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転生、オリ主
〜数年前〜
「居たぞ!ジンカク家のガキだ!」
「賊?!」
やばいやばい、馬車の護衛は!?もう全滅?!
どうしよどうしよ、このままじゃ死ぬ!
いや、もしかしたら身代金目当ての可能性も、、、
「やっちまえ!」
なかった!まずいまずいまずい、馬車の中になんかうちの商会が売ってるアーティファクトとか置きっぱになってたりしない!?
なんかあった!
えーいままよ!
¥&£$@€
「悪く思うなよ、俺らはおめぇの親に恨みがあるんだ。恨むなら恨みを買うような事をした親を恨むんだな。」
「恨み即ち負。負の感情は闇を生み、闇は光を覆う。」
「何言ってんだこのガk」
瞬間、賊の1人の首が飛んだ。
「何だ!?」
「
今度は賊の1人の頭が跡形もなく消し飛んだ。
「魔力だとっ?!こいつ、アーティファクトを使ってるぞ!」
「くふっ、我は闇の意志をアーティファクトに込めた物であるが、我が力はアーティファクトにあらず。貴様の考えは誤りだ。」
すると、アーティファクトを使っていると叫んだ男の腹がバツ印のように裂けた。
「ふんっ、ガキが魔力で何かしようが、所詮はガキ。これでも俺はブシン流皆伝なんだよ!」
魔剣士の賊が子供に剣を振るう。
しかし、その剣は空を切った。
「闇夜は闇が支配する。故に今宵、闇はどこにでもありて、どこにもあらず。」
直後、魔剣士の男の剣と体が内側から崩れるように崩壊していった。
それによって賊は全滅し、その場には子供のみが立っていた。
「ふむ。未だ未熟の
その発言を最後に、子供もその場に倒れ、気を失った。
しばらくすると、
「ヒャッハー!景気が、、、って盗賊達全滅しちゃってるじゃん。商隊の護衛と相打ちしたのかな。」
「スライムソードとスライムボディスーツのテストしたかったんだけど、しょうがない。商隊みんなの
そうして、スタイリッシュ盗賊スレイヤーが荷台を漁っていると、何やら動く荷台があり、スレイヤーがそこにかけられた布をめくると
翌朝、ジンカク家の捜索により全滅した商隊が発見され、まだ息のあった子供は無事に保護された。
〜現在〜
いやぁ〜、転生してすぐの頃はなんか色々と大変だったけど、何とか今日を迎えることができた。
そう。今日はミドガル王国の学術学園入学の日。
遂に、前世知識を活かしてやりたい放題って言う奴ができるはず!
ただ、1つ問題があってですね。
この異世界、なんと蒸気機関やマスカット銃が既にあるんですよ。
僕は前世、しがない一般ピーポーですよ?
専門知識なんてあるわけないじゃないですか。
せめて蒸気機関がなければ、水を密閉してあっためて、蒸気でタービンぐるぐるってのは分かるんだが、それが封じられた。
そこで、僕は小中学校の理科知識をフル動員しなければならなくなっていてですね。
そして思いついたのが、そう、電気ですよ。
発電機に必要なのはコイルと磁石。
交流とか直流の問題はあるけど、それはおいおい考えるとして、電気。
人類の文明には欠かせない存在ですよ。
冷蔵庫だとか電子レンジがどういう構造かなんて知る訳ない。
でも、モーターなら習ったじゃないか。
義務教育の勝利だよね。
〜学園襲撃編〜
なんか外騒がしくね?
あともうちょっとで直流発電機完成しそうだから、変な事は起きないで欲しいんですけど。
窓から外の様子
・・・ オワタ
な〜んか黒ずくめの集団に占拠されてね?
見た目は子供頭脳は大人の死神でも転生してきたんじゃねぇだろうな。
遭遇したくないアニメキャラ上位に位置する江◯川コナ◯とか居ないだろうな。
それはそうと、どうしよ。
シェリーちゃんの方行くか?
頭良い先輩だけどなんかアレだし、僕が守ってあげなきゃ的な?
・・・ごめんなさい嘘つきました。ただ、この状況で1人でいるのが怖いってだけですねはい。
人類ってのは社会性を持って群れる事で生存競争を生き残ってきた種族なんや。複数人で固まろうとするのは自然やろ?
断じて僕がビビリな訳ではない、、、うん。
そうして、校舎の中を息を潜めながら移動していると、ペタペタとスリッパの足音が聞こえてきた。
誰の足音だ?
可能性1、黒ずくめの集団。
襲撃者が律儀に校内でスリッパなんて履く訳ない。棄却。
可能性2、学園の人間。
襲撃されてるっていうのに足音が響くようなスリッパを履いて歩く訳ない。棄却。
可能性3、シェリーちゃん。
最有力候補ですねはい。やっぱ1人で居た方が安全かなぁ。
足音のする方へ移動してみると、身を屈めて隠れながら移動しているつもりのピンク髪の子が居た。
肩をトントンと叩くと、
「?」
無警戒感溢れる様子で振り返った。
「ニジュー君!」
「しーっ、今はどこに敵がいるか分からないんだから音を立てないようにしないと。」
「わわっ、そうでしたっ」
うん。ダメそう。
「だから、足音の響くスリッパはやめようね。」
その後、副学園長室に着き騒動で使われているアーティファクトを突き止め、最寄りのニジューの研究室からミスリルのピンセットなどを回収して準備を進め、日も暮れた頃
気配。されど闇もどき。
「いっててて、、、」
「大丈夫ですか?」
「大丈夫。いつも夜になると体調が変になるんだ。朝になれば元に戻るから大丈夫。」
「でも、大講堂の方へは着いていけないかも。ごめん。」
「そんなことは良いですよっ、お義父さまと合流したら戻ってきますから、安静にしててください!」
「それじゃあ、待ってるよ。くれぐれも気をつけてね。」
「はい!」
そして、シェリーが見えなくなると
闇の刻にあるは闇であれ。
バタンッ
・・・
「
「?!」
「貴様は、シャドウ!」
シャドウ、それすなわち陰。
陰は闇にあり。
されど、陰は闇には至らぬ。
その時、シャドウやルスランを含む副学園長室全体が闇に覆われる。
「ふむ。」
「何?!何をした!?シャドウ!」
「「・・・」」
「まぁ良いだろう。対面した時から今の私では敵わないことは分かっている。こちらも最初から全力で行かせてもらおう。」
「強欲の瞳はその制御装置と組み合わせて、初めてその真価を示す。」
「あぁ、力がみなぎる、
「闇において力を得るは闇堕ちにありて、闇に堕ちずして力を得るはなし。」
「ぐあぁ、何だっ、この魔力は?!」
「闇は病か?されど、闇は病に
「だが、素晴らしい、素晴らしいぞ。私はラウンズに返り咲く。いや、ラウンズを越えたのだ。」
「手始めに、貴様で試すとしよう。」
ルスランが幾度と斬りかかる。
だが、その全てをシャドウは動くことなく防ぎ、最後にはカウンターを入れた。
「やっぱり、この程度、か。」
「真の闇はもどきの闇に敗れず。」
「除籍」
「うがぁぁぁ、、、ブクブクブク」
そうして、ルスランが闇に呑まれるように地面へと消えていった。
「この闇の支配者よ。そこに居ることは分かっている。姿を現したらどうだ?」
「闇の支配者、悪くない。されど、我は闇の意志に過ぎず。」
すると、闇が形を成して、人の形を形成した。
「陰と闇、ふっ。陰の先に闇があるのか、闇の先に陰があるのか。もしくは光に踊らされているだけかもしれぬ。貴様はどう思う?」
「陰は日なくして生まれず。光と陰は相関すれど、闇はせず。闇は一に無にあり、二に有にあり。」
「即ち闇は全てにあり。故に陰も、ましてや光も闇には及ばず。」
「#€$%さま!*義父☆〒!...ニジュ%君!」
「次なる闇、か。今宵の闇の顕現はこれで
すると、副学園長室を覆っていた闇が次第に解かれ、シェリーの瞳にシャドウと生気を失った
「ニジュー君!ニジュー君?!」
「、、、シェリー、、、ちゃん、、、?」
「!、ニジュー君!大丈夫ですか!?」
「うん。何が、あったの?」
「副学園長室に戻ってきたら、ニジュー君が倒れてて、黒ずくめの男が立ち去ってて、誰かの死体かあって、」
「誰かっt...!」
副学園長、、、?ル、ルスラン・バーネット、、、シェリーのお義父さんなのに、、、?
人は精神を守る為に、無意識に色々な反応を起こすと言う。
投影、退行、反動形成、昇華、
そして抑圧。苦痛な記憶を無意識に押し込み、忘れる事。
・・・
(???の声)
『あぁ、シェリー』『シェリィ』『Sherry』『シェリー』『シェリ゛ィ゛ィ゛ィ゛』『シェリーーー!』『シェェェリィィィ!』『シェ゛リー』『会いたかったぜ、シェリー。』『シェ・リー』『シェ...リー』『シェリー』『シェリー』『シェリー』『シェリー』『シェリー』
『シェリー』
・・・
そうこうして、学園襲撃編が終わり、シェリー・バーネットとニジュー・ジンカクが同じ馬車でラワガスへと向かっている途中
偽りが闇を
「いてててて、、、」
「また頭痛ですか?」
「そうみたい。最近はなんか痛みが和らいでたんだけどね。」
「そうだっ」
「痛いの痛いの、飛んでけ〜っ」
「ぷっ、シェリーちゃん面白すぎw」
「も〜...」
突然、馬車が止まった。
「何だ?!」
急いで外の様子を確認すると、何やら黒ずくめの集団が馬車を取り囲んでいた。
まさか、黒の組織?!
おい、誰だコナ◯を転生された奴は。怒るので出てきなさい。
と、そんな冗談言ってる暇はなくて、おそらくシャドウガーデンか?
学園に引き続き、俺狙われてんのか?
てか僕冷静すぎだろ。馬車で襲撃されるの2回目とはいえさぁ
「シェリー・バーネット。そして、ニジュー・ジンカク。あなた達は我々が保護するわ。着いてきてもらえるかしら?」
「保護するって、拉致の間違いでは?」
「そう警戒しないで。我々に敵意はないわ。」
「信用できる根拠がない。」
「見ぃつけたっと。」
後ろ?!
そう気づいた瞬間には既に背中から腕で腹を貫かれていた。
倒れる瞬間に見えた背後の金髪の猫型獣人の手には何やら見覚えのあるアーティファクトg...
闇もどきにして我が闇を捉えるとはな。
「ニジュー君!」
「イータ。」
ゼータがイータにアーティファクトを放り投げ、それをイータが特殊な容器で受け取る。
「キャッチ。」
そして、アーティファクトをその容器の中に密封し、
「ポチッとな。」
爆破処理した。
「あなた達、ニジュー君に何をしたんですか!」
「突然の事になったのは謝るわ。でも、彼の中に寄生している存在を消すにはこうするしかなかったの。」
「寄生?一体何のことを言ってるんですか。」
「意思を宿したアーティファクト。」
「!」
「歴史上、取り憑かれた人間が猛威をふるった例はいくつもあり、文献にも多く残っている。」
「中でも厄介なのが、アーティファクト所持者に寄生するタイプ。このタイプは誰にも気づかれない内に力を蓄える。寄生された本人でさえ、時折頭痛がする程度しか自覚症状が出ず、気づいた時にはもう手遅れ。」
「まさか、ニジュー君の頭痛って、」
「えぇ。アーティファクトに寄生されていたわ。でも、もう大丈夫よ。そのアーティファクトはたった今破壊したもの。」
・・・
闇は内に秘めるもの。我が闇の意志の完遂の時は近い。
「ねぇ、なんでみんなは主を神にしようとしないの?なんで主は神になろうとしないの?ねぇなんで?」