アークナイツ リザレクション   作:サツキタロオ

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今ストーリー的に第15章辺りになりそう。


STORY.41:魔獣の黄昏

ロドスに帰還したレイヴン達はしばらく休息を取っていた。

アーミヤはジュースを飲みながらヴィクトリアの映像を見ていた。

「ドクター。どう思いますか?」

「何が?」

「ヴィクトリアの国土は既に崩壊寸前です。この状況で政府からの連絡が一切無いのは怪しいと思って…」

「確かに…」

レイヴンはそう思いながらジュースを飲んでゴミ箱に捨てる。

「とりあえず、俺はまたヴィクトリアに行ってみる。」

「任務ですか?」

「いや、プライベートだよ。まあ任務じゃやれない事をやろうと思ってな。」

レイヴンはキザに去ろうとするがアーミヤに鼻で笑われた。」

「似合ってないですよ。」

「うっせぇよ!」

レイヴンはそうコミカルに返してそのまま格納庫に向かった。

それを見送るアーミヤはレイヴンが見えなくなると同時に深刻な顔になる。

 

(ヴィクトリアはもはや人が住めるような場所じゃなくなってる…でもヴィクトリアからの何の連絡も無い…)

(一体何が目的なんでしょう…?)

アーミヤは疑問に思いつつも、持っていた缶ジュースを勢い良く飲み干して深くは考えないようにした。

「いやいや…そんな遥か未来のことを考えても駄目だ…今は目の前の事に集中しなくちゃ!」

アーミヤはそう言って司令室に走って行った。

 

そうしてレイヴンはそのまま空に飛び立ち、ヴィクトリアに向かった。

(確かジェスター達もヴィクトリアに来てるんだったな。)

レイヴンはそのままジェスターとテディスが居た場所に降り立つ。

「レイヴン!」「ドクター!」

「レイヴン。大変なことが分かった。ウルサスの奴らがヴィクトリアに向けて核ミサイルを撃ったらしい。」

「まじかよ!?」

レイヴンは思わず大声を出して驚いてしまう。

それを見たテディスは空を見つめる。

「今はまだ見えませんけど、すぐにでもここに落ちたらひとたまりもないですよ。」

「住民達の捜索をしてみたけど…全く居なかった。」ジェスターは目を閉じて首を横に振る。

 

「おそらく逃げたか、死んだかのどっちかだ。前者の方を願ってるがな。」

ジェスターはそう言って端末を投げて手渡す。

「ドクター。アーミヤ達にウルサスに向かうように言ってください。頼みましたよ!」

テディスはそう言ってそのままビルから飛び降りて飛んでいった。

「とりあえずデュークも呼んでおくか。」

「だな。アイツにも連絡しとく。」

レイヴンはそう言ってスマホに電話をかけた。

 

……………………

 

「はあ!?ウルサスに?」

一方、ペンギン急便の本社に戻っていたデューク達はレイヴンからの突然の連絡に驚いて叫んでしまう。

「どういう意味だよ…?いきなり…」

『核ミサイルをヴィクトリアにぶつけるらしい。』

「核だって!?そんなの使ったら死の世界になっちまうぞ?」

『だからどうにかするんだよ。じゃあデュークはウルサスに向かってくれよ。』

そうしてレイヴンからの連絡は切れた。

「…アイツ…」

デュークは溜息を吐くが、手短に支度をしてバイクに乗って向かおうとする。

すると…

 

「デューク!」

後ろから声がして振り返ると、息を切らしたエクシアが居た。

「デューク、もしかしてリーダーに言われたの?アタシも行くよ!」

「今回はラテラーノの時と違うぞ?国家戦争待った無しになっちまう。」

「大丈夫だよ!アタシ強いし!」

胸を張ってフフンとするエクシアを見て、デュークは呆れつつヘルメットを投げる。

デュークはそのままエクシアの手を掴む。

「死んじゃ駄目だ。」

「分かってるよ。」

「絶対生きて帰るぞ。」

「うん。」

「ならいい。行こう!」「OK!」

二人はそのままヘルメットを被り、エクシアはデュークの腰をしっかり掴んで離さなかった。

そのままエンジンを蒸してそのまま走り出して行った。

 

「…置いて行かれたな…」

「うん…」

そう後ろを見ていたテキサスとラップランド。

二人も急いでロドスに連絡を取ろうとする。

「行くの?」

「当然だ。デューク達を放って置けない。」

「だね。じゃ、テキサスは早く有給取ってよね!」

ラップランドはそう言ってそのまま走り出して行った。

 

……………………

 

そうして二人はそのままウルサスに辿り着いた。

バイクに降りて先に進もうとすると、その前に大量の兵士が立っていた。

「なんだ!?」

「皇帝の利刃だよ!しかもいっぱい!」

エクシアはサブマシンガンを二丁構えて構える。

デュークも剣を構えて皇帝の利刃に向ける。

「強行突破だ!」

「OK!」

迫る皇帝の利刃の攻撃を避けてデュークは軽々と切り裂いていく。

背後から振り下ろされた剣の攻撃を回避し、デュークは首を折って武器を奪った。

「でやぁ!」

デュークは首の中に刀を突き刺し、そのまま刀身を折って蹴りで押し入れた。

二人はそのまま皇帝の利刃を倒していくが、倒しても倒してもキリが無かった。

「くそっ…数が多いな…」

「このままじゃ入る前に倒れちゃうよ…」

二人は息を切らしているが、何とか立ち上がる。

「ねえデューク。何だか、この状況ちょっと楽しくない?」

「へえ?」

デュークは思わず不思議うに聞いた。

「大事な友達に頼まれた挙句、それが世界を救う為には大切な事って状況!ゲームだったら激アツ展開だよね。」

「…ふっ、そうだな。こういう状況は、いつ以来かな。」

二人は武器を構えると、身体が徐々に発光していく。

「エクシア。俺はお前を信じる!」

「アタシはデュークを信じてる!」

二人が見合ってお互い微笑み合う。そして、光が勢いを増していき、皇帝の利刃はその光に吹き飛ばされた。

 

それは、近くまで来ていたテキサスやアーミヤ達にも見えていた。

「あの光の輝きは!」

アーミヤが見慣れた光に思わず声を出す。

 

そうして光が収まる頃にはデューク達は姿を変えていた。

「なるほど…これが7thフォームってやつか?」

「へー…リーダーやアーミヤはこんな感覚だったんだ…思ったよりいいかも。」

二人は変化した武器を構え直し、そのまま突撃して行った。

 

「デュランダル!」

デュークはその名前を叫んで左腕を天に掲げると、空から金色の剣が招来した。

デュークは剣を掴んでそのまま斬りかかる。

皇帝の利刃はその攻撃で真っ二つどころかそのまま光になって消えて行った。

「やるね!だったらアタシも!」

エクシアも変化した二丁の銃を構えて踊るように華麗に射撃した。

それは普段のエクシアからは違う印象を与える姿だった。

 

すると、皇帝の利刃の一体が苦しみだし、周囲の利刃を吸収して巨大化していった。

その様子を陰ながら見ているプリースティス。

「また彼の仲間が新しい力に目覚めた…皇帝の利刃程度で足止めできるかは分からないけど…多少は稼いでくれるでしょ…」

そう言ってプリースティスはそのままその場を去っていった。

 

巨大化した利刃は剣を振り下ろしてくるが…

「ブリウエル!」

デュークがそう言って盾を召喚して剣を跳ね除けた。

「今だ!」

「くらえッ!」

エクシアが背後に立ち、デュークが避けると同時に大型ランチャーを発射して利刃を粉砕した。

 

「…やったな!」

「うん!」

二人はハイタッチする。

「…とにかく。急いで向かうぞ。」

「そうだね。急ごう!」

そうして二人はそのまま飛んでウルサスに向かっていった。

 

その地下に、巨大な災厄が目覚めようとしてるとも知らずに…

 




レイヴン、ジェスター、テディス、デュークのメイン四人の最強フォーム遂に揃いました。

もうすぐヴィクトリア編終わります。

次に書いて欲しいキャラストーリー

  • アーミヤ
  • ケルシー
  • ロスモンティス
  • フロストノヴァ
  • Mon3tr
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