まあ、些細なことなので気にせず行きます。
「おい、ユウ!早く起きるんだゾ!」
グリムが寝ている私の体を揺すっている。
朝日に目を眩ませながら周りを確認すると……
「どうしたの……!?ゴ、ゴーストがいる!?」
なんと部屋に昨日追い払ったはずのゴーストがいた。
「お前たち、今日からここに住むんだって?いたずらし甲斐があるってもんよ。」
そう言い放ったゴーストはどこかへ去って行ってしまった。
どうやらここで暮らす限り、ゴーストは避けて通れないらしい。
ただ、話しぶりから命までは狙われなさそうなのは救いかもしれない。
「ははは……。頑張ってゴーストに慣れないとね。」
「くそー、いつか追い出してやるんだゾ!」
グリムが地団駄を踏んでいると、校長先生が部屋に入ってきた。
「おはようございます。二人とも。よく眠れましたか?」
「おかげさまでよく眠れました。目覚ましがゴーストなのは予想外でしたが。」
「異世界に飛ばされてきたというのにずぶとくて大変よろしい!」
「図太いというか、昨日いろいろありすぎて疲労困憊だったというか……。」
自分はあまり旅行先で寝付けないたちがったともうのだが、もはや昨日はくたくたでそんなことも行ってられなかった。
と雑談もほどほどに、校長先生は雑用係の仕事について切り出してくる。
「あ、その前に談話室に行きましょう。そちらの方がきれいなので。」
校長先生はきれい好きらしい。いや、自室がちょっと汚すぎるだけかもしれない。
というのも昨日は談話室の掃除で手一杯で、自室の方は最低限の掃除しかできていない。
確か昨日グリムが寝ようとしたベッドは底が抜けてた。
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比較的きれいな談話室に移り校長先生が話を始めた。
「今日のお仕事は学園内の清掃です。ですが学園内は広いので、魔法無しで掃除し終えることは無理でしょう。」
「グリムならともかく、私には難しそうですね。」
「ですので、本日は正門から図書館までのメインストリートの清掃をお願いします。いいですか、ユウくん。」
「わかりました。」
「特に昨日のような騒ぎを起こさないよう、グリム君を見張っていてくださいね。」
仕事内容は通りの掃除。だが、校長先生としてはそれよりもグリムを監視することの方が重要らしい。まあ、確かに放っておいたら何をするかわかったものではない。
「善処します。」
「昼食は学食で摂ることを許可します。では、しっかり業務に励むように」
そういって校長先生は寮から去っていった。学食は無料でご飯を食べれるので、一文無しの私たちでもご飯を食べられることになる。とてもありがたい。
「ちぇっ……掃除なんてやってられねぇんだゾ。オレ様も魔法の授業でカッケー魔法うちまくりたいんだゾ~。」
「グリム、もう昨日の話を忘れたのかい?まずはやるべきことをやろう。仕事さえ終われば校庭とかで魔法を使っても怒られないと思うよ。」
ご飯の心配がなくなり私はやる気が出てきたのだが、グリムは早くもやる気を失っていた。昨日は一緒に頑張ろうと話をした気がするのだが
まあここら辺は気分屋グリムのなせる業というところか。
不満げにぶつぶつ呟くグリムをどうにか宥めて、私たちはメインストリートへ行くことにした。
普通にストーリーを追うのが楽しくて3章まで完走したんですが、書きたい内容も増えてとてもよくない。忘れる前に書ききらないと。