青空に映る赤い光   作:HAGECHABIN

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アビドス編開始ですな
ここからもう少し改変を加えたいのでそれも楽しみにしていただけたら嬉しいです


対策委員会編vol.1
アビドスからの要請


このキヴォトスに迷い込んでから2週間程がたったある日。

 

 

カロンが一通のメッセージを受け取ったと言っていた。

 

アビドス高校の対策委員会からのようだ。

 

どうやら学校が占拠されそうになっており、必死で抵抗を続けているらしい。

 

しかし最近弾薬などの物資が不足し始めているため、私の助けを必要としているみたいだ。

 

 

 

調べたところ、昔のアビドスは非常に大きな学校でかなりの影響力を持っていたらしい。

 

しかし今はその力を失っている。

 

こういう場合都市では内輪揉めがあったか、戦争によって壊滅することがほとんどであったが。

 

それも行けば分かるだろう。

 

 

 

一応水と食料を多少余分に持っていきながら、物資を送るためにアビドスに向かうことにした。

 

 

 

 

2時間後

 

 

とりあえずアビドスの住宅街らしきところには着いたが、見るだけでその訳が分かった。

 

砂漠化か。

 

これだけ広大な土地が砂で溢れているのを見ると相当なものだったようだ。

 

確かに住民も減り力が弱まっていくのも頷ける。

 

 

 

だがそれよりもまずはアビドス高校だ。

 

この街中から見つけるには土地勘がなければ困難だろう。

 

しかし必ずしも探し方というものは決まっている訳ではない。

 

 

 

10階建て程の高さのある古いアパートを見つけ、その建物の屋上に飛び移った。

 

そこから更に別の建物に飛び移りながら周りを見渡す。

 

やや体力を使うが、そのための食料だ。

 

 

幸いにもすぐに高校を見つけることができた。

 

周りよりも二回りほど大きな校舎が目立っている。

 

 

位置を確認し、ここからは一旦降りて徒歩で向かうことにした。

 

 

…すると後ろから何か聞こえてくる。

 

 

自転車だ。

 

あと数秒でこちらに到達する。

 

他にも誰かいないか気にしながら警戒を強める。

 

 

乗っている者の正体を確認すると青いマフラーを身に着けた子どもだった。

 

こちらに気づくとブレーキを掛け、見つめてきた。

 

 

 

「…そこで何してるの?」

 

 

"アビドス高校に向かっていた途中なのですが…"

 

"あなたはそちらの学生でしょうか?"

 

 

「そうだけど…あなたは何者?」

 

 

警戒感がこちらに伝わってくる…

 

 

"私はシャーレの先生、ヴェルギリウスです。"

 

 

そう言うと向こうは安心したかのように表情を緩めた。

 

 

「そうだったのね…私はシロコ。よろしく。」

 

「案内してあげるから着いてきて。」

 

 

すると自転車を漕ぎ出した。

 

私も軽く小走りしてついていった。

 

 

彼女が一瞬振り向いてきたとき、驚いたような顔をしていた気がするが。

 

気にする事ではないだろう。

 

 

 

対策委員会・教室

 

 

シロコと教室に入ると中の子どもたちが驚きの目を一斉に向けていた。

 

 

わあ、シロコちゃんが大人を誘拐してきました!

 

 

かなり勘違いをしているようだが。

 

 

 

to be continued




次回は戦闘回のつもりだけど…
戦いになるのかね、これ…
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