アークナイツ リザレクション   作:サツキタロオ

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最強フォームは大体30話終盤辺りに出るのが鉄則だよね。


STORY.37:究極の7thフォーム

神々しい光が収まると、レイヴン達は自分の姿を見つめた。

「すげぇ…これが7thフォームか!」

「これなら…奴にも…!」

ジェスターがそう言うと、グレイザードが腕を振り下ろして攻撃を仕掛けてきた。

レイヴン達はそれを余裕で回避し、そのまま殴りかかった。

 

パンチは命中し、グレイザードは建物を崩していきながら倒れる。

レイヴンはアーミヤ達の元に戻り、そのまま指示を飛ばす。

「アーミヤ!ウィシャデル達と一緒に城に行け!」

「は、はい!」

 

アーミヤは指示を飛ばされて驚いていたが、すぐにハッとしてそのままその指示に従った。

(あのドクターが指示を…)

 

今までは指示をまともにできなかったレイヴンが指示をしている様子を見てアーミヤは少し安心したような感覚をした。

そしてレイヴンとジェスターは振り返って起き上がるグレイザードを見つめる。

 

「レイヴン。ここからは常識破りだ。」

「分かってら、このイリーガルな力!とことん見せてやるぜ!」

 

レイヴンは火球を形成してグレイザードに投擲した。

「"ガイアフォース"!」

 

火球は爆発して周囲の建物を崩す程の破壊力だった。その爆風に隠れ、ジェスターは外から現れてガントレットを展開してそのまま殴ろうとした。

「"フィンガーシュート"!」

 

拳型の衝撃波がグレイザードに命中し怯んで押し倒される。

その様子を城を駆け上がりながら見つめながら走るアーミヤ達。

「凄いわね。アーミヤ、向こうはアイツらに任せましょ。」

「はい!」

グレイザードは大きな爪でレイヴンとジェスターを潰そうとする。

二人は受け止め、そのままブースターを蒸して爪を押し返した。

「どうだ!」

「レイヴン。ガイアフォースとフィンガーシュートを合わせて同時攻撃だ!」

「おう!ガイアフォース!」

火球を投げつけ、グレイザードは受け止めた。その隙をジェスターがフィンガーシュートを放ち、周囲が大爆発を引き起こした。

 

………………………………

 

一方、城の中に入ったアーミヤ達は地震が起こり、その場でよろけてしまった。

「向こうは相当派手にやってるみたいね!?」

「こちらの気も知らないで…だが、これはチャンスだ。ヴィクトリア兵はさっきの地震で大半がグレイザードの元に向かっている!」

チェンの言う通り、ヴィクトリア兵は大半がグレイザードの元に向かっていた。

「もうすぐ玉座か…!」

「テディス。行けるか?」

「はい!」

二人が扉をこじ開けると、そこには玉座に居座るテレシスの姿があった。

外ではグレイザードと戦うレイヴンとジェスターの姿が見えていた。

「…どうやらここまで来たようだな。」

「テレシス…さん!」

アーミヤはすぐに剣を構えた。

「…ふっ、確かに魔王の力を感じる…どうやら本当にテレジアから魔王の力を継承したのだな…」

テレシスが立ち上がり、隣に刺さっていた大剣を引き抜いた。

そしてすぐに瞬間移動してテディス達の後ろにテレシスが立っていた。

(いつの間に!?)

テディスは剣を構えてガードするも、壁に突き飛ばされてしまった。

「ぐっ…!」

「やるな…俺の攻撃を受け止めるとは…」

「早いわね…」

「これが現魔王の力かッ!」

チェンがそう言ってテレシスの攻撃を回避し、赤霄を抜刀して迎え撃つ。

テレシスの大剣と鍔迫り合いになるが、チェンが押され気味だった。

「お、重い…」

「チェン。退いて!」

ウィシャデルが近くにあったタイルを剥がしてそのまま投げつけた。

テレシスはそれを回避する様子も見せずに顔面に受けてノーダメージだった。

「チッ…硬いわね…」

一旦テレシスから距離を取る一同。

「ふん。この程度か?」

「くっ…Mon3tr!」

「分かった!」

ケルシーがMon3trに合図を出して怪物形態のMon3trの頭部を腕に装着して前方にビームを発射した。

しかし、テレシスはビームを軽々と切り裂いた。

「と、とんでもない…」

Mon3trは驚いてブレードを構える。

しかし、テレシスに急接近されてブレードをへし折られた。

「がっ…」

「終わりだ。」

大剣を構えてそのまま振り下ろそうとするが、ステンドグラスからフロストノヴァ達が参戦してきた。

「…アーミヤ!」

「フロストノヴァさん!」

「どうやら、かなり苦戦しているようだな。」

「はい…テレシスさんは強いです…」

(パトリオットが以前言っていたな…とてつもない強さを持った者がサルカズには居ると…)

フロストノヴァがアーミヤに目配せをしながらお互い武器を構え合う。

「アーミヤ。ドクターから少し力を貰ってな。試すなら今だと思う。」

「…?」

フロストノヴァが前に出て徐々に冷気が辺りを包んでいく。

「行くぞ…!」

フロストノヴァが陣を描いて周囲を霜で隠した。

「…なんだ!?」

「…こ、これは…?」

アーミヤがフロストノヴァの方に視線を向けた。姿は変わり、右肩なマントを羽織っていた。

「…フォームエクステンドか…アイツいつの間に…」

チェンが言うと、フロストノヴァは少し微笑む。

「…ドクターが使ったガイアフォースを直接浴びさせて貰った。」

 

………………

 

『はあ?正気かよ。』

 

『今はこれでしか力を得る方法が無い。頼む。』

 

フロストノヴァの真剣な視線に根負けし、レイヴンは溜息を吐きながら火球を形成してそのままフロストノヴァに投擲した。

 

………………

 

「……という感じでな。」

「………無茶をするなと…帰還後に説教だな。」

ケルシーは苦笑いしながらもそれ以上は言及する事はなかった。フロストノヴァは腰に携えた刀を抜刀し、構えを取る。

「…行くぞ!」

フロストノヴァは走ってテレシスの前に立って殴りと蹴りを入れた。

「そのような攻撃で…!」

テレシスは大剣を突き刺そうとするものの、そこには一つの人形が…

 

「…?」

すると、その背後にフロストノヴァが刀を構えて切り裂こうとした。

「…いつの間に…」

「カワリミ…というやつさ。」

フロストノヴァは飛び上がり、地面に魔法陣を描いて攻撃し出す。

「"マジシャンズフリーズ"!」

フロストノヴァの声と共に魔法陣から氷が生えてテレシスが凍り付いた。

「…凄い…!」

アーミヤが言うとフロストノヴァはまだ警戒を解かなかった。

「いや…まだだ…」

すると、テレシスは氷を砕いて出てきた。

「このパワー…本物だな…だが!」

フロストノヴァは地面に立ち、地面を足踏みして雪崩を発生させた。

「"雪崩太鼓"!」

「…くっ…」

テレシスは雪崩に巻き込まれてそのまま壁が崩れると共にその崩落に巻き込まれていった。

「…落ちた?」

「どうせ生きてるわよ。アイツの事だし。」

ウィシャデルは近くの玉座の椅子を退かすと、そこに金庫があった。

「金庫だと?」

「…大丈夫よ。中に入ってる物は予想がつく。」

そうしてウィシャデルは金庫を開けると、そこには碑文が置いてあった。

「…ひ、碑文!?」

「なんとなく気配を感じていたのよ。アタシももしかしたらね…」

そのままウィシャデルは碑文を身体の中に取り込んだ。

痛みは来ず、むしろ心地いい気分になっていた。

「…やっぱりね。アタシも"碑文使い"になれるみたい。」

「……ここはアタシに任せて。アイツにはちょっと因縁もあるから。」

そうしてウィシャデルはそのまま飛び降り、身体から光が放たれると共に地面に着地した。

雪崩から出てきたテレシスは振り返ると、ウィシャデルが立っていた。

「…まさか…あの碑文を…」

「ええそうよ。取り込ませて貰ったわ!そのお陰でフォームエクステンドできたからね!」

ウィシャデルはマグナムを構えて発射する。

テレシスは回避するも、ウィシャデルは蹴りを入れてそのまま持っていた四本の銃を連結させた弩級砲「オリジニウムバスターキャノン」をテレシスに向けて照準。

「!」

「くらえ!」

ウィシャデルはそう言ってオリジニウムバスターキャノンを放ち、周囲は光に包まれていった。

 




いいところで終わってしまった…
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