陰実短編集   作:ただの厨二病A

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聖教の神として降臨した神の話

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オリ主、神


異世界の神になりたくて!

余の名はゴッド・ベアートリクス。

これより、女神ベアートリクスの子としてこの世に降臨せしめる。

 

余が『世界の中心』からこの世界に降臨せし理由は単純である。

それは不安の種、ディアボロス教団の殲滅の為。

 

そうなった理由も説明してしんぜよう。

少し前、『世界の中心』に存在す神々は勘違いしていた。

『世界の中心』の周りを回転し続ける数多の世界こそが、世界の全てだと。

否。それだけではなかったのである。

 

人間にも分かるように言い換えよう。

これまで世界は地球のみだと思ってきた人間が、突如宇宙を発見したようなものである。

 

そして、外の世界には脅威が存在した。

かの存在は人間にして神の天敵。

否。あらゆる存在の天敵である。

 

かの存在は単一の人間でありながら数で攻める。

ならば質で勝てるか。

否。かの存在は質さえも備える。

単純な話ではない。

 

しかし。かの存在はこちらから手を出さなければ、手を出してくることはない。

そこで、神々は世界を渡る技術に最も近いディアボロス教団を排除する事に決めた。

もし教団がかの存在に粗相をすれば、神々にも被害が出かねん。

故に、不安の種は事前に摘む。

 

 

最後に。余は神としてではなく、地球からの転生者として記憶を書き換える。

実際に転生しているかの影野 実のように。

その方が話が円滑に進むであろう。

かの人間はこの世界においては特異点である。

かの存在には敵わなくとも、教団相手には天敵であろう。

そのように運命が決まっておる。

 

 

 

   ーーー転生ーーー

 

 

 

やぁみんな!俺だ!

なんと俺は転生トラックにはねられて異世界に転生してしまったらしい!

しかもなんか女神ベアートリクスの子、ゴッド・ベアートリクスとして転生したみたい!

これが俗に言う、『神様転生』って奴かな?! ※違う

ともかく、俺はこれから聖教っていう宗教団体の神として生きていくことになった。

だから、口調もちょっと意識しようと思う!

それじゃ!

 

 

 

やぁみんな!俺だ!

ウィクトーリアって言うめちゃくちゃ信心深い良い子が、教団って奴に変な薬を飲まされ続けたせいで、悪魔憑きになるっていう最悪の副作用が現れたよ!

こんな俺に都合の良い子...ゲフンゲフン

こんなにも年はもいかない幼気な少女を悪魔憑きにするなんて許せないよね!?(確認)

なので、俺の拳であるテンプラーは教団と訣別します!

それじゃ!

 

やぁみんな!俺だ!

さっきぶりだね!

なんと、ウィクトーリアちゃんの悪魔憑きを治すことができたよ!

悪魔憑きが不治の病っていうのは嘘だったんだね!

やっぱり不治の病ってのは厨二病くらいしなやいんだね!(※厨二病(栄光の病)とは、治せないのではない。治す必要がないのだ。)

ということで、本格的にテンプラーを動かしていくよ!

 

「余は気づいた。悪魔憑きは不治の病ではないと。だが、その嘘を広めたのは誰か。余に心当たりがある。それは教団だ。」

「神を(たばか)るとは重罪。神敵である。教団を滅せねばならぬ。」

「教団の雑兵どもの力は大したものではない。だが数が多い。して、ドレイクよ。何か良案はあるか?」

 

「降臨神様。教団はあらゆる国に影響力を持っております。いくら我らが教団に勝とうとも、世界の国々に勝つことはできますまい。教団に手を出すべきではありません。」

「ゼータさん...」

「む?ウィクトーリアよ。何か良案があるならば、余に申し上げよ。」

「い、いえ、その、、、シャドウガーデンと協力するのはいかがでしょうか。」

「なっ」「シャドウガーデンだとっ」「何を言い出すんだ!」

 

「ほう。シャドウガーデンとは何だ。」

「近頃、我々や教団に噛みつき、悪魔憑きを回収する鼠共であります。降臨神様。」

「余はお主からそのような報告を受けた覚えはないぞ。ドレイクよ。神を(あざむ)こうとは重罪、即刻死刑である。」

「お待ち下さッ...」

その瞬間、本人の意思とは関係なくドレイクの魔力が幼い少年の姿をした神へと吸収され、魔力の尽きたドレイクは死に至る。

これこそ全ての魔力を操る神の権能。

一見、弱そうな子供の姿をしていても彼は神なのだと、その場の全員が再認識した。せざるを得なかった。特にウィクトーリアとか。

 

 

その後、長く続いたテンプラーと教団の関係が急変することとなる。

リンドブルムの司祭は突如ウィクトーリアに変更になり、水面下でゴッド・ベアートリクスが直々にシャドウガーデンと交渉の末、テンプラーとしての正式な謝罪に加え悪魔憑き保護への全面的協力を条件に教団の討伐に協力することが決まった。

 

 

〜〜〜オリアナ編後〜〜〜

 

 

やぁみんな!俺だ!

ついに教団のオリアナ王国への影響力を排除し、シャドウガーデンが実権を握ることに成功したよ!

つまり、

「その時が来る。」

「大きな災禍が訪れる。残された時間は僅かだ。」

 

「吸血鬼の時のセリフ使い回し過ぎじゃね!シャドウ。」

「何を言う。貴様は毎回『時が来る』しか言わないではないか。」

「まっ!そうなんだけどね!」

 

「ともかく、オリアナ王国の変化を皮切りに、ディアボロス教団は神敵となる。未だ教団の影響力を持つベガルタ帝国はオリアナ王国との戦争に備え、ミドガル王国の王はどちらにもつくことをず、様子を伺うだろう。」

「ねーゴッドさ〜。それって職権乱用って言うんだよ?」

(いくら聖教の神とは言え、僕が適当に作った架空のディアボロス教団を神敵認定するのはやり過ぎだと思うんだよ。ごっこ遊びに本気なのは良いんだけどさ。)

 

こうして、シド・カゲノーの勘違いは続くのであった。めでたしめでたし。




ちなみに、ゴッドはシャドウの魔力も操れるけど、操れるだけなのでシャドウの肉体改造相手には即死である。
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