アイエエエ!?ニンジャ!?ニンジャナンデ!? 作:文字の忍者-遅筆
隣の芝刈り
①:自分のデッキの枚数が相手よりも多い場合に発動できる。デッキの枚数が相手と同じになるように、自分のデッキの上からカードを墓地へ送る。
……隣の芝刈り。たった1枚で暴力的なまでの墓地リソースを獲得できるソウルチャージとはまた違うパワーカード。通せばとんでもないことになるのは目に見えてる、けど……
「チェーン、ある?」
「チェーン……「重の忍者-磁翁」を対象に「月の書」を発動する……!」
月の書
①:フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを裏側守備表示にする。
……悲しいかな、僕のデッキにあれを止めれるカードは存在しない。
「チェーン、ない」
「逆順処理」
「「月の書」の効果で「重の忍者-磁翁」を裏側守備表示に変更」
「「隣の芝刈り」効果……私のデッキ、50枚、貴方のデッキ、29枚。差分、21枚、上から墓地へ」
……デッキの約1/3ものカードが墓地へ送られてしまった……此処からの怒涛の展開、止めきれるか?
「墓地へ送られた2枚目の「アンデット・ブルーム」除外して効果、チェーン「屍界塔フィニステラ」効果」
グローアップ・ブルーム
【アンデット族/チューナー/効果】
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが墓地へ送られた場合、墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキからレベル5以上のアンデット族モンスター1体を手札に加える。フィールドゾーンに「アンデットワールド」が存在する場合、手札に加えず特殊召喚する事もできる。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はアンデット族モンスターしか特殊召喚できない。
屍界塔フィニステラ
【アンデット族/効果】
このカード名の、①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドにレベル10モンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。②:このカードが墓地へ送られた場合、フィールドの表側表示カード1枚を対象として発動できる。このターン、そのカードは効果では破壊されない。
チェーン隠し……!
「……チェーンは、ない」
「逆順処理、「屍界塔フィニステラ」効果、このターン「アンデット・ワールド」効果で破壊されない。続いて「グローアップ・ブルーム」効果、「アンデット・ワールド」が存在するので特殊召喚「真紅眼の不死竜」」
真紅眼の不死竜
【アンデット族/効果】
このカードはアンデット族モンスター1体をリリースして攻撃表示でアドバンス召喚できる。①:このカードが戦闘でアンデット族モンスターを破壊し墓地へ送った時に発動できる。そのアンデット族モンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
青黒い煙を噴き出しながら現れる黒い竜、真紅眼の不死竜……ドーハスーラを出さなかったってことは1枚しかないかさっき墓地へ落ちたか。
「処理後、墓地の「馬頭鬼」、除外して効果」
馬頭鬼
【アンデット族/効果】
①:墓地のこのカードを除外し、自分の墓地のアンデット族モンスター1体を対象として発動できる。そのアンデット族モンスターを特殊召喚する。
「対象、「死霊王ドーハスーラ」」
「流石に通すわけには行かない……「蟲の忍者-蜜」効果を「重の忍者-磁翁」を対象に発動」
「チェーン、ない」
「逆順処理だ、「蟲の忍者-蜜」を裏側守備、「重の忍者-磁翁」を表側守備にし馬頭鬼の効果を無効」
「また?」とでも言いたげな蜜が再び磁翁とハイタッチし、ついでに投げた針で何かしようとしてた馬頭鬼を串刺しにする。確かにまた効果使う羽目になったけど通すとやばいんだって。
「リバースした「重の忍者-磁翁」の効果を真紅眼の不死竜を対象に発動、天磁鳴動」
同じように再び磁翁が磁石を叩きつけ、レッドアイズを裏側守備にする。万が一2枚目の馬頭鬼が落ちててもこれなら……
「墓地の「アンデット・ストラグル」効果発動」
「チェーンはない」
アンデット・ストラグル
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:フィールドのアンデット族モンスター1体を対象として発動できる。ターン終了時まで、そのモンスターの攻撃力は1000アップ、または1000ダウンする。②:このカードが墓地に存在する場合、自分メインフェイズに発動できる。除外されている自分のアンデット族モンスター1体を選んでデッキに戻し、このカードを自分フィールドにセットする。この効果でセットしたこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。
「除外されている「死霊王ドーハスーラ」デッキに戻して、セット。続いて「不知火流 輪廻の陣」効果」
「それもチェーンはない」
「除外されている「グローアップ・ブルーム」2体、デッキに戻して、1枚ドロー……」
「……」
……何処だ、何処であれを開けばいい……?
「発動「アンデット・リボーン」、対象、「ユニゾンビ」」
アンデット・リボーン
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:自分または相手の墓地のアンデット族モンスター1体を対象として発動できる。自分のデッキ・EXデッキから、そのモンスターの同名モンスター1体を除外し、対象のモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。②:このカードが墓地に存在する場合に発動できる。除外されている自分のアンデット族モンスター1体を選んでデッキに戻し、このカードを自分フィールドにセットする。この効果でセットしたこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。
「チェーンは?」
「……チェーンはない」
「なら、デッキの「ユニゾンビ」除外、特殊召喚」
……此処だ。
「「ユニゾンビ」の特殊召喚成功時、「忍法 影縫いの術」を「焔の忍者-不知火」をリリースし「ユニゾンビ」を対象として発動、ゲームから除外する!」
「……チェーン、ない」
不知火がクナイ……ではなく薙刀を投げつけ、ユニゾンビを金縛りにする。え、薙刀でできるんだそれ……
……ともかくこれで……ほぼ勝ちだ。
「……これ以上は、ない。ターンエンド」
「エンドフェイズにトラップカード「生命力吸収呪術」発動!」
生命力吸収呪術
フィールド上の全ての裏側守備表示モンスターを表側表示にする。この時、リバース効果モンスターの効果は発動しない。自分はフィールドの効果モンスター1体につき400ライフポイント回復する。
「「蟲の忍者-蜜」を表側表示に変更、「重の忍者-磁翁」の効果で裏側守備になった「真紅眼の不死竜」はこの効果で表示形式が変更されることはない……そして僕はフィールドの効果モンスター1体につき400……今回は1600ポイントのライフを回復する」
「そしてモンスターがリバースしたことで重の忍者-磁翁の効果を「不知火流 輪廻の陣」を対象に発動、天磁震脚!」
レッドアイズを封じている磁石を磁翁が強く踏みつけ、その衝撃で輪廻の陣が粉砕される。
「これ以上時間稼ぎはさせない、速攻で決着を付けさせてもらう」
「……あなたのターン」
「僕のターン、ドロー、スタンバイ」
「スタンバイフェイズに「死霊王 ドーハスーラ」効果発動。特殊召喚」
「チェーンはない」
今度はアンデット・ワールドの土から這い出てくるドーハスーラ……でも残念だったね、タイミングが一瞬遅かった。
「メイン、白竜の忍者と重の忍者-磁翁を攻撃表示に変更……」
……何か分からないけど嫌な予感がする、念のため詰めておこう。
「魔法カード「深淵の宣告者」を1500ライフ支払い発動!宣言、闇属性・アンデット族!」
深淵の宣告者
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:相手フィールドに表側表示モンスターが存在する場合、1500LPを払い、種族と属性を1つずつ宣言して発動できる。宣言した種族・属性のモンスターが相手フィールドに表側表示で存在する場合、相手はその内の1体を墓地へ送らなければならない。このターン、相手はそのモンスター及びその同名モンスターのモンスター効果を発動できない。
「今君の場には該当するモンスターは「死霊王 ドーハスーラ」しかいない……出てきて悪いけどまた戻ってもらうよ」
「……」
地面から手が伸び、出てきたばかりのドーハスーラをまた引き摺りこんでいく。
「バトル、「重の忍者-磁翁」でダイレクトアタック!天磁粉砕!」
「発動、「アンデット・ストラグル」。重の忍者-磁翁、攻撃力1000ダウン」
「……チェーンはない、それでも1300ダメージだ」
磁翁が青い炎に蝕まれ勢いを無くし、攻撃力が下がる。ただ……それでも充分リーサルだ。
「続けて白竜の忍者でダイレクトアタック!」
「発動、「タスケルトン」、除外」
「……!」
タスケルトン
【アンデット族/効果】
モンスターが戦闘を行うバトルステップ時、墓地のこのカードをゲームから除外して発動できる。そのモンスターの攻撃を無効にする。この効果は相手ターンでも発動できる。「タスケルトン」の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
「チェーンはない」
「なら白竜の忍者、攻撃無効」
トドメを刺そうとした白竜の忍者が唐突に出てきた骨に動揺し攻撃を中断……危なかった、もしドーハスーラを処理してなかったらあれで効果が誘発して冥禪が除外されていた。
「でもまだ頭数は残っている、蟲の忍者-蜜でダイレクトアタック!」
「チェーン、ない」
蜜は針をレイピアのように構えレインを攻撃。たかが200、されど200……これでジャストキルだ。
「ラスト、戎の忍者-冥禪でダイレクトアタック!超忍法 六冥斬!」
(……多少手こずらせてくれたが、これで終わりだ)
二刀を抜刀した冥禪が3人に分身しレインに突撃、6つの刃が同時に振るわれ……
「……」
レインのライフを0にし、デュエル終了のブザーが鳴った。
「……結構、ギリギリだった」
(だが、判断は的確だった)
もし馬頭鬼の2枚目が芝刈りで落ちていたら、もしあの時ドーハスーラを処理していなければ……忍者を使っているというのにかなりギリギリの勝利だ、相手が未来のカード中心というのもあったけど……反省反省。
……さて。
「……ありがとう、衣玖」
「答えてくれるかはわからないけど……なんで僕にデュエルを?」
「確認の為」
「確認?」
……何のだ?
「それはデュエルで確かめるしかなかった……今のデュエルで確信に変わった」
「確信って何さ……僕が忍者を使ってることはあらかじめ知ってたんでしょ?」
「違う、それじゃない」
「じゃあ何を……?」
「あなた、何者?」
「……へ?」
「「灰流うらら」、そして「屋敷わらし」」
「その2枚が、何を……」
「貴方はこのカードたちの効果に驚いていない。私がこのカードを「使用した」ことに驚いていた」
「……!?」
(……成程な)
まさか……そのためだけに?
「このカードたちは本来この時代には存在しないカード……貴方が知っている筈がない」
「それは……」
「改めて聞かせて、貴方、何者?」
「……」
……此処で言ってしまうのは簡単だ。転生なんて荒唐無稽なことを信じてもらえるとは思わないし……まあ彼女が納得するとは思わないけど。けどそれ以上に僕はこんなことをしてきた彼女のことが知りたい、そのためには……
「……少なくとも自分のことを何も話さない子にその秘密を明かすわけにはいかないかな」
「そう、でもいつか、必ず聞き出す」
「君が自分のことを話してくれるのなら考えるよ」
……使えるカードとして残しておくのが一番だ。まだ切るべき時じゃない。
「……ひとまず、帰る。デュエル、ありがとう」
「こっちもいきなり申し込まれた時はどういうことかと思ったけど……うん、楽しかったよ。ええと……」
「レイン、そっちで呼んで」
「分かった、じゃあまた明日、レイン……見つからないように帰りなよ?バレたらちょっとまずいから」
「理解」
ディスクをしまい旧体育館を出ていくレインを見送る。僕もバレない内にさっさとここから出ないといけない。
「……冥禪」
(彼女の正体か?)
「うん」
……明らかに只人ではないことは確かだ、けどそれを証明する手がかりを持ち合わせているわけじゃない。
(……少なくとも今断じるのは愚策だ、根拠は時間をかけて集めて行けばよい)
「つまりは?」
(しばらくの間はアカデミアの友として共に過ごすのが良いだろう、WRGPもまだまだ先だしな)
「そうだね、そうさせてもらおう」
……今後の方針決定、レインの正体を明かす。それはそれとして将来についても考える……ただアニメの世界を生きてる訳じゃないんだ、先の事も考えないと。
「……ひとまず僕たちも帰ろうか」
(そうすべきだな、今なら見回りも薄い)
「ただまあ、正面から出るのはダメだろうし……」
体育館の壁を三角飛びで駆け上って2階へ。そのまま窓を開いて飛び降りる。
「……これならまあ大丈夫でしょ、多分」
(身体能力の無駄使いだな……)
「うるさいよ」
一応これはチートじゃなくて自前だからとやかく言われる筋合いはないやい。
……さて、イリアステル、もといゴーストが襲来するまで大体5か月。それまでに何かできるかと言えばできないし……そうだな、アキ達にちょっかいかけつつアカデミア生活を送ることにしよう。
「……うへぇ、微妙に埃で制服汚れてる。洗わなきゃ……」
(だから身体能力の無駄使いだと言ったのだ……)
【ササヤキ】
前回とは別に需要が知りたいのでささやかなアンケートを用意しました。
もしヒロインを作るとしたら
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ゆきのん
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レイン
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まだ見ぬTFキャラ達
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寧ろ主人公がヒロインでは?