異世界転生ってだけでもお腹いっぱいなのにチェンソーマンみたいな力ってマジ?   作:丸鋸

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原作前だと何書けばいいかわかんね。


第2話

 

 

 

「──紐引っ張ったら変身したぁ〜?」

ほう(そう)

「にわかには信じ難いのぉ……」

 

帰ってきて、貰った食料をかきこみながらロム爺とフェルトに何があったのかを話した。

 

結論いえば……チェンソーマンでした☆

 

予想はしてたさ。ああしてたとも。そのおかげで命が助かったことも理解してる。

でも……いや、頭が痛いわ。

 

紐を引っ張ったら頭がシャキーン!!両手からチェンソーがニョキィッ!!血ブッシャァッ!!痛ってぇッ!!

端的にいえばこう。

 

もうマジで激痛。手が裂けて肘からチェンソーが生えてくる感覚ってあんな感じなのね。血も無くなるし貧血で頭クラクラだ。

 

更に魔物の血を……いや多分血ならなんでもいいんだろうけど、血を飲んで傷も回復できることも分かった。まんまだな。

 

まあロム爺とフェルトには"チェンソー"のことは言ってない。あくまで手から凶器が生えてきて変身したくらいにしか話してない。

当然だね。

 

この世界には魔物がいて、さらに魔法もある世界な訳だが世界観は中世ヨーロッパ的なとこだ。文明レベルは現代社会と比べるとかなり低い。メカメカしい物なんてまず無いのである。つまりチェンソーがない世界ってわけだ。

 

そんな中、チェンソー生えてきたって言おうものなら何それ?案件である。

 

「なあ、紐引っ張ってみてくれよ」

「えーやだよ。めちゃくちゃ痛えんだぞ変身。血も無くなるし」

「変身すると怪我をするのか?」

 

「怪我ってよりも凶器が俺の肘から腕切り裂いて生えてくる感じ」

 

「「うわぁ…」」

 

おい引くなよ。俺だって引きたいよ。

 

「まあなんじゃ……とにかく無事に帰ってきて何よりじゃ」

「にしたって服やべえな。スプラッタ感満載だぜ」

「あー……ロム爺、新しい服いつになりそう?」

 

「んー、明日の夕方までには用意しておくか」

「それまで我慢か…」

 

血を吸い込んでると肌に張り付くから気持ち悪いんだよなあ。

とりあえず血が乾くまで上は脱いでおくか。

 

「そういや、魔物の駆除って金になんのかな」

「なんじゃ?傭兵業でも始めるつもりか?」

「戦うの嫌なんじゃなかったのかよ」

 

「戦うのは別に、痛いのが嫌なだけ」

「……それあんま変わんねえだろ」

 

まあ戦わなくていいなら戦いたくはないけど。

フェルトがお金集めてるし、稼げるのであればやったっていい。選択肢に入れるのはありだ。

 

「それなりに稼げるじゃろうが……お前さん戦えるのか?」

「あー、木こりの仕事した時に使った斧あるし、あれで何とかならねえかな」

「魔獣相手に手斧って無謀が過ぎねえか…?」

 

「最悪変身する。したら負けないでしょ」

 

極力したくないけどさ。痛いし。

とにかく、1回仕事してみての稼ぎがどれだけによるな。明日……いや、明後日にでも試しにやってみるか。

 

なんかもう1回使ったら吹っ切れたわ。お兄ちゃん、頑張って稼いじゃうぞー。

 

「ふぁあ〜、てか疲れた。眠い。さっさと川で血と汗流して寝よ」

「タオルはそこじゃ」

「この時期の夜は冷えてくっから風邪とかには気をつけろよー」

 

「ういーす」

 

適当に返事をしてタオルを手に外に出る。

にしたってほんと、寒くなってきたなあ。

 

ちなみに川の水はめちゃ冷たかった。風呂入りたいなあ。

金稼げたらドラム缶的なもん買ってドラム缶風呂とかするか。フェルトも喜ぶべ。ロム爺は……あの体格だと入んのかな?

 

 

 

▽▼▽▼▽

 

 

 

「…………」

「…………」

「…………」

 

あれから2日後の夜。

いつものように我が家と言っても過言では無い盗品蔵に集まっていた。

 

「デンジ、お前さあ……」

「新しい服に着替えて1日でこんなになるもんかのお……」

 

新しいTシャツを真っ赤にした俺の姿を見てため息を吐く2人。

 

何があったのかと言うと、魔獣駆除の仕事してたらこうなってた。それしか言えない。

 

1匹2匹くらいならね、手斧でね、なんとかはなったの。

でも囲まれたらね、無理だね、普通に。使ったよね、さすがに。チェンソーマン。

 

「まあお金はめちゃ貰えたし、ヨシっ!」

「洗濯で落ちるか、この汚れ」

「無理だろ。新しい服用意した方がいいぜ、これ」

 

チェンソーマン使ったら痛かった。痛かったけど、でも、戦ってる時はもうなりふり構ってられなかったし気にする余裕なんてなかったから、痛みは感じずらかった。

 

てか、性格が変わるね、ほんと。

自我が無くなるとかじゃなくて、痛すぎてアドレナリン的なもんがドバドバ出てたのか終始ハイテンションだった。

 

 

 

『ギャハハハハハ!くっそ痛てぇ!!痛すぎるからてめえらズタボロにして憂さ晴らししてやるぜッ!!ギャッハハハハ!!』

『『『『グギャアッ!!』』』』

 

 

 

思い返してみても酷いわ。

はたから見たら俺も魔獣に間違えられるぞあれ。

 

「収入はかなりのもんだが……続けていく気かデンジよ」

「戦ってるとこ見た事ねえけどやめた方がいいんじゃね?」

「たまにくらいならいいとは思ったけどなあ。実際かなり金は稼げた」

 

いつもの収入の約5倍。

魔獣の量が多かったってのもあるだろうけど、かなり稼げる仕事だ。毎日は俺も嫌だけど定期的にやるのは悪くない。

 

「ま、今日は俺の奢りで飯食うか。ロム爺、街でなんか美味いもん買ってきてよ」

「ワシかよ…」

 

「俺はこんなんだし、フェルトも盗賊で顔割れてるかも知れないでしょ?」

「ワシもあんまり目立ちたくはないんだがなあ……分かった。買ってくるからデンジは服を洗っとれ」

「うへえ……川で洗うにしても洗剤ないから落ちねえんだよなあ…、フェルト手伝え」

「ええー、何で私も……」

 

シャツと洗濯板を手にフェルトの背中を押して外へ。

さてと、明日からどうしていこうかな…。




主人公周りの設定考えるのめんどすぎたので、髪色違うだけの多少理性の働くデンジだと思って。

……にしても久々に書くと文がまとまらんなあ。
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