異世界転生ってだけでもお腹いっぱいなのにチェンソーマンみたいな力ってマジ?   作:丸鋸

8 / 11
話思いつかねー。
文才も欲しいー。


第8話

 

 

 

さて、アナスタシアとリカードの一件から数日経ったある日。

俺はいつも通り我が家である貧民街の盗品蔵に居た。

 

「──うー、暇だぁ」

 

テーブルに顎を乗せ、死んだ目でつぶやく時間。

そんな俺を尻目に近くにいるフェルトとロム爺は呆れたようなため息を吐き出した。

 

「何度目じゃそのセリフ。気が滅入るからやめんか」

「たまには暇してんのも悪かねえぜ」

「………」

 

そうは言ってもなあ。

ここ数日で魔獣の数は激減した。故に俺の主な収入源のバイトがかなり減ってしまった。

 

ラインハルト曰く"君の働きのおかげだよ"なんて言ってたが……働きすぎも考えものだ。暇を持て余す日が来るとはな。

 

「ま、アタシとしては少しホッとしてるんだけどなー」

「全くじゃわい。最近のデンジは帰ってくる度に血まみれになっておったからなあ。どれだけ心配したと思ってるんじゃ」

「……分かってる」

 

心配されてたことにむず痒さと気恥しさを感じる。

でもなあ、何もしない時間が過ぎていくとか……時間を無駄にしてるようで嫌だなあ。

 

「貯金もそれなりに出来たんだろ?使えばいいじゃん」

「フェルトにやるよ。俺欲しいもんねえし」

 

「いやいやいや、さすがに気が引けるって。デンジが使えよ」

「いやいやいや……」

 

「いやいやいや──」

「いやいやいや──」

 

フェルトのために始めた魔獣のバイト。

しかし、こうしてフェルトは頑なに受け取ろうとしてくれない。なんてこった。謙虚なのはいいが、受け取ってくれなきゃなんのために俺は頑張ってたのか。

 

「……デンジはなんか夢はないんか?」

「そうだぜ。やりたいことやれよ」

 

ロム爺の言葉に同調してくるフェルト。

そうは言ってもなあ、やりたいことなんて特に。

 

「なんかあるじゃろ」

「デケー家に住んでみたいとか、毎日ステーキ食いてーとか」

 

うーん、今の生活で満足はしてるからなあ。

………………………あ。

 

 

 

「……胸、揉んでみたいかも」

 

「「…………は?」」

 

 

 

よく良く考えれば前世から女の人と関わりなんてなかった。恥ずかしながらDTだ。

 

贅沢は言わないから胸くらい揉んでみたい。男の夢が詰まったメロンを持ち上げてみたい。そんなロマン溢れる夢くらい持ってもいいんじゃないか?

 

「なんでそこで胸なんじゃ……」

「……いや全くだぜ。サイテーだなデン──」

 

「そこは一発ヤリたいとかじゃないのか…!」

 

「ロム爺もサイテーだな!!」

 

やいのやいのと騒ぎ出す2人。

ふっ、元気な奴らめ。

 

「冗談はさておき、じゃ。ふむ、胸ときたか」

「自分の胸でも揉んでろよ」

「やだよぉ。女の胸がいい」

 

何が悲しくて自分で自分の胸を揉まにゃならんのだ。

胸も希望もないこの平坦な胸筋を見ろ。まだ筋骨隆々のバッキバキの胸なら男の夢ではあるわけで1万歩譲ってそれで我慢しようとなるが、やせ細ったガリガリガリクソンな胸だぞ。終わってるぜ。

 

「……フェルト、揉ませてやったらどうじゃ?」

「はあ!?なんでだよ!嫌に決まってんだろ!」

「そうだそうだ!俺の夢はそんなに小さくない!」

 

「……デンジ、お前後ではっ倒すからな?」

「なんで?」

 

嫌なくせに揉まないとなったら怒られる。

何故だ?コレガワカラナイ。

 

「たく、女の前でアホみたいな会話してんじゃねーよ」

「「え?」」

 

「なんだお前ら?アタシを女としてみてねーってのか?殴るぞ?」

 

「ひええ、ロム爺怖いめぅ…」

「……フェルトの前じゃ胸の話はやめといた方が良さそうじゃな」

 

フェルトの鋭い眼光が突き刺さる。

なんてこった。あの視線は人を殺せるぞ。

 

恐ろしや恐ろしや。

 

「たく、男ってやつはほんとに……」

 

呆れたように頭を搔くフェルト。

 

ふぅ、なんか奇跡的に胸揉めるイベントとかないもんかねえ。

 

 

▽▼▽▼▽

 

 

「──闘技大会〜?」

 

またまた時間は飛んである日の昼頃。

魔獣駆除の仕事がなくなり暇なおれは昔のように日雇いのバイトで時間を潰していたら、いつものようにラインハルトが尋ねてきた。

 

一緒にお昼を食べつつ駄べる中で出た話題。

 

「ああ、なんでも腕利きの猛者を集めて開かれるそうでね。プリシラ様って知ってるかな?」

「……知らん」

 

「んー、だと思ったよ。ま、あの方に関しての詳細はいいか。デンジもそこには興味が無いだろ?」

「おう」

 

「だよね。端的にいえば大会で優勝したらそのプリシラ様の騎士になるって話なんだが──」

「騎士かあ。じゃいいや」

 

騎士なんて柄じゃない。そもそも、フェルトの面倒を見てやらないといけないわけでそんな暇ないし。俺はお兄ちゃんだからな。

 

「まあまあ……一応優勝者には賞金も出るって話なんだ」

「ほうほう、おいくら位?」

 

そう聞くと指を立てて見せてくるラインハルト。

ふむふむなるほどなあ。

 

「乗った、その話」

「はは、現金な人だね君は」

 

そこが俺のいい所。

さくっと勝って騎士は断って金だけ貰えばいいでしょ。うん。

 

「エントリーは僕の紹介でさせておくよ。詳細はまた後日にでも」

「うぃーす、またなんかあったら教えてな」

 

「ああ」

「……あ、これも食いたいんだけど頼んでいい?」

 

「……ほんとよく食べるね。手持ちは足りるかな?」

「言ったろ?貧民街の胃袋舐めちゃいかんって」

 

運ばれてくる料理の数々。

さてさて、大会か。気合い入れて頑張りましょうかっと。




適当な殴り書き。
暇つぶし程度に書いてるから許してくれるとありがたい。

みんなの好きな王選候補者

  • エミリア
  • クルシュ
  • プリシラ
  • アナスタシア
  • フェルト
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。