マギアレコード~CROSSOVER/BRIGHTS RIDER!~   作:カナミーかなみー

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新年度が始まり新学期も始まり、いろいろ忙しくなりますが、

更新はできる限り滞りなくしていきます。

とは言えもうすぐテストなので更新が遅れそうですが…

アニレコ1期も終盤戦です。


第11話・Appointment/記憶ミュージアムに、いらっしゃいませ

それぞれの目的を話し合う6人。会話の中で、聞き覚えのある名があったようだ…

 

「ねむ…?それって、“マギウス”“柊ねむ”の事ですか?」

 

「ねむちゃんを知ってるの!?」

 

「マギウスの翼の人達が、アイちゃんの結界に魔女を回収しに来てた時に聞いたくらいで…すみませんお力になれず…」

 

「うんん、そんなことないよ!」

 

「それでねむちゃんって子はマギウスに協力させられているの?」「捕まっちゃってるのかな?」

 

「はたまた自分の意思、か……」

 

「ねむちゃんがあんな酷い事するはずありません!」「あ、ああ、ごめん。」

 

いろはに睨まれ怒られたじろぐヒナタ。

 

「もし本当なら聞き捨てならないわね。」

 

「もしかしたらういの居場所を知ってるかも…」

 

「なあ、黒羽根のヤツらとっ捕まえて吐かせりゃいいんじゃねーの?そのねむってヤツのこと知ってるかもだし!」

 

「でも、どうやって調べたらいいのかな…またウワサを探してみる?」

 

「もっと楽な方法とかねーのかよ」

 

「それがわかれば苦労しないわ。それを今から一緒に考えましょう。」

 

「(そういえば笛姉妹の片方の制服どっかで……)」

 

〜〜〜

 

部活終わりの生徒たちが帰る夕暮れ時。水名区にある女子校“水名女学院”の校門前。

 

サングラスをかけ、スカジャン、ジーンズのいかにも怪しい人ファッションのヒナタが待ち伏せしていた。

 

「部長お疲れさまでした!」「また明日!」「はい、また明日でございます。」

 

後輩と別れの挨拶をしながら出てくる白羽根の天音月夜

 

他の生徒と距離が離れたところでヒナタが後をつけ話しかける。

 

「君!確か白羽根の天音…誰だっけ?」「いったい何の御用でございますか?用がないなら私はこれで」

 

「思い出した!笛吹き姉妹の“おっきい”方!」

 

月夜の胸を指差して指を鳴らすヒナタ。

 

「!?い、いきなりなんてこと言い出すでございます!?あなた一体誰でございますか!」

 

「仮面ライダー、って言えばわかるよね」サングラスの隙間からカッコよく*1目を覗かせる。

 

「最低でございます!敵対しているとはいえ、うら若き乙女に品性の無い発言!下衆にございます!」

 

「無関係な人利用してたヤツらがどの口で…」「それとこれでは話が別でございます!」

 

「あーはいはい……で、ちょ〜っと話聴きたいんだけど」

 

「拷問にございますか!?尋問にございますか!?」

 

「そんな事しないよ、正直に答えてくれたらだけど…」

 

「こ、こうなったら……キャー!!痴漢でございます!痴漢でございます!!

 

「ええっ!?ちょ、違います!誤解ですから!」

 

「あら一体何事?」「痴漢ですって痴漢!」「うわぁ…」「マズいじゃん警察呼ばないと」

 

周囲の人々の視線が、話し声が突き刺さる。

 

「だから誤解です!だーーもう!!」

 

大急ぎで走り去るヒナタ。

 

「今のうちに逃げるでござい「天音月夜ちゃん、だよね?」

 

誰かに手を掴まれる。

 

「今度は誰でございます…って、環いろは!仮面ライダーの方は囮だったでございますか!?」

 

「ううん、偶然。場所を変えてお話しできませんか?」

 

「今度こそ拷問でございますか尋問にございますか!?」

 

「そんな酷い事はしないです。ただ少し話がしたくて…ヒナタさんもそのつもりだったと思いますよ」

 

〜〜〜

 

水名区のとある喫茶店に移動した2人。

 

いろはに妹を探していることを聴かされる。

 

「……妹さんを探しているのですか」

 

「灯花ちゃんとねむちゃんが唯一の手がかりなんです。」

 

「どうしてそこまで話すのです」

 

「どうしてもねむちゃんに会いたいからです。」

 

「かといってあなたに話すことは「月咲さん」…」

 

「月咲さんは妹さんですか?それともお姉さん?」

 

「い、妹でございます。」「すごく仲が良さそうでした」

 

「もちろんでございます。月咲ちゃんは…私達は…たった二人の……」

 

「ねむちゃんに会わせてくれないなら、月夜さんの身元をやちよさん達に言います。」

 

「なっ!?脅しでございますか!?」

 

「そう受け取ってもらって構いません。私が無事にみかづき荘に帰れなかったら、その時は……」

 

「お願いします、ねむちゃんに会わせてください!私、ういのためならなんだって!!」

 

「…承知いたしました。私だって、あなたのお気持ちが全く理解できないわけではありません。ただ、この事は一度みふゆさんに相談させてください。」

 

「そうですか……それと、ヒナタさんの誤解だけ解いてもらえませんか?」

 

「……他人の身体を見てあの様な発言をした輩に…ああもう、承知しました……」

 

「ありがとうございます。その、『あの様な発言』って…」

 

「それは本人の口から直接聴くべきでございます…」

 

〜〜〜

 

夜のみかづき荘、フェリシアの部屋で話すやちよ以外の5人

 

「コースター?」「はい、みんなでお揃いのコースターを買ってマグカップのお礼にやちよさんにプレゼントできたらって!」

 

「凄くいいと思う!」「まさにチームの証だね!」「お年玉貯金しかないんですけどね…」

 

「それはそこのヒナタヒナタチカンに払わせるからいーじゃん」

 

「だから冤罪って「でもセクハラ発言はしたんだよね?」すんませんでした……」

 

ヒナタは首からホワイトボードをぶら下げ、正座させられている。書かれている内容は

 

『私は敵とはいえマギウスの翼の女の子にセクハラしました』

 

「もう何でもいいです、財布渡すからなんでも好きなの買ってきてください……」

 

「なんでも!?じゃあオレついでに“デカゴンボール”の最新刊買う!」

 

「フェリシアちゃん!」「……どうぞ」

 

「うっし!ついでにデカゴンボールのシールも買おっと!」「……どうぞ」

 

「オマケにゲームもたくさん買うぞー!」

 

「……どう「流石にストーップ!!」

 

「あの、本当に必要な額だけで十分ですからね?」

 

〜〜〜

 

翌日

 

『今日は撮影で遅くなります』

 

やちよからそうメッセージが送られてくる。

 

「やちよさん遅くなるみたいだから十分時間は取れますね!」

 

「うん!じゃあ一番いいのを探すぞー!」

 

ショッピングモールの雑貨売り場に着いた4人。

 

「おー!!」「でもよかったんですか?ヒナタさん置いてきて…」

 

「かなり落ち込んでたし…しばらくそっとしとこ!にしてもいろはちゃんしたたかだね〜」

 

「たまたまですよ、たまたまヒナタさんと同じ考えに至ってちょうど逃げようとしたタイミングで運良く捕まえられただけですから…」

 

「あ、あの!私、これがいいと思う」

 

さなが指差したのは桜の花の形をしたコースター。赤、青、ピンク、緑、紫の5枚セットのもの。

 

「わぁ!可愛い!」「いい感じ!」「あ、でもヒナタさんの分は…」

 

「でもおんなじのは他になさそうだし…」

 

「また今度ヒナタも連れてアイツの分も選ぼうぜ!…?さな、なんだそのバラ…」

 

「バラ?」バラの花が落ちている。

 

「でもなんでバラ?」突然花から蔦が伸び、コースターをひったくる。

 

バラが周囲に広がって、魔女の結界へと変わる。全員魔法少女の姿に変わり、武器を構える。

 

「コースターは…」「あった!」

 

使い魔達がバケツリレーの様にバラを運ぶ。その中に紛れ込んでしまっている。

 

その先にあるのはハサミを構えた使い魔。バラとそれ以外を仕分けてバラ以外はハサミでちょん切る。

 

「何してんだこんにゃろー!!!」

 

フェリシアのハンマーで弾き飛ばされる使い魔。持っていたコースターを落とす。

 

「さなちゃん!」「は、はい!!」落ちてきたコースターを取り戻す。「なんとか…」

 

結界が揺れる、そして中心部から蝶の様な姿の“薔薇園の魔女”が現れる。

 

「悪いけど、今日は速攻で終わらせるよ!」

 

「私が、やります!」さなは盾を振り上げ、地面に叩きつける。

 

盾が扉の様に開き、中からはペンチに鎖、棘付きの棍棒が飛び出す。

 

「“フォルターゲフェンニグス”!!」

 

拷問器具の数々が一斉に魔女に襲いかかる。

 

器具は魔女を覆い尽くし、刻み突き刺し押し潰し、見るも無惨な姿に成り果て、魔女もろとも爆散した。

 

結界の跡にはグリーフシードだけが残る。

 

「やりました…私、やりましたよ!」

 

「お、おう!スゲーなさな、ホントすげー…」

 

「いろはちゃんいろはちゃん…」「はい、さなちゃんだけは絶対に…」

 

「どうしたんですか?」「い、いや!全然!すごいねーって!色んな意味で…」

 

絶対にさなちゃんだけは怒らせないようにしよう、心の中でそう誓う3人だった。

 

〜〜〜

 

「コースターを渡すまでの繋ぎは俺か…」

 

ヒナタはホークセルラーの画面を見る。

 

 

 

『こっちの準備はOKです』

 

『みんな裏庭にいるからな!』

 

『やちよさんが帰ってきたタイミングで連絡お願いします』

 

 

 

「よし、あとはやちよさんを…」

 

ドアベルが鳴る。

 

「おっ、来た来た…おかえりなさいやちよさ……あなたは確か…」

 

帰ってきたのはやちよではなく梓みふゆだ。

 

「確か…小豆あずきおかゆ”!」

 

梓みふゆです。小正月に食べる料理じゃありませんよ?」

 

「いったい何のつもりで敵陣に「ウチの白羽根の一人があなたにセクハラをされたと言っていたので…」その節は誠に申し訳ありませんでした…」

 

みふゆはみかづき荘に上がり込み、勝手に戸棚を開けて紅茶を淹れ始める。

 

「ちょっと勝手に!」「いいじゃないですか、7年もここに通い続けた私ですからやっちゃんも許してくれますよ。」

 

そう言って今度は食器棚に向かう。

 

「それはやちよさんが開けるなって言ってた食器棚…」

 

「ああ!それなら大丈夫です。だって……」

 

食器棚を開け一つのマグカップを取る。

 

「一つは私のですから!それと…連並さん、でしたっけ?あなたののマグカップはこの白いのですか?」

 

「そうだけど…」「ひと目でわかりましたよ?記憶も中身のない真っ白なあなたらしい、イメージ通りのチョイスですね。」

 

「真っ白な自分を見てるみたいで少しモヤモヤするけど…それでも大事なものです。」

 

「あらあら、ごめんなさい。そんなつもりはなかったんですよ?」

 

そう言いながら自分のと、ヒナタのマグに紅茶を注ぐ。

 

「改めて、どう言った要件でここに?」「あら?友達を訪ねて来るのに理由が必要でしょうか?」

 

が訪ねて来たら警戒するのが当たり前かと」

 

「そうですね、やっぱりやっちゃんは私もマギウスの翼のことも許さないでしょうから…」

 

「ずっと心配してた、って言ってましたよ」

 

「やっちゃんは本当に優しいですね…こちらもマギウスの翼の一員として非常に忙しかったものですから…それと私が訪ねて来た理由ですね?」

 

「一つはあなたのセクハラに関するお話。それは半分冗談ですが、一番の理由はあなたと環いろはさん達にお話があるから。」

 

「話?」ヒナタはセルラーのメッセージアプリでいろはに来るようメッセージを送る。

 

「ヒナタさん、何があったんですか…?」

 

「こんばんは、いろはさん。単刀直入に言いますが、ねむの事が知りたければマギウスの翼に入るつもりはありませんか?」

 

「どうして私を勧誘するんですか?」

 

「いろはさんが入ってくれれば、私達と争わずに妹さんを探せる。それにこちらからも人員を割いてあげることもできますよ。」

 

「ういの事を何か知ってるんですか!?マギウスの翼にいるんですか!?」

 

「環ういさんの事については私は知りません。もしかしたら、私の知らないところでマギウスの翼に入っているのかもしれませんが…」

 

「じゃあねむちゃんはどうなんですか!さなちゃんが結界の中で聞いたって!ウワサや魔女を見過ごす事なんてできません!アイちゃんもマギウスには賛成できないって言ってました!」

 

みふゆは窓に近づきブラインドを上げ、外の鶴乃達にも話しかける。

 

「あなた達を“魔法少女の解放とは何か”の講義にご招待します。」

 

そう言ってテーブルの上に、一枚の封筒を投げる。

 

「約束は今度の土曜日午後3時、“記憶ミュージアム”にて。そこで本当に私達が間違っているのかどうか……連並さんも共に判断してもらえますか?」

 

「とは言えそっちのボスが敵認定してる俺を呼ぶ理由なんて「そのボス、マギウスの1人が……あなたに会いたいそうです。」なら尚更何のために」

 

「それは私にもわかりません。」

 

「ただいま…あら、誰かお客さん?」リビングのドアが開き、やちよが入って来る。

 

「おかえりなさい、やっちゃん。」「みふゆ……」

 

「ごめんなさい、驚かせるつもりはなかったんです。でも環さんや仮面ライダーとはじっくりお話できました。もうおいとまします。」

 

そう言ってドアに近づく。

 

「みんなに何を吹き込んだの…」

 

「後で本人達から聞けばいいじゃないですか。それと、キッチンに立って驚きましたよ?全員分のマグカップ、揃えたんですね。」

 

「………また、仲間を作るつもりですか?」

 

「仲間じゃないわ……ただの同居人よ」

 

「詭弁ですね、あなたは昔のあなたに戻ったんですよ。環さん達や仮面ライダーと出会って「そんなこと」やっちゃんは優しいから、あの子達を見捨てられなかったんですよね?だからつい手を差し伸べてしまった。わかっててまた

同じ事を繰り返す「そこまでにしてください」おっと…」

 

ザンシューターの銃口を、みふゆの後頭部に突きつける突き付けるヒナタ。

 

「お喋りが過ぎましたね。では私はこれで…」

 

「繰り返しますよ、何度でも…」

 

みふゆはみかづき荘を出て行った。

 

「だ、大丈夫?やちよししょー、顔色悪いよ?」

 

「ごめんなさい、少し気分が悪くて…先に休ませてもらうわ。」

 

やちよは自室へ向かった。

 

「なんだよもう…」「ちょっとタイミング悪かったね…」

 

〜〜〜

 

化粧台の鏡の前でぼんやりとするやちよ。

 

〈ステキ…私のために今度はあんなに大勢の仲間を作ってくれるなんて]

 

鏡に写る自分がそう語りかけてくる…気がする。

 

〈本当に嬉しいわ]

 

「ちがう!ちがう……そんなはず…」

 

〜〜〜

 

翌朝のみかづき荘。

 

「講義?」「はい、みふゆさんに言われて「行きたければ行けばいいわ」え?」

 

やちよは朝食を済ませて食器を片付ける。

 

「じゃあ私は大学に行くから。」「でもまだ早いんじゃ…」

 

「今日からは早く行くことにするわ。それと夜は撮影で遅くなるから…晩御飯は先に食べててちょうだい。」

 

やちよはそう言って出かけていった。

 

「何だよアレ」「あの…講義、本当に行くんですか?」

 

「うん、一晩考えてみたけど私達も戦うのが目的じゃないし」

 

「俺は何が何でも来いって貰った招待状に書かれてる以上、行かないとな…」

 

「んなのぜってー罠に決まってる!ま、オレがズガンと一撃かませばマギウスの翼もあっという間だけどなっ!」

 

「そうそう!みんながいれば何とかなる!」

 

「ところで、その“記憶ミュージアム”ってどこにあるのでしょうか……?」

 

「「「「あっ……」」」」

 

〜〜〜

 

こういう時こそ調整屋、ということで調整屋を訪れるいろは。

 

“魔法少女の解放に関する講義”か……何だか変な話になってるんだな。」

 

十咎ももこと八雲みたまに話を聴くいろは。

 

「それで、記憶ミュージアムって場所に来るよう言われたんですけど…どうしてもわからなくて」

 

「記憶ミュージアムなら知ってるわよ?栄区にある廃墟になった博物館で、色んな人の記憶を展示してるってウワサね。」

 

ーーー

 

ねぇもう聞いた?誰から聞いた?

 

“記憶ミュージアム”のそのウワサ!

 

変えたい記憶?忘れたい記憶?それとも思い出したいキ・オ・ク?

 

記憶のことでお悩みならば、記憶ミュージアムへいらっしゃい!

 

チリンとベルを鳴らしてみれば、そこはあらゆる記憶を展示して、研究を進める博物館!

 

記憶を通して解明された色んな真実が見られちゃう!

 

保管されてる記憶を見ると、その記憶に自分も影響されちゃうって

 

栄区の人達の間ではもっぱらのウワサ!

 

アリャコリャナンダー!?

 

ーーー

 

「博物館跡地のある場所に印をつけておいたから、行くなら気をつけてな。」

 

ももこは地図をいろはに渡す。

 

「はい!ありがとうございます、ももこさん!みたまさん!」

 

「気にしないでいいのよ〜」

 

2人はいろはを見送った。

 

「……レナちゃんとかえでちゃんには話してないの?」

 

「話せるわけないだろ?それに今、かえでがそれどころじゃないんだ」

 

「レナちゃんにだけでもももこの口から話しておいたほうがいいと思うわよ?後で聞かされるよりは…ね?」

 

「わかってるよ」

 

〜〜〜

 

約束の日、外は土砂降り、雨はしばらく止みそうにないとのこと。

 

「行ってきます!やちよさん」

 

「……」返事はない。

 

「気に食わない気持ちもわかりますけど大丈夫ですよ、すぐ帰ってきますから」

 

レインコートを着て、やちよを残し博物館跡地に向かう5人。

 

「やちよさん、大丈夫なんでしょうか…やっぱり強引でも連れてきたほうが」

 

「今はそっとしておいてあげよう、そのうちいつものやちよさんに戻るさ。」

 

話していると栄区の博物館跡地に着いた。

 

「モッキュ!」「あれ…その子って契約の時に会ったキュゥべえですよね?でもちょっとちっちゃいような……」

 

小さなキュゥべえがいろはの肩に飛び乗る。

 

「いろはといるとよく会うなぁ、このチビキュゥべえ」

 

「ウワサのいる所にいつもいるんだよね」

 

「最初にこの子に触った時なんだ、ういのことを思い出したのも」「モキュ♪」いろはが首を軽く撫でると嬉しそうに鳴いた。

 

「このミニミニキュゥべえ、案外何か知ってたりしてね。帰ってきたらやちよさんに飼ってもいいか聞こうかな…」

 

レインコートを脱ぎ、畳んで地面に置き博物館の中に入る。

 

「ここが記憶ミュージアム…」

 

「なんにもねーな…あん?」

 

正面には高い壁が聳え立つ。

 

「違う……引き出し?」

 

壁は引き出しのように引き出される。

 

4人は引き出しの上を飛び移り登っていく。

 

ヒナタを置いて。

 

「ちょっ!置いてかないでー!!あ……もういいや、バイク呼ぼ。」

 

ホークセルラーを操作しバイク・ブライツアラーを呼び出す。

 

そしてコンソールスイッチを操作してワイヤーを引き出しに引っ掛け巻き取り登っていった。

 

引き出しの崖の上には木の橋が架けられている。橋の向こうにある大きな扉を目指して渡る。

 

「そのチビキュゥべえって一体何なんだろうな!」

 

「名前とかないの?」

 

「小さいキュゥべえって呼んでたけど…」

 

「それだと長くないか?」

 

「なら名前決めよう!私はハチべえ!」

 

「チビスケ!」「ミニちゃん…」「モキュタロウで」

 

〜〜〜

 

その頃水波レナは待ち合わせをしていた。

 

「おっそいわね…あ!ももこ!遅いじゃない!」

 

レナはももこに駆け寄る。

 

「濡れちゃったじゃないのよ!こんな大雨の中呼び出しとして、よっぽどの用事じゃないと許さないんだから!」

 

ももこは俯いたままだ。

 

「……1年前、やちよさん達と何があったのかをちゃんと話しておかなくちゃと思って」

 

「……なんで今?レナには関係ないでしょ?」

 

「関係あるよ!関係ない魔法少女なんて……1人もいないんだよ。」

 

やっと上げた顔は、悲しそうな顔だった。

 

〜〜〜

 

橋の向こうの扉を開ける。中は無機質な白い部屋。部屋の奥には円柱のオブジェがいくつも置かれている。

 

『約束は午後3時、記憶ミュージアムにて……ちゃーんと来るなんてびっくりだにゃ〜』

 

オブジェが下に沈む。円柱の向こうには、豪華な椅子に座った赤と黒のゴスロリ衣装の女の子が座っていた。

 

「灯花…ちゃん…?」

 

「本当にわたくしのこと知ってるんだねー。初めまして、環いろは。わたくしは“里見灯花”“マギウス”の1人だよ?」

 

〜〜〜

 

みかづき荘ではやちよが窓の外をただぼんやりと見ている。

 

「行かなくていいの?」

 

居るはずのない・・・・・・・人物の声が響いた。

*1
本人談




まどドラにかもレの3人が実装されましたね。私はかえでちゃんが出ました。

まだ使ってないです()

あちらに記憶ミュージアムが実装される前に1期を終わらせます。

ではまた次回。
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