アイエエエ!?ニンジャ!?ニンジャナンデ!? 作:文字の忍者-遅筆
「カオス・アンヘル……」
「まさか初戦でこいつを呼び出すことになるとは思わなかったよ……やっぱり君たちはこの大会で一二を争う強敵のようだ」
神々しく、そして悍ましい。見た者に相反する2つの感情を抱かせる「カオス」最強のシンクロモンスターと言っても過言ではない存在……カオス・アンヘル。
「さあ行こうか、カオス・アンヘルの効果発動。こいつは特殊召喚された時フィールドのカード1枚を選択して除外できる!」
「っ……「聖霊獣騎 ノチウドラゴ」が存在する限り相手はこのモンスター以外の「霊獣」モンスターを効果の対象にできない!」
「おっと……だったらノチウドラゴを除外させてもらおう、スパイラル・デリート!」
カオス・アンヘルの巨大な腕がノチウドラゴに迫る。
「チェーンしてノチウドラゴをエクストラデッキに戻し効果発動、除外されている「霊獣」モンスター1体を特殊召喚する……来なさい「精霊獣 ペトルフィン」!」
ウェンの乗ったノチウドラゴは寸前で虚空へ退避し、代わりにピンクのイルカが現れる。
「おっと忘れてた……だが、これで次のターン俺は対象に悩まされることは無くなった!」
「それはこのターンを生き残れればの話よ、攻撃力はこっちが上回っている……レイラウタリでカオス・アンヘルを攻撃、カムイ・エパチコア!」
【フラッドやあいつよりは……怖くないもん!】
レイラウタリの炎がアンヘルを焼くが……
「ふっ……カオス・アンヘルはシンクロ素材にしたモンスターの元々の属性によって2つの効果を得ている!1つ、闇属性モンスターをシンクロ素材にしたカオス・アンヘルがフィールドに存在する限り俺のフィールドのモンスターは戦闘では破壊されない!」
「なんですって!?」
……破壊されることはなく、アンヘルは無傷で佇んでいた。
「さあどうする?キムンファルコスと酒呑童子じゃカオス・アンヘルの攻撃力は越えられない!」
「っ……戦闘がダメなら効果で対処するまで、バトルを終了。メインフェイズ2に精霊獣 ペトルフィンの効果を手札の「精霊獣 カンナホーク」を除外し発動、カオス・アンヘルを手札に戻す!」
ペトルフィンが起こした波がカオス・アンヘルへ向かう……
「……ダメだ、クソっさっきちゃんと伝えれる時間さえあれば……!」
「なにが、ダメ?」
「……カオス・アンヘルは……」
「残念だったね、カオス・アンヘルが得ている2つ目の効果!光属性モンスターをシンクロ素材にしたこいつがフィールドに存在する限り俺のシンクロモンスターは相手が発動したモンスターの効果を受けない!」
「戦闘だけじゃなく、効果まで……!」
……ただ水を被っただけで、アンヘルは微動だにしなかった。
(……今の手札であのモンスターは対処できない、なら……)
「私はスピード・ワールド2の効果発動!スピードカウンターを7つ取り除き、デッキから1枚ドローする!」
「へえ、ここでか」
(……!)
「私はカードを2枚伏せターンエンド!」
『凄まじく強固な耐性を誇るデイビットの真のエース、カオス・アンヘル!果たして藤原雪乃はこの強大な壁を打ち破れるのか!?』
「さぁあ行こうか、俺のターン!」
DUELIST | LP | SPC |
|---|---|---|
Yukino | 4000 | 1 |
David | 3700 | 7 |
「「カオス・ミラージュ・ドラゴン」を召喚!」
カオス・ミラージュ・ドラゴン
【幻竜族/チューナー/効果】
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:除外されている自分または相手の光・闇属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを効果を無効にして自分フィールドに特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は光・闇属性のSモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。②:このカードがS素材として墓地へ送られた場合、そのS召喚の素材としたこのカード以外のモンスターの数まで相手フィールドのカードを対象として発動できる。そのカードを除外する。
(カオス・アンヘルが居る以上シンクロモンスターには使えない……此処ね)
「聖霊獣騎 レイラウタリの効果を「聖霊獣騎 キムンファルコス」と「カオス・ミラージュ・ドラゴン」を対象に発動!対象のモンスターを除外する!」
「此処でか……ちょっと面倒だな、チェーンはない!」
「チェーンしてキムンファルコスをエクストラデッキに戻し効果発動、除外されている「精霊獣使い ウィンダ」と「精霊獣 アペライオ」を守備表示で特殊召喚する!」
「それにもない、というかそんなカードはないね!」
「逆順処理よ、戻ってきなさいウィンダ、アペライオ!」
キムンファルコスからウィンダが飛び降り、乗っていた鳥はアペライオと交代し去っていく。
「そしてレイラウタリの効果でカオス・ミラージュ・ドラゴンを除外、カムイ・ソカラ!」
炎の翼にカオス・ミラージュ・ドラゴンが焼かれる。後続は……
「……勿体ないけど仕方ないな、墓地の「カオス・ビースト-混沌の獣-」の効果を墓地の「カオス・ネフティス」と「カオス・グレファー」を除外し発動、自身を特殊召喚する!」
「チェーンはないわ」
再び混沌より現れる、黒い獣。
「このターンカードが除外されていることでカオス・ビーストの攻撃力は1000アップする、カオス・ドレイン!」
「カオス・ビーストの効果発動!除外されている「混沌核」を手札に……だが悲しいかな、コスト切れだ」
でもあいつの場にはモンスターの効果を受けず戦闘破壊されない攻撃力3500と3000……
「だが問題はない……バトル!カオス・アンヘル-混沌の双翼-で聖霊獣騎 レイラウタリを攻撃、アポカリプス・デイ!」
「ゆきのん……」
「大丈夫」
「え?」
「雪乃、信じて」
「……カオス・アンヘルはモンスターの効果を受けない、そうだったわね?」
「ああそうだ、それがどうかしたかな?」
「安心したのよ、無敵のモンスターじゃなくて」
「何……?」
「カオス・アンヘルの攻撃宣言時にトラップ発動「分断の壁」!」
「……!」
分断の壁
①:相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。相手フィールドの全ての攻撃表示モンスターの攻撃力は、相手フィールドのモンスターの数×800ダウンする。
「貴方の場にモンスターは2体……カオス・アンヘルとカオス・ビーストの攻撃力を1600ポイントダウンさせる!」
「……たはは、まさか頭数を増やしたのが仇になるとはね」
「モンスターの数は変動していないため攻撃は続行!迎え撃ちなさいレイラウタリ!」
レイラウタリが再び炎でアンヘルを焼きつくす。やはり健在ではあるが、紫色の光に覆われ明らかに弱体化していることが見て取れる……全くどこまで想定してんだか。
「カオス・アンヘルの効果により戦闘では破壊されないが……ああクソっ、此処までか!」
「ええ、分断の壁による攻撃力ダウンは……永続!」
「ったく俺カッコつけて出た割にランスローより早く退場ってか?情けねぇぜ……バトルは終了、カードを1枚伏せてターンエンドだ、この時カオス・ビーストの攻撃力は元に戻る」
「エンドフェイズにトラップ発動「スリップ・ストリーム」!」
「……マジかよ」
スリップ・ストリーム(アニメオリジナル)
自分のスピードカウンターが相手のスピードカウンターよりも少ない場合に発動する事ができる。次の自分のターンのスタンバイフェイズ時に、自分のスピードカウンターを相手のスピードカウンターと同じ数にする。
『なんと藤原雪乃、カオス・アンヘルを弱体化するだけではなく先ほど消費したスピードカウンターまで補充したぞ!』
「……そうか、訂正しよう。ランスローは間違いなく本気を出してた」
「でしょうね、こんな舞台で手を抜くわけがないもの」
「つまり……君たちは風下じゃなく風上にいたってことか、どうやら獲物は俺たちの方だったらしい」
「私のターン、スタンバイフェイズ時にスピードカウンターの数は貴方と同じになる!」
DUELIST | LP | SPC |
|---|---|---|
Yukino | 4000 | 8 |
David | 3000 | 8 |
「メイン、精霊獣使いウィンダと精霊獣ペトルフィンを除外し融合!再び現れなさい「聖霊獣騎 カンナホーク」!」
3度ウィンダが鳥に騎乗。
「カードが除外されたことでカオス・ビーストの攻撃力は上昇し、そしてエクストラデッキからモンスターが特殊召喚されたことで巨神封じの矢の効果が発動!このカードをセットする!」
「1手遅かったわね?カンナホークの効果発動、聖霊獣騎 アペライオ、聖霊獣騎 ペトルフィンを墓地へ戻しデッキから「霊獣の連契」を手札に。そしてカンナホーク第二の効果をエクストラデッキに戻して発動。戻ってきなさいウィンダ、ラムペンタ!」
「確かに一手遅いが……繋げるものもあるさ」
「……確かにそうね、私はアペライオの効果を墓地の聖霊獣騎 ペトルフィンを除外し発動、霊獣モンスターの攻撃力・守備力を500アップし……ウィンダとラムペンタで再び融合、来なさい「聖霊獣騎 キムンファルコス」!」
「……ここまでくればゆきのんの勝ちかな?」
「流石に。けど、まだ勝ったわけじゃない」
「わかってる……ラストホイーラー、アランが残ってる」
「カードを2枚伏せバトル、レイラウタリ及びキムンファルコスでカオス・ビーストに攻撃!」
「戦闘では破壊されないが……ダメージは受ける。すまん、アラン」
2体の聖霊獣騎による同時攻撃。
……それは確かに、デイビットのライフを0にした。
『決まったァァァァァァァァァァ!!!!!僅か3ターン、されど3ターン!濃密なこの攻防を制したのはネオドミノ校、藤原雪乃!』
「さあ、最後の1人を引き摺り出したわよ、チャレンジャー?」
「はは……否定できないね……だが、WRGPルールはエンドフェイズまでにまだできることがある、トラップ発動「
①:除外されている自分の、光属性チューナーとチューナー以外のレベル8以下の闇属性モンスターを1体ずつ対象として発動できる。そのモンスター2体を墓地に戻す。その後、戻したモンスターのレベルの合計と同じレベルを持つ光・闇属性Sモンスター1体をEXデッキから特殊召喚する。
「除外されている「混沌殻」と「カオス・ミラージュ・ドラゴン」を墓地へ戻し、シンクロ召喚を行う!」
「……ライフが0にされることを想定していたってところかしら」
「まあ……そうなる。レベル4の「混沌殻」にレベル4の「カオス・ミラージュ・ドラゴン」をチューニング!」
最後の足掻き。半透明の2体のモンスターがシンクロを行う。
「光と闇交われし時、光を飲み込み竜が出ずる!終焉招く闇の力!」
「シンクロ召喚、羽ばたけ「ダークエンド・ドラゴン」!」
現れたのは光と闇の竜、その片割れ。
ダークエンド・ドラゴン
【ドラゴン族/シンクロ/効果】
チューナー+チューナー以外の闇属性モンスター1体以上
1ターンに1度、このカードの攻撃力・守備力を500ポイントダウンし、相手フィールド上に存在するモンスター1体を墓地へ送る事ができる。
「俺ができるのはここまでだアラン……後は任せたよ」
……無効妨害、そして墓地送り。
2つの手数を託して、デイビットはピットインした。
「すまん、無理だった」
「謝るは僕の方だデイビット。アメリカ校こそが最強であるという驕りを捨てきれなかったね」
「彼女の言うとおりむしろ俺たちはチャレンジャーだったようだ……可憐な容姿とは裏腹にその実力は本物」
「そうらしい……行ってくるよ二人とも、勝ってみせるさ」
「俺の頑張り無駄にしないでよ?」
「わかっている」
『さあ早くもアメリカ校ラストホイーラー、アラン・フェニックスの登場だ!託されたバトンを繋いで走り切れるか!?』
「随分な挑発をしてきた割にラストホイーラーはそちらが先に出てきたわね?」
「ふっ、返す言葉もない……だが、こういう言葉がある」
「逆境を乗り越えてこそのヒーロー、とね!」
「僕のターン!」
DUELIST | LP | SPC |
|---|---|---|
Yukino | 4000 | 9 |
Alan | 4000 | 9 |
……さてラスト、どんなデッキが来るのやら。
「……成程、使えということか」
「何か良いカードでも引いたのかしら?」
「いや……これは義父……エド・フェニックスから「相応しい相手以外には使うな」と厳しく言われたカードでね」
「あら、やっぱりそこらへん厳しいのね」
「だが……その相応しい相手とはきっと君たちの事なんだろう、故に、使わせてもらう!」
「僕は「Sp-フュージョン・デステニー」を発動!」
「……フュージョン」
「デステニー……だって?」
Sp-フュージョン・デステニー(オリジナル)
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:自分のスピードカウンターが5つ以上存在する場合に発動できる。自分の手札・デッキのモンスターを融合素材とし、「D-HERO」モンスターを融合素材とする融合モンスター1体を融合召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは次のターンのエンドフェイズに破壊される。このカードの発動後、ターン終了時まで自分は闇属性の「HERO」モンスターしか特殊召喚できない。
……D-HERO……候補には入れていたけど……!
「このカードは手札・デッキのモンスターを融合素材とし、「D-HERO」モンスターを素材とする融合モンスター1体を融合召喚する!」
「D-HERO……お父様の代名詞であるカード達、貴方も使うのね?」
「ああ、公式戦では今回が初お披露目だ!」
「僕はデッキから「D-HERO ダッシュガイ」と「D-HERO ディナイアルガイ」を墓地へ送り、融合!」
2体のHEROが混沌の渦へ……というか、この組み合わせは……!
「何度やられても、何度倒れても不死鳥の如く再び舞い上がる!故にHERO!」
……うっそだろ。
D-HERO デストロイフェニックスガイ
【戦士族/融合/効果】
レベル6以上の「HERO」モンスター+「D-HERO」モンスター
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:相手フィールドのモンスターの攻撃力は、自分の墓地の「HERO」カードの数×200ダウンする。②:自分・相手ターンに発動できる。自分フィールドのカード1枚とフィールドのカード1枚を破壊する。③:このカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。次のターンのスタンバイフェイズに、自分の墓地から「D-HERO」モンスター1体を特殊召喚する。
もしヒロインを作るとしたら
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ゆきのん
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レイン
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まだ見ぬTFキャラ達
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寧ろ主人公がヒロインでは?