いつの日もどんな時も。どんな競技であっても。戦うのは対戦相手でもなければ、オーディエンスの視線でもない。ましてや審査員の依怙贔屓に満ちた評価でもなければ、刻々と過ぎ去っていちいち焦らせてくる時間でもない。
ならば。戦う相手とは誰なのか。
緊張の日は唐突に訪れた。いやまあ2週間前からわかってたことだし、唐突もクソもないんだが。
今日は未確認ライオット、ライブ審査。その日である。
今日まで飽くるほど練習し、そして休んできた。自分自身のクオリティを上げるため、さまざまな努力を払ったのもすべて、今日このときのため!
緊張するな、とか、いつも通りで、とか、無理を言うな!って感じだ。
だが。何のために練習してきた?何のために腕を磨いてきた!?出来うる限り、自分の中にある迷いや緊張という名の最強の敵を少しでも振り払うためだ。
…結束バンドだってそれは同じだろう。迷うな。ビビるな。俺なら出来る。今日の俺の敵は、ライブハウスの他のバンドでも、ましてやお客さんでもない。自分自身だ。
いつぞやか。姉御に贈られた言葉。敵を見誤るな。…はい。見誤りません!俺は!今日まで積んできた練習という名の松明で、己の中の暗闇を吹き払ってみせましょう!
普段通りの演奏ができれば、緊張し倒してるであろう他のバンドよりも一歩前にでれる!冷静に。沈着に。いつも通りのギターバラッドで臨むのだ!やってやる!やってやるぞ!
「来たネ。遥」
「うっすイライザさん。イライザさんはこの舞台。2度目ですよね」
ここはライブ審査会場の新宿FOLTだ。どうやらまだ結束バンドは来ていない。前乗りしてしまったな。
「2度めでも何度出てても緊張するヨ〜!でも、ここにいる皆よりかは緊張してないつもり!」
「それで充分です。頼りにしてますよイライザさん。……ほんで」
「…武士の情けだ。見ないでくれないか遥くん…」
岩下さん。そう言われましても。どうしても目に入る。間違いないほどの赤ら顔で、目の前に横たわっているのは今日オープニングアクトを務めるはずの、シクハック廣井きくりその人である。…なんかさっきから俺に対して酒ヤケ声でなんか言ってるのだがヤケすぎてて何言ってんのか全然わかんない。なんだこいつ。
「きくりは、おはよう遥くん。って言ってマス」
「通訳いいです。はあ…緊張してるのがバカらしくなるな…」
「ホント〜にすまない。わたしが後でバックブリーカーかましとくから、できるだけこいつのことは目の端にでも除けといてくれないか…?」
「こんなんでオープニングアクト務まるんすか!?岩下さんも災難ですね、こんなんが相方じゃ」
「返す言葉もない。おら廣井!水飲んで出番まで大人しくしとけ!」
力弱く、右腕を突き上げ、言われた通りに水を飲み、新宿FOLTの片隅に横たわる。…駄目だありゃ。
「現れたわね。青木遥。わざわざ一敗地に塗れるために出てくるとは。ご苦労さま」
「ヨヨ先輩。何緊張してんすか」
「ななな!?誰が緊張してたって証拠よ!?」
「俺を認識する前の表情。見逃してませんよ。そんなにビビり腐ってて俺に勝てますかねぇ!?」
「う、うるさい!ライブ前に緊張しないやつなんかいない!モンスターエナジーが足りないわ!もっと飲まないと!!」
あぁあぁ。カフェインの過剰摂取だよ。…俺も貰おうかな、モンエナ。
「今日はよろしくっす。青木氏」
「あくびさん。そちらはあまり緊張とかないみたいだね」
「人並み程度にはしてると思いますよ?…自分より緊張してる人を見ると、なんか冷静になってきませんか?」
「あーあ。そういう…。…はっ!?まさかヨヨ先輩はそれを狙って…!」
「狙ってねーっす狙ってねーっす!彼女ライブ前はいつもこんなんす」
「僅かな上がり目も消え去ったか…」
「今日はお手柔らかに〜」
「よろしくお願いします〜」
「本城さん、内田さん。こちらこそよろしく。お手柔らかには無理ですがね」
「社交辞令で言っただけなのでお気になさらず。今日は互いに、悔いがないように」
「ベルちゃんベルちゃん。今日を制するのはどこ?…ふふ。やはりわたしたちシデロス。やるだけ無駄のようですね」
「その占い。今から覆してやりますよ。今日勝つのは我々TEAMイバラギだ!」
お互い譲れぬもの。火花が散り合う。
「精々足掻いてみなさい青木遥!少しは楽しませてみなさいよ!」
「へっ!緊張しすぎて前日眠れてないようなヨヨ先輩には言われたかないね!俺の心配なんかしてないで精々自分の心配でもしてな!」
「うっうるさいうるさい!!ばーか!!」
このやり取りを新宿FOLTの片隅で聞いていた廣井きくりはムクリと体を起こし、ひとりごちる。
「若いって…いーねぇ〜」
「起きたか酔っ払い。リハ行くぞ」
「…うしっ。先輩の威厳。たまには見せてやるかっ!?」
そういってシクハックはオープニングアクトのリハへと向かった。
少し遅れて。結束バンドが新宿FOLT入りする。
「…やっぱ緊張するね」
「ですね、虹夏先輩。なんかこう、独特の雰囲気が…」
「あっ郁代ちゃん、虹夏ちゃん…。人という文字。食べます?」
「…ひとりちゃん。概念を食べさせようとしないで。1つ頂くけども」もぐもぐ。
「ぼっちちゃん。食べ過ぎてお腹壊さないでよ…?わたしも1つ」もぐもぐ。
「みんなが人を食ってる。緊張することはなさそう」
「リョウはいいね。こんな場面でもケロリとしててさ」
「ぼっち1つ頂戴。ぱくっもぐもぐ。わたしだってそれなりに緊張してる。でも、自分よりダメそうな人たちを見ると冷静になる。あれマジみたい」
みんなしてぼっちちゃんが精製した人を食べていると。ライブハウスの奥から見慣れた男が1人。こちらに向けて歩いてくる。
「よお来たのぉ結束バンド!?ワイらの錆になるためにワザワザ来るとはご苦労!!」
言うが早いか青木くんはジロジロとぼっちちゃんを威嚇するように睨みをきかせる。
「は、はわわわわ…!」
「見飽きたんじゃそのピンクジャージ!こないだ他のみんなにコーデしてもらったやつはどうした!?カッコから会場の心を掴みにいくような、そんな気概を見せんかい!!」
「ぴぃ〜………!!」
「ふっ…。ドベでなんとかギリギリ、ネット審査を突破したヤツらが吠えよるわ」
声がした方にギヌロと青木遥が睨みをきかせる。
「なんじゃいおのれらは〜!!」
「心配しないでもぼっちちゃんは服で心掴まずとも、ギターで掴んでみせるよ!」
「ドベの青木くんは精々自分の心配でもしてることね!」
結束バンドが全力で青木遥に煽り返す!それを受けて青木遥も殺気立つ!一触即発(笑)だ!?
「はわわわわ…!!み、みなさん…!どうか冷静に…!」
この茶番を本気にしている、後藤ひとりが心配する声を聞いて、他の人間の毒気が抜かれる。そして青木遥が踵を返し。
「負けんなよ結束バンド。他のどのバンドに負けてもいい。己の弱さには負けんな。それを振り払うためにどんなにお前たちが積んできたのか。俺はよく知ってる。悔いだけ、残すんじゃねーぞ」
そのまま振り返らずに、青木遥は行ってしまう。
「…戯け。それはコチラのセリフ」
「ほんっと、クソ生意気な後輩だよ!」
「青木くん。…あなたこそ。悔いのないように」
「えっえっ!?、け、喧嘩は…?」
後藤ひとりの困惑。大丈夫かなこの子。将来オレオレ詐欺とかに引っかかったりしないかなと、伊地知虹夏は本気で心配しつつ。
「あんなんプロレスだよ〜!青木くんと喧嘩するわけないじゃん〜!」
「あっそうですよね…。よ、よかった…」
「ぼっちもなにか言ってやればよかったのに」
「だ、大丈夫です。わたしが言いたいことなんか、青木くんはわかってると思うので」
「…ならいいか。よしみんな。悔いなく。練習でやってきたこと。全部出し切ろう。…ほら。虹夏」
「あっうん!ナイスな前振り!結束バンド!!ファイヤー!!!!」
「「「ファイヤー!!!!!」」」
さて…。もちろん、このライブ審査にも要注意バンドはいる。
てゆうか、ネット審査に残った30組中、2組しかファイナルに勝ち上がれないのだ。大変に狭き門なのである。
えっ無理じゃん。そして、下馬評でこの2組で決まりだろうというバンドがある。
じゃあその、2組で決まりじゃん!だとう?まあ待てよ。この2組のうちどちらか。もしくは両方を蹴落とせば我々はファイナルステージに駒を進めることが出来るのだ。そうすれば優勝はもう目の前…!優勝賞金何に使うか考えていたほうがいいかなもう!
気を取り直して。1組目はシデロス。言わずとしれた、今飛ぶ鳥を落とす勢いのメタルバンド。
メンバー全員の実力が高く、すでにこの時点で他のバンドと1線を画すが、さらに、リーダーの大槻ヨヨコの実力は他のメンバーに輪をかけて高い。
ギターの実力は凄まじく、世代ナンバーワンとの噂も。どんな相手でも関係なく、演奏の実力で捻じ伏せる。正統派実力バンド。シデロス。ここがまず優勝候補の一角。
続いてケモノリア。こちらはあまり聞いたことのないジャンル。
エレクトリカルロックなる。エレクトリカルキーボードと、正統派のロックが高いレベルで融合した、変則派のバンドだ。
だがその完成度は高く、並み居る強豪たちをバッサバッサと打ち倒し、気が付けばこのライブ審査でも優勝候補と言われてる。
正直、聴いてみるまで分からないが、手強い優勝候補バンドであることにかわりはなかろう。エレクトリカルロック。楽しみである。
いよいよライブ審査が始まる。その前にパフォを披露する順番を決める、くじ引きがあるのだ。
これが割と重要。取り敢えず、1番は嫌だな。それ以外なら大差あるまい。
1番はまだ会場の空気も定まっておらず、審査員の人達も今日の方向性を決めかねてるから1番難しい。
まあ、最近2年連続で1番バッターからとある大規模賞レースを優勝してみせた型破りもいるが。
栄えあるその1番を引いたのはエレクトリカルロックバンドケモノリア。フッ奴らの優勝はないな。
シデロスは2番。不味いかも。この2組のパフォ次第で、会場の空気が決まってしまうかもしれん。そしたら少し面倒なことになる。
結束バンドは7番。後ろからリョウ先輩の夏終了。とか言うネガ音波が聞こえたり、虹夏先輩が涙目になってたりしたけど、トリか1番じゃない限り演奏順なんざそう変わらんだろ。
我らがTEAMイバラギは5番。恐らく、ケモノリアとシデロスが空気を作っているだろうが…、早めにぶち破る。割といい演奏順なんじゃない?
「さて今年も始まったぜ!!3000組が応募してくれた未確認ライオット!それもついにセミファイナルだ!これを勝ち抜きゃ優勝まではあと1勝!気張れよここまで来た有精卵たち!ネット審査をくぐり抜けてきた30組中!今回は2組まで絞らせてもらう!厳しすぎる!?残念だけどコレ!審査なのよね!さあ!そんな君たちに、この未確認ライオットをかつて獲った偉大なる先輩バンドのステージをお届けだ!各々モチベーションにしてくれ!さあシクハック!得意のサイケデリックロックで、会場を温めてくれ!!」
歓声が上がり、皆がステージを注視する。この会場の中で、俺だけかな?俺だけは、心配の面持ちで、ステージ場を眺めていた。大丈夫かね姉御。やれんのかね姉御。
「うい〜!皆さんおげんこ!?ただいまご紹介にあずかりました!第1回未確認ライオット優勝者の廣井きくりと!岩下志麻です!わたしたちは本来3人なんだけど!あとの1人はどうしたって?この会場には来ているよ!探してみて!さて!今上手いこと誤魔化してるけどわたし!激烈二日酔いです!吐いたり、歌詞飛んだりしたらごめん!笑って許せ!ではいくぜ!?」
駄目な大人だ。反面教師としてはうってつけだが。1番前の観客たちは悲惨なもんである。廣井さんが口に含んだオニコロをぶっかけられたり、踏まれたり散々だ。
怒号を上げたり、または歓声を上げたり。客の反応がさまざまだが、これがシクハックの評価が大きく割れる原因なのだろう。ハマる人にはとことんハマるバンド、シクハック。
しかし、姉御。中々どうして声出てる。あんな状態だったのに、しっかり聞ける状態まで持ち直してくるあたり、流石プロ。まあ、プロなら前日にそんなに飲むなよ。って話だが。
「ぐわあああ〜!相変わらず頭を揺さぶられる!流石廣井さんのベース!凄い跳ね回るような重低音!!」
「サポートメンバーのはずだけど、あのギターも上手いな。シクハックの演奏の雰囲気をよくつかんでる」
虹夏が頭を抱え、リョウが感心する。
しかし、それにもまして凄いのは。どんなにギターやベースが裏打ちのリズムを拾ったり、めちゃくちゃなリズムになったりしても、ドラムスの岩下志麻が!軽々2人を連れ戻す!
いや最初からこの2人は迷子になどなっていないが!それほどまでにしっかりした芯!確たるリズムを刻み続ける!確かにシクハックの演奏を裏で支え続ける縁の下の力持ち。その真髄を見た気がした。
「はえ〜すっごい…」
「おっ?淫夢か?淫夢か?」
「しまった!ついだよいちいち反応すんな!」
くだらないやり取りをリョウと展開する。真面目に感心してたのにもう!
「教えてもらえば?なんかシクハックは遥に大分な恩があるらしいよ?遥つながりで行けばそう断られることもないと思う」
「ホント!?リョウ!岩下さんの何事にもブレないリズム感!憧れるなぁ〜!なんかコツあるのかな…?」
「わたしも廣井さんに師事してみたい。あの人のテクの幅広いやつのうち、1つでも物にできたら、わたしのベース人生もっと充実する気がする」
流石。なんか飛ばし方が、この一曲で終わっていい。だから、ありったけを。みたいな感じなのが少し気になるが、めっちゃクオリティ高く、オープニングアクトをシクハックは務めあげた。あのあと、姉御吐きに行くな。間違いない。
前座はここまで。こんどこそ、開幕だ。未確認ライオット、セミファイナル!(前座は姉御たちに失礼か)
1発目。ケモノリアだ。ベールに包まれたエレクトリカルロック。そいつがついにそれを脱ぎ捨て、我々の前に姿を現す。センターに陣取るのは、金髪の長髪を靡かせる、一目では、女子か男子かわからない、麗人。
エレクトリカルキーボードの音色が、瞬間で、会場を彩った。遅れて、ギターの無骨なロックが、飾り立てられた会場をまた塗り替えていく。少し不思議な印象を残すボーカルが、最後に味を付ける。
こうして、ケモノリアの音楽は完成する。なるほど。色々な音色が複雑に絡み合って一つの曲となす。
それは我々、普通のロックバンドも一緒だが、彼らの音楽は、その音色の複雑さで、1線を画す。
どこからでも、味がする。一聴では複雑さ故、良さを理解されにくいかもしれない。何度も聴くと、どんどんハマりこんでいく。これがケモノリアのロックか。素敵だ。
だが、付け入る隙はある。
先ほども述べたが。ケモノリアの音楽はその複雑さ故、一聴では良さを理解しにくい。
そこが付け目だ。
1発勝負のフェスという舞台では少し不利なのだ。観客がまだ飲み下せてない今のうちに、空気を攫うしかない。
シデロスも、それはわかっているだろう。恐らくマジで来る。まあ、そうでなくともマジで来るだろうが。しかし、流石ケモノリア。難しい雰囲気の中に、しっかり空気を作った。
「やっぱ。上手いね…!」
「当たり前。ここまで勝ち上がってきたバンドだよ」
「凄いです…!初めて聴いたジャンルです!廣井さんたちのサイケデリックロックを聴いたときぐらいの衝撃です!」
「す、凄いなあ…!完成度高い!」
口々に結束バンドたちが感想を口にする。だが。たぶんその感想は次のバンドに塗り替えられることになるだろう。
ギュイーン!!ギャいギャいギャイーン!!ギュンキュインビロビロビロギューンギュイーン!!ぐゅん!!
はっと。観客全員の耳を突如鳴り響いたギターが奪う。シデロス、大槻ヨヨコだ。そら来た。
「フライング気味だが!それもいい味付け!可愛い顔して鳴らす音は凶悪!メタルバンド!シデロスの登場だ!さあ!ぶちかましてみな!」
そのまま迫力あるドラムスがソロを展開し!ギターとベースがそれに乗っていく!
存分にメタルなロックが会場に展開されたあと!大槻ヨヨコのボーカルが!ギターが!!最後に乗っかって!シデロスの音となる!!
なんて迫力だ!マイクの設定は先ほどと変わってないはずだ!なのに先ほどよりも迫力が!音量がデカい気がするぜ!流石の声量だ!流石ヨヨ先輩!!
「くっ…!流石にシデロス!僕が唯一ライバルと認めたバンドだ!単純に上手い!」
とはケモノリアのボーカルさん。唯一のライバル。ほう。ほ〜う。精々そうやって胡座をかいてろ。すぐに寝首を掻いてやろう。
「いい音出してるわね〜みんな〜!!」
「そだね〜!みんな緊張もなく、よく出来てるよ〜偉い!」
新宿FOLTの店長。吉田銀次郎こと銀ちゃんと、シクハックベースボーカル廣井きくりだ。
「…ちょっと、可哀想かしら。ケモノリアとシデロス。実力2大巨頭がいきなり出ちゃって。ほかのバンドちゃんたち…萎縮しちゃうかも…」
「ここまで出てきたバンドはそこまでヤワじゃないよ。隙を見せたらいつでも寝首を掻きにいくはずさ。特に、5番目と7番目。こいつらの辞書に、諦めって字はないよ!」
「…!なら、思いっきり期待しちゃおうかしら!…あら。5番のバンドは…。なるほどね。確かに、あの子は諦めを知らないわ」
「家の子だけじゃないよ?その隣のギタリストも、凄く諦めが悪いよ!?」
「なるほど。貴方達が見込んだ訳だ。後は…なるほど。彼女らね」
「何かしらやらかしそうな気がするんだ…!特にね。ギタリストには期待してる。わたしの勘は、当たるのさ…!」
「楽しみね。誰がファイナルにいくか…」
「全員勝たせて上げたいけど…。そうはいかない。せめて悔いなく。全力出して燃え尽きてほしいね!」
新宿FOLTを担う店長とエースプレイヤーは、それぞれ若いバンドマンたちに思いを馳せる…。そして、若者たちの一世一代は、音のようにあっという間に進んでいく。いよいよ。俺たち、TEAMイバラギの出番だ。
「緊張してル?遥?」
「もちろん少しは。でも。もはややるしかない。やらない後悔よりやった後悔。倒れる時は前のめり!負けるにしたって悔いはなく!行きましょうイライザさん!温存しといたあの曲で勝負だ!」
「そうだね!わたしはこの舞台は2度目!でも、ボーカリストとしては初!わたしの至らないトコロ!きっちりフォローしてヨネ!遥くん!」
「任してくださいイライザさん。…すーっ。はーっ。すーっ。はーっ!コクン。おしっ!!行こう!!」
「分かった!!イコウカ!!遥!!!」
さて。大一番だ!泣いても笑っても!この一曲で決まる!!今まで一度も歌わず、ギリギリまで温めてたこの曲で勝負だ!練習してきた全てのもんを出し切ってやる!!いくぜ未確認ライオット!!俺の!!イライザさんの!!全力を!!!受けてみろや!!!!
晴輝様!!高評価ありがとうございます!!俺!!!色々迷いましたが!!自分に正直にいこうと思います!!お気に入りして下さい!!評価下さい!!高評価が好きです!!
俺も赤バーなってランキング載ってみたいんです!!お願いします!!
ランキング載ったらみんなもっと見てくれるはず!!そしたらUAももっともっと回るはず!!よろしくお願いしまーす!!!