【完結】 ギター爪弾きのバラッド   作:はま0821

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結束バンド関係者の学力


青木遥…真面目にノートを取りちゃんとテストでも点数を取る。そう簡単には落とさないだろう

後藤ひとり…興味のないことに脳が反応しないタイプ。ちゃんとしたおバカ。結束バンド1番の厄ネタ

伊地知虹夏…まあ大丈夫。結束バンドの良心。頭いい

山田リョウ…普段は勉強興味ないしからっきしだが地頭はよく一夜漬けでとんでもない力を出す。ただし1個覚えると1個忘れる

喜多郁代…問題なし。この子は基本的に何でもできる。


17 学生の本分は勉強じゃい!!

 

 

 

大変よ!出演バンドがT◯LOVEるに巻き込まれてでれないって!?

 

後藤ですっ!

 

わああああ!だいて!我らが後藤!めちゃくちゃにして〜♡お前が人間国宝!

 

んはっ!!あかん寝てた!都合のよすぎる夢見てた!!寝言は寝てこきたいところ。ちゃんと寝てこいてたけど。こんにちわ後藤ひとりです!ライブの夢。文化祭でライブぶち上げ大喝采かっさらう夢。もう1000回は妄想してるかな…。なにしてたんだっけ。そうだ文化祭の出し物…メイド服!?えっわたしが着るの!?戦力外過ぎる…!あっ冥土喫茶なら貢献できそうなのにな…。あの世におひとり様ご案内ってか!へ、へへ…

 

ま、まあ!わたし今は妄想じゃなくバンドしてるし!そんな文化祭みたいなちゃらけた場所で音楽披露する時間なんかないし!どうでもいいかな〜なんて!

 

「文化祭でカッコいいライブやってくれたらあたし惚れちゃうかも〜」

 

 

 

 

ぷるぷる。

 

うわあああ!!なんだ後藤ひとりなにをしている!?その手に握りしめてる紙を下げろ嫌な予感がするから!相変わらず思い込んだら一直線!行く先がたとえ地獄であったとしても!なにをしようとしていた!?記憶がない!取り敢えず自らの手に握りしめてる紙を見てみる。バンド出演希望…えっ文化祭に!?誰が書いた…わ、わたし!?

 

うおおお!!しっかりしろ後藤ひとり!!文化祭なんてちゃらけた場所で披露する音楽なんざないんだろ!?一瞬でぶれすぎだお前はメトロノームか!?怖い…!!自分の中に眠る怪物が…!まるで制御できない!!やめろ!!文化祭で大喝采あびてモテモテ!!みたいなクソ煩悩今すぐ捨てろ!!煩悩を祓え後藤ひとりぃぃぃぃ!!!!がつんがつん!!!

 

「なにあれエア土下座?」

 

「織田信長でも許しそうな謝りっぷり。謝る相手が見当たらないけど」

 

「あの子にしか見えないなにかがいるのかもねーアハハー…えっ怖い。自分で言っといて怖っ」

 

あれ…なんか意識がとおく…

 

 

 

 

 

 

放課後だわー!後藤さんはどこかしら!?ギター教えてもらいましょ!ストロークのことでわからないことがあるのよね!後藤さんの教え方丁寧で好き!日課をこなしたらバイトね!今日も忙しくなるわー!そんなことを考え歩いているとなんか地べたに見慣れたピンク。いやいやまさか。まさかだわ!?

 

「令和の時代に行き倒れ!!はい!はい!はいはいはい!!いやいやないない探検隊!!」

 

はっ!?あまりの状況に喜多郁代渾身のモノマネが出ちゃったわ!?やってる場合じゃないわね!

 

「だ、大丈夫後藤さん!?しっかりして!傷は浅いわよ!!」

 

取り敢えず保健室に…!!うーん重い!

 

 

 

 

 

 

 

 

んはぁっ!?また気を失ってた!?気軽に気を失いすぎじゃない!?ここは!?あっ保健室か…

 

「あっ起きた。大丈夫?後藤さん」

 

「あっ喜多さん。…えっと」

 

「なんか廊下で倒れてたから運んだわ!意外と後藤さん重いわね!」

 

「あっあっすいませんご迷惑を…!」

 

「全然大丈夫!そんなことより後藤さん!文化祭バンドで出たいの!?」

 

うわあその紙!あかんここでうんなんて言ったら喜多さんのことだトントン拍子で話が進んじゃう!確かにちょっと出たい欲あるけど失敗したときのリスクがでかすぎる!なっ何か言い訳を…

 

「いっいえ…ちょっと文字の練習を…」

 

「勉強熱心ね!?メモ帳にでも書けばいいんじゃないかしら!?」

 

「あっうう…」

 

「…?まあでも、後藤さん!とにかく安静にしといて!あたしはもう行くわね。ギター教えてもらおうと思ってたけど、怪我じゃ仕方がないわね!」

 

「あっ全然大丈夫です。い、行きましょう…」

 

「ダメよ!安静にしてなさい!頭なんだから!ギターのことは青木くんにでも聞くわ。またね!後藤さん!」

 

あっ…喜多さん。心配、かけちゃったかな。もっと考えて行動しないと…

 

後藤さん…文化祭。出たいのかしら?

 

 

 

 

 

場所は移ってSTARRY

 

 

 

 

「あっ店長さんおはようございます…」

 

いそいそとゴミ箱に入る。誤字ではない。マジである。

 

「えっなに仕事してよぼっちちゃん…なに?ヤドカリのモノマネ?」

 

くるなりこれだ。何かショックなことでもあったのか?まあ…従業員のメンタルケアも店長の仕事のうちかと。伊地知星歌は思う。なんかでもぼっちちゃんは許せるんだよななんか…かわいいし。これがリョウなら多分しばいてる

 

 

しばし歓談

 

 

「ふーん。文化祭のライブね。出てみりゃいーじゃん1度しかない青春の舞台でしょ」

 

「あっあっあうぅ…」

 

「店長。これどこ置いときゃいいすか?」

 

「遥…お前ホントよく働くな。そこ置いといてくれ」

 

「凄いですね青木くん。かなり重たいでしょそれ」

 

「鍛えてますからね。この程度余裕でさ。重いのあったらどんどん回してください!」

 

なんか久しぶり?青木くん…青木くんは、どう考えるかな?…うんやめとこう。青木くんはハイパーつよつよゴールデンハートの持ち主だ。たぶんまっっったく文化祭のライブの舞台なんぞ意に介さずふつうに弾きこなしてしまうだろう。そんな人に相談しても理解されない…こんなミジンコメンタルのわたしの悩みなんかー!

 

「おっ。ゴッチ。どうしたなんか思い詰めた顔して。いつもか」

 

「なんか文化祭バンドで出たいんだと。出りゃーいいのにな」

 

「あ、あう…!」

 

ああまずい。また青木くんに情けないやつなんて思われちゃう!何度も何度も励ましてもらってるのにまた同じこと言わすんか学習能力ないのかこのサルゥ!みたいなこと思われちゃう嗚呼ああ〜!!

 

「なんだ。出たいのかライブ。出りゃいーじゃん。虹夏先輩もリョウ先輩も喜多さんも賛成してくれるよたぶん」

 

「うーん!あたしも出たいよぼっちちゃんの学校のライブ!結束バンドの宣伝にもなるし!」

 

はヒィ!?2ににに虹夏ちゃん!?

 

「わたしもこのハコ以外でやってみたい。わたしのオリジナルソングが披露されるのがここだけなんて損失でしょ」

 

ヒィ!?リョウさんまで!

 

「…だ、そうだ。どうするんだ?」

 

「あのあのあのあの…、!み、みなさんいったん落ち着いててて…!」

 

「ゴッチ。おちけつ」

 

「まあそんなすぐに結論出さんでいーんじゃん?文化祭までまだ時間はあるんだろ?ちゃんと考えて決めるといいさ」

 

店長さんが助け舟をだしてくれる…。あ、ありがとうございます!

 

「確かによく考えたほうがいいかも。あたしは出てみたいけど、文化祭ライブともなると規模もデッカくなっちゃうだろうし!」

 

「ふむ…いっぺんわたしも文化祭出てみたことがあった。誰も知らないバンドの曲大まじめにやったらなんかダダスベった。軽くトラウマ」

 

「なんでマイナーバンド文化祭でやるんだよ!」

 

あぴゃああああ!!ムリ!むーりー!!怖いそんな状況になったらわたしギターで切腹しちゃう!文化祭でダダスべり怖い怖い怖い怖い怖い!!!!!

 

ヤドカリは頭を引っ込め閉じこもる。頭に手をやりぷるぷる震える。だが不意に頭の上から声は降ってきた

 

「ゴッチ。怖い?」

 

「………っえ?」

 

 

不意に顔を上げる。声は青木くんだった

 

 

「多分怖いんだと思うんだゴッチは。練習でしたこと。出来ることが本番じゃ出来ない。みんなの視線の中でうまく息を紡げない。そういうライブの緊張感やら何やらをこの間俺は自分の心の中の暗闇だと表現した。ゴッチ…暗闇は、怖い?」

 

いつもの青木くんじゃないみたい。凪いだ湖面みたいな目だ。裏の感情をまったく読み取れない

 

「は、はい…怖くて、怖くてたまりません…!」

 

素直に口に出す。青木くんが何を考えるのかまったくわからないから。すると青木くんは柔和に口角を上げわたしの肩に手を置き

 

「それでいいと思う」

 

ただ1言。それだけ言って青木くんは仕事に戻っていった。

 

「なあ、あいつってどんなヤツなの?あの歳で思慮深いこと言うなあ〜」

 

「なんか青木くんテンション低かったですね。いつもみたいに豪快に背中押すのかと思ってましたけど」

 

「ホントですねPAさん!なんか変だったな青木くん」

 

「お腹いたいんじゃない?」

 

四者四様の反応を聞き流す。暗闇を怖がるのがいい…?ど、どういうことなんだろう。

 

「まあ…おねーちゃんの言う通り焦ることないよ!ぼっちちゃんに任す!あたしは出たいけど出なくてもいいし!」

 

「まあ…わたしもどっちでもいい。ぼっち。任せた」

 

あううーどおしよおー!出てみたい気もあるけどやっぱり怖い!心の中の暗闇に喰い破られそう…!!と、取り敢えず一晩ゆっくり考えて…!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うん!やめよう!ズギャーーーーーン!!!すみません無理ですやっぱ怖いです!しょーがないよね怖いんだもん!失敗したらクラスで腫れ物扱い、顔を見るたびあああの失敗ライブのみたいな陰口!うん無理だ耐えられる気がしない!わたしは青木くんみたいな超合金心臓してないんだ許して!

 

文化祭にバンド演奏を申し込む用紙を捨てる。少し名残惜しいがしかたない。だが…わたしは知らなかった。ある意味突っ走ると誰よりも恐ろしい人物にそれを見られていたことを…!きたーん!

 

「後藤さん!出しといたわよ!バンド出演の紙!」

 

なぁ〜ぜぇ〜だぁ〜!!!(ジャギ風)

 

 

 

 

 

 

 

棺桶の中の後藤さんが眠りについてはや3時間…またやってしまったわ。地獄への道は善意で舗装されてる。なんて言っていたのは誰だっけ?なんか渋い洋画俳優だった気がするけど。

 

「何してんのさ。喜多さん。それにゴッチ」

 

「あ、青木くん…わたし…後藤さんを◯しちゃった…」

 

「ほう。事件か。難儀だな。原因をきいていい?」

 

「後藤さんが出すの諦めた文化祭バンド出演の紙勝手に出しちゃった…」

 

「君は基本優しいいい子なんだけどたまに突拍子もないよね。久しぶりに喜多ちゃんブラックのダッシュ力見たよ」

 

「喜多ちゃんブラック?」

 

「お馬さんでキタサンブラックってのがいて…いやいいや。それよりお2人さん。余裕だな、そろそろ中間テストだぞ。こんなことやってる場合かい?」

 

「はっそうだわ!!後藤さん起きて!」きたーん!!

 

「あっはい!!」がばぁっ!!

 

「死んでねえじゃん」

 

「そろそろ中間テストなの忘れてたわ!テストで赤点なんか取っちゃったらそもそもバンド活動できないわよ!後藤さんは勉強できる!?」

 

「あっできません!!」テストパサーっ

 

「いい返事ね!!」

 

「3点て」

 

悪い冗談みたいな点数。

 

「あ、青木くんは…?」

 

「ま、まあ…それなりかな。60点ぐらい?」

 

「あっ凄いです…」

 

「でも頼れるってほどじゃないわね!!こうしちゃいられないわ!STARRYに行きましょ!頼れる先輩たちに勉強教えてもらわなきゃ!!」

 

「あっはい…!」

 

「凄い勢い」

 

 

 

 

 

 

 

止まらぬ喜多ちゃんブラックの勢い。場所変わりSTARRY

 

「こんにちわー!あっ伊地知先輩!リョウ先輩!!先輩方もテストで勉強ですか!?」

 

「喜多ちゃん!うんそうだよ!頭からからのリョウに勉強教えてるんだ!」

 

「いやー!!頭からからのリョウ先輩なんか見たくないわー!わたしの中のリョウ先輩は思慮深くて先のこと見えててしっかりした人ですもん!」

 

「幻想だよ喜多ちゃん!!そんな人あたしは知らない!ほら聞いて!」ガシッカラカラカラ

 

「いやあー!あの赤ちゃんあやすやつみたいな音がするわー!!」

 

「虹夏先輩。ゴッチに勉強教えたってください。テスト3点らしいですよ」

 

「さ、さささささささ3点!?どうやってとったのさ逆に!」

 

「あっ、なんかふつうに解いてたら…あれよあれよと」

 

「そ、そんな馬鹿な…ぼ、ぼっちちゃん!ノートとテスト見せて!」

 

いうが早いか虹夏ちゃんはわたしのノートとテストを見比べる。

 

「ほ、ホントだ…ちゃんと頑張って解いた跡があるけど全部間違ってる!クラスに1人いる頑張ってるのに点数取れない要領の悪い子だ…!」

 

「ゴッチ…!お労しや…!」ほろり

 

「多分まったく勉強しなくてもここまではならない。逆に才能」

 

ガーン!!うぅ…何もそこまで言わなくても。あんまりな皆さんのことばに改めて落ち込んでいると後ろから手が回される

 

「も、もしものときはあたしがぼっちちゃんのこと養うからね…!」

 

「は、はい…ありがとうございます…?」

 

「尊い…のか…?」

 

「共依存ともいう」

 

「ええい!みなさん勉強しましょうよ!!全員赤点とかシャレになんないことになりますよ!ほらみんなノート開いて座る!」

 

「おお珍しい。遥がやる気」

 

「補習とか冗談じゃねえや面倒くさい!勉強なんざクソつまらないものは授業だけで充分なんだよ!」

 

「よっよし!こうなったら全員まとめて面倒見るよ!虹夏ちゃんに任せて!!」

 

「伊地知先輩1人じゃ大変だわ!ほかにも誰か…!頼りになる大人の人…!」

 

「うぃ〜みんな何やってるの〜勉強〜?」

 

はい終わり。もうおしまい。ある種今1番見たくない顔だ。と青木遥は思った。最悪のタイミングで現れる赤ら顔。廣井きくり!!お呑気にアルコール臭まき散らしやがって酔っ払いがぁ〜

 

「…やべぇ。なんだコレ」

 

期待を裏切れよ。そこは期待を裏切って意外と勉強できて的確なアドバイスをくれるとか。あるやんか。見た目通りか!?

 

「やべぇわかんなすぎておもしれぇ。ちょっとみんな〜これ解ける〜?」

 

ちゃらんぽらんな姉御の声に店長とPAさんが反応してこちらに来てくれる。どちらか1人でも勉強できれば虹夏先輩の負担も減るはずだ

 

「「「やべぇ。なんだコレ」」」

 

アホの3連連立方程式がよぉ〜

 

「はい遥聞こえた〜げんぽ〜げんぽ〜」

 

「減俸おねーさんやめちくり〜。じゃあ店長。1問でも解いてみてくださいよ。そしたら減俸されてもいいです」

 

「……………」

 

店長がテストの問題とにらめっこする。なかなか長い間問題を見つめもっているペンを回す。

 

「………減俸。なし!!」

 

「あっひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!マジ先輩おもれー!!」

 

「うるせー!!テメーだって解けてねぇだろしばくぞ!」

 

「ま、まあ。人には向き不向きがありますし…」

 

え〜い!!この流れはヒジョ〜にまずい。主にあの赤ら顔のせいで弛緩した空気が流れ始めている!!このままなし崩し的に勉強会がお流れになり俺の学力が下がってクソめんどい補習☆なんて結末はなんとか避けたい!

 

「みなさん。肩組んで。円陣」

 

肩を組んで円陣の様相を呈す。なぜか大人組も加わって8人で。姉御の隣は…ゴッチか。酒臭そうだな

 

「みなさん。今何してたんでしたっけ?」

 

「えっえっと…!勉強会!」

 

「そうそれ!…みなさん。なんか緩んでません?ここらで気合を入れ直しましょう。赤点取りたくないでしょ!?」

 

「なんでわたしらまで…」

 

「なんか面白そうだしいっか〜!」

 

「体育会系…!ヴッ頭が…!」

 

「リョウ先輩とゴッチ!!特にあんたらだ!特にゴッチはギター並みにガチでいかないと最低ラインにすら届かんぞ!腹をくくれ腹を!」

 

「あっはい!!」

 

「わたしは別に赤点でも…」

 

「いやー!!リョウ先輩が赤点とるなんて全世界が認めてもわたしが認めないわー!!」

 

「そうだよリョウ!赤点なんか取ってたら留年だよ!!進級できないよ虹夏先輩だよ!?」

 

「う…。それは確かに屈辱的…。はぁ仕方ない。やるか」

 

「おっしゃ気合だ!!この道をいけばどうなる事か!!迷わず行けよ!!行けばわかるさ!!いくぞーーーーー!!!」

 

ダァーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!

 

おっしゃやんぞ!!こっからはおふざけなしだ!

 

「やっやっと解放された…」

 

「やっぱかっこいいな〜「道」」

 

「ふう〜仕事しましょ」

 

人数の割に会話が少ない。いつもと違う雰囲気のSTARRYの勉強会はその後バイトが始まる時間まで続いた…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうだった!?みんなテストは!!」

 

「なっなんとか…30点です!赤点回避です!!」

 

「おおぉぉぉぉぉ!!やったなゴッチ!為せば成るな!」

 

「わたし…学年7位取った」

 

「きゃー!!リョウ先輩流石よー!!やっぱりわたしのリョウ先輩はカッコいいわー!!!」

 

「そう!リョウはやればできる子なんだよ!あっ青木くんと喜多ちゃんは!?」

 

「ふっふ…ちょっと伸びましたよ。70点です」

 

「あたしちょっと成績落ちちゃった…なにぶん超問題児が…」

 

「か、重ね重ねすいません喜多さん…あ、ありがとう、ございます」

 

「後藤さん…!ううん!いいのよ!なんとかなってよかったわ!」

 

「懸案事項が1つ片付いたし、これでバンド活動に専念できるね!!」

 

「わたしバンド辞める。もっともっと勉強して東大行く」

 

「意識高くなりすぎた!山田リョウ戻ってこいお前は結束バンドのベースだろ!!」

 

高校生らしくわちゃわちゃしながら結果を称え合う。みんなテスト大変すぎて忘れてそうだがもう一波乱あるぞ。けっきょくゴッチは文化祭に出るのかね?まあ…出るならしっかり応援させてもらうか。

 

「「「文化祭ライブ忘れてた!!!!!!」」」

 

へっ。

 

 

 




音楽というものは偉大ですね。それまですっかり忘れていたのに最初のリフを聴いた瞬間聴いたときの状況や気持ち。匂いに至るまでまるで舞い上がるように鮮やかに蘇りました。瞬間昔に戻れるようなそんな気持ちにさせてくれたロックミュージシャン。感謝いたします。あなた達のおかげでこのクソッタレた世界。もう少し生きてみようか。などと思わせてくれます。
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