Surviver of the Saiyan   作:ゆっくりblue1

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第二話。


襲来!?サイヤ人と魔族!!

ゴーヤが地球に飛来して数日、ゴーヤは荒野にて瞑想に耽っていた。

 

孫悟空との決闘は、ひとまず孫悟空の妻のチチがいつまでも帰る様子のない夫を探してきた事で中断された。

 

『いつまでどったらほっつき歩いてると思えば…悟空さ!おめえ、子供と一緒に何やってるだ!』

 

そう怒鳴られた孫悟空は心底、度肝を抜かれたように驚いたと思えば慌てて謝り倒していた。随分と気の強そうな女だ。尻に敷かれてやがる…

 

俺はあまりの展開に拍子抜けになったが、一つ気になることがあったので孫悟空に聞いた。

 

『おい、孫悟空。戦う前に言っていたが、“気”って何の事だ?』

 

そう聞けば、気の強そうな女の話を一時的に中断して俺の問いに答える。

 

『オラはあんまり難しい話は得意じゃねえんだが、簡単に言えば…身体のエネルギーだな。そいつを上手くコントロールする事が出来れば相手の強さや内側のパワーが分かったり、気を集中すれば、力をもっと絞りだせるんだ』

 

大雑把な説明だが、言いたいことは分かった。なるほど地球には変身しなくても戦闘力をコントロールする、更に相手の位置や強さを把握する術があるのか。

 

『どうやって身につけた?』

 

続け様に聞けば、孫悟空は頬を掻きながら説明する。

 

『オラは神様の修行で身につけたんだが、まだ完璧じゃねえ。とりあえず精神を集中させて、感覚を鋭く研ぎ澄ませろってミスターポポに言われたな』

 

『そったら事話してねえで家に帰るだよ。悟飯ちゃんも待ってるだ』

 

待ちかねたように話をする気の強い女を宥め賺し、孫悟空は俺に言った。

 

『まあ待てよチチ。ゴーヤって言ったっけ。良かったらおめえもオラん家に来るか?』

 

そういきなりの申し出に驚いたが、何より驚いたのは女の方だった。というより呆れていた。

 

『初対面で良くそこまで仲良くなれただな…悟空さらしいが。怪しい見た目だが、悟空さが言うなら食事くらい出すが…』

 

いや、初めての奴にそこまで気を許せるって警戒心が無いのか?…孫悟空の事を余程信頼しているらしい。

 

『…ふん、馴れ合うつもりは無えよ。必要な事は聞けたし、勝手にやるさ』

 

同族に会うのが目的ではない。俺の目的はフリーザ軍を潰すこと。潰す為に力をつける事が目的だ。

 

馴れ合うってのは違う。だが、悪事や地上げ行為をしても強くはなれる気はしねえ。今までのサイヤ人達と同じ事をしても強くはなれねえ。

 

フリーザ軍をぶっ潰すには今までと違う事をしないとな。

 

そう決心して荒野で修行を始めたわけだが。

 

「良い環境だが、いかんせん修行出来る相手がいねえな…地球のレベルじゃあ俺の相手になる奴は孫悟空くらいだったし」

 

荒野で修行出来る相手がいない。孫悟空の“気”というものを極めるのもいいが、戦闘力をつける戦いもしないと駄目だ。

 

親父も精神を集中したり、日常的に根性を鍛える為に負荷をかけながら修行すれば、いつもの戦闘でもいつも以上に力を発揮できるとは言っていた。

 

『精神を鍛えれば、力は未熟でも、戦いの中でとてつもなく成長する。俺も闘いの中で負けん気の強い、根性のある奴は強いって実感してるからな』

 

…それが、親父が闘いの日常で口酸っぱく言ってた言葉だ。実際に俺も闘いの日常でそう実感出来る相手とやり合ったこともある。男でも女でも…

 

それに親父は強かった。今の俺よりもずっとだ。だからこそ事実なんだ。そうやって鍛えていけば強くなれる。俺はそう信じる。

 

「親父…親父は本当に死んだのか?生き延びて、今もどこかで闘ってるんじゃないのか…?」

 

フリーザ軍の幹部と闘っている時、俺は雑魚兵士と戦っていた。確かに幹部が大声で殺したと叫んでいたが、俺は死体を見ていない。その前に街がエネルギー弾で破壊されたが。

 

本当に死んだとは思えない……いや、殺されたと思いたくないだけかもな。

 

砂埃が舞う岩場の荒野の中、俺は再び気を引き締めた。とにかく今はもっと強くなんねえと。

 

じっと瞑想に耽るのは苦手で性に合わねえが、“気”を知ってモノにするためだ。何だってやってやる…!

 

「9989……っ……9990……っ!」

 

俺は瞑想に加えて、背丈の二十倍はある大岩を背負いながら腕立て伏せ一万回、スクワット一万回、一人組み手、戦闘力をなるべく抑えるように、飛ばずにたまに襲ってくる獰猛な恐竜と追いかけ合いをしつつ、獲物の恐竜の尾を切って食料にしてる。

 

負荷としては動くのがきついくらいがちょうどいい。

 

それをして数ヶ月、俺は瞑想をして意識を集中させて身体の感覚を鋭くしていた。

 

戦闘による激しく動かして身体の鋭敏さを高める感覚とは違う。静かに意識を集中させて身体の感覚を知覚するように。

 

孫悟空は言っていた。身体のエネルギーこそが“気”だと。人間であろうが獣だろうが、虫だろうが、魚だろうがエネルギーはある。

 

その“気”を感覚として感じるには自分の身体の感覚を鋭く、エネルギーを…なるべく込めて、自分の目に見える様に…

 

!…そうだ全身を目にすれば!肌で何もかも感じるんだ!

 

俺はそのことを意識して瞑想の集中力と感覚を鋭くして意識していく。そして遂に。

 

「…………!」

 

…背後の岩場に恐竜が二体、空の九時の方角に一体!

 

「…分かる!分かるぞ!スカウターに頼らずに相手の“気”が!」

 

今までとは違う感覚に俺は遂に気を修得した!戦闘力も分かる!スカウターも無くても相手の場所が分かるのは便利だ。

 

「地球人の奴等、戦闘力は弱いくせにやるじゃねえか!」

 

地球人の底力に感心していると俺の背後の斜めの凡そ100mのところの岩場か密かに気が感じられた。普通なら気に留める必要がないが、俺に対して殺気が向けられている。

 

ち、気をコントロールして潜んでやがるな、コソコソとまどろっこしい真似をしやがって。

 

俺は立ち上がって大声で言った。どこから来ても関係ないように示す。

 

「コソコソ岩場に隠れている奴!とっとと出てきやがれ!気を隠しても気持ち悪い殺気が漏れてんだよ!」

 

大声で言えば、岩場から飛び出てきた奴が三人いた。そして俺の前に立つと肌の色が緑がかった耳の尖った赤目に鎧を着た身体の奴と青い肌と白い髪の毛をした長身痩躯の奴と灰色の頭が伸びた耳の尖ったデカめの奴。

 

三人いたなんてな。まだ俺も完全に気を修得した訳じゃねえってことか…

 

「不意打ちをしようと思っていたが、気づかれているとは、この世で最も邪魔になる孫悟空やピッコロではないくせに、な」

 

緑の奴が不気味に笑いながら言う。そして青い奴も続く。

 

「だけど大声で私たちに居場所を晒して集合させたことは愚かね!」

 

「俺たちが揃えば、貴様に勝ち目はない。孫悟空やピッコロのように半端に強いものがいると魔族の支配する世界のためには邪魔だ!」

 

灰色の奴が睨みつけてきて、三人が一斉に構える。やる気だな…!大岩を背負って闘う修行の相手にはちょうど良い!

 

「ガーリックjr様の創る世界に邪魔となるものは消す!行くぞ!ニッキー!サンショ!」

 

そう言って緑の奴、青い奴、灰色の奴がエネルギー弾を飛ばしてきた。ちぃ!

 

俺は一気に空中に飛んで三つのエネルギー弾を躱す。だがそれを見越していたのか緑の奴が追って飛び上がってくる。

 

「躱したか、だがその程度で逃げられると思うな!」

 

そのまま間合いを詰めた緑の奴が二回の拳打を腹目掛けて放つので俺は背後に周り込む。

 

「ちぇあ!」

 

「真横がガラ空きよ!」

 

そのまま緑の奴が蹴りを後ろに放って来て、左横から青いおかまが左拳を放ってくる。

 

「遅いぜ!」

 

俺は緑の奴の蹴りを受け止めて、青いおかまの拳を身体を捻って避ける。

 

「うおおおお!」

 

すると更に俺の真上から灰色の奴が両手を組んだハンマースレッジを振り下ろしてくる。不意打ちだったようだが、読んでいた!

 

「何の!」

 

ガキィ!と、俺は空いていた脚を振り上げて灰色の奴の顎に蹴りを入れる。

 

「ぐおぉ!?」

 

「「サンショ!!」」

 

仰け反った灰色の奴に声を掛ける緑の奴と青いおかま。その隙をつき、そのまま俺は緑の奴の腕を掴むと振り回して青いおかまにぶつける。

 

「「ぎゃあああ!?」」

 

そのまま吹っ飛んだ二人にエネルギー弾を放つ。そのエネルギー弾は身動きの取れない二人に衝突すると爆発する。

 

「ジンジャー!?ニッキー!?…っ、クソガキめ、俺達魔族を舐めるなあっ!!」

 

ボォンッ!!と仲間がやられたことで激情した灰色の奴が身体に気と力を込めて巨大化させる。へぇ…少し気が増したが…その程度で俺は負けねえよ!

 

「だあああああ!!」

 

「ふっ!!」

 

灰色の奴の拳打と蹴りのラッシュを受け流し、躱しながら、やがて焦った相手の拳打を払いのける。

 

「おらぁ!」

 

「ぐええ!?」

 

そのままガラ空きになった胴に蹴りを入れて、追撃で拳をラッシュで叩き込む。そして渾身の一撃をお見舞いする。

 

「俺に挑むならもっと鍛えてくるんだったな!これで、終わりだ!」

 

バキィっ!と派手な音を立てて灰色の奴を殴り飛ばすと地上に叩きつけられて、眼を剥いて気絶した。

 

戦闘が終わって辺りが静かになった荒野で俺は地上に降りて自分の身体を確認する。

 

大岩を背負いながら、そこそこの手合いを相手にしていたが、地球に来る前より動けている気がする。

 

やっぱり数ヶ月とはいえ修行出来る環境が良いと力が出るみてえだ。気も覚えたし、この調子で鍛えていくか。

 

「…!?なんだ!?」

 

すると空から三人組とは大違いの俺と同じくらいの大きさの気が地球に向かってくる。それはかなり遠く離れた場所に行った。どうやら地上に降りてきたらしい

 

そしてもう一つ、同じぐらいデカい戦闘力が俺の近くに接近してくるのに気づいた。

 

俺はその方向に視線を向けるとソイツが姿を現した。

 

「……ジンジャー達…私の従順な下僕を倒したのは貴様か?」

 

岩場の真上の空から飛んで降り、ある程度の空中で止まった耳の尖った小さい水色の身体に王族を気取った黒い服に尖っ

た靴、マントを羽織った牙のある小さなガキのような奴だった。

 

「…あの変な三人組の親玉か。てめえは、目的は敵討ちか?」

 

そう煽れば相手は苛立ちを顔に一瞬出したが、直ぐに余裕のある笑みを浮かべる。

 

「くく、我らガーリック一族の魔族に楯突く愚か者が、孫悟空や宿敵の神の片割れのピッコロ以外に出来るとは思えなかったぞ。だが、下僕を倒した程度でいい気になるなよ小僧」

 

そう言って俺にエネルギー弾を飛ばしてきたので俺は片手で弾き飛ばした。流石に三人組とは比べ物にならない強さだな。

 

そして俺がこの場で敵と対峙していると空から飛来した戦闘力が、移動し始めるのに気づいた。

 

気になるな…この戦闘力、フリーザ軍の一般兵士程度はある。そしてそいつが向かった先にデカめの戦闘力…孫悟空か、もしくは別の奴か。

 

俺の意識の逸れを気づいたのか、水色のチビが憤怒した様子で言った。

 

「貴様…!このガーリックjr様を相手に他所見するとは良い度胸だ……!」

 

「ふん、てめえなんざ通過点だ!とっとと倒させてもらうぜ!」

 

俺は背負っていた大岩を降ろすと、首と腕を鳴らす。俺の態度にますます気に障ったのか怒りの表情でガーリックjrは震えた。

 

「この魔族の蔓延る死と恐怖の世界の王となる私を見下すとは…いいだろう!貴様は私のパワーでその顔を恐怖と痛みで染めてくれるっ!!」

 

大声でそう宣言するガーリックjrは身体に気と力を集中させていく。その途中、何か恐ろしく嫌な気が一瞬ガーリックjrから感じたと思えば、ガーリックjrは黒いオーラを出し、気が膨れ上がり始めた。

 

「うおおおおおお!!」

 

「!?何だこの禍々しい気配…それと身体が何倍にもデカくなりやがった!?」

 

黒いオーラを吹き出して、巨大化した青黒い筋肉質なガーリックjr。さっきと戦闘力が比べ物にならないくらい上がってやがる!!

 

「くっくっく…どうだこのパワーは、貴様程度では私を倒すことは出来んぞ!!」

 

俺以上の戦闘力に思わず後退りしそうになる。っ……ビビるな!フリーザの野郎はもっとずっと強ええんだ!

 

倒すべき相手がずっと強いのにこんなところでビビってちゃあ何も始まんねえだろうが!

 

「っ、はああああぁぁ!!!」

 

俺は後退りしそうになった身体と気持ちを叩き、戦闘力を上げると構える。

 

「貴様の命、その身体ごと叩き潰してくれるわぁ!!」

 

「やれるもんならやってみやがれ!吠え面掻くのはてめえだぁ!!」

 

俺の言葉の後、ガーリックjrは巨体似合わない高速でラリアットを食らわせてきた。

 

「ぐあっ!!」

 

「はあっはっはっはっは!!!」

 

ドガアァン!!と咄嗟に腕をクロスして防御したが、防御を物ともせずに俺を吹っ飛ばして岩場に激突させられる。

 

「グハッ!!?」

 

ガガガガガっ…と岩場にめり込んで貫通してそのまま、また岩場に激突してしまう。

 

「我が力に逆らう愚か者め!そのまま死の恐怖を味わうがいい!ハァッ!!」

 

そのまま俺にエネルギー波を放ってくるので急いで岩場から脱出して空中に避ける。

 

かっ!!ドガアアアアァァッン!!!

 

エネルギー波は俺の岩場に着弾すると凄まじい破壊力で周りの広域の岩場が消し飛んだ。その衝撃で空気が揺れた。

 

「馬鹿げた威力だ…!今までフリーザ軍の戦ってきた一般兵士どもよりずっと強え…!!」

 

「このまま慄いてくたばるが良い!!」

 

思わずそう呟くとガーリックjrは黒いオーラを吹き出しながら飛んで、超高速で突進してくる。速いが、躱せない事はねえ!

 

俺は突進を残像を起こしてガーリックjrの背後に回りこんで蹴りを入れる。

 

「ふふっ、遅いわぁっ!!」

 

しかしその蹴りをガーリックjrも読んでいたのか消えると蹴りが空振る。そして真上からガーリックjrが剛腕で殴りつけてくる。

 

「ぎっ!!」

 

ガードも回避がギリギリ間に合わず、拳のラッシュを喰らってしまった。

 

ガガガガガ!!ドゴドゴっ!!

 

「ぐあああああっ!!!」

 

一発一発が速く、重い。瞬く間にダメージが重く蓄積して地面に叩きつけられる。血が身体中から滲み流れる。

 

「死ねえっ!!」

 

そして地面に叩きつけられた俺にガーリックjrは蹴りを入れようと急降下してくる。

 

ダメージが身体に響いて動きが鈍い。俺は自分自身の弱さに歯噛みする。

 

俺は強くなったと思い上がってた…ぐっ!!“気”を学んで少しは力をつけたと思ってた。

 

けど俺は全然、まだまだ弱え…!!!

 

……だが、…こんなところで、訳も分からん奴に好き勝手されて死んでたまっかよ!

 

俺は、まだまだ弱えが……こんなままでいられない……フリーザに復讐する為には!

 

だから!!

 

「……俺は、俺は、もっとずっと強くならなきゃいけねえんだあああああ!!」

 

寸前に迫るガーリックjrの蹴りを身体を捻って飛び退くことで避けると身体中の気を振り絞る。オーラを吹き出して俺はガーリックjrにラッシュを仕掛けた!

 

その時、遠い向こうで三つでぶつかり合っていたデカい気が四つになった。

 

「うおおおおおおおお!!」

 

「クソガキが、まだ足掻くか!」

 

ガーリックjrの肉体に拳打と蹴りを連続で叩き込む。

 

「グヌぅ!!調子に乗るなあああああ!!!」

 

だが、激昂したガーリックjrも反撃に腕や蹴りを入れようとする。

 

「ぐほっ!!…こんな程度で俺は倒れねえ!!!」

 

反撃を食らうなら、反撃をできない速さと威力で攻撃を加えてやる!!

 

ズドドドドドッ!!ドドドドドドド!!!

 

ガーリックjrの攻撃を喰らいつつ、俺も攻撃を加えていく度に攻撃速度や鋭さを上げ、戦闘力がガーリックjrに追いつき、追い越す勢いで上がり続ける。

 

「ぐっ!…うらぁ!!おらぁ!!てりゃあ!!」

 

「ぐはぁ!!ゴフッ!カッハァ!!?」

 

やがてガーリックjrの攻撃速度に慣れていき、回避し始めた俺の攻撃速度は増していく。

 

そして強烈なボディーブローを鳩尾に叩き込むとガーリックjrが崩れ落ちる。

 

その時、遠い向こうで俺と同じくらいデカい気が、二つの高まっていた気の片方と一緒に小さくなっていく。この気、孫悟空か…?

 

すると黒い気が僅かに疾ってピクリとガーリックjrが動いた。

 

「……バァカめっ!!隙を見せた事を後悔するがいい!!」

 

「…っ!!」

 

その気を察した俺の隙をつこうと不気味な笑みを浮かべてガーリックjrが身体を素早く起こし、剛腕を振るったが、俺はすかさず避けて、顔面に回し蹴りを入れた。

 

「ぐはぁあっ!!!?」

 

そのまま吹っ飛んだガーリックjrは岩場に激突した。この禍々しい気配を滾らせているやつに隙なんて晒すかよ!戦闘が日常だったんだ不意打ちなんざいやってほど対峙したぜ。

 

このまま長引かせるのも面倒だ。なにをやってくるか分からん奴は油断しないでとっとと決着をつける!

 

俺はダメージを気にせず戦闘力を高めて気を溜めていく。青白いオーラを吹き出して、そのまま前に両腕を突き出すと掌にエネルギーを創り出す。

 

「はああああぁぁ……!!!」

 

ガーリックjrにはかなりのダメージを加えたが、禍々しい気配は高まっている。これ以上長引かせるのはまずいと今まで培った戦闘経験と勘が訴えてきている。

 

全身からエネルギーを振り絞り、スパークが疾った。俺の全力のエネルギー波だ……!!

 

「これでっ、くたばれえええええええーーーー!!」

 

カッ!!と極大の光線がガーリックjrのめり込んだ岩場に凄まじい速さと破壊力で地面を抉り出しながら進む。

 

対してガーリックjrは岩場にめり込んだ状態で苛立って気を昂らせていた。

 

「ぐぐっ…!この私をここまで追い詰める人間がいたとは…!癪に触るが、くく…私の最大の技、“デッドゾーン”を使えば、奴は確実に死ぬ…!」

 

そうして崩れた岩場を利用して隠れつつ、気を下げて、技を発動するための気を練っていたガーリックjrの岩場から光が漏れる。

 

「なっ!?グギャアアアアアああああああ!!?!」

 

岩場を消し飛ばして極大の光線に飲み込まれたガーリックjr。

 

「わ、私こそ、が…この世界の…支配者となるのに…相応しいのにぃい!!こんながきにぃぃぃ……!!!」

 

ゴーヤの油断のない攻撃に防御をしておらず、気を溜めて無防備な身体だったガーリックjrはまもなくエネルギー波でチリと化した。

 

そして強烈なエネルギー波は岩場を削って地平線の彼方に消えていった。

 

ぼろぼろのゴーヤは気が消えたことを確認して、静寂となった岩場に倒れ伏した。荒い息と疲労で倒れたが、間違いなく敵は倒せた。

 

「はぁっ…!はぁっ…!……ど、どうだ。サイヤ人を舐めんじゃねえっ……」

 

そう清々しく言って俺は気絶した。




キャラクター別戦闘力

参考
一般成人男性 5
一般成人女性 4
子供(10歳) 2
ミスター・サタン 6.66
一般的に超人と呼ばれるレベル 7~8以上
天下一武道会で悟空達と戦える超人クラス 80以上
ピッコロ大魔王 260

ラディッツ戦

ラディッツ 1500

悟空 334(重り)→416(重りを外す)→924(かめはめ波)

ピッコロ 322(重り)→408(重りを外す)→1330(魔貫光殺砲)→1480(魔貫光殺砲2回目 DBZ)

悟飯 1(通常時)→710(潜在能力)→1307(怒りによる倍加?)


ガーリックjr戦 魔族三人組

ジンジャー 200~400(通常時~気で攻防力増 推定)→250~500(巨大化~気で攻防力増 推定)

ニッキー 176~352(通常時~気で攻防力増 推定)→220~440(巨大化~気で攻防力増 推定)

サンショ 184~368(通常時~気で攻防力増 推定)→230~460(巨大化~気で攻防力増 推定)

ガーリックjr戦

ガーリックJr. 【※350~700(通常時~気で攻防力増 上限2倍 推定)
→700~1050(巨大化~気で攻防力増 上限1.5倍 推定)
→1250(デッドゾーン発動時 推定)】※は映画参照

ガーリックJr(なんらかのパワーアップ) 625~1250(通常時~気で攻防力増 上限2倍)
→1250~1875(巨大化~気で攻防力増 上限1.5倍)
→【※2075(デッドゾーン発動時 推定)】

ゴーヤ 
基礎戦闘力
1250→1600(数ヶ月の修行と気の修得によりパワーアップ)→800(大岩を背負って行動していた時の戦闘力)→1600〜2000(ガーリックjrとの戦闘で引き出されたパワー)→2250(フルパワーエネルギー波)


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