ダンジョンに超なアイツが来るのは間違いか?   作:アゴン

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ELDEN RING新作出るぞぉぉぉッ!!

そんな訳で初投稿です。




物語16

 

 

 

 正直、自分の目的は既に半分以上達成されていると言えた。

 

多くの犠牲の上で成り立つ新たな英雄の作成。自分達が薪となる事で多くの英雄候補に火が着くというのなら、この選択には意味があったと言えるだろう。

 

 実際、地上ではザルドを倒した新たな強者が産声を上げたという。喜ばしいと、死に逝くだけだった自分達、短い生涯を終えるだけだった灰被りの死に損ないが、最期に有意義な使い途を見いだせた。

 

(ただ、奴の様な化物がいたのは………流石に予想外だったがな)

 

 ベジット。つい先日オラリオに来たばかりの、冒険者ですらなかった新米。話を聞く限り計画にはなんの支障も来さない路傍の石ころだと、その時は思った。

 

所がだ。いざ奴を目にした時、それは大きな過ちであったと思い知らされる。

 

 あの日、大抗争が行われた直後。戦いの反動で忌々しい病に苛んでいた時、それは現れた。

 

思い出すだけで寒気がする。妹との思い出が詰まった教会で、大人しく療養していた時、一瞬ではあったが黒竜の気配を確かに感じた。

 

 病に蝕まれた体に鞭を打って外へ出た私はそこで奴に………ベジットと出会った。

 

奴が手にしたブツは間違いなく黒竜のモノ。その“威”の濃さに思わず呑み込んだ薬を戻し(吐き)掛けた。

 

 僅か一瞬であろうと、呪いの如く振り撒く黒竜の威圧。そんな猛毒の中にいても奴は平然としていた。

 

『お、おいアンタ、大丈夫か? なんか具合悪そうだけど?』

 

 挙げ句、敵である私を気遣う始末。この時、私は思い知る。

 

事実、奴は私を敵として、障害物とすら認識していなかった。単に私の事を知らなかったのだとしても……。

 

『っ、福音(ゴスペル)!!』

 

『うぉ、なんだ今の? 音……いや、振動か』

 

 此方の敵意と殺意を剥き出しにした一撃を受けて、平然としている時点で普通ではない。その後の展開は知っての通り、血を吐いて倒れる私を、奴は手厚く扱った。それも、奇妙なエネルギーを私に流し込んで。

 

 不思議とそれから暫くの間、私の不調が少しだけ緩和された。

 

 何故、奴が黒竜の一部を持っているのか。私の魔法を受けて平然としていられるのか。あの力は一体なんなのか。

 

気になること、聞き出したい事は多々あるが………少なくとも一つだけ確かな事がある。

 

 奴───ベジットは、私よりも遥かに強い。その事実だけで、私は満たされた。

 

ザルドは………恐らくはオッタルが降したのだろう。ならば、私も私の役目を殉じるとしよう。

 

 今こそ邪神エレボスとの契約を履行する時。と、ふと奴がいるだろう場所へ視線を向けると。

 

「この、この! テメェの所為で、テメェの所為で、俺がどれだけ心労を重ねたと思ってやがる! 責任取れやオラァッ!!」

 

「痛、痛!? ちょ、待って、マジで止めて!? 今そんな場合じゃないよね!? シリアスな場面だったでしょ? なんで神を足蹴にしてんの!?」

 

「五月蝿ぇ!! テロリストの親玉の言い分を素直に聞く訳ねぇだろぉが!!」

 

「まさに正論! 正論なんだけどもさ! や、止めて、デンキアンマはラメェッ!?

 

 共犯者たる邪神の両足を掴み、その股座に足を突っ込んで弄ぶ。

 

辺り一面は地獄に染まり、向こう(大最悪側)も此処も死戦の真っ只中だというのに、そこだけが異様な空気になっていた。………いや、アレもアレで地獄だが。

 

(どうしようメーテリア。私、はやまったかもしれん)

 

 何故だろう、涙などとうに枯れ果てた筈なのに涙が出てきそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オラオラオラオラオラオラァッ!! まだ俺の怒りは収まんねぇぞコラァッ!!」

 

「アバババババ、止めてェ、ホント止めてェ、お、俺の愚息がお亡くなりになっちゃう。男神が女神にジョブチェンジしちゃう~!」

 

「ヨーシ、本日からエレボス改めエレメス(・・)ちゃんの誕生日(バースデー)だ! 天界で華々しくデビューしな!」

 

「イヤァァァァッ!!」

 

 大最悪(モンスター)とアルフィア。それぞれ別方向での戦いは佳境に迫っているというのに、ここだけは別の意味で佳境を迎えていた。

 

 超絶に巧妙な手加減をしているとは言えベジットの膂力は並みではなく、神の一柱を行動不能にする事くらい訳はない。

 

 実際、出てきた時はあんなに神の威厳を放っていたエレボスが、パンチ一発で戦意喪失しているのだから。

 

「っは! い、いけない! このままでは我が神が送還されてしまう。クッ、蛮行は其処までにしなさい!! 邪神エレボスの眷族が一人、【顔無し】のヴィトーが相手だ!!」

 

 敬愛する神の為に、正気を取り戻した邪神の眷族が勇敢にもベジットという理不尽に挑む。

 

「五月蝿ェッ!!」

 

「ふぉぉ!!」

 

「ヴィ、ヴィトー!?」

 

 しかし無慈悲な事に、ヴィトーの献身はベジットのワンパンで吹き飛び、戦いの余波で隆起した岩盤にめり込んだ。

 

主神の伸ばされる手は届くこと無く、虚しく空を切るだけだった。

 

 邪神への暴行、邪神とは言え神への蛮行は見る人が見れば顔を青褪めるだろうが、神という超越存在(デウスデア)をよく知らないベジットには何故そこまで禁忌(タブー)としているのか分からなかった。

 

 とは言え、邪神への暴行という尊厳破壊はそれからも続き。

 

「あの、ベジット君? そろそろ放してくれると助かるのだけれど?」

 

気付けば、護衛の眷族を引き連れたアストレアが苦笑いを浮かべてダンジョンにやって来ていた。

 

「あれ? アストレア様じゃん。どうしたんこんな所まで来て」

 

「それは私の台詞でもあるのだけれど………取り敢えずソレ、放してあげれない? 一応、彼との話がまだ終わっていないのよ」

 

 見れば、ヴィトーなる邪神の眷族は護衛のガネーシャ・ファミリアの眷族が複数人で囲み、手足を縛っている事から良いとして、女神とはいえ女性をテロリストの親玉と二人きりにするのは不味いのでは?

 

「フフフ、心配してくれてありがとう。でも大丈夫、私はこれでもそれなりに武芸を嗜んでいるのよ」

 

「………それ、プロレスだったりしません?」

 

「プロレス?」

 

「あ、なんでもありません。忘れて下さい」

 

 首を傾けてくる正義の女神、思わず前世のとある知識を溢してしまったが、何でもないとベジットが言うと、アストレアはそれ以上追求してくる事はなかった。

 

「………分かった。アンタがそこまで言うなら従おう。ただ、一応気を付けろよ」

 

「ありがとう」

 

 掴んでいた両足を離し、バタリとエレボスは地に落ちる。白眼を剥いて泡を噴き出している邪神を、少しだけアストレアは憐れに思った。

 

 一方で、邪神を正義の女神に預けたベジットはアストレア・ファミリアの眷族達とアルフィアの戦いへ視線を向ければ、既に戦局が決し、血を吐いている彼女の姿が見えた。

 

「あいつ、まさか!」

 

「ベジット君?」

 

「悪いアストレア様! 俺、もう行く!」

 

 一歩、また一歩と大穴の方へ下がっていく。口元にはうっすらと笑みを浮かべている事から、彼女の末路を予見したベジットは、ダンジョンに来て初めて自分の限界に挑もうとした。

 

 大最悪(モンスター)が開けた大穴へ身投げを実行するアルフィア。自身を打ち破った者達……アストレア・ファミリアを次の英雄候補だと認めた彼女を誰にも知られずに助け出すには、あの技を於いて他に無い。

 

 あらゆる物理法則を置き去りにして、対象の下へ現れる気の応用、或いは真髄。

 

即ち───【瞬間移動】である。

 

 全身に気を纏って跳躍し、後ろから聞こえたアストレアの声を振り切って一瞬の内にアルフィアの下へ接近する。

 

 アルフィアにも、アストレア・ファミリアの面々にも気付かれない、気付かせない超スピード。

 

 しかし、一歩遅かった。大穴へ身投げしたアルフィアはそのまま遥か下の階層、燃え盛る大火へ身を委ねようとしていた。

 

 迫りくる熱量、自身の肉体が欠片も残らない灰へと変わるその刹那、アルフィアは見た。

 

「うォォォォッ! なんとかなれェェェッ!!」

 

 額に人差し指と中指の指2本を添えた男、必死な形相でもう片方の手を伸ばしてくる。

 

 炎が己を呑み込むまであと僅か。炎で辺りを満たそうとした時。

 

“シュンッ”

 

そんな、軽い音と共に二人は立ち上る炎の波に消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それから少しして、悪と正義の戦い。後の正邪決戦と呼ばれる戦いは正───オラリオ側の勝利で幕を下ろした。

 

オラリオ側は【勇者(ブレイバー)】ことフィン・ディムナが指揮を執る事で劣勢を覆し、地上戦での戦いを征した。

 

 惜しくも、闇派閥の幹部である【殺帝】を逃してしまったものの、他の幹部はフレイヤ・ファミリアの精鋭が打ち倒し、闇派閥はほぼ壊滅状態となった。

 

 闇派閥の最大戦力を担っていた【暴食】のザルドはオッタルが降し、【静寂】のアルフィアは正義の眷族(アストレア・ファミリア)が総出で撃破となった。

 

そう、二人は今回の戦いで敗れ、それぞれ死去された。それぞれの想いを託して、それぞれの悲願を叶えて、満足に死んで逝ったとされている。

 

 

 

 

─────表向きは。

 

 

 

 

「────ザルド。何故、私は生きている」

 

「さてな、それは俺も知りたい所だが………」

 

 とある場所。オラリオより少し離れた………今は誰も使われていない古い空き家。

 

人気もなく、自分達しかいない部屋で寝かされていた二人は自分の置かれている状況に困惑していた。

 

 自分達はあの戦いで死んだ筈。全てを出し切り、全てを託し、何の憂いも未練もなく死ねた筈。

 

なのに何故、自分達は生きている? それともここが神々の言う地獄の一丁目とやらなのか。

 

何とも味気ない所だが、それが事実なら自分達の身体が妙に軽い(・・・・)事も納得できる。

 

「………いや、どうやら違う様だぞ」

 

「なに?」

 

 二人が寝ていた部屋の中に妙に存在感のある机、その上には一枚の紙切れが置かれており、そこには長ったらしい文章が書き殴られていた。

 

それをアルフィアが手に取り、ザルドが覗き込む。

 

 

 

 

『拝啓、先代の敗北者様冒険者様。

 

 先ずは男女で同じ部屋で寝かせてしまった事、気遣いが出来なかった事を深く御詫び申し上げます。ベッド二つ用意してやったんだから文句を抜かすなという気持ちはなきにしもあらずですがそれはそれとして、この手紙を読んだと言うことは無事にお目覚めになられたという事を深く、お喜び申し上げます。

 

 お二人はご自分が生き残った事を不思議にお思いでしょうが、残念な事に敗者が知る権利はねぇですので、納得出来なくとも理解し、そのまま此方の指示に従いオラリオから離れ二度と来ねぇで下さい

 

「「……………」」

 

 色々とツッコミたい気持ちはあるが、どうやらこの書き手の主が自分達を此処へ連れてきたらしい。しかも、文面から伝わってくる書き手の苛立ち具合からして、此方の事情をある程度理解しているらしい。

 

 紙切れの指示に従い、それぞれ引き出しを開けると、其処には小さな包みとまた手紙が同封されている。

 

『ザルド様は此方に用意した豆、二種類御座いますので毎食後必ず二粒服用して下さい。副作用として数日お腹を下し、吐き気も催すかもしれませんが、無理せず吐き出して下さい。便意も我慢せず排泄し、便に血液が付着しなくなるまで薬を服用して下さい。

 

あと暴飲暴食控えろ』

 

『アルフィア様の方は既に浄化(・・)させ、神の恩恵ごと病を消したので豆による処方は殆ど必要ありませんが、神との恩恵による繋がりが絶たれている状態なので、無理な行動は控えるように願います。暫くは安静し、体調の快復を計り、元気になったら故郷へお帰りやがり下さい。

 

 追記。それでも体調に不調があった場合、同封された豆を毎食後に服用して下さい』

 

「「…………………」」

 

 手紙の中に書かれている内容、その全てが二人には理解しがたいモノだった。

 

え? 治した? 自分達の身体を蝕む病を? というか浄化ってなに? 何で死にかけた自分達の身体が全盛期の頃みたいに軽くなってるの?

 

(………いや、私に限っては前例が無い程に身体が軽い上に呼吸が軽い(・・・・・)

 

沸き上がる疑問。そもそもなんでこの書き手は自分達に此処まで苛立ちを見せているのか。

 

 自分達が立たされている状況も相まって、いよいよ混乱する二人。しかしこの紙切れに書かれた内容はまだ続きがあった。

 

『最後に、アンタ達の獲物を横取りして本当に申し訳なかった。素材アイテムはそちらに譲りますので、どうかこれで勘弁してください』

 

 書かれた内容に心当たりのないザルドは首を捻るばかりだが、アルフィアは思い当たるのか、閉ざされていた目を大きく見開き、今まで気付かなかった扉に立て掛けられていたソレに気付く。

 

 それは布に覆われた巨大な物体。途方もない力によって封じ込められているそれは、あの時教会で目にしたものと全く同じ代物だった。

 

同時に、アルフィアは気付く。書き手の主の正体と、奴の言う横取りした獲物(・・・・・・・)という意味を。

 

「────ザルド、すぐに此処を発つぞ。準備をしろ」

 

「準備って、何処に行くつもりだ? まさか、この書き手の言うことに大人しく従うと?」

 

「心底不愉快だが従う他あるまい。………それに、気になる事ができた」

 

「気になる事?」

 

「先ずは【竜の谷】へと向かう。全てはそこからだ」

 

 アルフィアの言葉にザルドの目は大きく見開く。手にした紙の綴られた文面の最後には、書き手の手懸かりが記されている。

 

 ただしそれは明確な名称ではなく………。

 

『────天下無敵の最強より』

 

 ただ一言、そう綴られていた。

 

 

 

 

 

 部屋から外の様子が伺える窓、そこからは既に夜の帳が降りたオラリオに一柱の神が天へ送還される様子が見えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「良かったのかい?」

 

「あん? 何がだ?」

 

「あの二人に黒竜の素材を渡しちゃって」

 

 正邪決戦から数日後、街の復興はまだ完成されておらず、未だに戦いの傷痕は根強く残ったまま。

 

それでも闇派閥との一つの決着を迎えた事で、民衆の不安の種は消え去り、その甲斐あってオラリオは以前の様な明るさ………つまり、世界の中心都市と呼ぶに相応しい姿を取り戻しつつあった。

 

そんな中、女神ヘスティアは言う。あの二人に黒竜の素材を渡したことに。

 

「良いんだよ。持ってきたのはいいけど使い道無さそうな上にアレは色々と厄ネタっぽいし。あの二人ならそんな悪く扱ったりはしないだろ」

 

 そもそも、今の世界的には黒竜の素材など手に余るし、手にした所で厄介ごとしか呼ばないのなら、早々に手放すのが吉である。

 

それに他の竜種の素材は無事に換金された事で現在ヘスティア・ファミリアの懐事情はウハウハ、ヘファイストスから散々受けた支援料金を差し引いても当分は金に困りはしないだろう。

 

「………でもあの二人、黒竜の事確認しに行くんじゃない?」

 

「それならそれで別に良いさ。黒竜の消滅を確認すれば満足するだろうし、その後は故郷に帰るなりして余生を楽しめばいい。あの二人はこれ迄ずっと戦ってきたんだろ? だったら、いい加減休んでも誰も文句は言わないさ」

 

 あの後ベジットが確認したところ、アルフィアを超えたアストレア・ファミリアの面々は全員がランクアップを果たし、リヴェリアとガレス、アイズと共に大最悪(モンスター)を討伐。

 

 元凶である邪神エレボスは、すべての決着を見届けた後に女神アストレアの手でオラリオの神塔(バベル)の頂上にて送還された。最後まで絶対悪を貫いた神は次代の英雄候補が誕生したことに満足しながら、天界へ還っていった。

 

その時のオラリオに住まう人々は、市民や冒険者問わず、絶対悪を打ち倒した事に勝利の雄叫びをあげていた。

 

「………まぁ、本音を言えばあのエレボスって神には全てを話しておくべきだったかなぁとは思ってる」

 

 あの神の目的が自分の予想通り黒竜を起因にしているのなら、既に黒竜は自分が倒したと、仮令(たとえ)信じられなくとも一言教えるべきだったかもしれない。

 

しかし、それでもしエレボスに伝えて諸々の決心が揺らいでしまえば、彼は絶対悪でいられたか分からない。万が一黒竜がもういない事を知り、認めてしまえば………彼は無意味に人を殺した事に、ザルドとアルフィアを巻き込んだ事になってしまう。

 

それだけ伝えられなかったのは………或いは、こうなる前に伝えられなかったのは自分の落ち度かもしれない。

 

 けれど……まぁ、天界に送還された後、地上の様子を見ることが出来るのなら、その時に分かるだろ。

 

その時に精々、絶望に打ちのめされるといい。

 

「どちらにせよ、あの時の俺には二人を助けるので精一杯だった」

 

「うん、ゴメンねベジット君。嫌な事を聞いて」

 

「謝んなって。それよりも、そろそろバイトだろ?」

 

「そ、そうだった! それじゃあベジット君もしっかりやるんだよ!」

 

「おう」

 

 長く黒髪のツインテールの髪を揺らし、ヘスティアは大通りを行く。そんな彼女の背中を見送るとベジットもまた其処へ向かった。

 

ダンジョン攻略? いいえ違います。現在、ベジットのやるべき仕事は───。

 

「おう兄ちゃん、来たな! 今日も安全第一で頑張ろうぜ!」

 

「ウッス、親方。本日も宜しくお願いしゃす!!」

 

 自身が消し飛ばした都市門、その修繕作業である。

 

 【大抗争】と【正邪決戦】でのベジットの功績。それを表沙汰にされないよう、約束通りフィンが上手く誤魔化してくれた。

 

ただその代わり、暫くは復興に貢献するようギルドから命令を下されたが、それは別に構わないと了承。下手に自分の事が触れ回され、腫れ物に扱われるよりはずっといい。

 

 今の自分は唯のベジット、冒険者にもなれていない自分には余計な肩書きは無用の長物。

 

今は、思う存分オラリオでの日々を満喫しよう。

 

「さて、このオラリオにはどんなワクワクが待ってるのかな?」

 

 戦いだけでなく、冒険を、未知への期待を胸に、ベジットのオラリオ生活がいよいよ始まろうとしていた。

 

 

 

 

 

 

RESULT

 

 

ベジット

 

Lv.1

力 :I0

耐久:I0

器用:I0

敏捷:I0

魔力:I0

 

《魔法》

 

【】

【】

【】

 

《スキル》

 

【瞬間移動】

あらゆる物理的干渉を受け付けず、気を探知した人物、或いは神物の下へ任意で瞬時に移動する。

効果適用範囲は本人の技量に依存する。

 

【】

【】

 

 




はい、そういう訳でプロローグは駆け足で終わらせ、次回からはのんびり日常編が開始されます。

魔猪な金髪幼女剣士が構ってちゃんを発揮したり。
猪な小樽さんがカチコミしたり。
ドッタンバッタンと個性豊かなフレンズ達によるダンまちINベジットの物語が始まる予定です。

お楽しみに!



Q.アルフィアの病はどうしたの?

A.先ずは闘いで気を失っている間に例の豆を飲ませ、病が浮き彫りになった所へ恩恵ごとパニッシャーさせました。
殆ど賭けでしたが、無事に施術は成功。二柱の医神が治療の完了を確認すると即座に撤退。

無事にアルフィアさんを病も恩恵もないの一般人に戻せました。

ザルドさん? あの人は最初の豆を処置した後勝手に治ります。

「………成る程、これが奴が扱っていた“力”か」by静寂


Q.ベジットはランクアップしないの?

A.今回は残念ながらランクアップは出来ませんが、この先彼が本気を出す時が来れば或いは………。

尚、何名かの運命を変えたという点においては既に偉業は達成されているのかもしれない。








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