アイエエエ!?ニンジャ!?ニンジャナンデ!?   作:文字の忍者-遅筆

6 / 49

【セツメイ】
本作では過去話で登場したカードのテキストは基本的に出ません。テキストが知りたいなら過去話を見返すついでにカンソーとヒョーカもくれると作者=サンはトテモ=ウレシイ。


ナイト・バーサス・サムライ

 

「……あれがフォーチュンカップの大舞台か……バイトとはまた違う緊張感が……凄いね……ふあぁ……」

 

 フォーチュンカップ選手控室。遊星とのデュエルからなんやかんやあり、僕は校長他アカデミアの先生、クラスメイト達から頑張ってこいと背中を押されてこの場所に居る。……流石に開会式は醜態晒せなかったしなんとか耐えてたけど……、まあ流石に控室なら気を緩めていいよね……

 

「控室とはいえ戦場であるこの地で欠伸とは……その態度、果たして油断か、それとも余裕かな?レディ」

「……あぁすいません。ちょっと昨日緊張で眠れなくて……こういう大型大会に出るの、恥ずかしながら初めてでして」

「成程、それはすまなかったな。まさかこのフォーチュンカップで学生と相対することになるとは思わずつい様子を伺ってしまった」

「……ああ、貴方が1回戦の……」

「ジル・ド・ランスボウだ。君の名は?」

「鞍馬衣玖と」

「良き名だ。大舞台に恥じない戦いを期待しよう」

「お手柔らかに、お願いしますね」

「はは、悪いが出来ぬ相談だ、ではまた試合で会おう」

 

……ジル・ド・ランスボウ……ああそうだ、1回戦でボッコボコにされた可哀そうな噛ませ犬の人。どういう因果かしらないけどこの世界では僕の1回戦目の相手らしい。彼に勝てば……恐らくは2回戦目で彼女、十六夜アキとぶつかることになる。恐らく彼にはそこまで策を弄せず勝てるだろうし……対アキの対策と、サイコデュエルのダメージにどう耐えるかを優先して考えよう。

 

「……あっちはIKUSAが意思疎通してくれるから楽だけど……君たちも、僕に応えてくれるのかな?」

 

暫定精霊であるIKUSAが憑いている忍者とは違い、表向きのデッキである不知火にはこれと言ってそういうものが憑いている気配はない。ただ欲しいカードがあるときたまに手に燃えるような感覚が来ることから何かしらあるのは確かなんだけど……それを確かめる術も今の僕にはない。万が一の時龍可の力を借りるために何かしら表向きにも遊星たちシグナー組と交流を持てればいいんだけど……

まあできないものは仕方がない、今は目の前の試合に集中しよう……どっちかと言えば勝った後のサイコデュエル対策の方が優先だけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『さあデュエル・オブ・フォーチュンカップ第2回戦目の選手登場です!まずはデュエル・アカデミアネオドミノ分校期待の新星!公式戦無敗の実力をこの大舞台でも発揮できるのか!鞍馬衣玖!』

 

 まさか自分が紹介されることになると思っていなかったMCの選手紹介を聞きながら、昇降機に乗りデュエルフィールドへ……うわぁ、観客の数すごいなぁ。あ、クラスメイトの皆がいる。

 

「鞍馬ぁ!どうせなら勝ちやがれ!」

「頑張ってよ!多分負けたらツァンに逆ギレされるから!」

「ついでにサインとかもらってきてくれていいんだぜ?」

 

……聞こえちゃったよ、色々と。まあリラックスして……勝ちに行こう。

 

『そして対するは我らがヒーロー!心正しき鉄血の騎士、百戦錬磨の英雄!果たして今日は一体どんなデュエルを見せてくれるのか!ジル・ド・ラァンス・ボォウ!』

 

「我はこの剣に誓う!古の騎士の血を引く者として、このデュエルを必ず制すと!」

 

同じくデュエルフィールドへ上がったジルさんは剣を掲げて早速の勝利宣言。会場内は早くもヒートアップだ……あの剣、レプリカ……だよね?

 

『おおっとジル・ド・ランスボウ、対戦相手の目の前で早くも勝利宣言!アカデミアの小娘など取るに足らないという宣言か、それとも!』

 

「……ああ言われてますけど、実際どうなんです?」

「まさか、この舞台に立つ以上相手の立場など関係ない。誰であろうと全力を賭して挑み……そして私が勝つ!」

「……悪いけど僕もクラスメイトの皆から激励を貰っているんです。負けるにしてもただで負ける訳には行きませんね。それに……勝ちたいのはこっちも一緒」

「ならばこれ以上言葉はいるまいな?」

「そうですね、始めましょう」

 

……さあ、やるぞ僕、そして不知火の皆!

 

 

 

「「決闘(デュエル)!」」

 

 

「先行は私のようだな、ドロー!」

 

たしか彼のデッキはバーンダメージ中心のレベルモンスター……時間をかけるとマズいな。

 

「「マスクド・ナイト Lv3」を召喚!」

 

マスクド・ナイト Lv3(アニメオリジナル)

地属性 レベル3 ATK/1500 DEF/800

【戦士族/効果】

自分のターンのスタンバイフェイズ時、表側表示のこのカードを墓地へ送る事で「マスクド・ナイト LV5」1体を手札またはデッキから特殊召喚する。1ターンに1度、相手プレイヤーに400ポイントのダメージを与える事ができる。この効果を使用したターン、このカードは攻撃できない。

 

背中に翼のような盾のような奇妙な物を身に着けた騎士、マスクド・ナイト。回復カードは一応あるとはいえ、何処まで耐えれるか……

 

「そしてモンスター効果発動!ペルソナ・ブラスト!」

 

マスクド・ナイトが剣を引きぬ……くわけでもなく、なんと兜の角から放たれたビームがこちらに直撃。ナイトなのに……

 

Iku

LP

40003600

 

「これにより400ポイントのダメージ!更にマジックカード「レベルアップ!」を発動!」

「うげ……」

 

もう持ってるのかよ……面倒だなぁ……

 

レベルアップ!

通常魔法

フィールド上に表側表示で存在する「LV」を持つモンスター1体を墓地へ送り発動する。そのカードに記されているモンスターを、召喚条件を無視して手札またはデッキから特殊召喚する。

 

「「マスクド・ナイト LV3」を墓地へ送り、「マスクド・ナイト Lv5」を特殊召喚する!」

 

レベルモンスター特有の成長演出。マスクド・ナイトは……SD体系から通常の8頭身ボディになった、結構普通だ。

 

 

マスクド・ナイト Lv5(アニメオリジナル)

地属性 レベル5 ATK/2300 DEF/1300

【戦士族/効果】

自分のターンのスタンバイフェイズ時、表側表示のこのカードを墓地へ送る事で「マスクド・ナイト LV7」1体を手札またはデッキから特殊召喚する。1ターンに1度、相手プレイヤーに1000ポイントのダメージを与える事ができる。この効果を使用したターン、このカードは攻撃できない。

 

「そしてマスクド・ナイト Lv5のモンスター効果、ペルソナ・ツイン・ブラスト!」

 

またしても剣とかそういう演出はなく角からビームが放たれる。にしても1000って……普通其処400から刻むでしょ、段階を。この世界じゃ充分痛いって。

 

 

Iku

LP

36002600

 

『ジル・ド・ランスボウ選手の猛攻によって衣玖選手、先行1ターン目にも関わらず1400ポイントのダメージだ!』

 

「……ナイトって名前の割には随分とみみっちい効果ですね、そのモンスター」

「確実に敵を倒すための技と言っておこう。私はカードを1枚伏せてターンエンドだ」

 

TURN1

Gill

LP 4000

HAND 3

FIELD

マスクド・ナイト lv5

REVERSE 1

 

 

「僕のターン、ドロー、スタンバイ、メイン」

 

……最優先はこれ以上のバーンを防ぐためにマスクド・ナイト lv5をどうにかすること。ただ伏せがある以上ただ殴るだけでは通らない可能性が大。……あ、いや行けるな?

 

「「不知火の武部」を召喚」

 

 

不知火の武部

炎属性 レベル4 ATK/1500 DEF/0

【アンデット族/効果】

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが召喚に成功した場合に発動できる。手札・デッキから「妖刀-不知火」モンスター1体を特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はアンデット族モンスターしか特殊召喚できない。②:このカードが除外された場合に発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。その後、手札を1枚選んで捨てる。

 

「不知火の武部は召喚と同時に自らの武器を呼ぶ。効果発動、デッキからチューナーモンスター「逢魔ノ妖刀-不知火」を特殊召喚」

 

逢魔ノ妖刀-不知火

炎属性 レベル3 ATK/800 DEF/0

【アンデット族/チューナー/効果】

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードをリリースし、「逢魔ノ妖刀-不知火」以外の除外されている自分のモンスターの中から「不知火」モンスターを含むアンデットモンスター2体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はアンデット族モンスターしか特殊召喚できない。

 

武部が薙刀を振るうと同時に現れる二振りの妖刀が一本。縛りは重いがその分効果は強大だ。

 

「チューナーモンスター……まさか!」

「そのまさか。レベル4「不知火の武部」にレベル3「逢魔ノ妖刀-不知火」をチューニング」

 

光の輪を生み出した妖刀は武部の手に収まり、そのまま輪に入った武部は薙刀をしまう。シンクロというよりは……降霊?

 

「妖封じし猛き将よ、その力、乙女に宿りて今再誕せよ」

 

✪✪✪✪4+✪✪✪3=✪✪✪✪✪✪✪7

 

 

「シンクロ召喚……来たれ、「妖神-不知火」」

 

閃光と共に何か……初代不知火の魂を宿した武部が、妖刀を構えて見参した。

 

妖神-不知火

炎属性 レベル7 ATK/2100 DEF/0

【アンデット族/シンクロ/効果】

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

自分は「妖神-不知火」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。①:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。自分の墓地及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、モンスター1体を選んで除外する。その後、その種類によって、以下の効果をそれぞれ適用できる。●アンデット族:自分フィールドの全てのモンスターの攻撃力は300アップする。●炎属性:フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊する。●S:フィールドのモンスター1体を選んで破壊する。

 

『おおっと対する衣玖選手も序盤から飛ばしていく!なんと1回戦目に続いてシンクロ召喚だ!』

 

シンクロ召喚を披露すると会場は大盛り上がり、そういえばこの時期はシンクロ使いってだけで凄いんだったっけ。

 

「まさかシンクロ使いだったとは……だが、そいつの攻撃力はマスクド・ナイトには及ばんぞ?」

「無策でシンクロするほど僕も馬鹿じゃない。妖神-不知火の効果発動、不知火継承」

 

妖神の掲げた妖刀が激しく燃え上がる。

 

「1ターンに1度、自分の墓地またはフィールドのモンスター1体を除外することで妖神は力を得る、今回は不知火の武部を除外し2つの効果を適用」

 

「1つ、自分フィールドのモンスターの攻撃力を300上昇」

 

妖神-不知火

ATK

21002400

 

「1つ、フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊する……その伏せカード、割らせてもらう」

「なんだと!?」

 

勢いのままに妖神が振るった妖刀から炎が飛び、ジル・ド・ランスボウのセットカードを燃やし尽くす……炸裂装甲!?あっぶな……

 

「そして除外された不知火の武部の効果。デッキから1枚ドローしその後手札を1枚捨てる」

 

引いたカードは……よし、次のターンでキルしにいくならこう。

 

「「妖刀-不知火」を墓地へ……妖神は自身の効果によりマスクド・ナイト lv5の攻撃力を100上回りました。バトル、妖神-不知火でマスクド・ナイト lv5を攻撃、不知火流、妖絶斬」

 

勢いのまま飛び上がった妖神はマスクド・ナイトへ向け一閃。数秒の鍔迫り合いの後僅かに体勢を崩したマスクド・ナイトは一刀のもとに切り伏せられ消滅した。

 

Gill

LP

40003900

 

『衣玖選手、先ほどのお返しと言わんばかりにジル・ド・ランスボウのフィールドをがら空きにした!「王子」の異名は伊達ではない!』

 

え、それまだ残ってるの!?なんで!?

 

「……やるな、まさか二重の策を潜り抜けてマスクド・ナイトを倒すとは」

「この国は侍の国です、騎士に負ける道理はありませんよ……メインフェイズ2に移行、僕はカードを2枚伏せてターンエンド」

 

 

TURN2

Gill
                
Iku

LP 3900
LP 2600

HAND 3
HAND 3

FIELD
FIELD

            

妖神-不知火

          

REVERSE 2

 

 

「我のターン、ドロー!」

 

……成長途中のレベルモンスターを処理した以上ペースはまずこちらが握った。さあ、どう出る?

 

「魔法カード「戦士の生還」を発動し、墓地のマスクド・ナイト lv3を手札に!」

 

戦士の生還

通常魔法

①:自分の墓地の戦士族モンスター1体を対象として発動できる。その戦士族モンスターを手札に加える。

 

「そして今手札に加えたマスクド・ナイトlv3を再び召喚しモンスター効果!ペルソナ・ブラスト!」

 

Iku

LP

26002200

 

再度現れたマスクド・ナイトの効果で再びライフが削られる……ぶっちゃけlv5以上にならなければあんまり痛くない、いや痛いのは痛いけど。

 

「我はカードを2枚伏せターンエンド」

「そのエンドフェイズにリバースカードオープン。「逢華妖麗譚-不知火語」」

 

逢華妖麗譚-不知火語

速攻魔法

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:相手フィールドにモンスターが存在する場合、手札からアンデット族モンスター1体を捨てて発動できる。捨てたモンスターとカード名が異なる「不知火」モンスター1体を自分のデッキ・墓地から選んで特殊召喚する。このカードの発動後、ターン終了時まで自分はアンデット族モンスターしか特殊召喚できない。

 

「手札の「不知火の隠者」を捨て、墓地から「逢魔ノ妖刀-不知火」を特殊召喚」

 

桜吹雪と共にフィールドに突き刺さる妖刀……これで準備は整った。

 

「我のターンにモンスターを展開するか、何が狙いだ?」

「狙い……?いえ、もう準備は整いました」

 

 

「ファイナルターンだ。僕はこのターンで貴方を倒す、ジル・ド・ランスボウ」

 

『おおーっと!?これは意趣返しか?衣玖選手、ここで高らかに勝利宣言!』

 

「面白い……ならばやってみるがいい!」

「無論そのつもりです、僕のターン。ドロー、スタンバイ、メイン」

 

引いたカードが何であろうと関係ない、このターンで……全ては終わる。

 

「墓地の「妖刀-不知火」の効果を同じく墓地の「不知火の隠者」を対象に発動。この2枚を除外しシンクロ召喚を行う」

「墓地のモンスターで……シンクロだと!?」

 

アカデミアではもう見慣れたのかはいはいいつものねーみたいな感じだけど、やっぱり世間的には珍しいらしい。

 

「レベル4、「不知火の隠者」にレベル2、「妖刀-不知火」をチューニング」

 

✪✪✪✪4+✪✪2=✪✪✪✪✪✪6

 

「シンクロ召喚……来たれ、「刀神-不知火」」

 

妖神……もとい武部のお爺ちゃんの若年の姿、刀神。ともに並ぶと少し恥ずかしいのか、少し顔が赤くなっている。

 

「刀神-不知火の特殊召喚成功時、除外された「不知火の隠者」の効果発動。戻ってきて、「妖刀-不知火」」

 

相変わらず隠者は雑に妖刀を放り投げてきた。それでいいのか不知火一族。

 

「さらに僕はレベル6、刀神-不知火にレベル2、妖刀-不知火をチューニング」

「シンクロモンスターに、更にチューニング……!?」

 

反応ありがとう、アカデミアだと墓地シンクロと同じように反応薄くなって寂しかったんだ。

 

「妖封じし猛き将よ、その魂、刀に宿りて今転生せよ」

 

✪✪✪✪✪✪6+✪✪2=✪✪✪✪✪✪✪✪8

 

「シンクロ召喚……来たれ、「戦神-不知火」」

 

刀神に炎神が憑依し現れる第一の切り札、戦神。

 

『怒涛の連続シンクロ!これがアカデミアの新星!』

 

「S召喚した戦神-不知火の効果を墓地の「刀神-不知火」を除外して発動。不知火転生」

 

戦神-不知火

ATK

30005500

 

「攻撃力……5500……!」

「更に除外した「刀神-不知火」の効果を発動。不知火呪縛」

 

マスクド・ナイトlv3

ATK

1300800

 

「マスクド・ナイト!?」

「除外された刀神-不知火は相手モンスター1体の攻撃力を500下げる」

 

……焦りは見えど、余裕はまだ消えていない。やはりリバースカードになにか仕込んであると見た。

 

「これでチェックメイトです。レベル7、「妖神-不知火」にレベル3「逢魔ノ妖刀-不知火」をチューニング」

「まだシンクロするというのか……!」

 

輪を作り出した妖刀は妖神に握られることはなく、妖神も輪の中に途中にしたと思えば輪自体が変化し始める。

 

「妖封じし猛き将よ、その魂、輪廻を巡りて今出陣せよ」

 

✪✪✪✪✪✪✪7+✪✪✪3=✪✪✪✪✪✪✪✪✪✪10

 

変化した輪……儀式の門を用いて、不知火最強のカードが今現れる。

 

「シンクロ召喚……来たれ、「炎神-不知火」」

 

燃え滾る愛馬の嘶きと共に現れる不知火の始祖……このデッキ第二の切り札、炎神。

 

 

炎神-不知火

炎属性 レベル10 ATK/3500 DEF/0

【アンデット族/シンクロ/効果】

アンデット族チューナー+チューナー以外のアンデット族モンスター1体以上

自分は「炎神-不知火」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。①:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。自分の墓地のカード及び除外されている自分のカードの中から、アンデット族Sモンスターを任意の数だけ選んでエクストラデッキに戻す。その後、戻した数だけ相手フィールドのカードを選んで破壊できる。②:自分フィールドのアンデット族モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりに自分の墓地の「不知火」モンスター1体を除外できる。

 

「レベル……10……!?」

 

『来た来た来た来たァ!超大型、レベル10シンクロ!「炎神-不知火」!』

 

「特殊召喚に成功した炎神-不知火の効果発動。墓地・除外状態のアンデット族シンクロモンスターを任意の数、刀神と妖神をエクストラデッキに戻し……」

 

「その後、戻した数まで相手フィールドのカードを破壊する。妖魔滅刃」

「なん……だと……!?」

 

炎神が振るう刃が2枚の伏せカードを容易に叩き割る。内容はレベル・チェンジと……ミラーフォース!?あっぶな……2回もバック除去怠ってたら死んでたの心臓に悪いぞ……

 

「これで貴方を守る盾は消えました。残るは弱った剣のみ」

「……見事だ。どうやら全力を出すと言いながら、心の中では君を侮ってしまったらしい」

「感想戦はデュエルの後にしましょう、バトル。戦神-不知火でマスクド・ナイト lv3を攻撃、獄炎の太刀」

 

炎神に道を示された戦神が妖刀を燃え上がらせマスクド・ナイトに突撃、一瞬の後、マスクド・ナイトは二刀の元に切り伏せられ。

 

Gill

LP

39000

 

……同時に、デュエルも終了した。

 

『な……なんということでしょう!これはとんだ大番狂わせだ!我らがヒーロージル・ド・ランスボウを下したのは……アカデミア代表、鞍馬、衣玖ゥゥゥゥゥ!!!!』

 

「……凄いな、これがプロか」

 

勝者としてガッツポーズを上げてみれば割れんばかりの大歓声。喜びと、重圧を同時に感じた。これが……プロデュエリストの世界。

 

「……対戦ありがとうございました。ジル・ド・ランスボウさん」

「ジルでいい。いやはや、見事なデュエルタクティクスだったよ。その年でここまで練り上げられているとは」

「ではジルさんと……アカデミアの講義と自主練の賜物、ですかね」

 

嘘である。本当はOCG知識(知識チート)だ。

 

「君ならばプロの世界でも充分、いや、すぐにトップレベルまで飛んでいけるだろう……その時を楽しみにしているよ」

「……はい、いつか」

「では敗者は潔く去ろう……君は、違うようだからな

「はい?」

「いや、こちらの話だ。気にしないでくれたまえ」

 

何か気になることを言い残してジルさんは去って行った。多分シグナーに関してだろうけど……まあそうだろうな、僕はシグナーじゃない。ただのアカデミア代表だ。

……さて、僕も控室に戻ろう。次を考えなきゃいけない。

 

 

十六夜アキの対策、それにどう足掻いても発生してしまうサイコ・デュエルによるダメージをどう耐えきるか。

 

「……どうすればいいかな、IKUSA」

 

(……)

 

参考意見を毎度のようにIKUSAに尋ねてみるが毎度の如く彼は何も言ってくれない、まあ当然か。

仕方あるまい、まずはデュエルに集中しよう。

 

「……」

 

……あれ?

 

気のせいかな、今、誰かに見られてたような……

 

 

 

主人公にはどういう活躍を期待している?

  • 蹂躙、無双
  • いい感じの熱いデュエル
  • ギリギリを演じる2枚目
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。