アイエエエ!?ニンジャ!?ニンジャナンデ!?   作:文字の忍者-遅筆

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草木も眠るウシミツアワー

荘厳でもなんでもない空き地は

壮絶な戦の開始地点と化す!


ネオドミノ・イン・ニンジャ

 

『私は手札から「忍者マスターHANZO」を召喚する』

 

忍者マスターHANZO

闇属性 レベル4 ATK/1800 DEF/1000

【戦士族/効果】

①:このカードが召喚に成功した時に発動できる。デッキから「忍法」カード1枚を手札に加える。②:このカードが反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。デッキから「忍者マスター HANZO」以外の「忍者」モンスター1体を手札に加える。

 

 光と共に……ではなく、効果音と共に唐突に現れる黒装束の忍者、HANZO。いつも思うことだがソリッドビジョンは一体何処まで凝った演出を取り入れているのやら。

 

『忍者マスターHANZOの召喚時効果発動。デッキから「忍法」カードを手札に加える』

 

相変わらずいつの時代でも頼りになるサーチ効果だ、チェーン2以降で出してしまうとタイミングを逃すのが玉に瑕だが。

 

『「忍法 落葉舞」を手札に』

 

相手がどのようなデッキかわからない以上攻勢に出るのは愚策、ここは安定を取って落葉舞をサーチ。いくら未来のカードを使っているとはいえ油断は禁物だ、というか舐めプはあんまり好きじゃあない。

 

『カードを3枚セットし、ターンエンド』

 

手札には「蟲の忍者-蜜」が既にある。本当なら「彼」を呼び出したいところだが……生憎許可がない限り真の「彼」ともう一人を使うことはできない。仕方あるまい、ハンデと捉えよう。

 

TURN1

Sweeper

LP 4000

HAND 3

FIELD

忍者マスターHANZO

REVERSE 3

 

 

「へっ、どんなモンスターが来るかと身構えてりゃそこそこの奴が1体だけじゃねえか。これなら俺でも勝てるぜ!俺のターン、ドロー!」

 

……セットカードとか、見ないんだろうか。まあいいか。

 

「俺は手札の「俊足のギラザウルス」を特殊召喚!」

 

俊足のギラザウルス

地属性 レベル3 ATK/1400 DEF/400

【恐竜族/効果】

①:このカードは手札から特殊召喚できる。②:このカードの①の方法で特殊召喚に成功した場合に発動する。相手は自身の墓地のモンスター1体を選んで特殊召喚できる。

 

召喚演出と共に現れるやけにリアル調な恐竜……成程、あいつのデッキは推定恐竜か。

 

「ギラザウルスは特殊召喚した時相手もモンスターを墓地から蘇生できちまうが……お前の墓地にモンスターはいねぇ、実質タダってことよ」

『……HANZOに攻撃力が劣るギラザウルスを無策で出した訳ではあるまい?』

「あたぼうよ!俺は今召喚したギラザウルスをリリースしてこのカードを発動するぜ!「大進化薬」!」

 

大進化薬(アニメ版)

通常魔法

自分フィールド上の恐竜族モンスター1体をリリースして発動。3ターンの間、恐竜族モンスターの召喚に必要なリリースは0になる。

 

うげっ、やっぱり持ってた。この世界のデュエリストは大体初動揃ってるのずるいよなぁ。しかもあれアニメ版だから破壊して効果無効にできないし……

 

「これで俺は次の次のターンまで強力な恐竜たちをリリースなしで召喚できるってわけよ!どうだ!恐れ慄いたか!?」

『……御託はいい、出すならさっさと出してみろ』

「チッ、ノリの悪い奴だぜ。まあいい、行くぜ俺の恐竜たち!召喚、「超伝導恐獣(スーパーコンダクターティラノ)」!!!!」

 

超伝導恐獣(スーパーコンダクターティラノ)

光属性 レベル8 ATK/3300 DEF/1400

【恐竜族/効果】

①:1ターンに1度、自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。相手に1000ダメージを与える。この効果を発動するターン、このカードは攻撃宣言できない。

 

地響きを立てて現れる機械とティラノサウルスの融合体。確か……ティラノ剣山のカードだったか?

 

「いきなり攻撃力3000超えの大型モンスター……流石です、兄貴!」

「いくら始末屋とはいえこいつは越えられまい!バトル!超伝導恐獣で忍者マスターHANZOに攻撃!プラズマ・バースト!」

 

そのまま雄たけびを上げたティラノはHANZOに向けて突進……ではなくプラズマを放ってきた、それでいいのか恐竜。さて、どう受け「更にこの瞬間速攻魔法発動!ダイナ・スタンプ!」うっそだろおい。

 

ダイナ・スタンプ(アニメオリジナル)

速攻魔法

自分フィールド上の恐竜族モンスターの攻撃時に発動。相手フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。

 

「こいつは恐竜族モンスターが攻撃するときお前の魔法・罠カード1枚を破壊する!対象は……そいつだ!」

 

効果だけ見れば劣化サイクロンだが今はサイクロンが制限カードの時代、時代的にもこっち視点でも結構強い方のカードだ。んで対象が……真ん中の伏せか、助かった。

 

『ダイナ・スタンプにチェーンしてリバースカード発動。速攻魔法「異譚の忍法帖」』

 

異譚の忍法帖

速攻魔法

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:相手フィールドにカードが存在する場合に発動できる。「異譚の忍法帖」以外の「忍法」魔法・罠カード及び「忍者」モンスターをそれぞれ1枚まで、自分のデッキ・墓地から選んで自分フィールドにセットする(デッキ・墓地からそれぞれ1枚までしかセットできない)。②:セットされたこのカードが墓地へ送られた場合、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを裏側守備表示にする。

 

『効果によりデッキから「忍者軍師IKUSA」をセットする。効果処理後、異譚の忍法帖はダイナ・スタンプの効果で破壊される』

「チッ、上手く躱しやがって……だが攻撃は続行だ!やれ、超伝導恐獣!」

 

今度こそ放たれたプラズマがHANZOを直撃した。後には何も残らず、抑えきれなかった衝撃がこちらにも伝わる。

 

Sweeper

LP

40002500

 

「ハーッハッハッハ!やっぱり恐竜こそが最強なんだよ!俺はカードを1枚伏せてターンエンドだ!」

 

こっちに伏せカードがあるんだからエンドフェイズの宣言くらいしてほしい……っていうのは野暮だな、うん。さて、本来ならばHANZOが破壊されてから異譚を開く手筈だったんだが……まあなんとかなるだろう。

 

『そのエンドフェイズに私は「忍法 落葉舞」をセットモンスター……IKUSAを対象に発動する』

 

忍法 落葉舞

永続罠

このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:自分・相手フィールドの「忍者」モンスターまたは裏側守備表示モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。そのモンスターをリリースし、デッキから「忍者」モンスター1体を特殊召喚する。このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは墓地へ送られる。②:このカードが表側表示で存在する場合、自分の魔法&罠ゾーンの「忍法」永続魔法・永続罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。

 

『IKUSAをリリースし、私はデッキから新たな忍者を呼ぶ……来い、「白竜の忍者」』

 

白竜の忍者

光属性 レベル7 ATK/2700 DEF/1200

【ドラゴン族/効果】

このカードを特殊召喚する場合、「忍法」と名のついたカードの効果でのみ特殊召喚できる。このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、自分フィールド上の魔法・罠カードはカードの効果では破壊されない。

 

HANZOと同じく効果音と共に現れる白い服の忍者。さっき出しておけば異譚を破壊されずに済んだし実際しておくべきだったのだが……うん、プレミだな。後で反省しておこう。

 

「俺のターンに大型モンスター……だが、攻撃力は超伝導恐獣に及ばないぜ?」

『慌てるな、白竜の忍者の特殊召喚成功時、落葉舞でリリースされた「忍者軍師IKUSA」の効果を発動する』

「何!?」

 

忍者軍師IKUSA(オリジナル)

闇属性 レベル6 ATK/1500 DEF/2500

【戦士族/効果】

①:このカードが召喚、特殊召喚、リバースした場合に発動できる。デッキ・墓地から「忍者」または「忍法」カード1枚を手札に加える。②:フィールドのこのカードが「忍法」カードの効果を発動するためまたは「忍法」カードの効果でリリースされた場合に発動できる。このカードを裏側守備表示で特殊召喚する。

 

『たった今落葉舞の効果で墓地へ送られたIKUSAを再びセットだ』

「カードが……減っていないどころか増えやがった!?」

 

真の力は出してくれない代わりに仮の姿で協力してくれる彼、IKUSA(〇〇〇〇)、なんだかんだ言いながらやっぱり仲間たちが心配なのだろう。

 

『私の処理は以上だ、そちらは?』

「ある訳ねぇだろ!俺のターンに好き勝手動きやがって!」

『そうか、ではターンを貰おう』

 

こいつらにとってそれは誉め言葉かな。

 

TURN2

Sweeper
Badguy

LP 2500
LP 4000

HAND 3
HAND 1

FIELD
FIELD

白竜の忍者
            
超伝導恐獣

忍者軍師IKUSA
          
REVERSE 1

REVERSE 1

忍法 落葉舞

 

『私のターン、ドロー』

 

引いたカードは……うん、これならあのデカブツ「は」突破できる。

 

『私は忍者軍師IKUSAを反転召喚し効果発動、「忍者」または「忍法」カード……「獣の忍者-獏」を手札に加える。そしてこの効果で手札に加わった「獣の忍者-獏」の効果を発動』

「手札からモンスター効果だと!?」

 

リアクションありがとう。

 

獣の忍者-獏

風属性 レベル3 ATK/1500 DEF/600

【獣族/効果】

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードがドロー以外の方法で手札に加わった場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。②:このカードが特殊召喚・リバースした場合、自分の墓地及び自分の魔法&罠ゾーンの表側表示カードの中から、「獣の忍者-獏」以外の「忍者」カードまたは「忍法」カード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。

 

『来い、獏。守備表示だ』

 

表側表示になった白装束に仮面の忍者……IKUSAとそれに付き従う巻物を咥えた犬、獏。なんか仲間というより飼い主と飼い犬みたいだな。

 

『特殊召喚された獏の効果を墓地の「異譚の忍法帖」を対象に……』

「おおっとその特殊召喚に合わせてリバースカードオープンだ!「狩猟本能」!」

 

……それかぁ。

 

狩猟本能

通常罠

相手フィールド上にモンスターが特殊召喚された時に発動する事ができる。手札から恐竜族モンスター1体を特殊召喚する。

 

「その犬っころに便乗して俺も新たな恐竜を呼ばせてもらうぜ!来い、「竜脚獣ブラキオン」!守備表示だ!」

 

竜脚獣ブラキオン

地属性 レベル8 ATK/1500 DEF/3000

【恐竜族/効果】

このカードはデッキから特殊召喚できない。このカードは恐竜族モンスター1体をリリースして表側表示でアドバンス召喚できる。①:自分メインフェイズに発動できる。このカードを裏側守備表示にする(1ターンに1度のみ)。②:このカードが反転召喚に成功した場合に発動する。このカード以外のフィールドのモンスターを全て守備表示にする。③:このカードが攻撃された場合、その戦闘で発生する相手への戦闘ダメージは倍になる。

 

先ほどと同じように地響きを立てて現れる巨大な恐竜……っておい、あれOCG版の効果じゃん。大進化薬はアニメ版だったのに!

 

「こいつの守備力は3000、超伝導恐獣と合わせて無敵の矛と盾って寸法よぉ!」

「さっすが兄貴ィ!」

 

……マズいな、今の手札じゃどっちか1枚しか処理できない。それにもし次のドローであれを引かれたら……いや、そう仮定するならこう動く。

 

『……改めて墓地から異譚の忍法帖を手札に加え、そのまま発動。デッキから「忍法 影縫いの術」をセットし、更に墓地の「忍者マスターHANZO」をセットする。』

「たった1枚で2つもカードを……だが無駄だ!どれだけちまちま動こうが俺の恐竜たちを突破できる訳がねぇ!」

『慌てるなと言ったはずだ。続いて永続魔法「闇の護封剣」を発動する』

 

闇の護封剣

永続魔法

このカードは発動後、2回目の自分スタンバイフェイズに破壊される。①:このカードの発動時の効果処理として、相手フィールドに表側表示モンスターが存在する場合、そのモンスターを全て裏側守備表示にする。②:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、相手フィールドのモンスターは表示形式を変更できない。

 

空中に浮かぶ髑髏と共に黒い剣が恐竜たちに降り注ぐ。月の書も制限なこの時代だとよくお世話になるカードだ。

 

「なっ……何が!?」

『闇の護封剣は発動と同時にお前のモンスターを全て裏側守備表示にする。自慢の矛が貧相な盾になってしまったようだな……バトルだ、白竜の忍者でセットモンスター……超伝導恐獣に攻撃』

 

白い忍者はジャンプしたかと思えば口寄せし巨大な龍を召喚、そのまま突っ込ませてセットモンスターを粉砕した。

 

「超伝導恐獣!?……クソっ!」

『……今の私のフィールドにブラキオンを超えることができるモンスターは居ない、このままメインフェイズ2に移る』

 

……此処まで来れば大丈夫だ、もう私の勝ちは揺るがない。

 

『落葉舞の効果を自身を対象に発動。対象のカード……即ち落葉舞を手札に戻す。この時落葉舞の効果で特殊召喚されていた白竜の忍者は墓地へ送られる』

「せっかく出した大型モンスターを自分から手放すだと?馬鹿なことしやがる」

『精々負ける前に吠えるがいい。私はカードを1枚伏せてターンエンドする』

 

TURN3

Sweeper
Badguy

LP 2500
LP 4000

HAND 3
HAND 0

FIELD
FIELD

獣の忍者-獏
            
セットモンスター(竜脚獣ブラキオン)

忍者軍師IKUSA
          
REVERSE 0

セットモンスター(忍者マスターHANZO)

REVERSE 3

闇の護封剣
 

 

 

「ハッ、噂の始末屋もそこまで大したことないようだな!俺のターン、ドロー……!来た、来た来た来たぁ!」

 

……危惧してた通り「アレ」を引いたようだ。

 

「このターンでお前のモンスターを全滅させてやるぜ!来い、俺の切り札!究極恐獣(アルティメット・ティラノ)ォ!」

 

究極恐獣(アルティメット・ティラノ)

地属性 レベル8 ATK/3000 DEF/2200

【恐竜族/効果】

①:自分バトルフェイズに攻撃可能な「究極恐獣」が存在する場合、「究極恐獣」以外のモンスターは攻撃できない。②:このカードは相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。

 

地響き……どころか地割れを起こして出てきた恐竜デッキの切り札、究極恐獣。やっぱり引く時は引くもんなんだなぁ、この世界。

 

「こいつはお前のモンスター全てに攻撃できる!バトルだ!究極恐獣、その犬っころをやっちまえ!」

 

唸りをあげて獏にティラノが襲い掛かる。確かにこのままだと彼の言う通り僕のモンスターは全滅だろう。

 

『攻撃宣言時、IKUSAをリリースして永続罠「忍法 影縫いの術」、究極恐獣を対象として発動する』

 

 

 

でも悪いね、全部想定済みだ。

 

「いまさら何を……なっ、究極恐獣!?」

 

忍法 影縫いの術

永続罠

自分フィールド上の「忍者」と名の付いたモンスター1体をリリースして発動できる。相手フィールド上のモンスター1体を選択してゲームから除外する。そのモンスターがゲームから除外されている限り、そのモンスターカードゾーンは使用できない。このカードがフィールド上から離れた時、この効果で除外したモンスターを同じ表示形式で元のモンスターカードゾーンに戻す。

 

リリースしたIKUSAが究極恐獣に向けてクナイを投げつけ動きを封じる。処理上だと除外だけど演出はこうなるのか、凝ってるなぁほんと。

 

『IKUSAの手によって究極恐獣の動きは封じた。そしてリリースされたIKUSAの効果を発動、戻って来い』

 

空蝉染みた挙動でIKUSAは再びフィールドに戻る。真の姿ではないけど……結構やる気あるな、流石頭領。

 

「あ、兄貴の切り札がこうも簡単に……」

「ぐ……だ、だがブラキオンを超えない限りお前が勝つことはない!無敵の盾を超えれるものなら超えてみやがれ!ターンエンドだ!」

 

……ほう。

気が変わった。エンドフェイズでブラキオンを処理するつもりだったが、そういうんだったらとびっきりの絶望を味わってもらおう。

 

TURN3

Sweeper
Badguy

LP 2500
LP 4000

HAND 3
HAND 0

FIELD
FIELD

獣の忍者-獏
            
セットモンスター(竜脚獣ブラキオン)

セットモンスター(忍者軍師IKUSA)
          
REVERSE 0

セットモンスター(忍者マスターHANZO)

REVERSE 2

闇の護封剣

忍法 影縫いの術

 

『私のターン、ドロー、スタンバイ、メイン。HANZOとIKUSAを反転召喚。それぞれの効果でデッキから「銃の忍者-火光」と「忍法装具 鎚土竜」を手札に加える。その後「鉄の忍者-火光」を召喚、召喚時効果は破棄だ』

 

今回は勝利が確定しているためさっさと終わらせたいんだ、ごめんね火光。

 

『……貴様は超伝導恐獣を矛、ブラキオンを盾と言ったな』

「そうだ、超伝導恐獣は折られちまったが……お前にブラキオンを貫ける矛なんざねぇだろ!」

『確かにそうだ、ならばお前の矛を借りるとしよう』

「借りる……どういう意味だ?」

『こういうことだ、私は獣の忍者-獏をリリースし……永続罠「忍法 妖変化の術」をお前の墓地の「超伝導恐獣」を対象として発動する』

「なんだとぉ!?」

『変化せよ、獏』

 

 

忍法 妖変化の術

永続罠

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:自分フィールド上の「忍者」と名の付いたモンスター1体をリリースし、相手の墓地のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはこのカードが表側表示で存在する間、「忍者」モンスターとしても扱う。このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは墓地へ送られる。

 

獏の影が獏自身を包み巨大化、超伝導恐獣を象って顕現する。

 

 

「な、な……!?」

『確かにお前の矛を借り受けた。バトルだ、行け超伝導恐獣、セットモンスターに攻撃!』

 

黒い超伝導恐獣が眠っていたブラキオンを叩き起こし、応戦する間もなく完膚なきまでに叩きのめす。攻撃力3300は伊達じゃない、か。

 

 

「ブ、ブラキオンが……」

『……私の場のモンスターの攻撃力合計は4900、終わりだ』

「ま、待ってくれ!何が望みだ!?アンティで稼いだ金なら幾らでもくれてやる!返せって言うんなら返す!だから……!」

『今更命乞いなどしても遅すぎるな』

 

 

 

 

『私に仕事が来た時点でこの結末は確定していた。やれ、忍者たちよ』

「あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!???」

 

 

Badguy

LP

40000

 

『デュエルアンカー、起動』

「まっ……!?」

 

LPが0になったことを確認しアンカーを起動。不良が止める間もなく電撃がワイヤーを伝わり、不良のデュエルディスクを爆発させた。カードは……多分無事だろう。この世界のカードの耐久力異常だし。

 

『……仕事は終わりだ』

「お、俺の……俺が……」

「兄貴……」

 

お通夜ムードになっている不良と子分に背を向け、そそくさと帰路を辿る。早く帰りたいとはいったけどここまで待つとは思ってなかったからこのままだと睡眠時間ギリギリなんだよ、まずい。

 

(……)

 

『……ならば落葉舞でブラキオンを処理しておけばよかっただろう?確かにそうだが……あっちの方が面白そうだったからな』

 

先ほど伏せていた最後のカードは前のターンで戻した落葉舞。本当ならこれでブラキオンを処理してリーサルって算段だったんだけど……あいつの絶望顔を見たくて、つい。悪い癖だとは自覚しているし、舐めプだよなぁとも少し思ってるけど個人的にやめられないんだ、手加減してるわけでもないんだから許してくれ。

……あ、この時間帯此処のエレベーター使えないんだ、ちょっとまずいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふああぁ……」

「あれ、なんか今日は眠そうじゃん、どうしたの?」

「いやぁ……バイト先が人手不足でさ……入れるからって深夜まで……」

「えぇ……断らなかったの?」

「店長が死にそうな顔してたから……」

「うん、大体理解した」

 

 翌日、結局帰るのが想定より遅くなった僕は無事寝不足。半透明の彼……IKUSAに若干呆れた視線を向けられながら机の上で呑気に欠伸をしていた。一応単位は取れてるからいいけど……これ以上学業に支障が出るならバイトの方は週末とかに限定した方がいいかなぁ。

 

 

「おーい、衣玖」

「なぁに?なんか用?」

「いや、俺じゃなくて校長室。呼んでくるように言われた」

「校長室……?僕何かやらかした……?」

「さあな、行ってみりゃわかるんじゃあないか?」

「わかった……行ってくる」

 

放課後どうしようかなー、なんて呑気に考えていたところに突然の呼び出し。何かやらかしたかなぁとか、大会への推薦とかだろうかなど色々考えながら眠い身体を頑張ってたたき起こし、校長室へと向かう。やらかしじゃなければいいんだけど……

 

 

と、思っていたんだけど。

 

 

「フォーチュンカップ……僕が……?」

「うむ、アカデミア代表としての枠、是非君に任せたいと思ってな」

 

……待っていたのはフォーチュンカップ参加権(原作参戦チケット)でした、どういうこったい。

 

主人公にはどういう活躍を期待している?

  • 蹂躙、無双
  • いい感じの熱いデュエル
  • ギリギリを演じる2枚目
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