「おいおい、一体どうなってんだ!?」
レイヴンがヘリからラテラーノを眺める。
辺りは爆発と銃の射撃音でかなり酷いものだった。すると、後ろからケルシーに何かを押し付けられる。
「あ?なんだこれ?」
「パラシュートだ。それで飛び込むといい。」
「は?」
「いってらっしゃーい!」
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!?」
Mon3trに蹴り飛ばされてレイヴンは空から落ちた。
「おいおいおいおい!いきなり過ぎだろ!なんだよもう!」
レイヴンは文句を言いつつパラシュートを開いてそのままラテラーノに降りていった。
そしてすぐに武器を構えて近くの敵を薙ぎ倒す。
「くそっ、数が多いな。」
その近くには多くの敵が混雑しており、レイヴンは的確に処理していった。
「!」
すると、遠くで大きな爆発音が響き渡った。
「なんだ?デュークか!?」
レイヴンは急いで駆け出し、デュークの応援に向かう。
そしてしばらく歩いていると、デューク達が謎の三人組に苦戦を強いられている様子だった。
「デューク!」
「レイヴンか!」
レイヴンがデュークの隣に立つ。後ろを振り返ると、エクシア達が倒れている様子だった。
「アイツらやられたのか。」
「ああ…相当強い奴だ…」
すると、三人の敵が立った。
「へー…噂のドクターか…」
「ぶっ潰しがいがあるじゃねぇか!」
「………」
三人組…ケイオス・ネフィリム・フィリアの三人は静かに睨みながら呟く。
「おいおい、ちょっとめんどくさいじゃねぇか…」
レイヴンは双剣を構えてそのまま突撃する。
しかし、三人は一気に散開し、それぞれが個別で攻撃を仕掛けてきた。
レイヴンは攻撃を受け止めつつも、そのコンビネーションに圧倒されてしまう。
「うわっ!」
「へっ…おしまい…!」
すると、レイヴンは攻撃を避け、そのままバク宙で地面に戻る。
「大丈夫か?」
「ああ…でも、かなり強いぜ…コイツら…」
レイヴン達は辺りを見回して状況を確認する。
「ここは撤退だ!勝てる気しねぇぜ!」
「同感…」
レイヴン達はそのまま周囲の建物を崩して撤退していった。
「チッ…逃げたか…」
ケイオスがそう言うと、突然胸を抑えて苦しみ出す。
「…時間切れかよ…」
「なら丁度いいや…」
そうして三人衆はそのまま帰還していった。
………………………………
ロドスに戻ったレイヴン達は負傷したエクシア達を医療室に送り、そのまま司令室で作戦会議を立てていた。
「どうするよ。あんな強い奴が居たら、多分勝つのは難しいぜ?」
「そうですね…どうします?」
「とにかく、対策を考えよう。話はそれからだ。」
レイヴン達はそのまま時間をかけて思考を巡らせるも、時間はあっという間に過ぎてしまった。
それと同時刻。
ヴィクトリアに撤収していたラテラーノを襲撃していた一部隊は帰還して、ヴィクトリア八精鋭の元に向かっていた。
「む、貴様!何用だ!」
サルースはアバドンにそう叫ぶが、アバドンは謎の装置を使ってヴィクトリア八精鋭達を吸収し始めた。
「貴様、何を!?」
「あなた達はお役御免となったのですよ。全員の力を合わせてこのヴィクトリアを守ってもらいますよ。」
ヴィクトリア八精鋭達はすぐさま合体していき、そのまま巨大化して建物を突き破った。
………………
それと同時刻。司令室からは緊急アラートが鳴り、レイヴン達はモニターを視線を向けた。
「なんだ!?」
「デカいな…」
「よく見たら、ヴィクトリア八精鋭みたいな見た目ね。」
ウィシャデルが言うと、確かにヴィクトリア八精鋭と見た目が酷似していた。しかし、各部は全くと言っていいほどに別物だった。
「くそっ!動けるオペレーターはすぐにヴィクトリアに直行だ!急げ!」
ケルシーの連絡と共に、レイヴン達も急いでその場に直行した。
数時間後、レイヴン達はバギーから街を眺めていた。
「でっけぇな本当に!」
「ドクター、私達はそのまま敵に奇襲を仕掛けます。ドクター、お願いします!」
「任せな。よし、ジェスター、テディス!行くぞ!」
レイヴンは二人に呼びかけてそのまま街に駆け出して行った。
街は更に廃墟に成り果て、人々の影も無かった。
「ひでぇ…これがアイツの仕業か?」
巨大な怪物…名称は「グレイザード」と名付けた。グレイザードは軽く50mはある巨大でレイヴン達にとっては巨大過ぎるほどだった。
「レイヴン。とにかく弱点を探すぞ。ヴィクトリア八精鋭が元になってるなら必ず弱点はある筈だ!」
「分かってら!」
レイヴンは大剣を構えてそのまま殴りかかる
しかし、大剣は弾かれ、硬い装甲に阻まれた。
「かてぇ…」
レイヴン達は怯まずに攻撃を仕掛けるも、恐らくダメージは受けている様子は無かった。
それどころか、各部位から放たれる攻撃は苛烈で、他のオペレーター達も巻き込まれて一気に数を減らして行った。
「くそっ、本気でやばいぜ。」
「ああっ…ここまで苦戦したのは…初めてかもな。」
ジェスターの肩を借りてなんとか立ち上がるレイヴンとテディス。
「やっぱり大火力が無いと無理か…」
「だったらコイツらの出番だ!」
後ろから声がして振り向くと、フロストノヴァがコンバットフレームを引き連れて援護しに来てくれた。
「フロストノヴァ!」
「ドクター。援護する。ここは共に行こう。」
「へっ、助かるぜフロストノヴァ!」
「…だが、コンバットフレームだけでは、いずれ弾薬切れになる。このままでは…」
『一つだけ、方法があるぞ。』
何処からかテレパシーが飛んできた。
すると、ジェスターとレイヴンの二人から碑文が飛び出してきた。
「スケィス!」「コルベニク…!」
『よう、久しぶりだな。』
『忘れられているかと思ったぞ。』
「は、ははは…」
レイヴン達は目を逸らした。純粋に出てこないからよく忘れている時がある。
「そ、それより。方法ってのは?」
『とりあえず、それにはアーミヤ達を呼んでくれ。』
『ウィシャデルもな。』
「…どうする?」
「方法があるってんなら、やってみる価値はあるな。」
二人はそれぞれ彼女達を呼び出した。
「ドクター!」
「いきなりどうしたのよ!」
『アーミヤ。ウィシャデル。このまま戦っても、奴に勝つのは難しい。』
『そこでだ。フォームエクステンドをすりゃいいって訳よ!』
「フォームエクステンド…」
「しかし、俺たちのフォームエクステンドをするには恐らく不可能だぞ。」
「…フォームエクステンドって確か二回しか出来ないのよね。」
二人の言った通り、フォームエクステンドは二回まで、つまり3rdフォームまで。それ以上のフォームエクステンドはできないと言われている。
「はい。それ以上のフォームエクステンドは…」
『おいおい、俺達は碑文だぜ?』
『それ以上のフォームエクステンドを、俺達は可能にしているという訳だ。』
「…!そうか。」
レイヴン達は碑文を見つめる。
『…だが、それにはかなりキツイかもしれないぜ。』
「それぐらい、なんて事ないさ。」
『ジェスター。』
「言われなくても分かってら。」
「ドクター!」
碑文達は光になって鋭い矢に変わった。
テディスとデュークにその矢が手に渡った。
『俺たちをアイツらに投げ込め!』
「…どうする?」
デュークがテディスの方を見つめる。テディスは笑顔で答えた。
「大丈夫!彼らならきっといけますよ!」
それを見たアーミヤとウィシャデルは不安そうにレイヴン達に叫んだ。
「ドクター!やめてください!」
「ジェスター!無茶しないで!」
普段は落ち着いている二人が珍しく声を荒げて不安そうに聞いてきた。
レイヴン達はむしろこの状況だが微笑んで振り返った。
「俺たちの無茶は、いつもの事だろ?」
「ここは、俺たちに任せてくれ。」
レイヴンとジェスターはお互い見つめあった。
「……怖いか?」
ジェスターがそう聞いてきた。普段のジェスターからは信じられないセリフだった。
「怖くない…と言ったら、嘘になる。」
レイヴンもいつもの顔だったが、少し手が震えていた。
「実は…俺もだ。」
ジェスターも落ち着いた顔をしていたが、何処か不安げそうな顔をしていた。
そして自然とレイヴンの手を握る。
「俺が逃げないように…しっかり握っておいてくれよ…」
「俺の方こそ、頼んだぜ!」
レイヴンもジェスターの手を握り返した。
そして、全員が見守る中、デュークとテディスは二人に矢を投擲した。
二人は落ち着いた顔をしながら、その矢を受け止めた。
「ッ…!」
光に包まれた二人はそのまま全身から力が湧き上がり、そして変わっていくような感覚が起きた。
「あれは…」
その光は、奇襲部隊や援護部隊、そしてヴィクトリア兵達もがその光に視線が釘付けになっていた。
「綺麗…」
ルミネもその光に釘付けになっている一人だった。
そして…
光が収束し、レイヴンとジェスターが現れた。
しかし、その姿は以前と違った。
アーミヤ達は、その姿を見つめて静かに呟いた。
「これが…」
「最強のフォームエクステンド…」
レイヴンとジェスターは並び立ち、共にグレイザードを見つめていた。
曇っていた空に一筋の光が二人を照らしていた。
ネタ思い浮かばなくて短かった…すいません。
次に書いて欲しいキャラストーリー
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アーミヤ
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ケルシー
-
ロスモンティス
-
フロストノヴァ
-
Mon3tr