「もう!変な格好で出てこないでください!!」
歌苗はモツに対して怒鳴りながら服を投げる、だがモツは
「え〜、何で怒られてるの〜?」
何故、モツが歌苗に怒られているかと言うと、歌苗の友人たちの前でバスローブ姿で現れたためである。
「おかえりのチューもしてあげようと」ガン
歌苗がメトロノームを投げる、駄目だこのバカ何も反省してねえ、
「私みたいな学生が、知らない男の人と一緒に住んでるなんてバレたら大変なんですって!!」
「まあ、今回はモツが悪いかな」
歌苗の怒鳴り声に合わせてミクも言った。
「ていうかそれ私のタオル!何勝手に使ってるんですか!!」
「ごめん、貸して?」
「デリカシーの欠片もねえな」
歌苗とミクがモツに怒っているのを見て、ベトと奏介はボーッと見ていた。
「駄目です」
歌苗は貸してとモツに言われるが、モツの頭に巻いてあったタオルを取った。
「えーー!」
「とにかく気をつけてください、いいですね!」
歌苗は赤い顔をしてタオルを持って部屋を移動していった。
「モツ、流石に怒られても文句言えないよ?今回は」
ミクはそう言い、自分のバックから本を取り出し、読み始めた。モツはベトと奏介、ミクのいる方を見る、
「顔真っ赤、何であんなに照れてるの?」
「おいマジかよコイツ」
「ヴォルフ、怒っているんだ」
「あれ?これってもしかして、僕の姿を他の女の子に見せたくない、つまり僕を独り占めにしたい、一緒に住んでいることを秘密にしたい、つまり僕を独り占めにしたい、っは!」
ミクはモツに怪訝な表情を浮かべると、モツが
「もしかして歌苗、僕の事好きになっちゃったのーー!!」
「「「は?」」」
ベトと奏介、ミクはその言葉と共に呆れたようだ。
数時間後
そして、少し経ち奏介は音羽館の一室で奏介は曲を聴いていた、
「あ~、やっぱクラスキークラスキーの音は良いねぇ〜、同じアーティストとしてマジリスペクト!」
それを聞くとパッドくんが呆れた顔をしながら現れると
「奏介はいつからアーティストになったのですか?現実を見てください」
そう言うと、パッドくんは奏介が投稿した歌を見せる。
「新曲の再生回数はまだこれだけ」
「うるさいな!!」
再生回数は8回と書かれている、まあ人に見られてるだけまだいいかn
「しかも全て自分で再生してますよね」
「いいの!」
憐れだな、奏介
「俺にはムジークがあるから大丈夫なの!」
「ムジーク?」
そう言うと、奏介は少し前のベトとミクのムジークを思い出す。
「この前のあれ凄かったよね、あの3人は何者?まさか本当に天才「あぁァァァ!!」」ドタン
窓から叫び声と落下音が聞こえた、あれってもしかして
「しかし何も映っていませんが」
そう言い、パッドくんはベトのムジークの際に撮った映像を出す、だがそこには解体工事の作業員達が踊っているだけで巨大なスピーカーのシャンデリアも巨大ロボも見当たらない。
「そうなんだよね」
「幻だったのでは?」
「違うって!!」
パッドくんに幻と言われるが、その言葉を奏介は否定した。
「絶対に解明してみせるよ!そして俺も使えるようになって」
奏介はたくさんの人が自分の音楽を聞いて、歓声をあげているところを想像する。いや、妄想ってのが正しいんだけど
「いつか、大ステージに立つんだ!」
そしてその奏介の言葉にパッドくんが一言、
「えっ、ムジーク使う気?」
そして、奏介はベトにムジークについて聞こうとしたのだが、
「何ですか!これは!こんなにいっぱい誰が食べるんですか?」
「何故なのだ!!ギョーザーよォ!!」
「材料も勝手に!聞いてます!?自分で全部食べてくださいよ!私食べないですからね!?」
ベトがキッチンで大量の餃子の種を作ったことで、歌苗に叱られていた、それを見て奏介はゆっくり扉を閉めた。
「「聞きたいこと?」」
奏介はミクとモツにムジークの事について聞こうとする、が
「この間のムジークってやつ、モツさんもできるんだよね?」
「僕も奏介に聞きたいこと」
「何かの特殊能力?」
「歌苗って彼氏いるの?」
「2人ともストップ、何か食い違ってる」
ミクが2人に状況を整理させようとするが
「俺も使えるようになりたいんだよ」
「照れちゃって前に進まないんだ」
「ねえ、やり方教えてよ!」
「ねえ!何すると喜ぶかな?」
お互いに聞くが、顔をムッとさせ、
「「聞いてる!?」」
「はぁ」
奏介とモツがお互いを指差しながら言うと、ミクはため息をついた。
夜
歌苗、ベト、モツ、ミク、奏介は食卓でご飯を食べていたが、歌苗はかなり不機嫌、理由は全員の目の前にある山盛りの餃子だった。
「ん?」モグモグ
歌苗が前を見ると、ベトが小皿に分けた餃子を渡してくる。だが、歌苗は要らないと手を前に置いた。モツにも餃子を渡そうとするが
「要らない、アイス食べてる」
モツは雑誌を見ながらアイスを食べていた。
「うぁっ」
「あっ、俺もらいますよ」
「私も頂戴、一人で食い切るのは絶対無理だし少しくらいは食べるよ」
奏介とミクはベトから小皿に入った餃子を貰う、すると歌苗が
「奏介、何で普通に居るの?家に帰りなさいよ」
歌苗の言う通り、奏介は別に行き場所に困っている訳ではなく、純粋に館に居座っているだけであり、しっかり家も家族もいる。
「うぉ、普通に美味しいけど」
「だね、この前のよりは結構美味しいとは思うけど」
「だが、これではないのだ!!」
「歌苗、デート何処行く?」
盤面だけでもかなりカオスであった。そして、とうとう苛ついたのか
バンッ!!
歌苗が箸を机の上に叩きつけた。
「皆さんにお話があります」
「歌苗から話があるって!聞いて?」
「モツ、多分アンタもだ」
ミクは冷めた目で歌苗の言葉を皆に注目させたモツを見た。
「まず、冷蔵庫の中の物を無闇に使わないでください」
「使わない!泥棒め!」
「ベト、モツ言われてるよ」
「あと、変な格好で外に出るのは禁止」
「出ない!迷惑!って僕か」
「モツ、ちょっとは真面目に聞きな」
モツはヘラヘラしながら聞いているが、
「そして、この家に住むなら今後は、家賃を払って頂きます!!!」
堂々とした声で歌苗はそう言った。
「家賃を払っ、て、え!?」
モツも流石に驚いたのか歌苗を見る。
「ごちそうさまでした」
そう言い、歌苗は食器を持ってキッチンに行った。無惨にも歌苗が閉めた扉の音が響く。
「まずいよコレ、機嫌取っておいたほうがいいよ!」
「ふっ、何人たりとも我が創作の邪魔はさせん!」
ベトは奏介の方を向いて言った。
「少年よ、家賃を払え」
「何で俺!?」
「「お金があると思ってる!?/うか!?」」
「俺だってないし!!」
「そこ!」
「働く意思を見せろ、ベトとモツは」
そう言って、ミクは餃子を食べている。
「っていうか、ミクさんがこの前1ヶ月間払うとか言ってたんじゃ」
「結局、雨で展望台は行けなかったからね、無しだよ、無し」
あのときは、結局行けなかったからな。その頃歌苗はぬいぐるみを抱いてベッドで横になっていた。
「疲れた」
まあ、それはそうか、1日お疲れ様です。
次の日
「大丈夫?何かあった?」
歌苗は友達の海月と中庭で座っていた。不意に聞かれ歌苗は
「まあ、色々」
「あんまり、一人で考え込んじゃ駄目だよ?歌苗はちょっと頑張りすぎるところがあるから」
「うん」
歌苗は相当疲れているようで、上の空だった。
すると、海月さんが
「忘れてるでしょ?自分の誕生日?」
「え?あっ!」
歌苗はすっかり自分の誕生日を忘れていたようだ、
「海月〜」ウルウル
歌苗は海月に抱きつき、言った。
「みんなと遊びに行きたいよ!あと美味しいもの食べたい!お刺身!お肉!マドレーヌ!それからそれからチャーハンとか!」
歌苗は覚えていてくれたことが嬉しかったのか、少し泣いていた。そしてそれを陰から見ているのは、
「ほぉ~」
奏介だった、ストーカーみたいになってるぞ、構図が
そしてその日の放課後
「注目!歌苗の誕生日パーティーをやります!」
「今歌苗は大変何だよ!館には住めることにはなったけど、贅沢できない!そこで!みんなで誕生日を祝って普段の迷惑を許して貰おう!!」
「その原因って多分ベトとモツと奏介くんだと思うよ、私はちゃんと家賃払ってるし」
「そこ!静かに!」
ミクからの反応は貰えたが、ベトとモツは
「「・・・・・」」
「反応薄っ!」
「悪いが、創作活動が「追い出されたら元も子もないよ!!」」
「お祝いだったら彼氏の僕が「兎に角協力してェ゙!!」」
それを聞くと、モツはムッとした顔になったがモツは奏介に聞いた。
「パーティーって?何すんの?」
「決まってんでしょ、ムッジーク」
「やめて、その顔」
ミクは少しイヤらしい顔になった奏介を引いた。
少し、投稿が遅れちゃいました。テスト週間に入ってしまったので次話はけっこう先だと思います。それと、感想をください!!