異世界転生ってだけでもお腹いっぱいなのにチェンソーマンみたいな力ってマジ?   作:丸鋸

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戦闘シーンの描写って難しい。


第10話

 

 

「好き勝手やってくれたなテメェら!お礼に全員腹ァかっ捌いてやんぜェ!!」

 

「「「「……!」」」」

 

チェンソーを唸らせながら両手を上げて叫べば周りの奴らは警戒しながら1歩後ずさった。

 

さっきまで強気だったくせによお。ビビったか!ビビっちゃったのか!

 

「う、うおおおお!」

「おっと」

 

剣を振り上げ突っ込んでくる男が1人。

振り下ろされる剣に合わせてチェンソーで受けると回転する刃で男の剣が手から弾き飛ばされた。

 

やっぱりチェンソーって強いんだなって思いました。

 

「オラァ!」

「グハッ…!」

 

そのまま前蹴りで吹っ飛ばす。

流石にチェンソーで斬ったら痛いし死んじゃう。腹かっ捌くとは言ったが手加減大事。

 

……にしてもやっぱチェンソーマンになれば身体能力えげつないほど上がるなあ。遠慮気味のただの前蹴りで人が50mくらい吹っ飛んだぞ。

 

「おっしゃァ!次ィ!」

 

そんな声を張りながら振り返るとすぐそこに別の男が。

 

うおっ!前から攻撃が!

 

慌ててガード。そのまま片腕を振り上げて……やば。斬っちゃダメなんだった。

と思ったら、腕のチェンソーが引っ込み鉄槌が炸裂。

 

「ああ!?引っ込めんだっけかこれ!?」

 

そういえば原作でも咄嗟に引っ込めてたな。忘れてたぜい。

それなら全然余裕でぶっ飛ばせるな。

 

もう片腕のチェンソーも引っ込めて、拳をニギニギ。

拳を構え、目の前の男たちと対峙する。

 

「全員まとめてかかってこいよォ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

気がつけば辺り一帯死屍累々。

倒れ込む男たちの中で俺と"もう1人"だけがその場に立っていた。

 

鉄兜を被った男。そいつは片手に持った青龍刀を肩に担ぎながら呆れたように口を開いた。

 

「やっぱりアンタが残るのか」

「あー、クソ。流石にこの数は疲れてくるなァ……」

 

アナスタシアからの贈り物の服がまたもや血まみれ。

ちくしょうめ。めっちゃ頑張って洗濯したのに汚れるのは一瞬だな。

 

さて、そんなことより、

 

「後はテメェだけだな」

「アンタ相手だとしんどいからよ……ここはいっちょ降参してもらえねぇか?」

 

「するかよバァーカッ!!」

 

「だよなぁ…!」

 

突っ込む俺と構える鉄兜の男。

 

拳を振るが当然のように避けられる。

蹴りやタックルをかましても先を呼んだかのような回避行動。

 

チェンソーマン状態だと興奮しやすくなるためこれだけでムカついたから反射で頭に残ったチェンソーで切りつけようとしてしまったが……それも的確に青龍刀を当てて軌道をそらされた。

 

「クソが!なんでこの攻撃逸らせんだよ!何してんのか知らねえけどなんかしてんなテメェ!」

「当たり前だろうがって…!なんかしてねぇとアンタ相手だとこちとら数十回は死んでんだよ…!」

 

「そうかよォ!殺す攻撃でも死なねェんなら腕のも使っていいよなァ!」

「ひょえぇ、マジかよ…」

 

腕からチェンソーを生やし、滅多切りに。

しかし、躱され逸らされ攻撃が当たらない。こちらがどう動くのか知ってるみたいに完璧な防御。

 

てか、防御は上手いが反撃が来ない。

こっちの猛攻がヤバすぎて反撃できないのかとも思ったが……違う。意図的にしてきてない。

 

「……弱点は知ってるんでな。俺は受けに徹させてもらうぜ」

「なァんで知ってんだよ。本日初めましてのはずじゃなかったけなァ!」

 

チェンソー出してる間は血も継続で消費されていく。

だから定期的に飲まなきゃいけないが……相手も地面に倒れてるのも魔獣じゃない。飲むのは気が引ける。

 

なら、チェンソーは引っこめとくか。どちらにせよ攻撃が当たんないし、血に消費も抑えときたい。あと使ってる時腕痛いし。

 

そのまま引っ込めようとして──

 

「お?逃げるのか?俺の事攻撃できなくて逃げるのか?まあ腰抜けチキンにゃしょうがないか」

 

「よゥしッ!ぶった切り殺してやる!!」

 

──普段なら乗らない挑発に乗ってしまった。

 

チェンソーマンの時の弱点、知能の低下。

どうにかしたいなあ(遠い目)

 

そのままチェンソーを出し、攻めを継続。

しかし、一度も当たることなく時間は経ち頭がフラフラしてきた。

 

「あ゛〜クッソ!血が足りねェ!」

「ダウンまであとどれくらいだ〜?」

 

「マジうぜェなテメェ!」

「煽りは俺の得意分野なんでな」

 

攻撃が当たらない=血を流させれない

故に血が飲めない。

 

このままだとあと数分もすればダウンだ。

……しょうがない。

 

地面に倒れた男を1人掴み、持ち上げ、そのまま齧り付く。

 

「……まじ?」

 

肉は要らん、血だけだ。だから許せよ。

歯でついた傷から蚊の如く啜り出す。

 

「……プハァ!これで元気100倍デンジマンだぜ!!ギャハハハハハハ!!」

 

「たくっバケモンすぎるぜ…。魔獣より魔獣してるぜアンタ」

 

呆れたような、焦りが混じった声でそんな言葉を吐く目の前の男。

 

突進振り上げ、突き刺し、頭突き。

再度の突撃だが、ことごとく躱される。

 

だが、腕と頭の一辺倒な戦い方。

そこに足からチェンソーを生やして意表を突いた攻撃を追加する。

 

原作でも生やせてたしいけると思ったが……まあ問題なく出せた。しかし、

 

「避けんなよ!渾身の攻撃ってやつだったろうがァ!」

「渾身の攻撃だったぜ。初見じゃまず避けれねぇよ」

 

飄々と躱す男にさらにむかっ腹が立つ。

一度距離を空け、体勢を立て直す。

 

睨み合ってそのまままた突っ込む。そんな、変わらない展開が続こうとした時だった。

 

 

 

「そこまでじゃ」

 

 

 

屋敷から赤いドレスのパイオツカイデーのちゃんねーが出てきた。




ギャハハ、ギャハハさせとけばデンジっぽくなる説。これあります。

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