巡り巡る   作:桃木野

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生きてほしい

 与謝野さんにお別れを言ったあの日。

 僕は、首吊り自殺に失敗した。

 椅子を蹴飛ばした後、誰かがそこに到着して自分より遙か頭上にある縄を切断し、尻が床に叩きつけられる事は無く、宙に浮かんだ身体はゆっくりと床に降ろされる。

 

(……どうして?)

 

 震えた一言と共に、怯えさせないために僕と同じ目線になるようしゃがんで、目を真っ直ぐ見る人物が眼前に居た。

 東雲実紅里。

 短い茶髪に色素の薄い澄んだ翠眼の容姿を持つ彼女は、治癒の異能力を持つ少女『天使』とは対照的に、森衛生課長が提唱した不死聯隊(れんたい)理論の部隊を勝利へ導く『勝利の女神』と呼ばれており、その肩に本来在る筈の階級章が無い。恐らく、森衛生課長やエリス嬢と何らかの繋がりがある人で、複数の異能力を保持している稀な体質の持ち主だ。

 

(貴方の笑顔を、もう一度見たいからです。今は苦しく、大変で、死にたいと思われるようですね)

(……)

(……失礼します)

 

 彼女の言う通り、いつの間にか笑えなくなっていたし、客観的に自分の状況を述べられていくが、自分の口から同意の言葉は出なかった。

 その代わりに、ぎこちない動きで彼女に抱き締められ、子供をあやすように頭頂部から後頭部にかけてゆっくり撫でられ、言外で『大丈夫だ』と言われているような気がして張っていた糸が切れた感覚がした。

 

(っ、ぅあああ……っ!!)

 

 気付けば、僕は同年代の女性に縋り付いて、有らん限りの大声を出して泣いていた。

 その声は多分、開け放たれたままの昇降口の扉から艦内の一部に響いているだろうが、今そんな事はどうでも良かった。慟哭と嗚咽という形で一(しき)り感情を吐き出した後、僕を抱き締めた体勢のまま、耳元で静かに語りかけられる。

 

(あと十日で、この戦争は終わります。日本に帰るまで耐えて下さい。立原上等兵も含め、ほとんどの味方が、現時点で前向きになれないほど心が弱っている状態です。戦争が終わったら、家での休養をお勧めします)

 

 恐らく、年齢は僕より上なのに敬語を崩さず、無表情で無感動な瞳で淡々と未来を告げる様は、天井から降り注ぐ照明と相俟って神託を伝える巫女にも見えた。そして、幾分か落ち着いた所で(ようや)く本音を吐露する。

 

(……家に、帰りたくない。家族と……、会いたくない)

(それは、別の場所を提供すれば良いという事でしょうか?)

(……ああ。誰も僕を知らなくて、そこで暮らせるのなら何処でも良い)

 

 今日、僕は死に損ねた。

 現在の戦場になっている常闇島で死のうとしても、東雲さんが敵の攻撃を防いで助けられる。負傷しても、死の天使に怪我を治されて、また戦場に立つ事になる。それなら、新天地を見つければ良い。

 そう考えた末の返答だったが、かつんと新たに階段を鳴らす足音が聞こえた。

 

(……え?)

 

 其方(そちら)のほうを向くと、与謝野さんが立っていた。

 どうやら僕があげた蝶の髪飾りを失くしてしまっているようだが、それよりも此処に来た彼女は僕の願望が聞こえたのか、辛うじて疑問符を発するのがやっとらしい。

 

(了解しました。では、今夜、内地に居る知人に頼みます)

(どうやって……)

(精神感応の異能力でお伝えします。同性が宜しいなら、其方に話を通しておきます。もう一度お伝えしますが、どうか日本に帰るまでは死なないで下さい)

 

 敵兵と言えど人を殺害したり、同期を亡くして自分が生き残ってしまった罪悪感も感じず、砲弾を受けて四肢を失う痛み。与謝野さんの異能力で治されてから直ぐに駆り出される絶望と、戦場を走り回る悪夢を味わわなくて済むのなら、其方のほうが断然良いと思った。

 

(……お願いします。東雲さん)

 

 そう頼んでから気が付けば戦争が終わり、僕は人の流れに沿って何やら粉を大量に頭からかけられて新しい服を貰い、薬湯を浴びてそれに着替え、予防接種を終えて消毒された携帯品と共に大勢の人塵に紛れて混擬土(コンクリート)の地面を踏んで生還していた。

 

*

 

 年明け最初の診察で、精神世界で新しい人達と会って話した事を担当医に語った。

 中でも、自分が精神世界の中にある寮の自室で眠っている間に女郎花さんが光の柱に立ち、深夜の自宅から片道十キロメートル先の飯田八幡神社に辿り着いた後に、車で先回りしていた美里さんに保護されたらしい。寮の居間にて管理人の畦菜さん同席の下、女郎花さん自身から経緯を聴いたと告げると、彼の瞳が僅かに揺らぐ。そして、症状を明確にするために担当医の要請に応じ、精神世界で出会った人達に光の柱に一部を除いて各人立って状況を話して頂き、診察の終わりに二週間に一度の通院が決定した。

 この事をコンビニの駐車場で待ち合わせた榊さんにも報告した際、来週の火曜日に擂鉢街に行くと伝え、足首に装着している御守りを購入した日に相談した護身用の銃と短刀の入手方法、さらに所持に関する諸々を頭に入れていた。だが、それを実行に移す事は時間や短期バイトの関係で後回しにしていたため、美里さんが不安げな表情で見守る中、グロック19とサバイバルナイフ。それらに必要な付属品を正規の方法で入手し、最寄りの警察署から許可を得て、目的地へ向かう下準備が整う。

 更に、擂鉢街の最寄りで栄えているセブンイレブン本牧原店で栄養の一つであるたんぱく質の鮭と肉そぼろを中心に、菓子はたんぱく質に加え、エネルギーも同時に摂れるというプリンを透明の匙付きで購入する予定だ。

 栄養に関する情報は、現在、大晦日の夜に精神世界の寮に移動させても眠り続ける本来の燈さんの容態を看て下さっている加密列(カミツレ)先生の助言からきている。先生も、やはり私と瓜二つの容姿だが、自分と違うのは爽やかな笑顔が印象的な事と、髪飾りと複数のピンを使用してシニヨンという髪型をしている事だ。

 

 

 当日は、時間短縮のために榊さんと山下公園の駐車場近くで合流し、そこから徒歩で向かう。

 擂鉢街に近付くにつれ周囲の雰囲気と治安が徐々に悪化していくのを感じ、食料品の他にも飲料と必要な物資を購入してからリュックサックに詰め込み、徒歩三〇分かけて目的地に到着し、生還した際の待機中に東雲少尉が情報を寄越した元不死聯隊所属の人物と、予知の異能力『愛と死』で見えた未来の子供達を探していった。

 二〇分程当ても無くひたすら下って散策していると、最下層に近い階段を下りた先にあるパイプが入り組んだ比較的広い通りで、毛先だけが白い子供が大人に殴られて倒れる光景を目撃した。そして、自分の眼前で少年の背後にいた腰まで髪を伸びている少女の口が塞がれ、即刻人質にされる。そこで彼らの未来を変えるために、私は今少女を拘束した大人の肩に手を置き、片方の手で腰に差したサバイバルナイフを逆手に抜いた。

 

「今すぐその手を離しなさい。子供に暴力を振るっても無意味です」

「ああ!? 余所者が口出しすんじゃねぇ! 貧民街は(たす)け合いだ。餓鬼なんざ俺らを扶けるために居るんだよ。解るか?」

「理解不能です。子供は大人に比べて非力。だから、大人は子供を守るために居る。現時点で貴方達がしている事は、扶け合いではなく強奪に過ぎません」

「五月蠅ぇ! この世界は弱肉強食だ! 女は黙ってろ!!」

「弱肉強食。理解しました。では、私の経験の糧になって下さい」

 

 正論を言われて怒ったのだろう。

 先程まで少女の細い首に突きつけていたナイフの切っ先が標的を変えて、振り向き様に自分の旨を目がけて刺突してきたが、一歩横移動した事で軌道はそのままに空振りした。

 私はそれを攻撃と見なして、相手の手首を掴んで顔をの顎から鼻を包むように鷲掴みにし、上を向かせて地面へ叩きつけるように顔面を腕を掴んでいる方向に押せば、男は自然と倒れ込む形で地面に背中をつける。

 その隙を見逃さずに顔を数発立て続けに殴り、男が離したナイフを拾って首を頸動脈ごと掻き斬って、絶命したのをきちんと確認した。

 住宅が密集した狭い路上は瞬く間に血飛沫で赤く染まり、少年を相手にしていた男は口を開けて突っ立ていたので、この場から動かず念動力の異能力『浮雲』を発動させて、成人男性の頭部を握る仕草をすると、それは難なく頭蓋骨と柔らかい物が破壊される音と共に潰された。戦場で敵前で呆けて隙を作るなど、自ら降参して『殺してくれ』と言っているようなものだ。

 

「襲撃者は二人。他に敵影無し。徒党と組むと気が大きくなるのが人間です。……怪我はありませんか?」

「あ……、ありません」

 

 万里さんが教えて下さった子供との接し方を実践し、威圧感を与えないように屈み、服も体も薄汚れた少女と視線を合わせる。

 

「良かったです。お腹は()いていませんか?」

 

 答えの代わりに、少女の腹がぐぅと鳴った。

 しかし、彼女の背後に控えた少年が自分を睨みつけているのに気付き、リュックサックを開けて二人分の弁当を軽量化された匙を付けて出すが、一向に手を伸ばして来ない事から相当警戒心が強い。このような環境では、大人を信用するのは困難だと納得し、更に言葉を付け加える。

 

「足りなければ、おにぎりもあります。ああ。緑茶を失念していました」

「……(やつがれ)達に食料を施すなど、何が目的だ」

「私は異能力者です。予知では、お二人共五年後に、ポートマフィアの人間に拾われて働く事になります。その未来を変えるために来ました。貴方の妹さんも、その細い体で血と暴力が絶えない日々を送るのは嫌でしょう」

「……」

「……お兄ちゃん。お腹すいた……」

「っ……」

 

 空腹に耐えかねて伸ばす手は、寸前で止まり、だらりと下がって元の位置に戻った。

 疑心から拒絶したのだと推測し、片手に二つの弁当を持ったまま安心できる材料を追加していく。

 

「ご心配なら、私が服も毎日の食料も、住む場所も保証します。先程から続いている貴方の咳も治しましょう」

「っ!! ……医者にかかるほどでは、げほっ」

「いいえ、検査が必要です。ここは、病気の媒体になる鼠も野犬もいる。綺麗な場所にいるべきだと進言します」

「お願いします。お兄ちゃんの咳を治して下さい」

「私は医者ではありませんが、そこまで身内がお連れすると約束します」

「貴様が約束を守るとは思えない。仮に付いて行ったとて、(やつがれ)に生きる意味を与える事が出来るのか?」

「はい。その意味や理由は後で見えてくるものです。私も戦場で学びました。貴方達は未だ死んでいません。死ぬまでに、それを見つければ良いのではありませんか? 私は、貴方達を生かすために来ました。この手を取る判断は、お二人にお任せします」

「っ……!!」

 

 妹が兄の病気のために頭を下げ、兄が瞳を潤ませて乾いた唇を噛み、妹の空腹を満たすために弁当に再度手を伸ばし、こうして約束が交わされた。彼らの住まう場所へ移動し、そこでまだ温かさが残る弁当とおにぎりを三〇分かけてゆっくり食べ、緑茶で喉を潤して完食したのを見届け、ようやく名乗る。

 

「申し遅れました。私は、秋月(あかり)です。隣の方は、内務省に勤める榊鈴音さんです」

「初めまして。彼女の監視を担当しているの。以後、お見知り置きを」

「や、僕は、芥川龍之介。異能力者だ」

「芥川銀です……」

「龍之介さんと銀さんですね。これからよろしくお願いします」

 

 私の真似をしてお辞儀した二人に残りが入っているペットボトルを持つよう指示してから、彼らを榊さんと分担して一人ずつ抱えて立ち上がり、もう一組を迎えるために迷路を歩き出す。

 今度は何となしに登っていくと、五分ほど歩いた先で玄関に価する場所の上に鳥居の札が貼られてある珍しい家があった。鳥居は年末年始のお詣りで訪れた事があるのですぐに解ったが、ここに住む大抵の住民が生気の無い、あるいはこちらを睨みつけてくるのが常で、存在が不確かな神に頼る余裕は無い。

 周囲とは異なるそれに導かれるように近付き、昼の挨拶を告げる。だが、間仕切りが無いため玄関から部屋が見えてしまう内部では、茶髪の少年と焦げた茶色の髪を持つ青年が部屋の隅で、干し芋を片手に握って咀嚼していた。時機が悪かったのか、慌てて二リットルペットボトルの水を水飲みに入れ、飲み干して『誰だ』と少年に問われる。だが、私には青年に見覚えがあり、彼も少年の警戒心から出た強い口調に、『大丈夫だよ』と優しく返した。

 

「……若しかして、秋月さんですか? 福地少佐の直属の部下でしたよね」

「はい。貴方は、国防軍第三五六歩兵師団隊所属の立原春蝉上等兵ですか?」

「ええ。貴女にも御世話になりました」

 

 お互いに会釈し、知り合いだと気付いた子供は警戒心を解き、最後に握っていた干し芋の欠片を口の中に放り込む前に、彼が紹介を促した。

 

「はじめまして。中原中也です」

「秋月燈です。以後、お見知り置きを」

 

 お腹が空いているのか早口で紹介が終わり、即座にそれを眼前で食べ始め、苦笑した立原さんが用件を尋ねてきた。それに応じる前に屈んで芥川兄妹を地面に下ろし、不安気に棒立ちする二人を余所に口頭で説明していく。

 

「この街を出て、私の家に来ませんか?」

「え? ……いい、ん、ですか?」

「はい、構いません。購入した家は水回りの工事が必要なため、それが終了するまでは、ある方の祖父母の家で住んで頂きますが、ここより清潔で静かな事と、平穏な日常の提供を保証します」

「……どうして、僕達にそこまでして下さるんですか?」

「貴方達全員に、こんな所で死んでほしくはないのです」

「っ……。有り難うございます。……中也君、荷物を整理して。此処を引き上げるよ」

「えっ。友比古様と清一さんの分の荷物は……?」

「え?」

 

 彼が目配せした先は、積み重なった寝具代わりと思われる段ボールや台所用品、衣服や風呂用品だが、いくつかを捨てれば身軽になるだろう。しかし、疑問符を発した榊さんに向き直ると、口を半開きにして立ち尽くしていた。

 

「榊さん?」

「中也君。友比古様って言った?」

「? ああ」

「友比古様は、橘神社に祀られてる神様の名前なの。視えてるの?」

「? はい。春蝉さんも視えてます」

「此処を引き払うなら、『御世話になりました』とお礼参りに行きましょう。あ、でも今から往復だと参拝時間に間に合わないか」

「大丈夫です。私が秩父の家まで瞬間移動で連れて行き、彼らに風呂と着替えを済ませてから山下公園に送りに来ます」

「そうですか。なら、そのようにしましょう。武蔵支社は、公園からだと車で十五分で着きますので、遅くとも」

 

 中也さんと春蝉さんは、彼らの食器を寸胴鍋の中にまとめて入れ、七輪や服など必要な者を畳まれた風呂敷を広げて包んでいき、用意が整った所で来た道を戻って食料を購入したセブンイレブンで彼女と解散する。

 瞬間移動の異能力『何処へ』を発動させて擂鉢街上空に出現し、片道一三八キロメートルの距離を十五分で到着し、初対面の自己紹介もそこそこに、凰賀さんの誘導で四人を男女別に風呂に入れさせる。その後、少年達は成人男性二人に、銀さんの着替えを万里さんに手伝って頂き、休日の美里さんに出掛けなければならない二人を優先して洗髪後に散髪をしてもらい、それが済んで携帯用乾燥機で髪を乾かす。

 そして、打ち合わせ通りに事が進み、彼らが御守り関連がある場所を見ているので、私は四人分の厄除けと病気平癒の御守りを購入後、橘神社の外で二人に手渡した。一五一五(ヒトゴーヒトゴー)時に榊さんと併設されている近隣の駐車場で別れ、行きと同様の手段で秩父の家に帰宅し、購入した御守りを芥川兄妹にも渡して、夕食の仕込みに入る。

 

*

 

 部屋は、一階の板張りの一室に僕と中也君。二階の秋月大尉の部屋に芥川兄妹が振り分けられ、安堵と恐らく人生で初めての布団の温もりから子供達は穏やかな寝息を立てて眠っている。

 怒濤のような一日を終えて、山間部にある一軒家の縁側で一息ついていると、家主の凰賀さんが温めた牛乳に蜂蜜を入れるか尋ねてこられたので、どんな味がするのだろうという好奇心から了承する。匙でよくかき混ぜてから口に含めば、両方の甘みで和んだ。

 

「君は、次男坊かい?」

「いえ。長男です」

「……そうか」

 

 本来、一家の跡取りである長男が徴兵令が免除される。

 しかし、僕が参戦した時点で既に十年弱戦争が続いており、若しこれ以上長引くなら弟にも火の粉が飛ぶかもしれないと危惧して、家族の反対を振り切って自ら志願した。大した戦力にならないが、人手が要るなら多いほうが良いと考えた末がこれだ。

 

「僕は次男坊でね。何とか生き残って生還は出来ても、平穏を取り戻すには随分と時間がかかったよ。だから、魘されて起きたとしても気にしないでくれ。僕もそうだったから、よく解る」

「……ありがとう、ございます」

「うん。お休み」

「お、お休みなさい」

 

 僕の不安を掻き消すように、第二次世界大戦を生き抜いた人生の大先輩が皺だらけの手で背中を軽く、それでいて優しく数回叩かれ、気遣って一人にして下さった。

 

(君は、戦場に君臨する死の天使だ)

 

 精神的に追い詰められていた僕は、いつかあの子に謝れる日が来るだろうか。

 与謝野さんに、清一さんに、友比古さんに、中也君に、燈さんに扶けられ続けてきた。

 彼らが、僕を生かすために手を伸ばしてきた事で今日を迎えられた。

 僕も、いつかこの手で誰かを扶けられる日が来るだろうか。

 まだ今は判らない。

 

「僕は、生きていてもっ、良いのか…?」

 

 縁側で視界が溢れていく涙でぼやけていくのを無視して、まだ温かい蜂蜜入り牛乳をどうにか飲み干した。

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