アイエエエ!?ニンジャ!?ニンジャナンデ!? 作:文字の忍者-遅筆
本日は久しぶりに二本立てでお送りします。
「……霊獣?」
「チェーンはないと判断する、効果により私は手札から「霊獣」モンスター……「霊獣使いの長老」を召喚する」
霊獣使いの長老
【サイキック族/効果】
自分は「霊獣使いの長老」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。①:このカードが召喚した時に適用する。このターン、自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズに「霊獣」モンスター1体を召喚できる。
……やはり回し方は理解できる。呼び出したモンスターに紫の糸が絡みついているのが気になるが、まあデュエルには関係のないことだろう。
「霊獣使いの長老を召喚したターン、私は追加で「霊獣」モンスターを召喚できる。「精霊獣カンナホーク」を召喚」
精霊獣 カンナホーク
【雷族/効果】
自分は「精霊獣 カンナホーク」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。①:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。デッキから「霊獣」カード1枚を除外する。発動後2回目の自分スタンバイフェイズに、この効果で除外されているカードを手札に加える。
「召喚した精霊獣カンナホークの効果発動、デッキから「霊獣」カード……2枚目の「精霊獣使い レラ」を除外する」
「召喚権を使わない召喚に除外……相当キワモノなデッキね」
「除外された「精霊獣使い レラ」の効果発動。デッキから「霊獣」モンスター、「精霊獣 ペトルフィン」を特殊召喚する」
精霊獣 ペトルフィン
【水族/効果】
自分は「精霊獣 ペトルフィン」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。①:1ターンに1度、手札から「霊獣」カード1枚を除外し、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に戻す。
……妙に懐かしい気がするのは気のせいだろうか、そもそも何が懐かしいのかわからないが。
「……私は「霊獣使いの長老」と「精霊獣カンナホーク」を除外し、融合」
2体の霊獣モンスターは糸によって絡めとられ、マリオネットのように一つのモンスターとなる……融合って、こんなものだっただろうか?
「また正規の方法を使わない融合……此処までくると最早運命ね」
「何が運命かは知らないけど……融合召喚。来い、「聖霊獣騎 カンナホーク」」
人形のように無骨な動きしかしない融合モンスター……カンナホーク。
聖霊獣騎 カンナホーク
【雷族/融合/効果】
「霊獣使い」モンスター+「精霊獣」モンスター
自分フィールドの上記のカードを除外した場合のみ特殊召喚できる。
①:1ターンに1度、自分の除外状態の「霊獣」カード2枚を対象として発動できる。そのカードを墓地に戻し、デッキから「霊獣」カード1枚を手札に加える。②:自分・相手ターンに、このカードをEXデッキに戻し、自分の除外状態の、「霊獣使い」モンスター1体と「精霊獣」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
「そのまま聖霊獣騎カンナホークの効果を発動、除外されている「霊獣使いの長老」と「精霊獣使い レラ」を墓地へ戻し、デッキから「霊獣」カード1枚を手札に加える」
「それに対する効果はないわ」
「ならばそのまま聖霊獣騎カンナホーク第二の効果を自身をエクストラデッキに戻し発動する」
「自分の効果に……チェーン!?」
「チェーンはないか……逆順処理だ」
「第二の効果、自身をエクストラデッキに戻すことで除外されている「精霊獣」、及び「霊獣使い」モンスターを1体づつ特殊召喚する。分離しろ、カンナホーク」
カンナホークは糸によって強引に分離される、抵抗する様子はないが……生気もまた感じられない。
「そして第一の効果は1枚でもカードが墓地へ戻ればサーチ効果は有効、デッキから「霊獣使い レラ」を手札に」
「自分の効果にチェーンしたのはロスを最小限にするため……随分とまどろっこしいことをするじゃない」
「誉め言葉と受け取っておく。一度フィールドを離れたことでリセットされたカンナホークの効果を再び発動、デッキから「精霊獣 ラムペンタ」を除外する」
……さて、この状況で出せる超大型が……2体。どちらへ……うん?
1枚……暴れている?
……まあこの状況ではもう1枚の方がよさそうだ、下手に刺激しないでおこう。
「このターン私は召喚権を使用した通常召喚を行っていない。先ほど手札に加えた「霊獣使い レラ」を通常召喚」
霊獣使い レラ
【サイキック族/効果】
自分は「霊獣使い レラ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。①:このカードが召喚した場合、自分の墓地の「霊獣」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
今までのモンスターと同じように生気を失い糸で吊られたモンスター、レラ。カードイラストを見る限りはそんなことにはなっていないはずなんだが……なんだ、この違和感。
「召喚した霊獣使い レラの効果発動、墓地の「霊獣」モンスター……精霊獣使い レラを特殊召喚する」
確かレラの成長した姿だったような精霊獣使いのレラ……うん、何か糸に抵抗している?
……やっぱり変だ、このデッキについて後でディヴァインに聞いておこう。
「あのモンスターは……」
「君も変だと思うか、私もだよ……けどデュエルには関係ない。「霊獣使い レラ」と「精霊獣使い レラ」を除外し融合」
ジタバタ藻掻く方のレラが虚空へと消え、代わりに出てきたのは赤い獅子。先ほどと同じように糸で無理やり騎乗させられる。
「融合召喚……来い「聖霊獣騎 アペライオ」」
炎を噴き出しながらもその姿は静かに糸に吊られている……デッキが変なのか、それとも僕が変なのか。
聖霊獣騎 アペライオ
【炎族/融合/効果】
「霊獣使い」モンスター+「精霊獣」モンスター
自分フィールドの上記のカードを除外した場合のみ特殊召喚できる。
①:このカードは攻撃する場合、ダメージステップ終了時まで他のカードの効果を受けない。②:自分・相手ターンに、このカードをEXデッキに戻し、自分の除外状態の、「霊獣使い」モンスター1体と「精霊獣」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
「そして私は「聖霊獣騎 アペライオ」「霊獣使いの長老」「精霊獣 ペトルフィン」を除外し、更なる融合を行う」
「合計4体のモンスターの……融合!?」
アペライオに取り込まれるように長老とペトルフィンが消えていく……そして取り込んだ側のアペライオは特に何か反応することもなくその姿を変える。
「融合召喚……来い、「聖霊獣騎 ガイアペライオ」」
大地そのものと同化したような進化したアペライオ……否、ガイアぺライオ。
聖霊獣騎 ガイアペライオ
【サイキック族/融合/効果】
「聖霊獣騎」モンスター+「霊獣使い」モンスター+「精霊獣」モンスター
自分フィールドの上記のカードを除外した場合のみ特殊召喚できる。
①:この方法で特殊召喚したこのカードは以下の効果を得る。●モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時、手札から「霊獣」カード1枚を除外して発動できる。その発動を無効にし破壊する。
「……私はカードを1枚伏せ、ターンエンド」
「私のターン、ドロー!」
「雪乃姉ちゃん!」
「雪乃さん……っ、衣玖さん!?」
……奥からもう二人。一人は私を見て驚くというかやっぱりというか、複雑な視線を向けていた。
「貴方達……他の構成員は!?」
「レインが纏めて引き受けてくれた!けど……」
「……雪乃さん、あのデッキ、凄く変。カードが……何かに支配されてる」
「そういうことだろうと思ったわ……安心しなさい。元に戻してみせるわ、衣玖も……あのデッキも!」
「……やっぱり知ってるんだ、僕の記憶」
……この際負けてもいい、僕の記憶、それを知りたい。
「ええ、それはもうたっぷりとね……それは彼らも同じよ」
「「忍者マスターHANZO」を召喚!」
木枯らしと共に現れた忍者……どこか、知っている気がする。
「反応したわね、その調子……召喚した「忍者マスターHANZO」の効果を発動!」
「……通さないよ、チェーンして「聖霊獣騎 ガイアペライオ」の効果を手札の「精霊獣 アペライオ」を除外して発動。その発動を無効にし破壊する」
ふよふよと浮かんできた光の球を喰らってガイアペライオが咆哮、HANZOはそのまま掻き消された。
「それくらいは想定済みよ、続いて「忍法装具 鉄土竜」を聖霊獣騎 ガイアペライオに装備。これによりガイアペライオは攻撃力が500アップし「忍者」モンスターとしても扱う」
「わざわざこっちを強化する装備魔法を?いや……」
……
私はこの戦法を、知っている。
「そのまま鉄土竜の効果を墓地の忍者マスターHANZOを除外し左側のセットカードを対象に発動、破壊する!」
「……チェーンはない」
ガイアペライオが今度は巻き付いた鞭に操られ自分の場のカードを破壊してしまう……「霊獣の連契」が破壊された、かなり面倒なことになったな……
「休んでいる暇はないわよ?「宙の忍者-鳥帷」を手札から捨て効果発動。手札の忍者モンスター「銃の忍者-火光」を特殊召喚!」
「……!?」
ただのモンスター……だというのに、なんだろう。
見た瞬間に、懐かしい感じがした。
「銃の忍者-火光の効果で墓地の宙の忍者-鳥帷を裏側守備表示で特殊召喚……不思議な顔をしているわね、でも何もおかしくはない」
「このデッキは貴方が
「……は?」
……じゃあ、この霊獣たちは、なんで?それに本来のデッキがその忍者たちだというのなら……なんで、君が?
「……ただ、一発頭を揺さぶってやらないとわからないようね。私は「焔の忍者-不知火」を自身の効果で特殊召喚し効果発動、デッキから「忍法 分身の術」を手札に加える」
炎と共に現れた少女……こちらを凄い心配そうな目で見ている、気のせいだろうか?
「……私はレベル4の「銃の忍者-火光」にレベル4の「焔の忍者-不知火」をチューニング!」
……シンクロ召喚……「あれ」が……あれ?
「黄金に輝きし竜の骸よ、炎を纏いて今再び飛翔なさい!」
「シンクロ召喚、来なさい「巨骸竜フェルグラント」!」
魂が揺さぶられる感覚……なんだ、あのモンスター?
「っ……なる、ほど……龍可、貴方の言っていた通りこのモンスター……相当なじゃじゃ馬のようね」
「はい……いつまで持つかわかりません、立てるうちに精霊の宿るモンスターで衣玖さんのライフを……!」
「ええ……巨骸竜フェルグラントの効果を発動、聖霊獣騎 ガイアペライオを除外する……ソウルイーター!」
黄金の竜……フェルグラントがガイアぺライオを掴み、そのまま糸を引きちぎって虚空へと放り投げた。放り投げられる間に少し生気が残っているように見えたのは……気のせいだろうか。
「同じタイミングで墓地へ送られた焔の忍者-不知火の効果で「若い忍者」を手札に……そしてフィールドから墓地へ送られたことで忍法装具 鉄土竜の更なる効果発動、除外されている「忍者マスターHANZO」を裏側守備表示で特殊召喚」
「っ……そのタイミングでトラップ発動「霊獣の騎襲」」
霊獣の騎襲
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:自分の墓地・除外状態の、「霊獣使い」モンスター1体と「精霊獣」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。このカードの発動後、ターン終了時まで自分は「霊獣」モンスターしか特殊召喚できない。
「除外されている「霊獣使いの長老」と「精霊獣 ペトルフィン」を守備表示で特殊召喚……」
……バトルフェイズに開けばよかったものを、なんで今?
「……やっぱり切り札は無意識でも覚えているようね……私はセット状態の「宙の忍者-鳥帷」と「忍者マスターHANZO」をリリースし、融合!」
霊獣と同じような召喚法で2体のモンスターが現れた陣に炎を灯していく……知っている、私は、これから出てくるモンスターを、知っている。
「影に潜む忍の長よ。今この一時だけ友の為私に力を貸して……融合召喚!」
炎が収束し、形を為す。
「共に行きましょう……「戎の忍者-冥禪」!」
(衣玖!俺の声が……聞こえているな!?)
「モンスターが……喋った?」
如何にも正統派ですという恰好をした忍者は召喚されると同時に私に話しかけてきた……変な夢でも……いや、あれは……?
(……あと一押しか!)
「雪乃さん!」
「わかっているわ……バトル!戎の忍者-冥禪が存在する時フィールドの忍者モンスターはダイレクトアタックが可能、戎の忍者-冥禪でダイレクトアタック……超忍法・六冥斬!」
(少し痛むかもしれないが……我慢しろよ)
「っ……」
冥禪が分身し……壁など意に介さず僕のライフを削……
「っ……あ、あああぁぁぁぁ!?」
頭が、痛い。削れていた何かを無理矢理埋め立てられているような感覚。
(やはりか……!)
「大丈夫なんでしょうね!?」
「ライフと同時に洗脳の影響を消している筈だから……このまま冥禪かフェルグラントでライフを0にすれば元の衣玖さんに戻る筈!」
……元の、私?
確かに、思い出しはしたけど……そもそも此処は、何処?というかなんで私のデッキを、あの子が……!?
「あ、たま、が……あ、ぐ……」
ダメだ、頭痛で頭がどうにかなってしまいそうで、デュエルにすら集中できない。そもそもどうしてデュエルを……
「衣玖!」
「だれ、誰!?勝手に私のデッキを使って、それに冥禪まで出せて!?訳が、わからない……!」
痛みと混乱でどうにかなってしまいそうだ、もう自分が何を言っているのかすらわからない。
「落ち着いて!私は……!」
(衣玖!)
「っ、あ、うぅ……たす、けて……」
「兄、さ……」
……こんなところに居る筈のない唯一の理解者に助けを求めようとして。
「……!?」
……私の意識は何かに四肢が引っ張られるような感覚の後、途絶えた。
『予想通りだ』
……霊獣たちと同じような紫色の糸に絡めとられた衣玖は先ほどまでの混乱した様子が嘘だったかのように大人しくなり、立ち上がる。
「あの糸は……」
『あれだけ強力な洗脳だ、1度の攻撃では解けまい……だからわざと冥禪に攻撃させ、中途半端に洗脳が解除されたところを付けばこうも簡単に傀儡にできる』
「ディヴァインじゃ……ない!?」
立ち上がった彼女からは紫の糸は消え、まるで別人のように口調、表情も変わった。
「……その糸、思い出したわ」
「雪乃さん?」
「……「シャドール」モンスターの紫色の糸、あれと全く同じ」
『ほう?』
(……それに霊獣を操っていたのもあの糸だな)
「シャ、シャドールってこの前の特別イベントの時の……!?」
「ええ、それにあの後調べたけど「シャドール」なんてカードはまだ一般販売された記録はない……だから断定できるわ」
「衣玖を操っているのは貴方ね……アイザック!」
『……ふふ』
『そこまで辿り着くのは称賛に値するが……そのアイザックも既に我が傀儡という考えには辿り着かなかったか』
「なんですって……!?」
正体を言い当てたつもりの雪乃に衣玖を操っている何者かは余裕の表情で返す。
『まあ健闘賞だ、貴様らがひれ伏すべき者の名くらいは教えてやろう……』
「……雪乃さん、気を付けて。今の衣玖さんから……とんでもない邪悪な気配を感じる……!」
「相手が何であろうと関係ないわ、勝って衣玖を……私の友達を返してもらう!」
『随分と活きの良いことだ、良いだろう』
【ササヤキ】
最近お気に入りと評価が伸び悩んできました……思い切って感想返信とかやってみるべきなのでしょうか?
もしヒロインを作るとしたら
-
ゆきのん
-
レイン
-
まだ見ぬTFキャラ達
-
寧ろ主人公がヒロインでは?