アークナイツ リザレクション   作:サツキタロオ

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魔王…誰なんやろなぁ…(すっとぼけ)


STORY.42:怒りの魔王

「急いでくれ。ミサイル着弾まで時間が無いぞ。」

「分かってますって。だってチェンさん重…」

テディスがチェンを乗せて飛んでいるとチェンがテディスに睨まれてすぐに言葉を濁した。

「と、とにかく急ぎましょう!」

二人はそのままウルサスに向かう。

 

テディス以外にも、ジェスターやレイヴンの部隊もウルサスに向かっていた。

レイヴン達はホバー移動しながらウルサスに向かう。

「デュークから情報が入った。エクシアと一緒にウルサスに突入したらしい。」

「じゃあ私達も急ぎましょう。」

アーミヤも頷いてそのままレイヴンの後を追った。

 

「コンバットフレーム隊は地上で待機だ。ブレイズの部隊は内部で待機。」

「りょーかい!」

ブレイズは軽く敬礼して部隊を引き連れて艦内に入って行った。

そうしてレイヴンは指示を出す姿をアーミヤは見つめていた。

 

(ドクター…最初の頃は指示できなかったのに…今はこんなに…)

(これは、帰ったら能力判定で標準から優秀に変更して貰いましょうかね。)

なんてアーミヤが思っていると、前方からウルサス軍のコンバットフレーム・アラネアタイプが多数配備されていた。

「アラネアタイプだ!早いから気を付けろよ!」

レイヴンはクローで攻撃してアラネアの大群に攻撃を仕掛ける。

「オラッ!」

アラネアはガトリングやミサイルを発射するが、ロドスのニュクス型に押し負けていた。

「アーミヤ、核ミサイルを俺達が止めてくる。」

「俺達…?」

「そ、俺たちだ。」

するとジェスターとフロストノヴァが近づいてきた。

「アーミヤ。私もドクターと行く。足止めぐらいできたら良いがな。」

「ええ、頼みます!」

そうしてレイヴン、ジェスター、フロストノヴァの三人はそのまま空を飛んで核ミサイルに飛んで行った。

 

……………………

 

その頃、デューク達はウルサスの艦艇に辿り着く。

皇帝の利刃の姿は無かったが、怪我人やコンバットフレームの残骸が置かれていた。

「…アーミヤ達は大丈夫か?」

「大丈夫だって!アタシが保証するから!」

「お前が保証してもなんか納得しない!」

と言いつつデュークは微笑んでいた。

「…?」

デュークが何か嫌な気配を感じて少し剣を構えようとする。

「…仕方ない。連絡を入れてみるか。」

デュークは電話を入れる。

「レイジアン工業。例の新武装を要請する。今すぐ送ってくれ。」

そうして連絡を入れると、数分もして高速輸送コンテナが到来した。

「早いな。」

デュークがコンテナをひっぺがして中に入っていた装備を装着した。

全身に武装したデュークは感覚を確かめながら中に入っていた武器も取り出す。

「フルクロスか…装甲が役に立ってくれると良いが…」

「デューク。嫌な気配がするよ。多分…下から!」

二人がそう言うと地面が揺れ始め、同時に崩落を始めた。

 

……………………

 

同時刻。

レイヴン達は核ミサイルの正面に向かい、そのままレイヴンがミサイルを正面から受け止める。

「フロストノヴァ!今だ!」

「ああ!」

フロストノヴァは全身から冷気を発生させて核ミサイルが凍っていく。

そして間髪入れずにジェスターがミサイルを上空に蹴り飛ばす。

 

そのままミサイルは折れ曲がったまま上空に飛んでいき、宇宙に消えて行った。

………

 

「消えたか?」

フロストノヴァに目配せするレイヴンは、フロントノヴァが見ている観察レーダーを見てそのまま宇宙空間に飛んでいった事を確認した。

「計測完了だ。このままいけば、49時間後に無人の惑星に辿り着くはずだ。」

「なら、もう大丈夫だな。」

レイヴンは笑顔でそう言うと、ジェスターはジーッとした目で解説になってないと言う目をした。

 

それと同時、地震と共にウルサスの大地から謎の怪物が姿を現した。

丁度6時6分6秒の出来事だった。

「なんなんだアイツは!?」

レイヴン達が空からその怪物の姿を見て驚く。

そのまま三人は地上に降り立ち、地上から怪物を見上げる。

全長200mもある超巨大な怪物だった。

「見た目だけで圧倒されるな。」

「コンバットフレーム隊!撃て!」

レイヴンが指示を出すと、コンバットフレーム部隊が攻撃を開始するが、攻撃は命中するも全く効いている様子は無かった。

「なんて防御力だ!」

「どんな奴にも必ず弱点はある。そこを攻撃するしか無い!」

レイヴンとジェスターが飛び上がって攻撃を始める。

 

レイヴンが腹を殴って攻撃し、ジェスターはその隙に剣で敵を貫こうとするが、剣先はすぐにへし折れてしまう。

「くっ…」

「再構築…!」

ジェスターがそう言って剣の形状を変化させた。

それぞれ違う剣「バハムート」と「シリウス」を掴むジェスターはそのまま怪物に近づく。

「はあああっ!」

剣でそのまま殴り飛ばすと、怪物は唸り声を上げて言葉を放った。

 

「キサマァ…!ロドスゥ…ユルサンゾジェスタァ!!」

 

「!?」

ジェスターは驚きつつ後方に回避する。

そのまま爪を鋭くして地面に食いたてる。ジェスターは飛び上がってウィシャデルと合流する。

「このぉ!さっさとくたばんなさい!」

ウィシャデルはミサイルを発射して攻撃を仕掛ける。

しかし、怯む様子も無く怪物はそのまま目からビームを放って近くの建物に命中する。

 

すると、建物は次第に源石が徐々に変わっていき、そして崩れていった。

「とんでもないわね…当たったら即死よアレは。」

「………」

ジェスターは考えた顔をしながら一つの仮説を思いつく。

「ジェスター?とうしたのよ。」

「…多分、アレはテレシスだ。」

「はあ!?原形無いじゃない!いくら強いからってそんな仮説…」

「だったら、俺の名前を呼んだのは偶然だっていうのか。」

「…!?」

ウィシャデルは驚いた顔をしつつ、怪物の方を見る確かに狙うのはレイヴンやアーミヤといったテレシスと関係ある者だけでテディス達にはあまり攻撃を仕掛けていなかった。

 

 

『何!アレがテレシスだと!?』

「おそらくの話だ。プリースティスって奴が、テレシスに何かしたんだ。」

『…なるほど、それなら納得がいく。』

「だが、見た目を見れば他の奴と組み合わせて改造してある筈だ。」

「ケルシー。レイヴン達と合流してくれ。奴用のワクチンを作れないか?」

『すぐ準備する。』

そうしてケルシーとの連絡を切ると、そのままジェスターはテディス達と合流してそのまま突き進む。

 

「皆さん離れてください!ギガデスを撃ちます!」

テディスは飛び上がって胸の砲門を展開する。

そのままエネルギー弾を放ち、周囲を爆散させた。

爆炎と共に音すら消えたギガデスはテレシスに命中するが、煙の中からテレシスは歩いて出てきた。

「無限のエネルギーである…ギガデスを!?」

テディスは驚いた顔をして冷や汗をかく。

 

テレシスはそのまま爪を食いたててテディスを殴って吹き飛ばした。

咆哮を上げるテレシスは口からビームを発射してアーミヤに攻撃してきた。

「しまっ…!」

 

アーミヤはその攻撃に命中してそのまま地面を転がってしまった。

気絶したアーミヤを尻目にレイヴン達はそのままテレシスに突撃して猛攻を仕掛ける。

「レイヴン。ガイアフォースで足元を狙え!」

「分かった!ガイアフォース!」

火球を複数投擲してテレシスの足元の地盤を崩していく。

「デューク!」

「承知だ!」

デュークとジェスターが地面を殴り、そのまま地盤沈下と共にテレシスは沈んでいった。

 

「グオオオオオッ!」

 

「テレシス…」

ジェスターが少し寂しげに答える。

「ドクター。ここはアタシにやらせて頂戴。」

ウィシャデルがレイヴンの間に入り、そう話す。

レイヴンはいきなりでびっくりしつつもウィシャデルの真剣な顔を見て、頷いて後方に下がった。

「テレシス…アンタの事恨んでたけど…今はそんな気はしないわ。哀れな怪物になったアンタを…楽にしてあげる。」

武装をフル連結してテレシスに構えるウィシャデル。

ジェスターも双剣を構え、オーラを纏うと共に構えて飛んでいった。

 

「さよならテレシス…」

ウィシャデルは静かにそう言って引き金を引き、巨大なエネルギーのビームが放たれた。

 

ジェスターは斬撃と共にテレシスを陣で拘束してそのままビームに巻き込まれ、すぐに蒸発するように身体は消滅した。

「テレジア…貴方の兄はそっちに行ったからな…」

ジェスターは黙祷するかのように目を閉じ、そう呟いた。

 

その時だけは、静かな静寂だけが辺りを包んでいた………

 

 




長かったヴィクトリア編ももう終わりです。

次に書いて欲しいキャラストーリー

  • アーミヤ
  • ケルシー
  • ロスモンティス
  • フロストノヴァ
  • Mon3tr
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