕。

 

 

…ふふっ。困ってるね。まあいきなり私の太ももの感想求められても困っちゃうよね。ごめんね?

 

 

ん?ううん。気にしなくていいよ。今日は誰も来ないし…ゆっくりしようよ。久しぶりにさ。

 

 

仕事も終わらせたから。ほんとだよ?わたしはしっかり自分の仕事を全うしました。もうやることないよ?

 

 

…ううん。私だけの力じゃない。みんなのおかげだよ。もちろん君もね?みんなで、終わらせたの。

 

 

…何?その顔は。さては信じてないな?まあ仕方ないか…君は直接見てないもんね。でもね、ほんとだよ?ほんとのほんと。証拠だってあるし。

 

 

んー?信じてくれる?そっか。ならいいや。

 

 

…ね。ちょっと、ちょっとでいいからさ…髪の毛、撫でてもいいかな?

 

いや、髪の毛綺麗だなって思って。長いのにお手入れ頑張ってる。誰かに何か言われたの?

 

違うの?そっか。自分で頑張ってるんだね。偉い偉い。

 

 

…ん゛っ。あっ、違う違う。ちょっと喉に詰まっちゃっただけ。そんなに心配しないで?大丈夫大丈夫。大丈夫だよ?

 

 

…じゃあ、触るね?うん、優しくね。わかってるよ?

 

おー、サラサラだねー。シャンプーは私と同じもの使ってるのに…やっぱり洗い方が違うのかな?そう?そっかー。

 

 

…ん?えー。もうちょっとだけだめ?まだやってたいな…もうちょっと…いい?ありがと。ごめんね?

 

 

…最近はどう?何か楽しいことあった?

 

ん?そっか、アリウスの子たちが…うん。うん。なるほどね。楽しかった?そっか。よかったね。

 

…ありがとね。あの子たちのお世話…って言ったらあれだけど、面倒見てくれて。君のおかげだよ。

 

 

…ううん。これは君のおかげだから。前々から思ってたけど、ちょっと自分を下に見過ぎじゃないかな?

 

いや、私はそう思うな。君は自分で思っている以上に頑張ってるし、その結果もちゃんと出てるよ。

 

うん。だからね?もっと自分に自信を持ってもいいんじゃないかな?自分で気づかなくても、どこかでずっと君の頑張りを見てる人はいる。みんな君に感謝してるんだから。

 

 

…ん。よくできました。偉い偉い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…ん?なにー?いいよー?なんでも聞いて?

 

 

…ふーん?なるほどね。どうしてそう思ったの?

 

 

…そっか。やっぱりバレちゃったか。結構いい演技してたと思うんだけどなぁ…隠しきれないもんだね。

 

 

えー。そうかな?でも、君がそう言うならそうかもね。君は人をよく見てるから…。

 

 

…なるほど。ああー、そういうことね。たしかにそれは…こっちの私じゃないと無理かも。

 

 

ん?そうだよ。私はこの世界の人じゃない。詳しいことは省くけど、今君の夢枕に立ってるの。ほら、今ってお盆でしょ?だからたまたま帰って来れたんだ。

 

 

…まあ、細かいことは気にしないでよ。今日はね、君に感謝を伝えに来たの。

 

 

君はシャーレに来てから、色んな人と交流して、友達を増やしていったよね。そして、周りの人にどんどんいい影響を与えていってる。

 

 

誰かの心の拠り所になったり、誰かの心を救ってるの。

 

 

それはね、私にはできないことだし、多分この世界の私にもできるとは限らないこと。君にしかできてないことだから。

 

 

だからね、ありがとう。あの子たちの心を救ってくれて。

 

 

…はい。話はこれでおしまい。まだ聞きたいことある?

 

 

…そう?私はこれでも…

 

 

…やっぱりわかっちゃうんだね。わかった。じゃあ、私の隣に座ってくれる?このまま起き上がってさ。

 

 

…ありがと。じゃあ、はい。

 

 

…驚かしちゃってごめんね。でもお願い。ちょっとだけ我慢して?

 

 

 

 

 

…ごめんね。あのとき、君も救ってあげられなくて。私がもっと強かったら、あんな目にして合わせることもなかった。最後まで、一緒にいられなくって…

 

 

 

…ん。ごめんね。ありがとう。君のおかげ。すっきりした。

 

 

…あっ。そろそろ目が覚めるみたいだよ?誰かが起こしにきてる。

 

 

…ありがとね。お話ししてくれて。楽しかったよ。

 

 

うーん…それは難しいかな?君が覚えてたらもしくは…

 

そっか。じゃあ私も頑張るね。また君と会えるように…

 

 

これからも、色んな人と関わって、友達を作っていってね。君と仲良くなりたい人はたくさんいると思うから…

 

 

…あ、あと。シロコをよろしくね。

 

 

…うん。じゃあ、またね。ずっと君のことを見守っているから。苦しくなったら周りの人を頼るんだよ?君の役に立ちたい人もたくさんいるからね。

 

 

…またね。

 

 

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