酒は飲んでも、飲まれるなよ!
ついつい酒だけになりがちだがちゃんとアテも食べろ。そしてアテにもこだわれ。たんぱく質とかビタミンとか。いっぱい含有してる食べ物を食べるんだ!二日酔いの重さが段違いだぞ!あれ?何の話だ?
先ほどまでの天気が嘘のよう。台風一過ですっかり晴れ渡った下北沢のとある居酒屋に、結束バンドとSTARRYの面々。そして俺は、打ち上げに来ていた。そう。打ち上げ!
打ち上げだ!打ち上げだ!!打ち上げだ!!!
コレやるがためにバンドやってるまであるよな!!
「今日は初ライブお疲れさん!あたしの奢りだ!遠慮せず、飲め!」
「うぇぇ〜い!センパイありがと〜う!」
「オメーは自腹だよ!」
流れるように店長にたかろうとした廣井の姉御が当たり前のように断られて悲しそうな顔してる。それを尻目に、虹夏先輩は店長にお礼を述べる。
「おねーちゃんありがと!あたしたち未成年だから飲めないけどね〜」
まあ!飲めようが、飲めなかろうが。居酒屋に来て、全員の飲み物がそろったらやる事がある。さあさ皆さん!グラス構えて!
「まあみなさん!楽しい歓談もありましょうが!まずはお手を拝借!グラス構えて!はっけよーい!のこったあ!!」
「はっけよーい!のこったあ!?」
一瞬の疑問をみなさんから感じるが、掛け声なんか気合が乗ればなんでもいいだろ!ガッチャアアン!!グラスが割れんばかりの勢いで乾杯する。乾杯と挨拶は気合いと元気があればあるほどいい!猪木も言ってた!気がする!!
「ガブガブガブ…!!あっ!くあー!!うめえ!!」
口火を切るはやはりこの人。自他ともに認めるアル中。廣井きくり!
「ほら!青木くん!!君もイケ!あたしの酒が飲めぬか!!」
「おっしゃ廣井さん!!イカしていただきやす!!」
そう言って俺は、自分の前にある茶色の瓶からコップに、黄金色の液体を注ぎ入れる!
「ちょちょちょちょちょ!!!!!なにしてんだ青木ボケ!なに流れるように生いこうとしてんだ!」
「青木くん!流石にまずいよあたしたちまだ未成年だから!」
すぐさま伊地知姉妹にツッコミを受ける!まあ、無理もないが、大丈夫だぜ!
「ん〜!ダイジョーブです!だってコレ………ノンアル!ですから!」
「あ…ホントだ瓶にノンアルって書いてある…」
「大人の飲み会に巻き込まれるときはノンアルビールいくって心にキメてんすよ。まあまあいけますよ。ノンアル!」
「う〜ん。…まあノンアルならいいのか?まあとりあえずいいけど…間違って本物飲むなよ?社会から制裁くらうのあたしなんだからな」
「うっす!善処しまっす!」
「ノンアル…そういうのもあるのか。遥。ノンアル日本酒なんてのもある」
「さすがリョウ先輩!次はそれ行くか!」
「なはははは!ジャリボーイジャリガールたちも酒にきょうみあるかぁ!?」
「あ…!廣井さん!わたし、シクハックのライブ、いったことあります!」
「たしか結束バンドのベースの子!へぇ〜君見る目あるねぇ〜!」
「まさに、あれぞロックバンドのライブです!客の顔踏んづけたり日本酒を観客に向けて吹きかけたり!機材ぶっ壊したり!」
「あ、あはは〜。なんかちょっとハズいなぁ〜ありがとねぇ〜」
リョウ先輩が語った、廣井の姉御のライブ風景に全く理解が及ばないのか、喜多さんが、珍しい無の表情を浮かべながら呟く。
「…わたしまだロックのこと全然わかってないかもです…」
「たぶんわからなくても大丈夫かも?」
まあね。分からなくても大丈夫だよね。虹夏先輩は性格がマメだね。
〜大人の部〜 又の名をやさぐれ三銃士懇談会。
「あっせんぱ〜い!これうまそ〜う!もらうねっ!んくっんくっんくっ…!かーうめー!」
「お前…なんか心配だよ。ちゃんと健康診断とか、行ってんだろうな?」
「えぇ〜あたしまだ20代だよ〜必要なくな〜い?」
「知り合いに死なれると寝覚めが悪いんだよ。肝硬変やらアル中やら…若くてもなることあるらしいぞ」
「いやいやそんな〜。お酒飲んでるだけで死ぬわけないじゃん!大げさだなセンパイは〜」
酔いどれの相手をする。こんなんでも一応、大学来の知り合い。まだ自分より若いやつに死なれるとさすがに夢見が悪いため、伊地知星歌はさり気なく廣井きくりに釘を刺す。…すると、今まで沈黙を守っていた黒衣の女性が、ヒソヒソと囁き声で話し始める。
「……これは知り合いに聞いた話なんですけどね」
「おっ?なになに〜?怖い話〜?」
廣井きくりが、素早く反応を返す。その反応に気を良くしたのか、黒衣の女性こと、PAは元々携えている微笑みを少し深くして続けた。
「ある意味怖い話です。知り合いはスーパーのレジでバイトしてたのですが、いっつもおんなじ時間におんなじ紙パックの日本酒を買いに来る目バキバキのおじさんがいたんですって」
「ふんふん!」 「………」
「ときにヨダレすら垂らしながらそのおじさんはとにかくひたすらお酒を買ってたそうです。ちょっと話はそれますがアルコール中毒ってそんなに簡単には死ねないらしいですよ。徐々に手が震えておうたんができて。破滅の谷に向かって歩いているのはわかっているのになぜか飲む手は止まらない。徐々にできることが少なくなって緩やかに死ぬか、運が良ければ様々な合併症とともに一瞬で死ねることもありますが。…さて、そのおじさん。どうなったと思います?」
…こくっ。誰かが生唾を飲んだ。だれかは、分からない。きくりと星歌は、飲まれていた。酒にではない。目の前の妖艶な瞳を宿す黒髪の女性に、である。
「ど…どうなったんだよ」
「…来なくなっちゃったんですよ。そのおじさん。あんなに血走った目をしてヨダレまで垂らしておんなじ時間に来てたおじさんが。…関係ないかもしれませんが同時期に近くのアパートで、男性の病死体が見つかったそうですよ。独り身さんだったみたいで自殺かも?みたいにも言われたんですが警察は事件性なし。と判断したみたいです。よくあること、みたいですね」
「酒を飲んでいるとき、酒もこちらを飲み込もうとしてます。廣井さんもどうか、…酒に飲まれることのないように」
そこまで喋り終えて黒髪の女性は一息つく。
「…体感気温が下がったよ!えっ!?今8月だよね!?」
「…ほらな廣井。酒は怖いんだよ。少しは節制を覚えたほうがいいぞ」
「えっウソだよねPAさん!?怖がらせるためにちょっと話盛ってるでしょ?ホントはそんなおじさんなんていないんでしょ!?」
きくりが救いを求めるように黒髪の女性に問いかけると黒髪の女性は目を細めて。
「さて…どうでしょう?」
とだけ答える。
「…ち、チョットだけ酒、控えてみよっかな〜。な、なんて!あ、あはは〜!」
「それがいいですよ!タバコと一緒で。お酒も百害あって一利もないかもしれないんで。適量飲んでほどほどに付き合うのが1番です☆」
先ほどからの雰囲気から一転。人懐っこそうな笑顔を浮かべるPAを見つめて星歌は。
(ほんとにあった話なんだろ〜な〜。あたしも気を付けよ)
とひとり思った。
〜子供の部〜 結束バンドと青木くん。
刺身をベッタリと醤油に沈めて食う。すぐさまノンアルビールをいく!…ふふふ。ため息が出るほどうまいな。知り合いのバンドマンはこのノンアルビールを飲んで三杯目くらいにこれ混ぜられたら分かんないかも。と言っていた。つまり味はとてもよく本物と似ているということだ。ふっ…酒ってやつも大したことね〜な。などと思いながらまた1つグビリといく。
「…ね、ねえ青木くん?お、おいしい?」
「!…ふふふ。気になります?頼んでみりゃいいじゃないすか虹夏先輩、今日は店長の奢り、ですよう?」
「い、いや〜でもぉ。リーダーとしてあたしが率先してはしゃぐわけには…」
「青木くん…!わ、わたし飲んでみたい!」
きたーん!と。思わぬ場所からのニューチャレンジャーだ。
「ちょ!喜多ちゃん!?」
「わ、わたし!自慢じゃないけど今までの人生品行方正で!真面目ちゃんで!でもわたし!ロックに手を出しちゃった!いつまでも真面目ちゃんでいられないならここらで1発派手に道外れてみようかな!って!」
たかだかノンアルビールで道外れもくそもないもんだ。などと一瞬よぎったが。
「フハハ!よういうた!喜多さんコップを!初めての道外れに乾杯しよう!」
「歓迎する郁代。ようこそこちらがわへ。おつまみに酒盗あげる」
「あー!ズルい!あたしも!おねーちゃーん!あたしもノンアルビール!」
「あっ、わ、わたしも、飲んでみたいです虹夏ちゃん…」
「え!?ぼっちちゃんも!?」
「酒タバコ。女遊びがバンドマンなんですよね…わ、わたしたぶん女遊びは出来ないのでお酒くらいは嗜みたくて…へ、へへ」
「誰だコラ!ぼっちちゃんに偏った知識あたえたの!」
山田がぐりんっと首を背ける。
「おめーか山田ぁ!」
流れるように虹夏先輩に卍固めを決められるリョウ先輩を苦笑いで流し見ながらノンアル瓶ビールをみんなに配る。もちろん専用にコップももらったぞ。
「ふふふ。さあみなさん、これからの人生不良でいこうぜ?…乾杯!」
「乾杯!」きたーん!
「あっ。乾杯です…へへへ…」
コップを合わせたあとクイッと煽る。馴れ親しんだ味が口に広がる。苦味と麦の旨味。中々どうして、マリアージュだよな。さて、お二人さん。どう?
「…っ。うぇ。にがぁ…」
「なっはっは〜!まだまだ子供だな〜ゴッチ!」
「ぐむむ…あ、青木くん。嫌いです」
なんで!?流れるように嫌わないでよ!
「あっ…!美味しい…!」きたーん!
「えっ!?喜多さん!?」
ほう!やるな喜多さん!
「なんかコクがあるわね!確かに苦いんだけどジュースとかにはない旨味?みたいなのがあるかも!えと、ちょっとまって…。後藤さん!唐揚げ分けて!」
「えっ!?あっはい!」
喜多さんはゴッチからもらった唐揚げをもっもっもっと食べる。気付いたか喜多さん。ビールとはただ飲んでも美味いが様々なおつまみと合わせることで味が変わる!
「このあとに…!あっ!これ美味し〜い!唐揚げの油?旨味?とビールの旨味が合わさって全然味が変わるわね!」
「えっホント!?あたし!あたしもやってみたい!」
「虹夏先輩。刺し身も中々合いますよ。サーモンなんかオススメです。サーモンの脂身がビールによく合います」
「そっそれじゃあいってみようかな…!はむっ!くっ!あっ!?あっ!美味しい!ホントだ!なんか、ビールが苦いからかな!?刺し身の旨味がよくわかる!気がする!」
謎の背徳感があるな。美少女たちを次々と酒の道に落としていく…。ある種。バンドマンより茨の道だぜ?酒の道は。40代になっても毎回酒に飲まれて泣いてるバンドマン知ってるからな〜。
「み、みなさんすごいです…!うえ、にがあ…」
「ゴッチよ。実はビールは相当玄人になるまで単品でいっても苦いだけなんよ。唐揚げといってみ?普段唐揚げ食ったあとコーラとか。いったりするでしょ?あの感じで」
「は、はい。ぱくっもっもっもっ…」
はい。すぐさまビール!
「あっ…!?あっすごいです!な、なんかビールの苦味を唐揚げが消し去って…!唐揚げと、ビールの旨味だけが口の中に残りました…!お、美味しい!美味しいです!」
はい。メンバー完落ち。大変だぞ〜酒の道も。実は本物を飲まされたことがあるが、パンチが段違いだからな。ノンアルビール飲んで調子にのってると1ラウンドでKOされるぞ。まあ…そんなん4年後考えりゃいいがね。
楽しげにノンアルのビールを飲み、ツマミを食べる結束バンドとプラスアルファ。見た目完全に飲み会なそれを見ながら、大人3人のうちの1人。伊地知星歌は感慨深げに呟く。
「なんか…すごい光景だ。我が妹が見た目完全に酒飲んでる。瓶ビールいきながら刺し身食ってるよ」
「年取るわけですね〜」
「おしっ。戦争か。戦争だな?」
「あひゃひゃひゃひゃ!センパイおっかねぇ〜!」
〜帰ってきた大人の部〜
廣井きくり。かく語りき。
「あたしも怖い話していい?」
「テンション下がる話やめてくれよ。せっかくの酒が不味くなる」
酔っ払いに伊地知星歌は先んじて釘を刺す。それを聞いてか聞かずか。きくりは話し始める。
「こないだスーパーいったんすよ。スーパー。ほしたらアルコール度数13%のチューハイ見つけて」
「お前PAの話聞いてた?あっち側に連れてかれちまうぞそんなもん飲んでると」
「肝に銘じます。んで、アルコール度数おにころと一緒じゃーんしかも500ミリも入って値段そんな変わんないじゃーん!ってテンション上がって取り敢えず10本買ったんですね?」
PAドン引き。なんとか感想を捻り出す。
「その話よりあなたが怖いです」
「なはは〜ありがとぉ〜褒めてもなんにもでないよぉ〜?」
「…わたし、日本語喋ってますよね?」
「諦めろ。酒に脳の一部もってかれてる」
「んでですね…家もって帰って意気揚々と1本目開けたんですよ。…そしたら!」
「もったいぶんなよ酔っ払い」
「…進まないんですよ。まったく。自慢じゃないですがけっこうわたしお酒強いんですよ。雑食でなんでも飲むし。…でも進まない。おいしくないのもあるんですがそれ以上にアルコールがストロングすぎて」
「廣井さんが苦戦するとは。どんだけ強いんですかそのお酒」
「ん〜なんだろ。某漫画で例えるなら、高専で野球でわちゃわちゃしてたらいきなり完全体宿儺でてきたくらい?」
「そりゃ強いですね。全員一瞬でバラバラですよ」
「漫画かぁ〜最近のはわかんねんだよなぁ〜、よく話題になるけどおもしろいのあれ?」
「わたしは好きで読んでますよ。えっとあれです。サイヤ人編に完全体フリーザ出てきちゃうみたいな感じです」
「あぁ〜そりゃヤバいわ。ワンパンだわそんなん」
「なんかそんなんで。飲んで2本目くらいかな?脂汗と手の震えが止まらないんですよ。」
「捨てちまえよそんな特級呪物。受肉しちまうぞ」
「センパイ実は読んでません?まあなんかそんなんで4本目ぐらいかな?吐きました不味すぎて」
「もう1回いいますけどあなたが怖いです☆」
「まあまあ。二日酔いもマジで過去最強で。工業用アルコールでも飲んだのかな?ってぐらいには頭重くて痛くて。まさに鈍痛ですね…ほんでその苦しみから逃れるためにもう1本開けるんですけど」
「えっ廣井さんが怖いって話ですか?」
「いやちょっと待って。ずっとなに言ってんの?」
「…わたしが言いたいのはですね。一応あの商品、会議とかにかけられてるわけですよね?大人たちが大真面目に意見出し合ってオーシいこう!ってなって満を持して送り出された商品なわけですよね?いやいけねーよ!いけるかバカ。開発したやつにあれ飲まして聞いてやりたい。美味いか?って聞いてやりたい!」
「どこが怖い話なんだよ!」
「…強いて言うならばこの日本の市場。あんな化け物がふつうに商品たちの中に紛れてるこの事実が恐ろしいです」
「うまいことオチつけてんじゃねーよ!なんだよお前ら酒が不味くなる話ばっかりしやがって!少しは楽しい話しろよ一応打ち上げだぞこの席!」
「流れ作ったのはPAさんだよね?」
「んなっ!?責任なすりつけないでくださいよ私は酒の怖さを説いただけですから!」
向かいの席で世界1怖い話を展開するヤサグレ三銃士を見ながらひとりごちる。
「酒の道とはかくも地獄よ…征くも戻るも地獄…」
「カッコつけてるね遥」
〜帰ってきた子供の部〜
「あっそういえばリョウ先輩。ちと真面目な話していいですか?」
「ん…?なに、遥」
リョウ先輩の酒盗を奪いながら話しかける
「ライブの前ハッパかけにいったでしょ。そん時、リョウ先輩もう一声ほしいって言ったじゃないすか。あれって自分のためじゃなくてみんなのためでしょ?」
「…」
「ちょっと虹夏先輩や喜多さんやゴッチには固さが残ってた。だから俺のこと煽ってもう1言言わせたんだ。仲間思いなとこ、ありますね」
「…ホント。虹夏の言う通りだよ。クソ生意気。全く可愛げない」
「えっ!?俺虹夏先輩にそんなこと言われてたんすか!?」
「うわわわわ!!ち、違うの違うの!ちょっと自分の不甲斐なさに腹が立ってつい口が悪く…!ご、ごめん!」
「…いやいいんすよ。出てきたときみんないい顔してた。言いに行った甲斐あったな。って思いました」
「…青木くん。ありがとう。あの言葉。ホントに励みになった。たとえどんなに小さな明かりでも、あたしはちゃんと練習してきた。もちろん、みんなだって。これでだめなら、もうしょうがない!って。踏ん切りがやっとついたんだ。感謝してる!」
「…ゴッチにもいったんですが、みんなが練習してるのをよく知ってたんで。やっぱ、もったいねぇ。と、そう思ったんすよ。勝手にやったことなんで礼を言われることでもないです」
「うん!やっぱクソ生意気だわ!罰として…!飲め!虹夏ちゃんの酒が飲めんか!」
「おっとっと!勘弁してくださいよ〜虹夏先輩〜!」
「ふっ…仲良きことは美しきかな…遥。私の酒も飲め。ほんで酒盗のかわりに塩辛頼め」
「いや渋いですね!?リョウ先輩いくつすか!?」
「きゃー!後藤さん!このノンアル日本酒美味しいわねー!すごく魚とあうわー!」
「あっ…ホントです…!な、なんか、不思議な味…!ビールよりこっちのほうがすき、かもです…!」
居酒屋の夜が更けていく。そろそろ宴も酣かな?
先ほどからゴッチと虹夏先輩を見かけない。2人で連れションか?女同士で連れションもねぇか!?なんて冗談を思いついたが言う相手がいない。周り全員女性だ。ふつうにセクハラだ。やっぱり1人くらい男が欲しいぜ…さみしい。
「ふい〜外は夜になるとちょっち涼しいね〜」
「……」
おお戻ってきた。なんかゴッチの顔が気持ち明るく見えるな。なんかいいことでもあったかな?
「おっしお前ら。宴も酣。会計して帰んぞ!」
「うぃ〜す」
「えぇ~もっと飲みましょうよ〜」
「うるせぇな…わかったよコンビニで酒買ってこい。続きは家でやんぞ!」
「やったぁ〜!センパイ大好き〜!えっもしかしてコンビニの買い物まで奢り…!?」
「オメーはここも自腹だよバカ!流れるようにたかろうとすんなクソが!」
「私も行きま〜す!コンビニで廣井さんが言ってた13%チューハイ探してみましょうよ〜」
「おっいいね。それ飲ましてとっととコイツ潰してお帰り願おう」
「PAさん…あれは悪いこと言わないからやめときな…」
流れるように二次会の予定を決める3人を見て笑いがこぼれる。仲いいじゃん、その会俺も行っていいのかな?と思いながら会計を済ませて店を出たあとのすっかり更けきった下北沢の空を見上げた。くだらん飲み会のあととは思えないほど綺麗な星空が広がっていた。
まるで本編と関係ないのですが、最近敬愛するギタリストさんがニューアルバムだしたんすよ。そのアルバムの最後の曲名がギターヒーロー!だったんすよ。あれ!?ワンちゃんそのギタリストさんぼっちざろっく読んでる!?とか思ってテンション上がったんすけど、よくよく考えたら作詞した人海外の人だから関係ないか。いやまて。そしたらワンちゃんその海外の人ぼっちざろっく読んでんのか?あんな怖い顔しときながらぼっちちゃんかわぅいねぇ〜みたいなこと言ってんのか?みたいなこと考えた昼下がりがありました。
評価、感想くれ!特に感想くれ!!
【挿絵表示】
挿絵描いてみました。少し呪物にわくわくなPAさんがハイライトです