ダンジョンに強すぎる冒険者がいるのは間違っているだろうか 作:マイペースライター
ベルくんと名前が似てるので書いてる時も何度も間違えるんですよね…
今後ベルくんが登場し出したらとんでもないことになりそう…
てなわけで本日もマイペースに物語を進めていきましょう〜
「エル、早速ステイタスの更新をしましょう」
そう言って、アフロディーテは彼を寝室へと導く。
部屋に入ると、神の恩恵を授かった時と同じように、上着を脱いでベッドにうつ伏せになるよう指示された。
「さて、あなたは今回の冒険でどんな変化をその身にもたらしたのかしら」
彼女はそうエルに問いかけながら、ベッドにうつ伏せになっているエルの横に腰を下ろしテーブルに置いてあった銀のナイフで軽く自らの指を傷つけて神血を彼の背中に一滴垂らした。
血が一滴背中にこぼれ落ちる感触と共に、背中に僅かな暖かさ、そして光を感じ痩せ中に刻まれた神聖文字を通じてステイタスが更新される。
更新されたステイタスを見た瞬間、アフロディー
テは少し呆れたように、しかし面白そうに微笑み、呟いた。
「あの老神達…下界に降りずに何をやってるのかと思ったらこんな怪物を作り出して。ただの人間にこんな力、一体どういうつもりよ」
「アフロディーテ様。どうかしたんですか?」
彼女の不思議な反応に何か自分のステイタスにおかしな所があったのだろうかと不安になり、顔を少しアフロディーテの方に傾け問いかけるエル。
「いいえ、何でもないわ。それにしてもエル、あなたのステイタスは本当に驚異的よ」
アフロディーテの言葉に、エルは少しだけドキリとしながら、身体を起こし、紙にステイタスを書き写し終えた彼女の方に顔を向ける。
アフロディーテは未だに紙に書き写されたエルのステイタスをじっくり見つめ、興味深そうに各項目を指でなぞりながら言う。
「スキルも…ふふ、何度見ても凄まじいわね。細かいことはまた後で教えてあげるけど、とにかくこれを見て。エル、これがあなたが手にした力よ」
人間でも分かるように紙に書き直された自分のステイタス。
そのアフロディーテから見せられた彼のステイタスには、最初にアドバイザーのエイナから聞いていた一般的なステイタスの数値とはかけ離れたものが刻まれていた。
それに加えて、迷宮内で突然手のひらから出た物であろう魔法の存在やスキルの数々が、彼にさらなる驚愕を与えるのだった。
「こ、これって…」
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ステイタス
【エル・フィリウス】
【Lv.1】
«基本アビリティ»
力:M 2113
耐久:M 2062
器用:M 2041
敏捷:M 2236
魔力:M 2109
«発展アビリティ»
剣術:M
格闘:M
魔導:M
魔防:M
精癒:M
治癒:M
耐異常:M
【魔法】
«
・無詠唱魔法。
・集中攻撃魔法。
・広範囲攻撃魔法。
【スキル】
«
・早熟する。
・昇華緩和。
・限界突破。
・神の恩恵獲得、昇華時、初期能力値に超高補正。
«
・発展アビリティ『剣術』、『格闘』、『魔導』、『魔防』、『精癒』、『治癒』、『耐異常』獲得。各補正値は本人の能力に依存する。
«
・???
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アフロディーテは、エルの能力の成長具合に興味深そうな微笑みを浮かべ、
「ふふ、あなたに神の恩恵を与えた時、最初にスキルを見て違和感があったけど、あなたの成長の速さ、やはり並の冒険者とは違うわね、それに……いえ、なんでもないわ」
と続いて何かを語りかけたが、途中で言葉を止めた。
「アフロディーテ様、やっぱりこれって普通…ではない、ですよね?」
迷宮で怪物と対峙した時から感じていた何か異質な自分の強さに対する不安を感じ、彼女に改めて問いかける。
「そうね、あなたに与えられた力は言ってしまえば神からの祝福、常軌を逸する力よ。でもある意味では試練でもあると、私は思うわ」
「試練…」
「ええ。あなたにそんな力を与えた存在の真意は分からないけれど、ね」
彼女の言葉にエルは様々な不安が芽生える。
今日なったばかりの冒険者、与えられたばかりの恩恵、そんな状態で与えられた規格外の力。
どんな物語の英雄だって努力の末に手に入れる特別な力。
そんな力を、何の偉業も成し遂げていない駆け出しの自分なんかが貰って、上手く扱えるのだろうか。
エルはその葛藤を胸に、今後のことについて主神であるアフロディーテと共に話し合おうと、そう思うのだった。
遂に明かされましたねエルくんのステイタス。
調整はしたんですが、まあ厨二病全開と言った感じですね!
それと、Mって…そういう意味じゃないですよ?