ソニック&野獣   作:穴ライズ

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単純にソニックと淫夢の両方好きなので混ぜちゃいました(小学生並の発想)
本当は漫画描いてpixivに挙げていきたかったんだお…
でも画力ないし漫画力付ける修行もめんどくさがって話だけ妄想し続けては
実現しない一方なんだお…
だから小説でやるお!(無謀)


ACT1 目指すは下北沢

 

 

ここは惑星モビウス。人間と、人間と同じ知性を持ち二足歩行で活動する

色んなケモノ達が暮らしている世界。

 

 

そんな世界の、青々と広がった

大海の真ん中にポツンと浮かぶ孤島・サウスアイランド。

その島に人間の姿はなく、ある一人のケモノが暮らしていた。

 

 

名前はソニック・ザ・ヘッジホッグ。

「ヘッジホッグ」の名が示す通り種族はハリネズミで、体毛の色は青く、

ハリネズミらしく外敵から身を守る為に背面の体毛が鋭く尖り立ち、

その鋭い体毛が束なって大きな棘のようになり、

そんな棘の房が体の背面を埋めつくすように生えた姿は

見る者によっては威嚇しているように感じられるかもしれない。

 

しかしそんなトゲトゲしい容姿と裏腹に彼の性格は気さくで寛容、

自由と走る事を愛する

今まさに彼が目にしている大海原のような広い心を持つ男であった。

 

 

走る事が好きなソニックは今日も「ソニック」の名の由来になっていると

噂されている程の、音速並の速度で住みかであるサウスアイランド中を

気の向くまま走り回り、ひとしきり走って満足した後は

この大海を臨む砂浜の上に寝転がり、

海を眺めながら正午を前にした太陽に照らされる。

 

ソニックにとっては何の変哲もないいつもの、

久しぶりに手にしたかけがえのない日常だった。

 

 

 

「ちょっと前までエッグマンが変なオモチャ持ったからって

ド派手に戦争やらかしたせいで

半年くらい宇宙に閉じ込められたりと色々大変だったからなぁ」

 

 

自分が望んだままの平和で自由気ままな日々を過ごし、

美しい光景を眺めるソニックは

感慨深げに長年の悪友の名前を口に出した。

 

 

 

Dr.エッグマン。

ソニックにとってはケンカ友達で、

ソニック以外の惑星モビウスに住む者にとっては度しがたい大悪党。

IQ300の天才的頭脳を誇り、ことロボット工学においては

他の追随を許さない世紀の天才科学者である。

 

その天才の頭脳に大いなる悪の心を持つ男、エッグマンは数ヶ月前まで

この惑星モビウスの全てを支配しようと大軍団を組織し、

世界中で侵略戦争を繰り広げていた。

 

いつもエッグマンが悪事を企んではことごとく

自慢の速度とパワーで打ち砕いてきたソニック、

今回もまたチョチョイと片づけてやるぜと軽口を叩きながら

エッグマン軍団に戦いを挑むも

エッグマンが新たに造りだした超兵器・ファントムルビーによって

苦戦を強いられ一度は敗北し幽閉されるなどの苦境に立たされた。

だがこれまで苦楽を共にしてきた仲間達に助け出され、

仲間が結成したレジスタンス軍と共に

エッグマン軍団を打倒し、世界に平和を取り戻したのである。

 

 

それから残敵掃討などの事後処理に追われ、全てを終えて

ようやくサウスアイランドに帰ってこれたのが二週間前。

長く離れていた故郷の、代わり映えのない景色が

基本一匹狼なのに軍隊を率いるなどガラにもない事をして

疲れた自分をねぎらっているように感じられて

ソニックはこれまたガラにもなく、

故郷のありがたみという物が身に沁みていく心持ちだった。

 

 

 

「ソニック――――!」

 

 

 

波の音しか聞こえてこなかった砂浜にソニックの名を呼ぶ声が聞こえ、

ソニックは頭の上に突き出た耳をピクンと動かす。

 

 

直後、ソニックの頭上を大きな飛行物体が飛び抜け一瞬影が差す。

海を見る為にずっと真正面を向いているソニックの視界に入ったのは赤い複葉機で、

ソニックは突然の来訪者に全く驚く事はなく海の上を旋回しながら

砂浜に向けて高度を下げてくる馴染み深い機体に視線を向けていた。

 

 

トルネード。ソニックがそう名づけ、所有していた愛機は今は仲間に譲り渡し

以来その仲間に大事に扱われている。

故にトルネードに乗って来た者についてもソニックには最初から見当が付いていた。

 

 

トルネードが砂浜に着陸し、エンジンが停止するや操縦席から

小さなケモノが素早く飛び出し、着地する。

そのせわしない挙動を見て相変わらずだなと苦笑しながらも、ある予感を感じ取ったソニックは

ビーチチェアから立ち上がり、着地した黄色い毛並みのキツネのケモノに向かって歩を進めながら

さっき自分を呼ぶ声を聞いた時から頭に浮かんだ名前を口にする。

 

 

「ようテイルス、久しぶり

今日はまた随分慌ただしいじゃないか」

 

 

「うん、久しぶりだねソニック

突然だけど実は…」

 

 

 

 

マイルス・パウワー、通称テイルス。

通常のキツネと違って尻尾が二本付いている彼は

物心ついた時から周囲に奇異の目を向けられ、疎外されてきた。

「テイルス」という呼び名も元々はそんな心ない周囲が侮蔑の意味で付けた物だ。

そんな悪意に晒されてきた為にすっかり内向的な性格になってしまい、

他者を避けて趣味である機械いじりに没頭する日々を過ごしていた。

 

だがある日、テイルスの住むウエストサイドアイランドにソニックが来訪する。

自分とは正反対なソニックの逞しさ、

誰にも囚われない自由な振る舞いと雄大な心に強い憧れを覚え、

しばらくソニックを陰から見続け、

後を尾けるというストーカー丸出しの変態行為をしていたものの

Dr.エッグマンがウエストサイドアイランドに侵略を開始し、

ソニックがエッグマンとの戦いに身を投じようとした時

テイルスは勇気を振りしぼり、ソニックに共に戦う仲間にしてほしいと頼み込んだ。

 

 

ソニックは快く受け入れ、それ以来二人はかけがえのない親友となる。

機械いじりをしてきた経験を活かした機械方面への造旨の深さを強みに

エッグマンと戦うソニックを陰に日向に支え

先のエッグマン軍団との大戦争においてもレジスタンス軍の装備開発、

ハッキングによる情報収集、破壊工作など八面六臂の大活躍を果たしていた。

 

レジスタンス軍の旗頭にして戦争終結の立役者は

最前線で戦って単独で幾つもの強固な敵防衛線を突破し、

ついには首魁エッグマンを討ったソニックだというのが惑星モビウスにおける人々の認識だが

ソニックに並ぶレジスタンスの英雄はテイルスだというのもまた周知の事実であった。

 

 

その英雄にして長年の親友がそれまでの焦りを落ち着かせ、

言葉を紡いでいくのをソニックは耳を傾けて聞き始めた。

 

 

「…あの戦いで負けてから逃げ出したエッグマンの基地を見つけて

また何か企んでないかと探ってみたんだよ、

そしたらエッグマンはどうも下北沢を狙っているらしい事がわかったんだ。」

 

 

「下北沢?なんだそれは」

 

察するに土地か国の名前だろうが全く聞き覚えのない名前にソニックは首を傾げる。

 

 

 

「下北沢っていうのは連邦政府本部やステーションスクエアのある辺りとは真反対の、

東の果てに存在する小さな国なんだ。

あっちの方面はあんまり人の住んでない辺境で、あの戦争でも全く戦火が及んでなかったから

レジスタンスが出動する事もなかったし、ソニックが知らないのも無理ないよ。」

 

 

「で、その戦争中は気にも留めてなかった所にエッグマンが急に目を付けだしたってか。

理由はわかるか?」

 

 

「わからなかった。調べようとした矢先に気づかれて強固なプロテクトをかけられて…

突破しようとも考えたけど逆にこっちが侵入されそうな気がしたから

尻尾をまいて逃げるしかなかったんだ。」

 

 

「エッグマン本人に気づかれたか。なら仕方ないな」

 

 

「でもおかしいんだよね、あの時間はエッグマンのお気に入りのアニメがやっていて

僕は趣味が合わないから見ないけど、ネットの反応を見ていると

今回はファンなら特に注目の回と噂されていたから

いくらエッグマンでも他の事は全て置いといて

アニメにリアタイ視聴全裸集中してるハズだったんだよ! なのに…」

 

 

「オレはそっち方面は疎いからあんまりちゃんとした事は言えないんだが

常駐してるセキュリティなら最初に下北沢の事を嗅ぎ付けようとした時点で反応していただろうし

普通に考えられるのはエッグマン陣営にいる誰かが気づいて手を打ってきた、

でもお前ほどの奴にそんな真似ができるのは

エッグマンくらいしかいないのに何故そんな事に?…そういうことだろ?」

 

 

知りたい情報を得られなかった。

ハッキングの腕には自信があるのに相手の方が上手だったが為に

おめおめと引き下がざるを得なかった。

その悔しさをにじませ声を荒げだしたテイルスをなだめるべく

ソニックは口を挟んで相棒が言わんとする事を要約する。

 

 

「確かにそうだな。あいつは基本ぼっちでロボットしか味方がいないし

そのロボットにもそんな事ができる奴がいるかというと…」

 

 

エッグマン軍団の兵士であるロボット達は多くが自我を持たない、

規定されたプログラムとエッグマンの命令によってのみ動く道具である。

例外的に自我を持っていると言えるのは3体。

メタルソニック、オーボット、キューボットという名前だがそのいずれもが

目の前の頭脳明晰な相棒をハッキング勝負で打ち負かせるとはとてもそんな印象は持てなかった。

 

 

「…オレとしても大いに疑問だがこの際それは置いとこうじゃないか

大事な事はちゃんとわかってるんだ。

エッグマンがまたよからぬ企みをしている、その狙いは下北沢、

ならオレたちがやる事は決まってるよな?テイルス」

 

 

片目を閉じ、右手をテイルスに差し出すように突き出し、

掌を上に向けた位置でピストルポーズを構えながらそう言うソニックからは

悪戯を思いついた子供のような印象を感じられる。

 

 

「…うん、そうだね。じゃあ行くよ、ソニック!」

 

 

そんなソニックに当てられるように

それまで幼さが残る顔立ちを苦渋に歪ませていたのが一転して晴々とした表情を浮かべるテイルス。

それは世界を救った二人の英雄にとってはいつもの、

新たなる旅立ちと戦いの幕開けを告げるやり取りであった。

 

 

そこから二人の間に言葉はない。

トルネードの操縦席に戻り、エンジンを始動させるテイルス。

砂浜を蹴って高く飛び上がり、上翼の真ん中に降り立って前方を向くソニック。

テイルスにトルネードを任せるようになってからのソニックの定位置だ。

 

 

トルネードが車輪を使って砂浜の上を助走し、空へと飛んでいく。

旋回し、方向を調整した後は目的の方角に向けて直進する。

 

飛行機技術の発達したモビウスにおいて複葉機はもはやアンティークと言っていい代物だが

テイルスの卓越した技術力によって外観の趣は損なわれないまま、エンジンなどの内部機構は

最新鋭機にも引けを取らない程の性能に改造されたトルネードは大きく加速し

30秒も経った頃には背後にしたサウスアイランドが

もう米粒のような小ささに見えるほどの速度で飛行していた。

 

 

「目指すは下北沢!今度も頑張ろうね、ソニック!」

 

「ああ!エッグマンめ、何を企んでるのか知らないがお前の好きにはさせないぜ!」

 

 

 

 

「ホーッホッホッホ、見よ!我が艦隊の威容を!

このワシがいる限りエッグマン帝国は健在である!」

 

 

海上から数十メートル離れた空中を頑強な装甲に覆われ大砲や機銃で武装した大型飛行機、

さながら空中戦艦と称せる物体が数十隻、編隊を組んで飛行していた。

その空中戦艦群の中心に位置するひときわ大きい艦…旗艦のブリッジの艦長席に腰かけた

一人の男が誇らしげに声を上げる。

 

 

その頭部に毛髪は一本として生えてない禿頭、目を丸いサングラスで隠し

口元は左右に大きく伸びたボサボサのヒゲに覆われ、

お気に入りの赤い上着と黒いズボンに包まれた胴体は卵円形の肥満体。

そんな胴体の太さには不釣り合いな細い手足を持ち、

禿げた頭部と併せて見るそのシルエットは鶏の卵を想起させる。

 

彼こそがDr.エッグマン。世界征服を企む悪の天才科学者でありソニックの永遠の好敵手である。

 

 

「フフフ…ソニックやレジスタンス共のせいで一時は世界を埋めつくした程の

我が軍団もかなり破壊されてしまったが

これだけの戦力があれば下北沢を制し、ワシの目的を果たすには十分すぎるというもの!

さらに…」

 

 

 

『ドクター、警告します。10:44にサウスアイランドよりトルネードの発進を確認、

方角から行先は下北沢であると予想されます。

よって提案…』

 

 

 

「わかっておる!既に北部でGUNが取り逃した残存勢力を統合し

下北沢から20km南の地点で展開させてるわ!」

 

 

『…トルネードとの接触予想時刻は11:13、しかし我が方の勝率は…』

 

 

「勝てん事もわかっとる、だが足止めにはなるじゃろ

それだけ出来ればワシにとっては十分という物。

ソニックめ、今更気づいても遅いわい

もはやワシの計画は止められんのじゃ!」

 

 

エッグマンともう一人の言葉の応酬が止み、旗艦のブリッジに静寂が訪れる。

ブリッジからの管制は艦長席のコンソールに一括されており、

現在は自動航行モードに入っている。

故にブリッジには艦長席に収まるエッグマン以外に誰もおらず、ロボット一体として存在しない。

自分以外誰もいない空間でエッグマンは再び喋り出す。

独り言ではなく語り掛けを。

 

 

「しかし色々と予想外だったな、あのストーカー子ギツネがワシのアニメ視聴歴を嗅ぎ付けて

絶好のタイミングでコソ泥に入ってきたのも。

お前が自己の判断で行動したのも。」

 

 

『…ドクターの指示を仰がずしてプロテクションを実行した事については

深くお詫び申し上げます。

申し訳ありません。』

 

 

「責めてはおらんよ。じゃがそれ程の判断と行動が出来るとは…

どうやら本作戦においてお前は役に立ちそうだのう」

 

 

『光栄にございます、ドクター』

 

 

 

 

「…解析は全てワシの手作業でやるつもりだったが予定が早く繰り上がりそうじゃ

さあ来るなら来いソニックよ!今度という今度こそは貴様を完膚なきまでに叩きのめし

このDr.エッグマンこそが世界の帝王である事を思い知らせてやるぞ!」

 

 

 

 




おいコラァ!降りろ、淫夢出てねえじゃねえか
おいコラ淫夢出せよォ!あくしろよ

淫夢ファミリー登場まではまだちょっとかかります
すいません許してくださいなんでもしますから
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