今回も主要人物は伏せての問題形式だぜ。考えてみてね!
知る人ぞ知る名作!
答えがわかった人は感想欄で、思い出トークしようぜ!(またもさりげなく誘導)
どうもこんにちわ!結束バンドのドラム担当!元気印の虹夏ちゃんだよ!
あたしがナレーターってことはだよ。そんぐらいには定着してほしいな〜なんて。まあまだ第2回なわけだけど。
今日はバイト休み。てゆーかSTARRY自体店休で休み。となるとこういうこと…!レトロゲームの時間だぁ!ひゃっはー!!
「虹夏うるさい。モノローグうるさい」
「そ~だぞ我が妹よ。つまらんモノローグ垂れ流してないでさっさと進めろ」
ぐぬぬ…!今日はなぜかリョウに加えてお姉ちゃんもいる。暇人かよ。
でも…リョウが探してきてくれるレトロゲームはどれもレベルが高い。このゲームもそう。
PS初代の名作アクションRPG。時期が悪かったのかなぜかあんまりヒットしなかったらしいんだけど、あたしには信じられないマジで。
だってこのゲームの触れ込み通りならまだ4分の1の半ばくらいまでしか来てないはずなんだけど、既に面白いもん。
登場してくる人物が大体魅力的すぎ!幻想的で唯一無二な感じのBGMが世界観に輪を掛けて魅力的に映すから大したもんだね。まさに相乗効果。
「早く始めろ〜パリポリ」
「店長ズルい。わたしにも頂戴」
「んだよめんどいな〜。ポテチくらい自分で取れよあの棚にあるから」
「よっしゃ」しゅばばばっ!
「あっこらお姉ちゃん!リョウにあの棚の場所教えちゃダメじゃん!また隠し場所変えなきゃいけなくなるじゃん!」
「やっべそうだった」
まったくまったく!リョウにお菓子の隠し場所が知れたが最後!棚のお菓子が全部消えるっておかしなことが起こるんだよ!お菓子だけにってか!?やかましいわ!
「リョウ…なんかゲームやってる時の虹夏ってテンション高くない?」
「なんか高いね…。楽しんでるんじゃない?だとすれば、いいこと」
なんか、敵ですら魅力的に見えてくるから凄いよこのゲーム。最初マジムカついたハリネズミ野郎も妹ちゃんも、どんどん魅力的になる。
てゆーか妹ちゃんの方は途中から敵に成り代わられてたんだね。どうも敵の色っぽいおねーさんも性格は完璧に真似られるみたいだけど。
てゆーか。最初に紹介すべきだったけど主人公がまじ魅力的、このゲーム。
当時珍しかった主人公が2人いる作品。ダブル主人公で、男の子と女の子がいるの。
んで今あたしは女の子のほう選んでプレイしてるんだけど、まあ〜この子が魅力的。
最初は思ったよ、とんでもない奴だって。
この子は王女様。いわゆる姫様って奴なんだけど、自分の王国で好き勝手やりまくってたら、それを咎められて王国を追われる。ここまではありそうじゃん?いやないか。ないな。
でもここからが普通じゃない。王国を追われた決定的な理由がこの子の妹ちゃんとの勝負に負けたからなんだけど、妹ちゃんが持っていたのが、遺産って呼ばれる強力な魔道具だったのね。
そしたら。自分はさらに強い魔道具を手にすればいい。最強の遺産を手に入れ!妹をぶっ飛ばし!さらには!ついでの如く、世界を征服してやると!こう宣いだした!
始めは小娘がなんか言ってる。程度にしか思ってなかったよあたしも!
んでもこの主人公。叩いても蹴られてもカボチャ攻めにあっても!折れない曲がらない諦めない!まったく自分の目的に対してブレがない!
そんでもって自分の目的の横に転がる弱い者たち。力がない人たちに対して優しいのよコレが!
最初こそ主人公の高飛車で自信満々な性格に辟易してぶつかったり、分かり合えなかったりした仲間も敵もいるわけよ!
それでも彼女は一切ブレない。ひたすらまっすぐ目的に向かって突き進むその姿にいつしか味方も、そして時には敵さえも感化されて、彼女に対して協力的になっていく!
これを見てあたしは思った!味方も敵も巻き込んでどんどん強く成長する…台風みたいな王女様だなと!
「ハッピーエンドになだれ込むわ!」このセリフカッコいいよね!どっかで使わせてもらおっと!
ぼっちちゃんにもこんぐらいの胆力があれば…いやいやダメだ。あの性格も含めてぼっちちゃんの魅力だ。人はみんな違ってみんないいの!
「うわなに。敵さん人形ちゃん置いてっちゃったわけ?っか〜非道い事するねぇ」
「なんだかんだ店長も楽しんでる」
「うるせ。おい虹夏。負けたら交代な。こんなところに人形ちゃん置いてっちまうような非道な野郎はあたしがとっちめてやる」
「お姉ちゃんあたしより下手じゃん!」
でも。心情的にはあたしもお姉ちゃんとおんなじ気持ちかも。こんな寒そうなところに人形ちゃん放置してくれちゃって。…寒かったでしょ。助けに、来たからね。
あとはこの台風王女に任せてゆっくり寝ときな!もう1人の主人公くんの運命も。遺産も。この人形ちゃんも。全員まとめてうまいことハッピーエンドに着地してやる!
恐らくここがラストダンジョン!今までいろいろあった!樹海を旅したり、3000年を生きるドラゴンと戦ったり!頭おかしくなりそうなファンシーさに出会ったり!それもここで最後だ、決着つけてやる!行くぜ!!
「お…おぉ…。なんつーか…BGMがガチだな。多分ここがラスダンだぞ虹夏!気張れよ!」
「わかってるよお姉ちゃん!この虹夏!レトロゲームは今回で2回目!しかも今回のゲームは前回みたいに頭おかしい難易度じゃなくて話せば分かるくらいの感じ!油断せず行けば大丈夫!」
「ちなみにこのガチ目なBGMの名前はラスダン。2人の察しの通りここがラスト。わたしが今回このゲームを選んだポイントは前がガチアクションだったから、次はシナリオ重視のゲームを遊んでもらおうかと。…最後まで、堪能して」
言葉通りだな。既にもう堪能してるよ。この子のストーリークリアしたあとプレイする男の子のほうの話も今から楽しみだよ!
伊達にあたしもここまでこのゲームプレイしてきてない。
1の間を突破して2の間を退け、敵を倒しつつ罠を掻い潜り、3の間を破り、4の間をぶっちぎって、さらに激しくなる敵の攻撃を、いなし、そらし、たまにはまともに受け!さらに巧妙になる罠に、挑み引っかかりまた挑み!さらには5の間の5匹の獣もあっという間に大人しくさせ(あとから思ったんだけど、だから名前が5獣の間だったのかも。5匹の獣が出てきますよ的な)
さらにはここまで来たプレイヤーなら簡単に突破しそうな難易度の謎解きを1つ挟むと…雰囲気が1変。
…ボスだな。勘がそう告げる。ぬうう…!おのれはぁ!おのれは覚えがあるぞぉ!!
「店長、虹夏が怖い。白面の者みたくなってるぅ!」
「久しぶりに読み返したんじゃね?…てか、あの細目野郎。マイスイートホームタウン襲って人形ちゃん攫っていきやがった奴の片腕じゃん。よし虹夏やってやれ。かまうこたねえやぶっ飛ばしたれ!」
「そのつもりだよお姉ちゃん!逃がしも進ませもしないだと?逃げられないし逃さないのはこっちだよ!ボコボコにして地獄巡りをさせたげる!」
「ヤバい今気付いたけどこのゲームと虹夏の親和性ヤバいな。影響を受けて暴力的にならないか心配だ…」
「飛び蹴りとかしだすかもな、あっはっは!…えっ怖い。自分で言ってて怖っ!?」
なんか変なこと言ってる2人を尻目に糸目野郎との一騎打ちが始まる。
ヤロー、人形ちゃん攫うためだけに何の罪もない町の人々を危険にさらしたこと、忘れてないぞ!
そん時一度戦ってるからコイツのパターンは把握してる!たしか正面から行くとカウンターもらうんだよね…!
ならば!この子の得意技!飛び蹴りで!跳び蹴りが得意な王女様ってのもだいぶ新しいよね!今でもあんまいないんじゃない?
おら!頭狙え頭!戦いは怒涛の背後の取り合い。高速移動に瞬間移動。発生の早い全方位攻撃に移動からのロック技。そして正面に立ったり攻撃したりするとカウンター。
なかなか強いが…!虹夏ちゃんの敵じゃない!これで!ラスト!がつん!!
「おお〜やるぅ」
「さすが虹夏。伊達にあのゲームクリアしてないね」
「あのゲームに比べたら大体のゲームぬるく感じるよね…。あのゲームの製作者は人の心をどっかに置き忘れてるもん」
それより…どうだ細目の糸目!これで懲りたか!人形ちゃんに行った非道を謝る気になったか!…なに!?まだ戦う気なの!?
「知らないのですよわたしは。戦う以外の生き方も。戦う以外の死に方も」
…!やーめーろー!!こういうふうに一言だけで敵のキャラまで厚くしてくるなよズルいよ!
倒せなくなるじゃん!人形ちゃんのこと道具扱いしてたやつが実は自分自身すらも道具としか見てなかったパターンね!
お前にだって戦う以外の道あるはずだよ!台風王女様!なんか、コイツをしばいた上で生かしてやる妙案はございませんかね!?
いろいろあって、どうやら勝負は西部劇のガンマンみたいに魔法の撃ち合いとなる。10から数えて0になったら打ち合う。速かった方の勝ち。負けたものには死あるのみ。
…なんかコイツは…。死に逃げてるような気がする。勘違いしてるだろうが、お前の罪はそんなんじゃ贖えない。どうしたらいいかだと?んなもん自分で考えろ!そして2人でカウントを取り合いついに1となったとき!事件は起こった!
「あっ!!空飛ぶカボチャ!」
「えっ?」
「隙あり!!とりゃー!!」
飛び蹴りドカーン!!
……………………。
あっはははははははははは!!!!!!!
「あははははは!!なんだコイツ!?愉快なやつだな!こんなマジなシーンでちゃらけるかね普通!」
た、確かに!確かにちゃらけたようにしか見えない!でも、あたしの願いを完璧に叶えてくれた!
たぶんまともに戦うのがめんどくなっただけなんだけど!そう深読みさせるのもこの子の魅力だよね!
…糸目野郎!お前にもいろいろあんだろうがまずは反省しろ!ほんで罪を償ったら…自分の道を、道具としてではない自分だけの道を探してみるのもいいんじゃない?
おおし絶好調!このままいけ好かないあの黒マスクをぶっ飛ばして!どーせ出てくるラスボスしばいてエンディングと洒落込むか!!
おらコラ!!やっと追いついたぞ陰険黒マスク!!我がホームタウン襲ったり人形ちゃんのこと道具だと宣ったり!
やることがいちいち陰険!卑劣!そんな奴はお天道様が許しても!!この虹夏ちゃんが許さん!!その右手に持った主人公くんをはなせ!!
「我が魔力に挑むか…愚かな。良かろう!!叩き潰してやろう!!」
我が使命の完遂のためにな!!
お前も自分のこと道具だと思い込んでる口か!だが!慈悲はないぞ!!あとは台風王女様のお慈悲に期待しな!
攻撃のパターンは前方にわりと早めに発生するリーチの長い魔法攻撃。そして敵を引き寄せる数多の魔法玉を頭上に展開する技。飛んでる時にもらうと結構なダメージを受ける。あと1発もらうと全弾もらっちゃう重力球みたいなもの。主にその3種類。
んでも…攻撃力が低い!コリャ第2段階があるな!知ってるんだあたし!はいラスト!!ガツン!!
おっおっおおっ!!…なんだ。第2形態は無しか。あたしも大分毒されてきてんな。てゆーかコイツには更生の機会は与えられなかったね。…ま、いいけどね。ただのヤナ奴だもん。
…さて!あとはラスボス!主人公たちが求め続けた究極の魔宝とそれを作った人。指先一つで星の行く先さえ変えてみせたと言われる伝説の賢人。
待っていろ!魔宝を手に入れたら手始めに王国に凱旋し軍備を増強し大陸をも支配して…!
最終的には!世界を征服してやるわ!!これだけ聞くと悪役のモノローグみたいだな!!
「ちなみにいけ好かない黒マスクの物語は男の子の方のストーリーで存分に語られる。気になる人はプレイしてみて…」
「いや誰に語りかけてんのお前?」
なんか2人が言ってるが気にせず、主人公くんも連れてラスボスの前へと向かう。そして現れる。コイツの後ろに展開する魔宝。主人公たちが追い求めた最強にして最大の遺産。その生みの親。
大昔、存在したと言われる規格外の魔法使いたち。その中でも破格の力と知恵を誇ったと言われる伝説の賢人。…そして。「予は、新しき肉体を手に入れる」とだけ言い残し。奴は消えた。
「…おい。ヤバいぞ虹夏」
「あたしも。今そう思ってたとこ。コレって…!」
主人公くんの肉体を使うつもりじゃ…あー!ヤッパリ!!なんか嫌な予感してたんだよな!現世に干渉できないくせにどうやって戦う気なんだろコイツ。とか思ってたのよ!
ちゃんと用意してたのね策を!流石賢人!ゲスいけど頭が回るのね!
出て行け!それは主人公くんの体だ!!お前のじゃないわ!!
まったく!おしなべてみんなそうなんだけどこういう系のラスボスの思想ってなんでみんな独りよがりで傲慢なんだろ!
いや違う。順序が逆なのか。独りよがりで傲慢で。あらゆる救いの手を振り払ったヤツラの行き着く先がここなんだ。
…もはや同情はしない!打ち倒してあんたの後ろにある魔宝はいただく!
ついでに主人公くんも返してもらうよ!?粋なお姉さんとの約束なんだよね!
バトルが始まる!!賢人はフワーッと。ホントフワーッと。あっちへ行ったりこっちへ来たり。賢人の代わりに攻撃してくるのは…なんか変な黒いの。
コイツが結構激しめに攻めてくるけど気にせんと、逃げ回る賢人ばかり攻撃してたらバトルはすぐ終わった。…よ。…いや、やめよう。たぶん温情だ。ここまで来たプレイヤーへの。そういうことにしよう。
「虹夏。無論だけど、まだ終わってない」
「よかったよかった。これで終わりだったらどうしようかと」
「人間風情が。足掻くものよ」
アンタだって元人間でしょーが!ああやだやだ。こうはなりたくないよ。
まあ?ようやく自分で向かってくる気になった?その気概だけは褒めてあげる!真心込めてこのバカ賢人をぶっ飛ばしてエンディングかな!
なんて思ってると、突然バカ賢人の魂が主人公くんの体から弾かれる。なんだ!?なにが…!
…あ。…綺麗な人。それと同時に流れる泣きそうになるくらい柔らかで暖かなBGM…。瞬間に理解した。主人公くんがあれだけ必死になって遺産を求めた理由。悪役のあの2人にさえ心配されちゃうくらいキンキンに張りつめてた理由。ずっと。ずうっと待たせてしまっている人。そこのバカ賢人とおんなじに。魂だけになっちゃってもずっと主人公くんと一緒にいるんだ…
「はい店長。ハンカチ」
「ばっかお前泣いてねえよバカお前。これはあれだその…心の汗よ」
「古風な言い回し。ぷぷ」
「うっせ。コノヤローが唐突にいい話はズルいだろ…!」
さて。バカ賢人!お前が奪う肉体はもうこの場にないよ!大人しくお縄をちょうだいなさい!アンタなんか体がなけりゃただの偉そうなオッサンじゃん!なにもできやしないでしょ!
「なにもできぬだと?ならば受けてみよ!」
うわあ!きゅ、急にあたしが喋ってる言葉に反応してくるな!怖いわ!そして!ヤバい!これはくらったらさすがに不味そう!急激な轟音と振動!さすが最大最強の魔法使い!魂だけのはずなのにこんな芸当を…!くっダメか!?
「危ないところでしたわねお姉様」
「おっ来た!推しキャラ来たコレかわいいよねこの子。妹ちゃん」
「店長なかなかわかってる。わたしも好き。かわいい」
「ほーう。つまり2人は妹は清楚系だと。元気系活発娘はお呼びじゃないとこう言いたいわけだね?」
「「…ソンナコトイッテマセンデスヨ??」」
後で説教だな。まあそれはそれとして。やっぱこう。危機になると必ず仲間の誰かが助けに来てくれるのよ。それもまたこの主人公ちゃんの魅力の1つでしょ!
しかし…ここでバカ賢人が最後の足掻きを見せる!主人公たちが求めていた魔宝と自身を融合させて主人公たちを屠るつもりだ!ならばとこちらも動く!妹ちゃんが持ってる遺産!かつては姉を王国から追い出すために使った遺産の魔力を!姉に全部預けるのだ!えっヤバい激アツ展開じゃね!?
「どんなヤツが相手でもあたしの力で…!いいえ!」
「わたくしどもの力で…!!」
「「ボコボコ」」よ!!ですわ!!
最大最強の魔宝と融合したバカ賢人が姿を現す!
そんなカッコよくないな!そんなんで世界を敵に回して戦えるのぉ〜?なんか弱そうなんだけど!
まあいい余計な心配だ!さっさと畳んでやる!予想通りそんな強ないなコイツ!妹ちゃんから渡された魔法の使い方に気付けば楽勝だわ!!
まあ多分気付かんでも勝てるけど!ほら来い!相手の気弾吸い込んで〜!からの!返すよっ!受け取れ!はいラスト!は〜いおしまい!軽いね!これにてエンディングでしょ!?
ラスボスを片付けて最高の魔宝があった場所へと戻ると…!な、ない!最大最強の魔宝がない!なんで!?決まってる!あのバカ賢人が最後の嫌がらせに持ってっちゃったんだ!そうに決まってる!
「やりましたわ!これであの男の魔の手から世界は救われましたわ!」
いやいやそれはめでたいけど。主人公ちゃんの夢は!?世界征服は!?
「世界はお姉様の魔の手からも救われたようですね…」
ええー!そんなオチ!?
「…ぷふっ。いや失敬…。あまりな展開につい…ははは。アハハハハ!あたしこの主人公好きだわ!」
「暗い展開にはならないよね。底しれない明るさがいいと思う」
一瞬和んでいると轟音。そして揺れ出す建物!ラスボスを倒したら崩壊する城!まあ定番だよね!キリキリ脱出しよう!
なぬ!?帰りの魔力残ってない?一切合切お姉様に渡しちゃいました!だ〜とぅ〜!?やっちまったなぁ!?
甘いよ妹ちゃん!どんなに欲しいものがあって街に買い物に出たって帰りの電車賃ぐらい残しとくもんでしょうが!
またまだだね妹ちゃん!仕方ない!こうなったらこの2本の足で脱出するしかない!でも…男の子1人抱えてとなると…キツイかぁ!ヤバどうしよう!?
なんてやってるとヤツが現れる!ピンチの時に現れる!タフでクールなナイスガイ!あるときはお星さま!あるときは天才武器クリエイター!あるときは最強の格闘家!モノマネ師!!
やっぱこの主人公ちゃんのピンチには人が集まってくるね!コレも人徳!よっしゃ脱出…!あれ…。なんか主人公ちゃんの様子がおかしい!?
「たぶん魔力切れだな。詳しいんだあたし」
そうか!ラスボスと!曲がりなりにもあんな規格外と一戦交えたあとだもんね!さすがに疲れてもしょうがないのか…!が、頑張って!
うわわわわ本格的に崩れてきてる!しかも主人公ちゃんも完全にダウンしちゃうしヤバい!誰か助けて!
…え。なに妹ちゃん。叩いた時に遺産が反応したって!?そんなまさか古いテレビじゃあるまいし…。えっちょっと妹ちゃん!?
「いきますわよ!!」とりゃー!!!どがぁっ!
「あっはははははは!!あかん!この姉妹好き過ぎる!妹ちゃんいいわ〜アレの妹だからな〜基本清楚なんだけどたまに乱暴なところが顔を出すのがアレの妹って感じでいい!」
「…なんて美しい飛び蹴りからのストンピング。10点!」
しかも魔力も復活したし!まあいいや!結果よければなんとやら!ようやく一息つけそうだ!地上にエスケープ!
はあ…。なんとかなった。主人公ちゃんは結局3日は寝てたみたい。もう1人の主人公くんはこの街を発つみたい。なんだかんだで冒険を共にしたみんなもみんな。
…あれ…。なんだろこの気持ち。
「リョウ。なんか今あたし不思議な気分」
「…というと?」
「今までゲームってイベントクリアして困難乗り越えてさ…最後にエンディング見るのが楽しみだったんだよあたし。でもさ…。なんか、このゲームが終わりに近づいてるってわかって。…寂しい自分がいる。…終わってほしくないって。思う自分がいる…変かな?」
「…そう思われるってのは良いゲームの証。作った人も冥利に尽きるってもんじゃない?きっと喜んでくれるよ」
そう言って薄く笑う。…ホント、良ゲーしか持ってこないな!
「リョウだけに?リョウだけにってか!」
すん…。余計なこと言わんでいいわ!
「うっし!じゃあ次の男の子篇はあたしがやるからな〜お前ら手を出すなよ!」
「あっズルいお姉ちゃんあたしもやりたい!」
「お前はたっぷり楽しんでただろ女の子篇!次はあたしだ!」
「ぐぬぬ…!」
「こんなにも楽しんで頂けるとは…!!」
こちらの世界で姉妹+1がワチャワチャするなか、あちらも姉妹でワチャワチャ。何処の世界も姉妹というのはそう変わりがないようで。姉妹でコントローラーを取り合うのを傍目に。リョウだけが。リョウだけが、このゲームのエンディングの感動的なBGMに耳を澄ましていた。
作中で虹夏ちゃんやリョウが言ってますが終わらすのがもったいなくなるゲームこそ真の名作。そう…スープをコレが最後とすすり水を飲んだらまたもう1啜りいきたくなるラーメンスープのように…。はい。すいません。また、ぼざろ関係ないです!
正解が解った方は是非エンディングだけでもいいので聴いてみて。心が洗われるほどいい曲だよ。