アイエエエ!?ニンジャ!?ニンジャナンデ!? 作:文字の忍者-遅筆
私はうっかりネタバレをしてしまうのが怖いため感想などは極力返信しない方針なのですが、やはり返信した方が皆さま喜んでくれるのでしょうか。
「……ひとまずここなら人は来ないと思う……安全かどうかはともかくとして」
「充分、ありがとう」
アカデミアの旧体育館。老巧化を原因に使われなくなったもので、サテライトの大規模再開発に合わせて取り壊される予定のもの。バレたら間違いなく怒られるけど……二人っきり、と言われると此処しか思いつかなかった。
「……聞きたいことは色々あるけど、喋ってくれるとは思っていない」
「うん、その認識で大丈夫」
「……だから今は君の要望に応えよう。行くよ冥禪」
(ああ……だがむやみやたらに俺たちを呼ぼうとするなよ)
デッキを不知火から忍者に変えディスクにセット……ん?
「君たち……」
(どうやらただ事ではないと判断したらしい。使ってやれ)
「……うん」
ディヴァインの時と同じように不知火デッキから焔の忍者-不知火と巨骸竜フェルグラントを引き抜きセット。サイコ・デュエリストでもなさそうなのに反応したってことはやっぱりただ事じゃない。けどダークシグナー関連ってことでもないだろうし……まさか、イリアステル?
「……じゃあ、やろうか」
「うん、始める」
……まあいい、答えはデュエルの中で分かるはずだ。
「……僕の先行だ。ドロー、スタンバイ、メイン」
……ダークシグナーとの戦いから少し。冥禪と同じように僕を認めてくれたのかデッキの忍者たちはピン指しではなくなっている、だからと言って加減をするつもりは……
「「忍者マスターHANZO」を召喚。召喚した忍者マスターHANZOの」
「チェーン」
「こう……?」
な……
「「灰流うらら」を手札から捨て、効果発動」
「は……?」
……うら……ら……?
灰流うらら
【アンデット族/チューナー/効果】
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、このカードを手札から捨てて発動できる。その効果を無効にする。
●デッキからカードを手札に加える効果
●デッキからモンスターを特殊召喚する効果
●デッキからカードを墓地へ送る効果
「忍者マスターHANZO……効果、無効」
突如として現れた和服の少女がHANZOの周りを飛び回って花弁を散らし、HANZOの効果を封じる……嘘だろ、なんでそのカードが、この時代に。
「……処理後、ある?」
「っ……自分フィールドに「忍者」モンスターが存在する場合、手札の「焔の忍者-不知火」を特殊召喚!特殊召喚に成功した焔の忍者-不知火の」
「チェーン」
「また……!?」
「「屋敷わらし」を手札から捨て、効果発動」
屋敷わらし
【アンデット族/チューナー/効果】
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、このカードを手札から捨てて発動できる。その発動を無効にする。
●墓地からカードを手札・デッキ・EXデッキに加える効果
●墓地からモンスターを特殊召喚する効果
●墓地からカードを除外する効果
「焔の忍者-不知火……効果、無効」
「うぐっ……」
今度は不知火の目の前に少女の幻影が現れ、気を取られた不知火の効果が無効になる。
……誘発娘、まさかこの世界でお目にかかれるとは思わなかった。そして指名者が入っていないこのデッキではどれほど厄介かも……
「とてもじゃないけど出し惜しみしてられない、早速で悪いけど力借りるよ……冥禪!」
(ああ、出し渋っている場合ではない……使え、衣玖!)
EXデッキが、光り輝く。
「「忍者マスターHANZO」と「焔の忍者-不知火」をリリース!」
「……来た」
「相変わらずどこまで知っているのかわからないけど……今はデュエルに集中する、2体のモンスターを融合!」
前回のようにIKUSAを素材にしたわけではない、しかし通常の融合のように混沌の渦が現れるわけではなく祭壇が現れ、不知火とHANZOがそれに火を灯して消えていく。
「影に潜みし異端なる忍の長よ!炎を纏いて今その姿を現せ!」
炎は集合し、膨張して形を為す。
「融合召喚……総大将「戎の忍者-冥禪」、此処に見参!」
やがて炎は散り散りとなり、中心には1体のモンスター……冥禪が残っていた。
「墓地に送られた焔の忍者-不知火の効果」
「チェーン、ない」
「ならデッキから「獣の忍者-獏」を手札に加えそのまま効果発動、自身を守備表示で特殊召喚する」
冥禪に並び立つように現れる獏。磁翁の時よりも尻尾の振り方が激しい。
「特殊召喚した「獣の忍者-獏」の効果発動、墓地の焔の忍者-不知火を手札に加える……」
……2度も忍法サーチを誘発で止められた、多少妨害がしょっぱくなってしまうが……やれるだけやるしかあるまい。
「僕はカードを2枚伏せ、ターンエンド」
(決して油断するな、今までの相手とは訳が違う)
「私のターン、ドロー」
……さあ、どう出てくる。
「召喚、ユニゾンビ」
「……!」
ユニゾンビ
【アンデット族/チューナー/効果】
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。手札を1枚捨て、対象のモンスターのレベルを1つ上げる。②:フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。デッキからアンデット族モンスター1体を墓地へ送り、対象のモンスターのレベルを1つ上げる。この効果の発動後、ターン終了時までアンデット族以外の自分のモンスターは攻撃できない。
出てきたのは綺麗な歌声の太ったゾンビと音痴なほぼ骨だけのゾンビのコンビ、ユニゾンビ……間違いない、彼女のデッキは僕と同じように未来のカードたちが中心だ。
(どうする、今爺を出すか?)
「……いや、此処で切るのは効果が薄い」
「発動、ユニゾンビ、効果」
「……チェーンはない」
「なら、手札の「屍界のバンシー」を墓地へ送り、ユニゾンビのレベル、+1」
3→4
墓地に送られたのはフリチェでアンデット・ワールドを発動できるモンスター「屍界のバンシー」……てことは次は……マズい、様子を見すぎた。
「再び発動、ユニゾンビ、効果」
「チェーンして戎の忍者-冥禪の効果発動!」
「チェーン、ない」
「ならさらにチェーンして「忍法 落葉舞」を「獣の忍者-獏」を対象に発動!」
「それもチェーン、ない」
「なら逆順処理だ」
「まず「忍法 落葉舞」の効果で獣の忍者-獏をリリースし、デッキから「蟲の忍者-蜜」を守備表示で特殊召喚」
獏が木枯らしと共に消え、入れ替わるように蜜が現れる。若干冥禪を色気の籠った視線で見つめているのは気のせいだろうか。
「そして「戎の忍者-冥禪」の効果、デッキから忍者モンスター、「重の忍者-磁翁」を裏側守備表示で特殊召喚する」
(出番だ、爺!)
本来ならばユニゾンビが着地した時点で彼を出しておくべきだった……貫通札に怯えすぎていた証だ。
「最後に、デッキの「グローアップ・ブルーム」を墓地へ送り、ユニゾンビのレベル、+1」
4→5
……ワンテンポ、遅れた。
「墓地へ送られた「グローアップ・ブルーム」、除外して、効果」
「チェーンして「蟲の忍者-蜜」の効果をセットモンスター、磁翁を対象に発動。自身を裏側守備表示に、対象を表側守備表示にすることでその効果を無効にする」
蜜が表側表示になった磁翁とハイタッチして裏側守備に変わり、おまけと言わんばかりに針を投げつけて効果を発動しようとしていたグローアップ・ブルームを縫い付ける。
「そしてリバースした「重の忍者-磁翁」の効果を自身とユニゾンビを対象に発動、天磁鳴動」
ハイタッチを終えた磁翁は磁石を叩きつけ、ユニゾンビのライブを中断して自身ごと裏側守備に変える。これで万が一貫通されても次のターンで決めきれる……筈。
「……想定、通り」
「何が想定通りなのか知らないけど……君、ただのデュエリストじゃないね?」
「守秘義務。発動、フィールド魔法「誘いのΔ」」
「……え、何、そのカード」
誘いのΔ
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードの発動時の効果処理として、デッキからレベル5以上のアンデット族モンスター1体を墓地へ送る事ができる。②:フィールドにアンデット族モンスターが存在する場合に発動できる。自分フィールドに「Δトークン」(アンデット族・闇・星5・攻/守0)1体を特殊召喚する。③:このカードが墓地に存在する状態で、モンスターが墓地から手札に加わった場合に発動できる。このカードを手札に加える。
「……発動にチェーンはない」
「なら、発動時処理。デッキから「死霊王ドーハスーラ」墓地」
「上級アンデット用のおろ埋……そんなカードが……」
……多分あれも未来のカード。ただ僕の知識はクロスオーバー・ブレイカーズ……ライゼオルが台頭し始めた時期までだ。だからそれ以降のカードは分からない……つまり彼女には知識であらかじめ対策する行為が効かない可能性がある。
「カードを1枚セット、ターンエンド」
「僕のターン、ドロー、スタンバイ」
「スタンバイフェイズに墓地の「死霊王 ドーハスーラ」効果発動」
死霊王ドーハスーラ
【アンデット族/効果】
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:「死霊王 ドーハスーラ」以外のアンデット族モンスターの効果が発動した時に発動できる(同一チェーン上では1度まで)。以下の効果から1つを適用する。このターン、自分の「死霊王 ドーハスーラ」の効果で同じ効果を適用できない。●その効果を無効にする。●自分か相手のフィールド・墓地のモンスター1体を除外する。②:フィールドゾーンに表側表示カードが存在する場合、自分・相手のスタンバイフェイズに発動できる。このカードを墓地から守備表示で特殊召喚する。
「特殊召喚」
「チェーンして戎の忍者-冥禪の効果発動、デッキから新たな忍者……「白竜の忍者」を表側守備表示で特殊召喚する」
冥禪の印と共に白竜の忍者が呼び出され、呼応するように発動されたフィールド魔法……誘いのΔの底からドーハスーラが這い上がってくる。此処までは良い……問題は此処から。
「墓地の「屍界のバンシー」、除外して、効果発動」
屍界のバンシー
【アンデット族/効果】
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、フィールドゾーンの「アンデットワールド」は効果では破壊されず、お互いはそのカードを効果の対象にできない。②:自分・相手ターンに、フィールド・墓地のこのカードを除外して発動できる。手札・デッキから「アンデットワールド」1枚を発動する。
「……チェーンは、ない」
「なら発動、「アンデット・ワールド」」
赤い海がおどろおどろしい死者の世界に変わっていく。アンデットの本拠地、「アンデット・ワールド」……
アンデット・ワールド
①:フィールドの表側表示モンスター及び墓地のモンスターはアンデット族になる。②:お互いはアンデット族モンスターしかアドバンス召喚できない。
(……気を付けろよ)
「分かってる」
これでフィールドのモンスターをリリースして櫓丸を召喚することはできなくなった。そしてもう一つ……フィールドのモンスターの効果全てにドーハスーラがチェーンできる……早期決戦、やれるか?
「メイン、「蟲の忍者-蜜」と「重の忍者-磁翁」を反転召喚、磁翁のリバース時効果は放棄……そして手札の「焔の忍者-不知火」を自身の効果で特殊召喚、磁翁と同じく召喚時効果は破棄する」
「発動する効果、ない」
……これで打点は6500、冥禪の効果で全員がダイレクトアタックできる状態の今何もない状態ならこれで決めきることはできる。
(慎重に行けよ、だが逃げることは許さん)
「わかってる……バトル!戎の忍者-冥禪の効果で僕の「忍者」モンスターは全てダイレクトアタックができる!焔の忍者-不知火でダイレクトアタック!」
「発動、トラップ「不知火流 輪廻の陣」」
「なっ!?」
不知火流 輪廻の陣
①:このカードは魔法&罠ゾーンに存在する限り、カード名を「不知火流 転生の陣」として扱う。②:1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。●自分フィールドの表側表示のアンデット族モンスター1体を除外して発動できる。このターン、自分が受ける全てのダメージは0になる。●除外されている自分の守備力0のアンデット族モンスター2体を対象として発動できる。そのモンスター2体をデッキに戻してシャッフルする。その後、自分はデッキから1枚ドローする。
不知火の防御札、輪廻の陣。中々使う状況が限られているそれを、わざわざ入れる……?
「「死霊王ドーハスーラ」除外、このターン、ダメージ0」
「……攻撃対象をセットモンスター「ユニゾンビ」に変更」
レインに向けて放たれた炎はドーハスーラの幻影に弾かれセットモンスターに反射、巻き添えとなって燃え尽きた。
「……メイン2へ移行、「忍法-落葉舞」の効果を自身を対象に発動し、手札に戻す。カードを2枚伏せ、ターンエンド」
……ドーハスーラで冥禪を処理したかったんだろうに、一体何を……?
「私のターン、ドロー……来た」
どうも何かこの状況をひっくり返せるようなカードを引いたらしい……だがこのボードアドバンテージ、余程のパワカでもないと返せない筈だ。そのレベルの何かか?
(……いやな予感がする、身構えておけ、衣玖)
「とはいえ何が来るか予想できたものじゃない……何だ……?」
「発動、マジック」
【ササヤキ】
ささやかなアンケートを用意しました
もしヒロインを作るとしたら
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ゆきのん
-
レイン
-
まだ見ぬTFキャラ達
-
寧ろ主人公がヒロインでは?