Surviver of the Saiyan 作:ゆっくりblue1
ゴーヤとターレスがスラッグとの死闘を行っている一方で、ターレスの指示により別行動をしているダイーズ達クラッシャー軍団は、悟飯とクリリン、そしてその二人を追うベジータの気を追った。
そして悟飯とクリリンはナメック星の最長老のいる岩場に向かっていた。最長老から最後の一つのドラゴンボールを受け取って、ついでにフリーザ達悪人に負けないように潜在能力の解放してもらったクリリンは紆余曲折有りつつも潜在能力が飛び抜けて高い悟飯の力を引き出しに向かった。
ベジータはフリーザの手から奪ったドラゴンボールの七つのうちの最後の一つを入れ違いで奪取していた悟飯達を追いかけていた。
最長老に潜在能力を解放してもらったクリリンと悟飯は、ナメック星の最強の戦士タイプことネイルも入れて、ドラゴンボールを奪いに来るベジータを迎え討とうとしていたが、丁度その時にフリーザが、連絡を取れなくなったザーボンに痺れを切らして、フリーザ軍の精鋭部隊のギニュー特戦隊を呼んでいた。
ギニュー特戦隊がナメック星に降り立った事を気で知ったベジータは方針を転換し、悟飯とクリリンに自分の願いである不老不死でギニュー特戦隊やフリーザを打破しようと言うが、悟飯達は地球で死んだピッコロ達を甦らせようとしている為に難色を示す。
しかしながらフリーザに願いを叶えられてしまえば、殺されるのは当然のため、断腸の想いで一時的に共闘戦線を張ることに。
そしてベジータが揃えていたドラゴンボールと悟飯達が持っていたドラゴンボールを集めて願いを叶えようとした矢先にフリーザの命令により動き出していたギニュー特戦隊が乱入してボールを全て奪われてしまい、フリーザに渡しに向かったギニューを除く特戦隊員のジース、バータ、リクーム、グルドを相手に戦闘を開始しようとしたところでダイーズ達が合流していた。
突然の乱入にダイーズ達を知らないベジータとギニュー特戦隊員は驚くが、面識のある悟飯やクリリンは加勢に来たのだと察した。
ダイーズが状況を把握する為にクリリンに聞いた。
「おい、地球人。これは一体どういう状況だ?」
「…ぁ、ああ…ゴーヤ達のところの奴だな。簡単に言えば…」
ダイーズ達が事情を聞き、今倒すべきはギニュー特戦隊の奴等だと定める。すると相手が増えた事により、ベジータ達の相手がリクーム、グルド、クラッシャー軍団の相手をバータ、ジースがしようとする。
「へへっ…俺達が暇になることは無さそうだぜ。やるぞジース」
「いい運動になればいいがな…」
その他所で更に別の気が乱入してきた。機械で黒々とした鋏アームと脚部、尻尾を持ち、脳を液体に浸けたモノアイ戦士…Dr.ウィローが黒い気を纏い、言った。
「ふふふ、強靭な肉体が揃っているな。全員の中で優秀なボディーを私のモノにして、後は配下となるように改造してやる」
そんな予想外の連続の中、乱戦が始まった。
ギニュー特戦隊の相手はクラッシャー軍団が、リクーム、ジース、バータを相手取り、全員で連携しながら、宇宙船の修行の成果で圧倒していた。
「へへ、天下のフリーザ軍の精鋭部隊がこの程度とはな!」
「ゴーヤとターレス様の一撃に較べれば軽いでっせい!」
「ンダ!」
「てめえ等の時代は終わったんだよ!!」
「このまま片付けてやるぜ!」
リクームはアモンドに遠距離のエネルギー波と気円斬に似た技で翻弄されつつ隙を見て重い蹴りや拳のラッシュを受けていた。反撃にリクームの拳や蹴りもしようにも大振りの為か、軽く躱されて反撃される。
「ぐふっ!?こ、この天下のギニュー特戦隊がコケにされるとは…」
バータは宇宙一を自負するスピードで撹乱しながら高速連撃で相手を痛ぶって消耗させようとするが、バーニアロケットのあるカカオに追い付かれ、逆に高速連撃とタックルで吹き飛ばされる。そしてレズンとラカセイが反撃する間合いを潰すように撹乱しながらエネルギー波で動きを制限する。
「くそぉ、宇宙一のスピードを持つ俺様に軽く追いついて逆に高速連撃を…ぐわっ!!」
そしてジースはダイーズにより単純な戦闘力差でお得意の気弾攻撃も軽く弾かれ、逆にダイーズの気弾に滅多うちにされていた。
「俺達をコケにする戦闘集団なんている筈はないんだ…!!ガッ!?ぐっ…!!くそぉ…!!」
「な、何だ彼奴等は、ギニュー特戦隊を押してやがる…このベジータ様を差し置いて、まだ実力を上回る奴等がいるだと?」
驚きながらもベジータは、Dr.ウィローに肉体がサイヤ人の物だと見抜かれて狙われ、相手取ることになった。
「くそったれ…このベジータ様に機械人形如きが相手取れると思うなよ!ガタガタのスクラップにしてやる!!」
「ふはは、貴様の身体と我が頭脳を持ってすれば地球はおろか、この宇宙すら手中に治める事が出来る…!大人しくその肉体をよこせ!」
Dr.ウィローがそう自分勝手な欲望を曝け出しながら腕のアームからベジータに向けてエネルギー波を放つが、ベジータも軽く空中に上がり、脳の見える顔面に拳を繰り出す。
「砕け散れぇ!」
「その程度の攻撃は予測済みだ。ハァっ!」
それを踏まえてウィローも顔面部分からエネルギー砲を射出するが、ベジータも体格とスピードを利用して撹乱しながら回避する。そしてエネルギー波を連射してウィローを押していく。
そして悟飯とクリリンはギニュー特戦隊の中では最も戦闘力が低いグルドを最長老に潜在能力を解放してもらって引き上げられた戦闘力と気の扱いにより圧倒していた。
「よし!悟飯、超能力に警戒しつつ、このまま一気に行くぞ!」
「はい!クリリンさん!」
「くそぉ…リクーム達があんな意味分からん、壊し屋共に圧倒されるなんて…チビ共も強いし…予想外だぁ」
クリリンがグルドを殴り飛ばし、追撃で飛ばされた先に高速移動した悟飯が蹴りを入れる。その猛攻にグルドが唯一の強みである超能力を発動するスキも無い。
クリリンと悟飯の抜群の連携ラッシュに遂にグルドは破れてクリリンのかめはめ波、悟飯の魔閃光で消滅した。
一方でベジータとウィローの戦いは僅かにウィローの方が戦闘力を上回っており、ベジータを押しつつも、体格差の影響か、ベジータはスピードで撹乱しながら攻め始めた事でぼろぼろになりつつも、戦闘はやや拮抗していた。
「でやぁ!!」
「ぬぉお!?」
そして一瞬の隙を突いたベジータの蹴りでウィローの脚部装甲を破壊すると、体勢を崩したウィローに向けて自身の必殺技を放つ。
「くたばりやがれぇ!ギャリック砲!!」
紫に輝く極大のエネルギー波がウィローに向けて突き進む。しかしウィローも最後の抵抗で赤いエネルギー砲を撃ち、押し返そうとする。
「ぐぐぐ…押し返してくれるわぁ!」
「サイヤ人の王子であるこの俺を…舐めるなぁ!!かああっ!!」
拮抗していたエネルギー波のぶつかり合いはベジータの気合いがウィローの全力を上回り、ギャリック砲がウィローのエネルギー波を撃ち破り、ウィローに直撃してその身体は破壊された。息を荒げ、至る所に傷を造りつつも、ベジータの辛勝であった。
乱戦の状況になっていた戦闘に決着が各々着き始めた中で、ギニュー特戦隊のリクームとバータも、クラッシャー軍団のアモンド、カカオ、レズン、ラカセイに翻弄されたまま、決定的一撃を与えられると、地に沈んで、トドメを刺された。
「リクームぅ!グルド!バータぁ!!くそぉ!この俺達がこんなゴミ共に!」
グルドとリクームとバータがトドメを刺された事でジースも焦りながら抵抗するがダイーズとの戦闘力差は圧倒的で、そのままトドメを刺されかける。
「俺達クラッシャー軍団に喧嘩を売ったこと、あの世で後悔しな!メテオボール!」
「ちっくしょぉおおお!!」
ダイーズの赤いエネルギー弾がぼろぼろになったジースに直撃する直前、エネルギー弾を何者かが切り裂いた。
「なっ!?」
「お、お前は!?」
ダイーズとジースが驚愕している中、現れたのはナメック星に来る前に寄った星でゴーヤが闘い、撤退したサウザーだった。
「俺達と軍は違えど精鋭部隊として同様な立場のギニュー特戦隊がこのザマとはな…おいジース、ギニューに連絡しに行け」
フリーザ軍と絶望的に仲の悪いクウラ軍、そしてギニュー特戦隊とはライバル的立場のクウラ軍に所属する機甲戦隊ことサウザーの行為にジースは戸惑う。
「な、何故クウラ軍のアンタがここに居るんだ…!まさか、“あの方”もここに来ているのか!?」
「フリーザ様のようにドラゴンボールの情報は得ている。が、クウラ様はドラゴンボールには興味は無い。ただドラゴンボールをフリーザ軍が使用した暁には勢力図が変わる。その事を危惧していらっしゃるのだ。私はクウラ様の命令に従って任務を遂行している。ギニューを呼んで来るのだな」
そう言ったサウザーの言葉に苦虫を噛み潰したような表情をしながら、ジースはギニューを呼ぶために一時撤退することになる。
ダイーズの様子を見にきた、アモンド、カカオ、レズン、ラカセイはサウザーの気を感知して再び戦闘体勢に入る。ダイーズ達の戦闘力を上回っているサウザーには全員でかかる必要が出てきたからである。
「おい、地球人にサイヤ人のチビ!お前たちはさっきの奴を追え!此奴を片付けて、俺達もまた合流する!」
「わ、分かった!いくぞ、悟飯」
「は、はい!」
グルドを倒し終えた悟飯とクリリンが加勢に入ろうとするのを止めてそう言うダイーズ。戸惑いつつも優先すべきはドラゴンボールの再奪取なので、クリリンと悟飯は逃げたジースを追った。
ウィローを倒したベジータもジースを追いに行き、残ったクラッシャー軍団とサウザーの第二ラウンドが始まった。
その直後、第一陣の悟飯とクリリン、ブルマ、第二陣のゴーヤとヴォミ、ターレスに続いてるやってきた孫悟空も遂に宇宙船での100倍重力修行を終えて、ナメック星に到着した。
「ここが、ナメック星か…」
修行とこれから闘うであろう強敵を前にしても不思議と落ち着き払った孫悟空はナメック星でぶつかり合う巨大な気と邪悪な気を感知していた。
「ここからでも分かる馬鹿でかい気が三つ。そして邪悪な気と…この気はクリリン達か!?」
ジースを追ったクリリンと悟飯の気、そしてベジータの気を感知した悟空はひとまずクリリン達と合流を図る。
そしてぶつかり合う気同士の衝突が二つあるが、最長老の方にもドラゴンボールの合言葉の存在を察したフリーザが迫っていた。
サウザーとクラッシャー軍団の闘いが始まったと同時刻、ゴーヤとターレスも巨大化したスラッグとの戦闘は佳境を迎えていた。
「グハハハ…踏み潰してくれるわ!」
巨大化したスラッグは巨体に似合わない俊敏な動きで脚を持ち上げると呆然としているゴーヤとターレスに向けて振り下ろした。
「ちっ!」
「俺達サイヤ人以外にもこうもデカくなれる種族がいるとはなっ!!」
振り下ろされる脚を躱す二人は高速で飛び回りつつ、スラッグの死角を狙って攻撃を加える。デカいって事はデメリットも多いんだぜ!死角も増える、スピード攻撃や体格差で攻撃の当て方もさっきとは随分違うからな。
「でぇい!」
「だがな、ここまでデカいとただの的だぜ!おらぁ!」
ゴーヤが闘争拳10倍を発動したまま空いたスラッグの脚に向けて拳と蹴りの連撃を放ち、ターレスはエネルギー弾をスラッグの後頭部に向けて連射する。
「鬱陶しいわぁ!このハエザル共め!!」
しかし、二人の攻撃をまともに受けて大したダメージを受けないスラッグは巨体を生かした拳やエネルギー波を出して二人を吹き飛ばした。何つーパワーだ…!
「ぐああっ!?」
「く、化け物め…!」
吹き飛ばされた俺とターレスに追撃を仕掛けるスラッグ。その猛攻に勝つ手段を必死に思考しつつも、体力を奪われ、攻撃を受けかける。
拳や蹴り、エネルギー波も威力もさることながら、範囲もデカくなっている。その一つ一つがまともに直撃してしまえば、致命傷になる程の攻撃。今は躱せていても集中力や精神が消耗していき、相手の攻撃を受けてしまう。
「ウハハハハ…どうしたどうした!攻撃すらもできんのか!」
「この野郎…!」
放たれるエネルギー波を躱しながら、飛行で身体の表層に沿って間合いを詰めて顔面を殴った。
「ぐっ!…くく、効かんなぁ。かぁっ!」
「しまっ!?ぐああっ!!!」
しかし、俺の攻撃を受けて余裕のある表情で真正面にいた俺に対してスラッグが口からエネルギー波を直撃させる。
地面に衝突した俺を踏み潰そうとするスラッグ。くそ、まともに受けた…闘争拳の反動も加えて、身体が、動かねえ…!
「グハハ、先ずは小僧…貴様から死ねぃ!」
「やらせるかぁ!」
「ぐぉっ!?」
俺を踏み潰そうとしたスラッグに向けてターレスが気を全開にした飛び蹴りで強襲して脚を逸らして陸地に踏み跡をつけた。
ターレスの攻撃で何とか凌いだ俺は再び飛び上がる。しかし、その時、悲鳴の叫びが聞こえた。
「うぎゃああ…っ、ああっああぁ…!!!」
「ちょこまかと飛び回りやがって…!!貴様は握りつぶしてやるぞぉ!!」
ターレスがスラッグの手に捕まっていた。俺への攻撃を逸らしたせいで、自分の回避が間に合わなかったのか!くそ…!ターレスを…!
「ターレスを、放しやがれぇ!クソナメクジがぁ!!」
俺は気を吹き上げてスラッグに突撃するが、エネルギー波を放たれるのを回避するので気が集中し切らない。
「がぁあっ…うぎっぃ…ご、ゴーヤ…俺のことに構うな…奴を、奴をやれぇ…」
苦しみもがき、筋肉や骨が潰されていく壮絶な痛みを受けながらも俺にターレスが託したのを見て、俺も賭けに出た。
10倍…いや無茶して20倍闘争拳にしても身体と気のコントロールが追い付かねえだろう。
だが、それでも…それでも!!
やるしかねえんだ!スラッグを倒して、ターレスを助ける!
限界なんて、言ってる場合じゃねえ!今の俺を、超えてやる!!
気を吹き上げ、軋む身体の骨と筋肉の痛みに耐え、破裂していく一部の血管から血が流れる。
大気を揺らし、ナメック星全土を震わせる気の上昇にスラッグが握りつぶそうとしたターレスへの手の力を一瞬緩める。
「な、何だこのパワーは…!!?あのガキは一体…!!?」
「う“お”お“お”お“お”お“お”お“ぉぉ”ぉ“…!!!闘争…拳っ”!!!30倍っっ!!!」
吹き上げられた気はスラッグの身体の大きさを超えた。そして、目にも止まらぬ速さで俺は限界以上のパワーを持ってスラッグに突撃する。
「し、死ねぇ!?」
咄嗟にスラッグが放ったエネルギー波をエネルギー波ごと突き破り、そのままスラッグのガラ空きの胴体に向けて激突する。
「だぁあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
「ぐぅぬおおおおおおおおおおおおおおおお!!!?」
闘争拳の気の制御が追いつかず壮絶な痛みで血が飛び散る。だが、それがどうした!?
限界を迎えた時、その限界を飛び越える!それがサイヤ人だ!!
そしてスラッグは大猿の影を視た。その直後、俺はスラッグの身体を貫いた。
「ぐふぉ!!?ば、馬鹿な…!!」
「…っ!へ、へへ…っ、やったぜ…」
無理に無理を重ねた闘争拳の気の反動で身体中バラバラになったような痛みに襲われ、貫いたスラッグと共に地面に落ちて行く俺。
くっそぉ…スラッグの野郎は、倒せたけど、フリーザの前に、死んじまう、のか…!!
惑星レタの…サイヤ人の、仇を、とりたかったな…!!
「ぐ…くっ…!!小僧ぉ…!貴様も、冥土の道連れに、してやる…!」
ターレスはスラッグの手からぼろぼろながらも抜け出す。しかしスラッグは落ちゆく身体でゴーヤに向けて最期の足掻きを放った。
ぼろぼろになって気絶寸前のゴーヤに向かう無慈悲なエネルギー波は、大爆発を起こした。
ドガアアアアァァ…!!!
そして…スラッグは息を引き取った。
意識が沈んでいた身体が、再び意識を叩き起こした。
薄瞼を開く。揺れる景色の中、徐々に意識が鮮明になる。そして完全にズレたピントが合った。
「俺…は…?ここ、あの世じゃねえ…のか?」
緑色の空とぼろぼろな陸地に舞う砂埃と強烈な戦闘の跡。ここは、ナメック星…闘争拳で気絶して、死んだと思ったが…
「!!ターレスは…!?」
スラッグの気は感じないので完全に倒せた筈なのだが、ターレスの気が感じられない。
そしてずっと戦っている間にも感じられたダイーズ達の気も感じられない。
俺は急いで起き上がると周りを見渡す。ぼろぼろだった俺の身体は何故か完全に治っている。
そして…少し前に焼けたモノがあることに気付く。俺は眼を見開き、慌てて近づく。
「…ター……レス………」
かろうじて原型を保っているが、完全に焼け焦げ、息も気もない。宇宙を短い間ではあったが、共にした同胞の姿の成れの果てだった。
俺が…気絶する前に……迫っていた光から庇ったのか。そして、俺の傷が治っているのはヴォミの、ターレスから渡されていた豆のおかげ…
「……お前、俺を庇うとか…そんなガラじゃねえだろっ…!!」
冷酷で残忍な、どんな手段も厭わないサイヤ人…そんな奴が…どうして……!!!
拳を震わせる。ターレスが、どんな想いで、俺を庇ってくれたのかは分からない。
けれど…少なくとも…俺を信じて、仲間だと思って託してくれたのだと思う。
その託された想いは俺が継ぐ…!サイヤ人同士として、仲間として…!!
俺はターレスの遺体をなるべく、丁寧に運ぶと地面を掘って、底に寝かせる。
「お前の分も…そしてダイーズ、アモンド、カカオ、レズン、ラカセイの分も…背負って闘う。お前等は悪党だったかもしれないが、それでもっ…誇り高き戦士だった」
土を埋めて、名前を彫って祈りを捧げると、俺は感じられていた気が、更に巨大化して膨大になった邪悪な気のある戦場に向かった。