異世界転生ってだけでもお腹いっぱいなのにチェンソーマンみたいな力ってマジ?   作:丸鋸

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お久しぶりやねえ。
リゼロを見ると描く気力が少し湧いてくる。


第7話

 

 

 

「──お、これなんか良さそうじゃない?」

 

「こっちに面白そうなもんあるじゃん」

 

「アレなんだ?気になるなあ」

 

 

 

「はいはい、次に向かうよ」

「うえー、腕引っ張んなよー」

 

異世界のものって面白いなあ。現代日本とかじゃ見られなかったものもあってテンションが上がる。

 

……でもその度にアナスタシアに止められてちょっと不満だ。フェルトにお土産買っていきたいのに。

 

「ああいうのはね、すぐ壊れるし、持ってても意味の無いものなんよ」

「でも、旅行で余計なもの買ってくのとかって定番じゃね?」

 

「君、あんま金ないんやろ?無駄遣いはやめとき」

「……むう」

 

それはそうだけどさあ。何かしら買っていきたいじゃん。

 

「……はあ、後でウチが良さそうなものを見繕ってあげるから」

「じゃあ我慢する」

 

まあアナスタシアのセンスはいいもんな。任せるか。

とりあえず、ドラゴンが剣に巻きついてる銅像は買っていきたいな。あれかっこいいじゃん。

 

 

 

「──おお、お嬢とデンジやんか。仲良うしてるみたいで何よりやわ」

 

 

 

そんなことをしていたら前からリカードが気さくに手を上げながら話しかけてきた。

 

「あ、リカードだ」

「作業は終わった?」

「まあな。暇になったんでな、街をぶらついとったら……なんやいい感じに親睦深めたんとちゃうか?」

 

「この子ってば素直すぎて目が離せんのよね」

 

目が離せないって……惚れられたか。やったぜ。

 

「にしてもデンジ。お前さんええ格好なったな」

「……ん?ああこれ?アナスタシアに選んでもらった」

「流石にあないボロボロな服で一緒に歩くんわなぁ…」

 

まあほぼデビルハンターのデンジだけどな。

見慣れた格好だし意外と着心地は良くて気に入ってはいるけど。

 

そんなことを思ってたらリカードが隣に近づいてきて、ちょいちょいと耳を貸せというジェスチャーをしてきた。

なんだなんだと思いつつ耳を向けると彼は小声で口を開いた。

 

「ええ雰囲気やんか。そんままおとしてしまえ」

「……いけるかな?」

 

「おおいけるいける。このままいけばゴールインやで」

「……人生って素晴らしいな」

 

そうと決まれば早速仲を深めてかないと。

リカードから離れ、ゴホンと咳き込みをひとつ。そしてそのままアナスタシアさんに1つ質問を投げた。

 

「アナスタシアって今彼氏いんの?」

 

「よっしゃ、デンジ。いっぺんこっち来い」

 

リカードからのストップ。

手招きされ、それに合わせて耳を向けつつリカードの元へ。

 

「アホゥ。慌てすぎや。いいか?女っちゅーのは余裕のある男に惹かれんねん。いかにも狙ってますよ感ありきやと敬遠されんねや」

「じゃあどうすりゃいいんだよ」

 

「もっとこう、遠回しな言い方とかあるやろ?とにかくグイグイ行かんことが大切や」

「……人生って難しいな」

 

それじゃあ早速リカードのアドバイスを元に頑張らせてもらいましょうか。

遠回しな言い方……なんかあるかなあ。

 

……あ、アレかな?

 

「アナスタシア」

「ん?どしたん?」

 

「月が綺麗だな」

 

「よぅしデンジ。戻ってこい」

 

再びの呼び出し。

なんかマズったか?そんなことを思いつつリカードの元まで戻ると。

 

「今月出てないやろぉ…!」

「あー、確かに」

 

「まずはな。会話を弾ませるんや。楽しい会話を何よりも大事にせなあかん」

「……これもまた人生」

 

ではでは、3度目の挑戦と行こう。

会話を弾ませる。会話を弾ませる。

 

……どう弾ませればいいんだ?

 

物理的に弾ませるのは……違うよなあ。

 

「いえーい、アナスタシア弾んでるー?」

「……?は、弾んでる…?」

 

「デンジー!」

 

なんということだ。リカードの怒号。違かったらしい。

コミュニケーションとはなんと難しいものか。

 

「はあ……リカード。あんた、余計なお世話も程々にしとき」

「……ヒュ〜♪」

 

ヘッタクソな口笛だな。まだ俺の方がうまいぞ。

見ろ、これが俺の口笛だ。

 

「お、デンジ。お前なかなか口笛上手いな」

「だろ?」

「はぁ、男の子やねぇ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「──んじゃ俺はそろそろ帰っから」

「おう!気ぃつけてな!」

「また遊びに来てな」

 

あれから数時間の間、アナスタシアとリカードと一緒に街の観光をし、さすがにそろそろ帰らねば行けない時間になった。

 

少しの寂しさを感じるが、まあお土産はたんまりと買えたからいいか。全部アナスタシアから許可取れないと買えなかったけど。あれ?親かな?

 

「んじゃまたなー」

 

そうして、手を振りながら竜車へと乗り込む。

振り返れば手を振る2人。

いい街だったなあ。今度はフェルトとロム爺も連れてくるか。

 

そんなことを考えながら走り出す竜車の中でのんびりくつろぎながら鼻歌を歌い始めた。

 

 

 

 

 

「そういえばここら辺て魔獣多かったんだっけなァ!忘れてたぜェ!ギャッハハハハ!!」

 

 

帰り際には魔獣も討伐と。

……やべ、アナスタシアが買ってくれた服汚したわ。帰ったら死に物狂いで洗濯しよ。

 

 

▽▼▽▼▽

 

 

「──ふぅ、行ったな」

「なかなかおもろい子やったね。デンジくん」

 

デンジが去った後、リカードとアナスタシアは2人揃って息を吐き出した。

 

「楽しいやつやけど……どっと疲れたわ」

「そうなんよねえ。悪い子やないんやけど、子供っぽいというか目を離したらあかんと言うか」

 

「にしたってお嬢もなかなか仲良くしてたやろ?」

「まあねえ、初めての人種やし……素直やったからねえ」

 

「……こりゃ、ホンマにゴールインあるんやないか…?」

「リカード?」

 

「うー、怖。下手にいじらん方がいいな」

 

ジト目のアナスタシアに両手を上げておどけるリカード。

そうしてふたりは踵を返し、街へと戻る。

 

「ほな、"みんな"もお疲れさん。帰るで」

 

「「「はーい」」」

 

アナスタシアの声にワラワラと出てくる白いローブを着た集団。

 

そんな中、先頭を歩くアナスタシアの顔はいつもより清々しい笑顔が浮かんでいた。




久しぶりすぎて適当な感じになってる感。
次はどんな話にするか。

……うーむ、悩ましい。

みんなの好きな王選候補者

  • エミリア
  • クルシュ
  • プリシラ
  • アナスタシア
  • フェルト
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