悲報 オバロ現地民転生とかいう罰ゲームwww 作:はんぺん大納言
おまけ枠に入れるには文字数が増えたのと、予定していた本文(幕間)が途中の状態で先にこちらが出来たので単体での投稿となります。
クオリティの保証はできませんのでご了承ください。
また、今回も捏造設定・独自設定がありますのでご注意ください。
追記:後書きの内容を一部修正しました(2026/10/26)
死屍累々。
そう呼ぶ他ない戦場に、二人の男が立っている。半壊した
片や吐血し半身の骨は粉砕され内臓の過半が破裂状態、片や腹部に開いた風穴が目立つ。
どちらも致命傷を負う身であるが、死を目前とした人間と比べビーストマン――バルバロスは腹部の傷を除き、いくつかの細かな傷のみで五体満足であった。
「ハッ……流石に、強すぎんだろ……」
「お前も……いや、お前達も強かった。俺が今まで戦ってきた誰よりもな」
唯一原型を留める兜のスリットから光が消え、男が膝から崩れ落ちる。そうしてバルバロスは、戦場に立つ最後の一人となった。*1
初見殺しのスキル、タレント、マジックアイテム。持ち込んだ全てを使い、彼らが稼いだ時間は五分にも満たない。*2
英雄に至らぬ者達が、逸脱者に届かぬ者達が作った僅かな時間は、常識では考えられないほど長かった。
覚醒する前のバルバロスに致命傷を与えた槍使いを始め、多くの英雄が居た。だが、剣の一太刀、魔法の一発、弾丸の一射に至るまで、その全てを持ってしても
そう、かすり傷だ。
少なくとも
これが突発的な物でなく、事前に想定されたものであれば、或いはバルバロスに痛手を与える事すら叶ったかもしれない。
だが、それは仮定の話に過ぎない。現実には誰一人、バルバロスの命に手が届くことは無かった。
全ての敵が倒れた今もバルバロスの運命は変わらない。覚醒によって齎された膨大な生命力を持ってしても腹の傷が塞がりきることはなく、流れる血が完全に止まる事は無い。
あるいは目の前の、ひいてはこの戦場に数多ある強者の死体を食らえば幾ばくかの延命も叶うだろうが……。
「それは、勇者達への行いではない」
僅かにでも過った思考を戒めるためか、言葉が無意識に口に出ていた。
しばし呼吸を落ち着け、この戦場で散っていった者達に黙祷を行う。
「……もっと早く来なくてよかったのか? お前達なら出来ただろうに」
「あいつらがそう望んだからな」
「くはっ。成るほど、心根も勇者のそれだったか」
「そうかぁ? ……まぁ、そうだな。そう言ってもらえるなら、死ぬと分かっていて死地に飛び込んだあいつらも喜んでるだろうよ」*3
気配は無かった。だが、予感と直感に従って言葉を投げれば自身の
祈りを終えて振り返れば、そこには七人の人間が立っていた。
自身に迫る上背と隆起した筋肉を持ち、好戦的な笑みを浮かべる無手の男。己の知る物よりも小札の数が非常に多い薄片鎧の男。フードを目深に被った暗殺者然とした男。
男とも女とも見える、魔法詠唱者らしき小柄な者。幅広の魔女帽子に黒のローブを着込んだ女魔法詠唱者。見慣れぬ文字の刻まれたストラと青いケープ、純白の法衣を纏う神官らしき女。
そして、この六人よりも一歩引いた位置に居る白髪金眼──光の加減か、左右で色味が少し違う気がする──のエルフの男。
この戦場で闘った者達を貶すわけではないが、七人全員が彼らを上回る気配を放っている。
(特に、エルフの男の強さは突出している。今の俺に並ぶ――否。上回る程に!)
自身の感覚が正しいのならば、この場における強さの序列は第一にエルフの男。次いで己が並び、少し離れて無手の男。そこからさらに離れて残りの五人といった所だろう。
七人を同時に相手にする場合、己の勝率は万分の一も残らない。だが、勝機が無くとも。戦いにならないとしても、挑むことは出来る。なら、それで十分だ。
「──バルバロス・エクセリオン・ハルート」
構えを取り、名乗りを上げる。対面する者達も、それに合わせて名乗り始めた。
「ブロンだ。ブロン・ラザロス。不調のあんたに言うのもなんだが、折角の闘いだ。楽しんでこうぜ!」
「ヴァイロン。あ、実家とは縁を切ってるから、ただのヴァイロンね」
「……ウェイド・スペイア」
「5歳児ニキ硬くない? 俺はベルストン・アイズ。よろー」
「お前は軽すぎだバカ。あー……アグニア・ウェルダン」
「まぁまぁ、いいじゃないですか。私はレイチェル・レルム・フォルゴートと申します」
バルバロスは六人の名*4を、一字一句違えず己の心に刻む。時折、彼らの視線──主にベルストン──がこちらを見ながら別の物を見ている*5ようで気になるが、それよりも気になる事が一点。
「そちらのエルフの男。名を聞かせてはくれないか」
「名乗っても良いけど、そうだな……こいつらを超えられたら名乗るよ」
自身以外の六人を指して答えた内容に違和感を覚える。今、このエルフの男は
「お前は、俺と戦うつもりがないと?」
「端的に言うとそうなる。俺がここに居るのは、保険の保険でね。ただ、さっきも言ったようにもしこの六人を倒せたのなら、その時は相手をするよ。治癒の魔法には心得があるから、お互い万全の状態で戦おう」*6
その言葉を聞いた瞬間、僅かな不快感と納得の感情が浮かんできた。言外に放たれた己が手を下すまでもないというそれに、戦意が燃え上がる。元より最高潮と言ってよかったそれが、青天井に火柱を上げた。
「……随分と舐められたものだ」
「さて、舐めてるのはどっちだろうな?」*7
「……っと、話過ぎたな。さて、始める前に──ッ……■■■■■■」
その瞬間、色の無い何かが空間を走り抜けた。
(なんだ? 能力低下か、状態異常か。だが俺の肉体と精神、どちらにも変化は無い。ならば、向こうの面々に対する強化か、それとも空間に作用するものか?)
何にせよあのエルフが何かしたのは確実。最短で対処するなら奴を叩くべきだが、その為にはあの六人を突破する必要がある。
「信用出来ないだろうけど、この戦いに干渉するようなものでは無いよ。死んだ奴らに誓ってもいい。邪魔になるだろうから、俺は後ろに下がっておくとするよ」*8
「……やることは変わらんか。──じゃ、やろうか」
気を巡らせ、拳を構え直す。相手は六人──後退していったエルフの男が参戦しない事については信用するしかない──で、後衛に推定魔法詠唱者三人と前衛に戦士三人。彼我の距離はそれなりに開いているが、肉体強化系の武技を重ねれば一呼吸で距離を詰められる。
(ならば、リスク承知で後衛から刈り取る!)
地を蹴った瞬間、視界が鈍色に覆われた。反射的にそれを飛び越えようとする肉体を制御し、後方へと切り返す。
再び距離を取った事で、バルバロスは視界に映ったものの正体を把握した。
(これは、剣か! この数、十や二十では効かん。優に五十は超えている。全てが切先をこちらに向け滞空状態……なら、次に来るのは!)
予想通り、剣の群は一斉に撃ち出された。真っ直ぐ、最短経路でバルバロスに殺到するそれに対し、加速する思考でもって観察する。
(全て直進のみ。狙いが甘い……いや、制御に難があるのか? 速度はそれなりだが、迂回すればどう来る?)
剣幕──文字通り、剣の幕──を回避するために横方向へ回り込もうとした瞬間、風切り音に紛れて僅かな声を耳に捉えた。
「<アイ・オブ・テュポーン>……<マイクロバースト>」
茜色の空は暗雲に覆われ、突如発生した大量の雨と暴風が体を打ちつける。これ単体なら多少動き辛いだけだが、僅かに遅れて発生した上空から叩きつける風により、バルバロスはその場に縫い止められた。
(ッ! マズイ、止められた!)
「<
「─動。─衛──に──ます!<
「時─稼───く─!<
暴風の奥から途切れ途切れに声が聞こえるが、そこに意識を割く余裕は無い。
「<外皮強化><外皮超強化><硬──不落要塞>!」
着弾までのコンマ数秒、武技やスキルを重ねる時間が足らず三種で妥協。タイミングを測り防御姿勢を取った瞬間、剣群がバルバロスに喰らいつく。中央の集団はそのままバルバロスに命中し、右翼と左翼に配置されていた剣は直前で軌道を変え挟み込む形で襲いかかった。その場に縫い留められているバルバロスに避けるすべは無く、敵手の狙い通り剣が全身に突き刺さる。
「ぐぅ……! だが、この程度なら! <発勁>!」
バルバロスの全身から気が放出され、周囲の剣が弾き飛ばされた。全身から血が流れるが、傷自体は浅い*9。
しかし鈍色で覆われていた視界が晴れた先には、既に拳を振りかぶる
「<能力向上><能力超向上><剛腕剛撃>──<雷霆万鈞>!」
「<不落──ぐおおお!?」
咄嗟に両腕を差し込み十字に構えたが、それ以上の事はできずバルバロスは吹き飛ばされた。稲光を伴う一撃は凄まじく重く、まともに受けた左腕は折れた上、拳打を受けた周辺は雷撃により焼け爛れ──拳が着弾した箇所は炭化し、千切れかけてすらいる──ている。左腕の下に重ねていた右腕も無事ではなく、衝撃と感電による二重の痺れでまともに動かない。
殴打による
(むしろ好都合! このまま距離を取って回復──)
豪雨に紛れて互いの距離が見えなくなる程度の距離を取り、全身に気を巡らせ回復しようとした瞬間、唐突に背後に気配を感じ、同時に首に冷たい熱が走るのを感じた。
(避け──間に合わ──防御──無理──ならば差し違え────!)
命を刈り取るはずの刃は、不自然に首の筋肉で止まり僅かな衝撃のみを伝えて止まった*10。
首筋に食い込む刃から僅かな動揺が伝わる。
「<流水加速>──<気爆掌>!」
そして、その隙を見逃すバルバロスではなく、気配の主──
無理やり動かしたとはいえ本気の掌底と、同時に使用した気を爆発的に放出するスキルの二重攻撃を受けて原型を留めている事に違和感じた。初撃の掌底に問題はない。確かに命中し、身体の芯を捉えていた。だが<気爆掌>を当てた時の感触がおかしかった。
(身代わりか、魔法か、あるいは……だがこれで一人落とした)
一拍置き、嵐が途切れ再び夕暮れの空が顔を出す。
(途切れたか。次だ)
時間にして十数秒の攻防を制したバルバロスは、気功により右腕を治療しつつ残りの面々が居た方向に向き直る。始まりよりも空いた距離。敵手の方角は変わらず、しかし状況は大きく変わっていた。
展開される剣の群れは先程よりも数が増え、剣以外にも槍、槌、弓、筒状の武器──この六人と闘う直前に相手をした者も似たような武器を持っていた。高速で礫を撃ち出す弩の亜種だ──の姿が見える。
視線を水平方向に戻せば、いつの間に退いたのか四人の少し前で仁王立ちするブロンの笑みを捉えた。その顔はこれから来る攻撃を超えてみせろとでも言いたげな挑発にも見え、しかしバルバロスが自身の元に辿り着く事を確信しているようにも思た。
(ああ、やってやるさ。あの一撃の借りも返さんとならんしな!)
バルバロスは身を低くし、クラウチングスタートに似た姿勢を取った。攻撃はまだ来ないが、着々と武器の展開は続いており、魔法詠唱者達も種々の魔法を使用している。
全身の筋肉が隆起し、傷口から血が吹き出す。次の瞬間、バルバロスは矢のように駆け出した。踏み込みによって地面が破砕された音を皮切りに剣が、槍が、槌が殺到する。そこから一拍遅れ、矢が、銃弾が、魔法が波濤の如く押し寄せてきた。
残された自身の生命力と先ほど受けた感覚から、武器による一撃一撃は命に届かない。四つ五つ、あるいは十発貰っても問題無いだろう。だが二十も三十も被弾すれば危うく、百に届けば命に届く。足を止めれば命が止まる。
「はっ。はは……はははははは!!」
だからこそ、ならばこそ!
「ああ、ああ! そうだ! そうだとも! これが、これこそが!!」
ただ感情の赴くままに発する言葉に意味は無く、だがこれ以上無いほどバルバロスの心を表していた。
避ける。跳ぶ。払う。それでも捌ききれないものは受ける。左腕は肩から先がとうに無い。
気を流しても一向に回復の兆しを見せず、単なる重りと化していたそれは、致命傷になる魔法に対する身代わりに使った──どうやっても動かなかったので、上半身の
ふと思い付き、飛来する矢弾剣雨の中で比較的頑丈そうな剣を掴み取る。
研ぎ澄まされた感覚が成した、神業と呼ぶべきそれをさして気にすることもなく、バルバロスは走りながら剣を構える。剣はガタガタと震え手から離れようとしているが、バルバロスの筋力に抑え込まれてしまっている。
(手札は増えたが、剣を振るのはいつ振りか……さて、どう振るか)
祭事での舞踊の際や遊び半分で振る事はあれど、真っ当に型を収めたこともない。一度防ぐのに使えれば御の字かと思った次の瞬間、聞こえる筈のない声が聞こえた。
──相変わらず雑な剣だ。折角の才能が泣いているぞ?
(ベイオール!? どこに……?)
視線だけを僅かに動かすが、声の主の姿は無い。
──そら、丁度いい所に的があるだろう。唐竹だ、やってみろ。
気づいた時には一振りの槌が迫っていた。
考えるよりも先に手が動く。型も何もない唐竹割りは、思いの外軽い手応えと共に槌を弾いた。
顔も見えない筈の友が、眉を顰めた気がした。
──刃筋を考えろ。まだまだ来るぞ。袈裟。逆袈裟。唐竹。一文字。
(そうか、これがお前の見ていた景色か。はっ! 確かに、これと比べれば雑だわな。にしても、死に際に友の声を聞く事になるとはな……)
無論これは幻聴、幻覚である。
ベイオールは既に死に、その魂もこの場には存在しない。バルバロスの記憶と経験、死へと向かう極限状態と尋常ならざる密度の戦闘が作り出した、仮初の人格にすぎない。
この場を越えればすぐにでも消える儚いものでしかないが、それで十分なものであった。
一秒が長く、一歩が遠い。
だが。
それでも。
バルバロスは己に向けられる嵐を──殺意の濁流を踏み越えた。言外に、お前ならやると思っていたと視線で語り、立ち塞がるブロンに向けて<大震脚>を放つ。無拍子で放たれたそれはブロンの虚を突き、一瞬動きを止める──ギリギリで
その隙に<流水加速>と<疾風超走破>──この場で成長し、昇華させた──を重ね、ブロンの横を走り抜けつつ既に鈍らと化している剣を投擲する。無意識に投げられたそれは死に掛けが投げたとは思ないほど鋭く、素早くヴァイロンの頭部へと向かい致死の一撃を与えた。
そのまま足を止めず、
「キャスリングだよい、ってね……」「<
「ベル! <
「遅い」
ややふざけた言葉を残して死んだベルストンの名を叫びながらも
「さっきの小僧の置き土産か。だが、二秒もあれば解ける拘束だ」
「二秒ありゃ十分だろ。俺が間に合うんだからよ。じゃ、あと頼んだわ似非めぐみん」
鎖が軋み、砕けようとした瞬間。軽い口調と共にブロンがバルバロスに組み付き拘束した。
「遅い。あと、誰が似非だ誰が! あーもう……<万物一切焼滅せよ><太陽の化身>──<朱の新星/ヴァーミリオンノヴァ>!!」
「振りほどけん……俺の負けか────見事だ」
全てを焼き尽くす炎に包まれる刹那、バルバロスの脳にある言葉が届けられた。
──機会があればまた会おう。もしその時がきたら、サシでやってもいいよ
その言葉を最後に、バルバロスの意識は暗闇に沈んだ。燃え尽きる直前の顔は、また一つ楽しみが出来たとでも言いたげな表情であった。
グエー死んだンゴ
マジ強すぎて滅
690:名無しの転生者
乙
けっこう粘ったな。10秒ちょい?
691:名無しの転生者
>>690
強すぎて滅(直喩)
692:★審査員
全員乙ったならそろそろ行くかぁ
693:名無しの転生者
倍近いかそれ以上レベル差ある奴にここまで粘れる>>689も割とヤバくね?
お前はパワードスーツ組の柱になれ
【朗報】俺ら勇者だった模様
713:名無しの転生者
ワイトもそう思います
714:名無しの転生者
たぶんそう部分的にそう
715:名無しの転生者
勇者の姿か?これが
フードを被った暗殺者=ウェイド・スペイア。中性的な者=ベルストン・アイズ。
魔女帽子=アグニア・ウェルダン。青いケープと白の法衣=レイチェル・レルム・フォルゴート
やっぱ名乗り口上はロマンよな
733:★10連ガチャ
あの流れで置いてかれることある??
734:★審査員
残当of残当
735:名無しの転生者
>>733
純生産職の10連ガチャニキを戦場に連れていく理由が無いんだよなぁ
ちょうどいい仮想敵が出たから戦闘班の実戦訓練も兼ねて出張ったわけで
エルフニキが参戦しちゃうとそこの意味がなくなるからねぇ
742:大神官
心得がある(素で10位階到達済み)
743:名無しの転生者
>>740
本部で中継映像見てる観戦組ワイ、高みの見物
早く始めようぜ。日が暮れちまうよ
752:名無しの転生者
既に夕暮れだから日は暮れているのでは?
ボブは訝しんだ
753:ガンド3000倍
長引くほど相手の血が流れて楽が出来るから無限立ち話編しててもええんやで
中継映像切れたんだけど?
772:名無しの転生者
美味しい所カットすんな
773:名無しの転生者
キンクリ反対!キンクリ反対!
774:名無しの転生者
俺らの中に情報系魔法の防御抜けるタレント持ち居なかったっけ?
誰か呼んできてクレメンス
775:★審査員
>>770-773
現場に居ない方が悪い
776:名無しの転生者
お前お前お前
777:名無しの転生者
>>775
現場組が全滅するまで介入してこなかった奴が言うな
778:★審査員
じゃ、ワイは行ってくるからそういう事で……
おまけ
勝手にQ&A
Q:バルバロスがエルフニキを自分に並ぶと言ってたけど、レベルは近いの?
A:近いと言えば近い。単純な数値だけなら7レベル差(バルバロス68レベル、エルフニキ75レベル)。ただ、エルフニキは上位の職業や強職業で職業レベルを埋めてるので、レベル以上の強さを持ってます(これはエルフニキだけでなく転生者全体に言えますが)。
本来ならバルバロスは正確な差を感じ取れていたんですけど、エルフニキがある程度強さを誤魔化す装備を身につけていたので結果的にああいう判断(=自分に近い)になりました。
Q:そういえば、今回登場した転生者達のタレントってどんなの?
A:超農民【二重覚醒:戦士/農民】
ガンド3000倍【武器装備数上限無視】
嵐を呼ぶ五歳児【嵐呼び】
審査員【タレント知覚】
紅魔族【職業レベル獲得:カグツチ】
大神官【使用可能位階上限上昇(信仰系限定で+二位階)】
名無しのエルフ【術者判定を一段階上のものとして扱う】
それぞれの効果をざっくり言いますと、
【二重覚醒:戦士/農民】→習得している戦士系(農民系)の職業レベル分、農民系(戦士系)の能力値を得る。これにより超農民ニキの身体能力は同レベル帯より遥かに高い。同じ職業構成と比較した時を数値にすると1.3~1.4倍くらいの差。
【武器装備数上限無視】→武器限定で10でも100でも装備・運用できるシステム干渉系。そのままだとガンド3000倍ニキは格納機能付きのアイテム(小型・武器判定)に
【嵐呼び】→日に一度、<
【タレント知覚】→文字通り。基本的に目の前に居る相手しか判別できないが、転生者へは出自・状態の関係で掲示板越しでも使える。
【職業レベル獲得:カグツチ】→最上級職:カグツチを自動修得できる。本文中で使ってた<万物一切焼滅せよ>はこの職業で得られるスキル。効果は防御スキル貫通・耐性無視・火炎系ダメージの威力極大化・命中時に対象の全てのバフ(ワールド系を除く)効果の消去。ただし必中効果は無く、クールタイムは二日。
【使用可能位階上限上昇(信仰系限定で+二位階)】→文字通り。ただし、飽くまで使えるようになるだけなので魔法自体は別途修得しなければならない。大神官ネキは素で七位階を使えるので、通常時は最大九位階。
本来だと現地に最高位の位階魔法を教えられる存在が居ないのであまり有効活用できなかったが、本来現地に無いもの(ヴリヒルドリアやそこのNPC)のお陰で高位魔法を修得できている。
【術者判定を一段階上のものとして扱う】→例えば魔力系を一切修得して居なくても、魔力系を一位階分修めているものとして判定されるシステム干渉系。実質的には使用可能位階上限+1(超位は含まない)。
一見すると素で十位階に達したなら意味が無い効果に見えるが、まだ使い道がある。
むしろそっちの方が位階上限拡張よりデカい。余談ですが、エルフニキは特定の年代より前に生まれるか後に生まれるかで強さがかなり変わります。
Q:転生者達のレベルは何レベル?
A:エルフニキが75レベル(上限未到達)で、超農民が49レベル(上限未到達)、他が43~46レベル(一部レベル上限到達済み)です。エルフニキは言わずもがなですが、超農民のレベルが高いのは転生者由来(これは超農民だけでなく他の転生者も同様)+素でレベル上限が高いからです。超農民、例えるなら戦士版フールーダ見たいな奴なので。
Q:なんか超農民ニキやたら強くない?
A:はい。エルフニキを除いた転生者だと、単体性能での理論値(前衛職)です。シンプルかつクソ強いタレント+肉体的な才能(レベル上限)+技術面の才能("あなたの分身がオーバーロード世界にいたら"で例えると、才能枠A以上S未満)+本人の性格(戦闘行為への忌避感0、頭サイヤ人)が合体した結果ですので。
余談ですが、超農民ニキの修得している職業を一部挙げると【パンクラチオン】【クシャトリヤ】【ブオウ】【ジャガーノート】【バタリングラム】などがあります。
また、職業レベルの内訳が最上級職or上級職で構成されています。それらもろもろの結果の理論値です。
Q:大神官ネキが本来使える以上の位階を使えるのは分かるけど、紅魔族ネキが使えるのはなんで?
A:修得している職業【ハイペリオン】のスキルで1日3回まで炎系の任意の魔法(系統問わず)を使えるからです。ただし使えるのは自分の知っているもの限定です(ゲーム時代は魔法名を正確に発音するか、正確な名称を検索ボックスに入力することで使用)。また、MPやその他のコストは支払う必要があります。
Q:全員強い事しか書いてないのに、なんで死にかけ(?)のバルバロスにほぼ全滅まで追い込まれたの?
A:シンプルにバルバロスを舐めていたからです。なまじ本人たちが強いからこその慢心もありますが、実戦でこのレベルと戦ったことが無かったので。彼らはこの後エルフニキからお説教されつつの反省会タイムに入りました。
Q:戦闘開始した後、エルフニキはどこ行ってたの?
A:
Q:ベイオールis誰
A:バルバロスの友人でライバルだったビーストマンです。初出は5話の幕間ですが、名前だけなら後書きのオマケ枠(ビーストマン関係)でちょいちょい出てます。
能力的にはガゼフの努力をするブレインで、レベル36の技巧派剣士です。
性格は人間(というよりは弱い奴・強くなる努力をしない奴)が嫌いなこと以外は典型的な武人。
登場時はあっさりやられていましたが、まともに戦うと苦戦しますし、1対1なら勝率は7:3前後になります。ちなみにベイオールが7です。