陰実短編集   作:ただの厨二病A

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シャドウ様の邪魔立ては許すまじ

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転生、オリ主、TS


陰の崇拝者になりたくて!

僕はある日、友達に勧められて生まれて初めてアニメを見ることにした。

その名も『陰の実力者になりたくて!』

 

友達に予告編を見せてもらったけど、美しいカッコ良い素晴らしい、シャドウ様。

それを見て僕は義務を負った。

あぁ、僕は可能な限り早く、いや不可能なくらいに素早く陰の実力者になりたくて!を見なければならない。

シャドウ様の崇高さを見て、さらに知らないとならない。

 

そして、信号のないちょっとした交差点に差し掛かった時、

プップー、、、ドンッ

 

〜〜〜

〜〜〜

〜〜〜

 

気づいた時、僕、、、というか私?は転生していた。

シンシャ•カゲノー(女)として。

 

そして、僕はその崇高で絶対たるお姿を目にした。

シド•カゲノーことシャドウ様を。

 

 

でも10歳頃、僕は悪魔憑きという不治の病を発症した。

僕如きが完璧たるシャドウ様の手を煩わせる訳にはいかない。

僕は夜な夜な家出というか夜逃げ?をして、廃村か何かの小屋を見つけ、そこで意識を失った。

 

・・・

「目が覚めたか?」

 

目を開けると、そこには何か知らん金髪エルフが居て、それと崇高なるシャドウ様がおられた。

「え?!私の体、嘘、」

「キミを蝕んでいた呪いはもう解けた。もはやキミは自由だ。」

とりあえず金髪エルフが邪魔な事、シャドウ様が崇高である事は分かっても、状況が読み込めない。

「あなたが、私を?呪いって?」

「あぁ、呪いというのは…」

 

「君達英雄の子孫にかけられた忌まわしき呪いだ。」

僕は直感的にシャドウ様に敬意を示す必要が、使命があると感じた。

・・・

 

そうこうして、僕はシャドウガーデン七陰総括『ギリシャ』。あの時の金髪エルフは七陰第一席『アルファ』となり、素晴らしきシャドウ様を盟主とするシャドウガーデンを結成した。

七陰というのはエルフ5:獣人2で構成される元悪魔憑き、ギリシャ文字のアルファからイータまでの事を指す。

 

ま、そんな事は今はどうでも良い。

「クレア様を攫った教団のアジトと思われる場所を何ヶ所か突き止めました。」

「クレア•カゲノー、崇高たるシャドウ様のお手を煩わせるとは、何たることか。」

 

「仕方ありません、救出するとしますか。」

「彼の力を借りなければならなそうね。」

「敬称を忘れるな!我々は偉大なるシャドウ様の手足に過ぎない。それは七陰第一席とて変わらない。くれぐれも忘れるな。」

〜〜〜

そしてクレア救出も無事に終わり、七陰列伝の後に出来上がったギリシャを実質的なトップとするシャドウガーデンは、シャドウ様の神格化が過剰に進み、七陰でさえ恋愛感情ではなく崇拝によって動いている。少なくとも表面上は。

なぜ表面上かというと、シャドウ様に対してアプローチなるものでもしようものであれば、ギリシャによって消される危険性がある為、表面上に出していないだけで感情を持たないとは言いきれない。

ギリシャとゼータ、559を組み合わせたらどうなるかは言わずもがな。

ギリシャとベータは腹黒王女への嫌悪感で同調している。

イプシロンのスライムは自重している。(具体的には99%→50%くらい。)

 

ちなみに、アレクサンドリアにシャドウ様の像は建設されていない。

なぜかというと、完璧で究極たるシャドウ様を偶像程度では表現できない為である。

 

そして場面飛んで血の女王戦

〜〜〜

「1つも、失う訳には、いかないっ!」

「っ!」

何ということでしょうか、私達が傷を負って負傷している*1せいで、黄金に輝く*2シャドウ様が防御という無駄な手間を挟む結果を招いている。

 

今この状況下であっても、シャドウ様の崇高さを信ずる心さえあれば、残存魔力の一滴までも搾り出すことは容易い*3

「申し訳ありません、シャドウ様。後の防御は私らにお任せし、シャドウ様は攻撃に集中なさって下さい。」

そして、ギリシャがミスト化した魔力を周囲に広め、目眩しのスモークとしての役割に加え、ミスト内の味方の魔力による応急処置、ミストに入ってきた血を魔力的に本体と分断し、ただのしたたる血にさせて攻撃力を喪失させる。

 

そうして血の女王をリカバリーアトミックし、ジョン・スミス対アルファwithギリシャにて

「どうして、どうしてなのよ!シャドウ!、、、様。」

いつ何時であっても敬称は忘れてはならない。

アルファがそれを覚えているようで何よりだ。

 

「その名は捨てた。私の名はジョン・スミス。そして、全てが終わった時に知るだろう。これが最善の選択であったと。」

「勿論であります!偉大なるシャドウ様は常に最善の一手を投じられる。」

「私には見えない、あなた様が見ている景色も、私には分からないのよ!」

 

「デルタは?デルタはどうしたの!」

「少し遠いところへ行ってもらった。」

「そんなんじゃ分からない!でも、私達だっていつまでもか弱い存在じゃないのよ!」

「シャドウ様。よろしければ、我々に挽回の機会をお与え下さい。」

「良いだろう。」

 

ギリシャが魔力ミストで身を隠した後、霧化して魔力ミストのデコイと共に分散してジョンへと距離を詰める。

見た目の似ている霧化と魔力ミストの区別は困難で、魔力的な点においても似ている為、どれが霧化した本体かを突き止めることはできない。

 

アルファが正面から鋼糸に対応し、その間に複数の魔力ミストとタイミングをそれぞれズラしてジョンのすぐ横を通過し、霧化で通過する瞬間に解除し、スライムソードをふるう。

が、大した傷は与えられず、距離を取る。

一度車両の端に移動し、周囲を魔力ミストで覆い隠す。

 

そこから複数の短剣を発射し、鋼糸に接触した瞬間炎を発生させながら爆発し、鋼糸を燃やした。

そして、一斉に魔力ミストの中に紛れて実体のまま勢いをつけて距離を詰め、同時にアルファも霧化して距離を詰める。

雑音が多い中で潜水艦を見つけられないように、本人の魔力ミストで覆われた中に本体の魔力が紛れる事で場所の把握を困難にし、鋼糸を燃やして減らした事で、魔力ミスト内全てを鋼糸で制圧することを不可能にする。

 

それに対してジョンは、

「霧は、質量が軽い!」

近距離に近づいたところでトルネードのように体を回して全方位の魔力ミスト及びアルファの霧化を回転させ、遠心力で外側に拡散させる。

それによって露呈したギリシャ本体を蹴りで払い除けた。

そして、霧化を解除したアルファは線路に投げ出され、払い除けられたギリシャは線路に着地した。

 

「やはり、まだまだ力不足ですね。」

そう言って魔力ミストで自分とアルファを覆い、魔力ミストが晴れた頃にはその場から姿を消していた。

*1
小泉構文っ

*2
物理的に⭐︎

*3
精神論である。

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